長距離ドライバー

長距離ドライバーの年収は高い?男女別・年代別に解説

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近年、コロナウイルスの影響で生活リズムが変化したこともあり、EC事業をはじめとした通販荷物の取扱量が増加傾向にあります。

そのため、トラックドライバーの求人が増えてきました。

トラックドライバーの求人は、運転するトラックのサイズによって小型・中型・大型に分類されています。

特に収入が高く人気なのが長距離を運転することが多い大型トラックドライバーです。

現役トラックドライバーの中には、キャリアアップとして長距離ドライバーを目指している人もいるのではないでしょうか。

また、別の業界から運送業界に転職を考えている方も少なくはないでしょう。

今回は長距離ドライバーの年収や仕事内容、特徴や将来性について詳しく紹介していきます。

長距離ドライバーの平均年収

トラックドライバーの中でも、特に高収入であると言われている長距離ドライバーですが、実際にはどれくらいの平均年収となるのでしょうか。

ここでは長距離ドライバーの平均年収について、男女別や年代別、他の職種と比較していきます。

平均年収

国土交通省が公表している『トラック運送業の現状等について』によると、トラックドライバーの平均年収は下記の通りです。

トラックのサイズ 平成28年 平成27年 平成26年
大型トラック 4,470,000円 4,370,000円 4,240,000円
中・小型トラック 3,990,000円 3,880,000円 3,790,000円

年間所得額では、中・小型トラックドライバーと比べて大型トラックドライバーの方が、約2割高いことが分かります。

企業によって残業時間や就労時間などに違いがあり、中には上記年収よりも更に稼いでいる大型トラックドライバーもいます。

参照元:国土交通省|トラック運送業の現状等について

男女別の平均年収

長距離配送の場合、中・小型トラックでの配送もあるものの、最も多くの荷物を運ぶことができる大型トラックの割合が多いと考えられます。

令和3年度における、男女別の大型トラックドライバーの平均年収は下記の通りです。

トラックのサイズと性別 賃金+賞与 1ヵ月平均(一般業種) 平均年収
男性・大型トラックドライバー 386,600円 4,639,200円
女性・大型トラックドライバー 367,300円 4,407,600円
男性・大型けん引トラックドライバー 435,900円 5,230,800円
女性・大型けん引トラックドライバー 392,900円 4,714,800円

参考元:公益社団法人 全日本トラック協会|2021 年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(概要版抜粋)

男女で平均年収が違う理由はさまざまですが、主に勤続年数や労働時間の違いによるものと考えられます。

結婚により一度退職したり、育児のために勤務時間を短くしたりしているため、女性の大型トラックドライバーの年収は少し低い傾向にあります。

年代別の平均年収

令和3年度における、年代別の大型トラックドライバー(一般業種)の平均賃金は下記の通りです。

トラックのサイズと性別 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~64歳 65歳以上 平均
男性・大型トラックドライバー 379,300円 387,100円 399,300円 393,000円 341,500円 327,700円 386,600円
女性・大型トラックドライバー 333,600円 347,200円 336,600円 414,400円 319,200円

ーーー

367,300円
男性・大型けん引トラックドライバー 382,600円 429,000円 445,700円 453,000円 381,900円 322,700円 435,900円
女性・大型けん引トラックドライバー 217,500円 397,000円 405,700円

408,000円

ーーー

197,300円 392,900円

参照元:公益社団法人 全日本トラック協会|2021 年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(概要版抜粋)

上記データを参考にした年代別の平均年収は下記の通りとなります。

 

【男性・トラックドライバーの場合】

大型トラック:4,551,600円(20代)~4,716,000円(50代)

けん引トラック:4,591,200円(20代)~5,436,000円(50代)

 

【女性・トラックドライバーの場合】

大型トラック:4,003,200円(20代)~4,972,800円(50代)

けん引トラック:2,610,000円(20代)~4,896,000円(50代)

 

