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トラックドライバーの腰痛対策8選 痛みを和らげるコツ

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トラックドライバーとして働いていると重い荷物の積み下ろしをしたり、同じ姿勢で長時間の運転を行うため腰痛を発症してしまう人が多くいます。

今回はそんな腰痛の対策などをわかりやすく解説していきます。

ドライバーの職業病!ドライバーはどうして腰痛になりやすい?

ドライバーは仕事の内容から腰痛を発症してしまう人が多くいます。

具体的にどのような作業が腰痛の原因となっているのでしょうか。

その原因について見ていきましょう。

長時間同じ姿勢で振動にさらされる

トラックドライバーは名前の通り、トラックを運転するのが仕事となるので基本的に勤務中は同じ姿勢でいることが多くなります。

そのような中で体が振動にさらされてしまうと腰に負担がかかってしまい腰痛を発症してしまいやすくなります。

手積みや手降ろしが発生する

トラックドライバーの運転とは別の仕事としてあるのが荷物の積み下ろしです。

重量物でフォークリフトやクレーンで降ろす場合などは負担が少なくて済むのですが、手積みなどで何百個と荷物を荷台へ積み込んでいると腰への負担が増えてしまいます。

特に長時間同じ姿勢で運転した後は体が固まっていることもあり、余計に注意が必要となります。

適切な姿勢での休憩が取りにくい

一般的なデスクワークなどの場合、自分の疲れたタイミングで屈伸をしてみたり、休憩ブースで休んだりすることができます。

一方でトラックドライバーの場合、自分のトラックが止められる場所が見つかるまでは休憩をとることができません。

また、仮に止まれたとしても運転席でしか休憩をとれないといったことも珍しくなく、適切な姿勢での休憩がとれないことも腰痛の原因となっています。

仮眠時の姿勢も原因になりうる

長距離トラックのドライバーの場合、数日間家に帰らず目的地へと向かうため睡眠は車内でとることが一般的です。

車中泊ができるようになっているトラックもあるのですが、普通のベットなどに比べるとくつろぎにくく、仮眠時の姿勢などが負担となり腰痛になる可能性もゼロではありません。

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そもそも腰痛はなぜ起こる?

腰痛を発症する原因は一つだけではなく、様々な要因が重なったりすることで起きてしまいます。

具体的な要因について見ていきましょう。

腰痛のほとんどは原因が一つに特定できない

上記で説明した通り、腰痛は一つのことが原因でなることは少なく、日頃の作業内容などで怒る腰回りへの負担が原因となりえます。

筋肉の緊張

まず一つ目の原因が筋肉の緊張が原因となる場合です。

筋肉の緊張は、筋肉を動かして起こるものもあれば動かさないために起こるものもあります。

適度に動かすことが理想なのですが、急に長時間動かさなかったのに、急に負荷の高い作業をしたりすることで筋肉が緊張しやすくなります。

ヘルニアなど神経の痛み

腰椎は椎間板と椎体で作られているのですが、ここに負担がかかると腰痛になります。

また、このような状態が続くことで椎間板の芯まで壊れてしまい、後方に飛び出て神経を圧迫してしまうことで椎間板ヘルニアを発症してしまいます。

骨粗しょう症など骨の病気

人はある時を境に成長が止まり衰えが始まってしまいます。

そのような中で上記で説明したような筋肉や骨に対する負担が長期的にかかり続けてしまうと骨が変形したりすることがあります。

このような骨の異常により腰痛を発症することもあります。

仕事の中で腰痛を予防するには

ここまで腰痛の原因について解説してきましたが、腰痛は予防することもできます。

具体的な対策について紹介していきます。

腰痛になりにくい座り方

腰痛を発症しないためには「骨盤を立てて座る」ことが大切です。

運転中はおしりとシートに隙間ができないように深く腰掛けして、左足はフットレストにおきましょう。

こまめな休憩

腰痛は筋肉や骨への負担で発症しますが、体内の水分が不足することで血行不良となり起きやすくもなります。

作業中などはなるべくこまめな休憩をとるようにして水分不足にならないようにしましょう。

効果的な休憩の取り方

水分補給以外にも定期的に体を動かすことも血流を良くして筋肉をほぐすためには大切です。

長時間の運転は避けて、なるべく一度トラックから降りて屈伸をしたりするなどするようにします。

どうしても車を降りられないときには座ったままできるストレッチを

どうしても車を止める場所がないときなどは、座ったまま肩回りを動かしたり首の体操、腰をひねるなどして筋肉をほぐすといいでしょう。

腰痛を改善するグッズ・ストレッチ

腰痛を予防するためには適度な休憩やストレッチが大切なことを解説してきましたが、腰痛対策のアイテムを活用するのもおすすめです。

おすすめのクッション

最近では腰痛を緩和したり予防するためのクッションが多く販売されています。

デスク用のものもあれば運転シート用のものもあり、症状などによって形も異なります。

ネットなどで購入するのもいいのですが、なるべく実際に座ってみるなどして自分の体系や症状にあったものを選ぶといいでしょう。

選び方

腰痛対策のクッションを選ぶ場合、まずは車用のものを選ぶようにしましょう。

次に素材は綿やポリエステル、ウレタンなどがあり、低反発や高反発のものなどがあるので一度座ってみるなどして一番楽に感じるものを選ぶといいでしょう。

おすすめの商品

腰痛予防におすすめの商品は、体型や症状、体の癖によって異なります。

そのため、おすすめの商品や売れ筋一位だからといってあなたに必ず合うとは限りません。

どれを選べばいいのかわからない場合は、スタッフに相談しながら実際に座ってみるなどして決めるようにしましょう。

ストレッチなどのセルフケア

今回は脊柱起立筋のストレッチを紹介します。

まず椅子に座った状態で背筋を伸ばし、ゆっくりと腰を後ろにひねります。

ひねった後は深呼吸しながら20秒間その状態をキープして、息を吐きながらゆっくりと戻します。

この作業を反対側も同様に行うといったストレッチです。

【素朴な疑問】ドライバーの腰痛は労災になる?

仕事中の作業などが原因で起きた病気やケガを保証する労災保険ですが、トラックドライバーの腰痛は対象となるのでしょうか。

条件などについて見ていきましょう。

労災として認められることもある

労災保険に適用となる業務には「重量物を鳥圧業務や腰部に過度の負担を与える不自然な作業姿勢により行う業務」などが挙げられているため労災の対象となります。

ただし、運転業務が要因で腰痛になっていることが条件であり、労働内容などによっては労災保険の対象にならないこともあります。

労災認定に必要なもの

腰痛は勤務中の作業で起きたものもあれば、持病であるものがたまたま仕事中に起きてしまう可能性があります。

労災保険の対象になるためには「業務遂行性」と「業務起因性」の2つで認められなければなりません。

厚生労働省が定めた業務上腰痛の認定基準としては、約3ヵ月以上の長距離トラックの運転業務などに従事したことによる腰痛であることが定められています。

他には、約30キロ以上の重量物を労働時間の3分の1程度以上に及んで取り扱う業務に約10年以上の相当長時間にわたり継続して従事したことによる骨の変化を原因として発症した腰痛も対象となります。」関連記事

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