雪が降った場合や路面が凍結した場合にはタイヤチェーンが必要です。
しかし、いざチェーン巻こうとなっても巻き方を知らなければ、大変ですよね?
この記事では、トラックのタイヤチェーンの巻き方を解説しています。
スタッドレスタイヤなので大丈夫と思っている方もいますが、地域によっては、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの装備をしていないと罰則が課せられるところもあります。
チェーン装着は簡単です。チェーンの巻き方を勉強して、いつでも対応できるよう準備しておきましょう。
トラックのタイヤチェーンの付け方
トラックのタイヤにチェーンをつける方法はいくつかありますが、あまり移動の必要がなく簡単に行える方法を解説しましょう。
①チェーンを地面に広げて、真っ直ぐになるよう整えます。この時に裏表が逆ではないか、タイヤの内側外側が間違えていないか確認しましょう。向きを間違えて取り付けてしまうとパンクやタイヤが傷ついてしまう可能性があります。また、ねじれが発生していないか1つ1つ確認してください。前回片付ける際にねじれてしまっていることが多々あります。
②タイヤの上部からチェーンをかけていきましょう。緩みがないようしっかりとかけていくことがポイントです。
③前後どちらでもいいので、タイヤを半回転させます。半回転させたら、残ったチェーンをまき、フックをかけてください。この時に緩みが出ていないかしっかりと確認しましょう。緩みがあると最初からやり直ししてください。また、チェーンが余る場合もあります。その時は余った部分を針金などでしっかりとまとめておいてください。
④チェーンを固定するためのアウターフックをつけます。バネのフックをキレイに均等になるようにかけていきましょう。フックが5個なら正5角形、6個なら正6角形になるようにしてください。フックの先はタイヤの外側にかけてください。先がタイヤに当たるとパンクの原因になります。
⑤トラックを少し動かし、チェーンが正しく取りついているか確認します。ハンドルを切り、チェーンがずれていないかどうか、緩んでいないかの確認をしましょう。
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トラックにタイヤチェーンをつける目安
いつタイヤチェーンをつけるべきなのかは迷うところ。
目安のポイントを紹介するとともに理由も解説します。
・路面が雪に覆われている
・積雪した翌日以降(路面が凍結している)
・積雪はある地域で、あまり交通量のないところを運転する時(雪がなくなっていない・凍結している恐れがある)
・峠を越える時(麓に雪がなくても峠の頂上付近には積雪している可能性がある)
いづれにしても勾配のある坂道では、チェーンを巻くことは危険すぎるので平坦な道で行うようにしてください。
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トラックのタイヤチェーンをつける場合にあると便利なアイテム
タイヤチェーンを装着する時に持っておくと便利なアイテムを5つ紹介します。
・ゴム手袋(軍手では雪で濡れてしまい、手がかじかんでしまいます)
・ヘッドライト(夜間の装着の際、懐中電灯よりもヘッドライトの方が使いやすい)
・雨ガッパ(雪や雨が降っている際の水の侵入を防ぐため)
・長靴(足元が冷えないように)
・スコップ(路面に雪が積もってしまっている場合に必要)
まとめ
チェーンを巻くこと自体は難しくありませんが、慣れるまでは時間がかかってしまいます。ぶっつけ本番で行うと、うまく取り付けられなかったり、焦ってしまったりしてしまうこともあるので、先に練習しておくことをおすすめします。
チェーンを正しく巻いて、事故のない安全運転を行ってくださいね。
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