サービスエンジニアの仕事内容とやりがいは？必要なスキルや資格も解説

サービスエンジニアのやりがいは、自らの手で問題を解決する達成感と、顧客から直接感謝を受けることにあります。

しかし、それらを実感するためには、仕事の厳しさや必要なスキル・資格も理解しておく必要があります。

本記事では、サービスエンジニアのやりがいやサービスエンジニアになるなら知っておきたいことなどについて解説します。

サービスエンジニアに興味がある方、転職を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

サービスエンジニアのやりがい

サービスエンジニアは、自社の製品もしくは取り扱う機器を納品している顧客のところに出張して、アフターケアや保守・点検などを主に行う仕事です。

故障やトラブル時には、迅速に対応しなければなりませんが、その分やりがいも非常に感じられるでしょう。

まずは、サービスエンジニアのやりがいについて大きく2つ解説していきます。

自分で修理する面白さがある

サービスエンジニアのやりがい1つめは、自分で修理する面白さがあることです。

サービスエンジニアは顧客のもとに出向いて機器のアフターケアやメンテナンスを行いますが、故障やトラブルの際には修理などの対応も行います。

小さな故障や部品の交換などは一人で対処することがほとんどで、機械をいじることやDIYなどが好きな人にとっては、黙々と作業ができる面白さがあるでしょう。

もちろん、なかなか故障が治らず気落ちすることや、先輩や上司などを頼るほかない場合もあります。

それらも、試行錯誤を繰り返しながら経験値を増やせるとポジティブにとらえられるならば、サービスエンジニアの仕事を天職と感じられるかもしれません。

直接感謝の声を聞ける

サービスエンジニアのやりがい2つめは、直接感謝の声を聞けることです。

サービスエンジニアは顧客と直に対話してトラブルの対応や修理を行う、エンジニアとしては稀な人と接することの多い仕事です。

適切に、スピーディーに対応・処理できた場合などは、顧客から感謝や喜びの声をもらえることもたびたびあるでしょう。

業務としては大変な仕事ですが、人の役に立っていることが肌で感じられることがやりがいにつながります。

サービスエンジニアになるなら知っておきたいやりがい以外のこと

次に、やりがい以外でサービスエンジニアになるなら知っておきたいことも紹介していきます。

やりがいの多い仕事というのはもちろんですが、その分厳しさや大変さも知っておくことが大事です。

やりがい、厳しさ、報酬、将来性など、いろいろな視点から俯瞰的に見て、自分に適しているかを判断することも必要でしょう。

サービスエンジニアの厳しさ

サービスエンジニアになるなら知っておきたいやりがい以外のこと1つ目は、サービスエンジニアの厳しさです。

サービスエンジニアは顧客あっての仕事ですから、先方の予定に合わせて残業や休日出勤なども多く、急な日帰りの出張なども発生する場合があります。

また、1人で1日に3カ所、4カ所とまわらなければならないなど、移動でも体力を消耗するため、40代、50代と年齢が上がるにつれて体の辛さを感じることも増える人がほとんどです。

サービスエンジニアの仕事が意外と体力勝負だということは、あまり知られていないことかもしれません。

サービスエンジニアに必要なスキルや資格

サービスエンジニアになるなら知っておきたいやりがい以外のこと2つ目は、サービスエンジニアに必要なスキルや資格です。

サービスエンジニアになるために、あるいはなった後も、必ず必要という資格はありません。

ただし、ITや機械の専門的な知識や、新しい商品のスペック、求められる製品の内容やそれに対応できるスキルは持っておいた方が有利です。

また、特定の家電や電気機器を施工・保守するためには、電気工事施工管理技士などの国家資格が必須の場合もあります。

資格を持っていることで自分のスキルを証明することにもなりますし、会社によっては資格保持者に手当が支給されることもあります。

コミュニケーション力が求められる

サービスエンジニアになるなら知っておきたいやりがい以外のこと3つ目は、コミュニケーション力が求められることです。

製品機器のトラブルの対応やアフターケアをする上で、それを使用しているクライアントとの関係を日頃から良好にしておくことは欠かせません。

クライアントの使用頻度や使い方などを話をしっかり聞くことで、急なトラブルや故障などに素早く対応することができます。

また、クライアントとの会話から潜在的なニーズを掘り起こし、新しい製品の導入や交換などを提案する流れにつながる可能性もあります。

スケジュールの管理能力

サービスエンジニアになるなら知っておきたいやりがい以外のこと4つ目は、スケジュールの管理能力です。

サービスエンジニアは、クライアントの元に出向いて、機器の故障やケアの対応をします。

1人で受け持つクライアントの数は多く、1日に数カ所を回らなければならないことも少なくありません。

そのため、どう効率よく回れるか、クライアントの指定する時間に応えられるかなど、スケジュールを管理し組み立てる能力が必要です。

サービスエンジニアのキャリアパス

それでは、サービスエンジニアのキャリアパスにはどういったものがあるでしょうか。

経験値を重ね、より高額でニッチな製品の対応ができるようになれば、会社や市場での自身の価値が高まり、より高収入、高待遇が得られる可能性があります。

また、年収を上げるため、医療機器や自動車機械など担当する機器を変えて転職することも可能です。

また、土日休みや残業、転勤がないなどワークバランスを重視する場合は、エリアごとに採用して引っ越しなどの転勤が伴わない会社へ転職する人もいます。

また、自身の体力や仕事量などを考慮し、クライアントに納入した製品ではなく、自社内部の機器を担当する仕事を希望することもできます。

サービスエンジニアの転職市場の動向

最後に、サービスエンジニアの転職市場の動向としては、非常に高い需要があるということが言えます。

近年の企業のマーケティングや事業戦略では、製品を作って売るだけではなく、アフターケアやメンテナンスの付加価値で対抗するという考えがトレンドです。

そのため、専門家であるサービスエンジニアの転職市場での需要は、年々増加しつつあります。

また、外国企業の日本市場への参入も盛んで、英語でのやりとりが可能なサービスエンジニアならばより高待遇で、仕事を独占できる可能性もあります。

サービスエンジニアの人材の需要や価値は、これからもますます高まるでしょう。

サービスエンジニアのやりがいについてのまとめ

今回は、サービスエンジニアのやりがいについてまとめました。

サービスエンジニアへの就職・再就職などを検討している方は、本記事を参考にしてください。