別の職種の場合、出世などにより年齢が高くなるほど年収が高くなる傾向があります。

一方でトラックドライバーは、仕事量に応じた給料となることが多く、技術やスキルが備わり最も動ける40代あたりで年収のピークを迎えます。

バス・タクシードライバーとの年収比較

次にトラックドライバーではなく、同じ運転業務を行っているバスドライバーやタクシードライバーの年収と比較していきます。

職種 H27年 H26年 H25年
営業用バス運転手 3,399,700円 3,561,200円 3,518,100円
タクシー運転手 2,606,600円 2,596,900円 2,508,100円

※賃金構造基本統計調査の職種別賃金額の所定内給与額と年間賞与その他特別給与額を合わせた数値で計算

参考元:厚生労働省|賃金構造基本統計調査の職種別賃金額

タクシー運転手やバスの運転手と比べて、トラックドライバーの平均年収はかなり高いことが分かります。

長距離ドライバーが年収を増やすコツ

長距離ドライバーが年収を増やすコツとしては『運送会社の選び方』があります。

大型トラックであるほど長距離配送の仕事が多く、サイズが大きく大量の荷物を運べるため高収入を目指せます。

そんな長距離配送を、大型トラックやけん引トラックで行うことが多いのが『重工業系の荷物を取り扱っている運送会社』です。

大型免許やけん引免許の取得が条件となりますが、そういった会社に就職できればこれまで以上に年収を増やすことができるでしょう。

年収とは別に雇用の安定を求めたい場合には『建設業関係の運送会社』もおすすめです。

建設事業は今後も無くなるとは考えにくく、さまざまな場所へ資材等を運ぶためトラックドライバーの需要が高いからです。

現在、中・小型のトラックで長距離配送を行っており、今の会社で大型トラックドライバーの仕事もあるのであれば、まずは大型トラックドライバーを目指すといいでしょう。

 

長距離ドライバーの年収が高い理由

長距離ドライバーの年収が高い理由は、大型トラックを運転する仕事が多いからです。

大型トラックの運転には高い運転技術が求められるため給与も高くなります。

しかし、長距離ドライバーの年収が高い理由はそれだけではありません。

需要が高い

近年、コロナウイルスの流行によって生活リズムや働き方が変わり、家で過ごすことが多くなりました。

この影響で通販貨物の取扱量は増加しており、首都間を長距離配送するドライバーの需要が高まっています。

また、現役ドライバーの高齢化も進んでいるので、将来的には更に人材不足になると予想されています。

そのため、今後も好条件のドライバー求人は多く出てくると予想できます。

女性ドライバーに関しても、国土交通省では『トラガール促進プロジェクト』を行っており、女性ドライバーが働きやすい環境への改善などに取り組んでいます。

このような活動が進めば女性であっても、長距離ドライバーとして活躍できるでしょう。

経験年数の影響

長距離配送ドライバーは、数日かけて配達を行うことが当たり前です。

トラックで寝泊まりしながら運行するため、比較的経験豊富なドライバーが任されるケースが多いといえます。

経験豊富であり基本給が高いドライバーが多いことも、長距離配送ドライバーが高収入になる原因の1つとなります。

資格を持っている人が少ない

長距離配送で使用されることが多い大型トラックは、大型免許がないと運転できません。

大型免許は、最も大きいサイズのトラックを運転することから難易度も当然上がり、保有者数も他の免許と比べ少なくなります。

 

【令和3年 種類別運転免許保有者数(第一種)】

・準中型免許:11,125,801人

・中型免許: 58,520,340人

・大型免許: 4,123,723人

参照元:警察庁交通局運転免許課|運転免許統計 令和3年版 

このように大型免許は保有者数が少ないため、運送会社は人材を確保するべく好条件の求人を出す傾向にあります。

そのため、長距離ドライバーは高収入を目指しやすくなるのです。

長距離ドライバーになるために必要な免許と費用

長距離ドライバーとして働く上で必須となる運転免許は、サイズによって『普通・準中型・中型・大型』の4種類に分けられます。

ここからはそれぞれの免許で運転できるトラックのサイズや受験資格を解説します。

免許制度の改正が行われた「2017年3月12日」よりも前に普通免許を取得している場合と、それ以降の場合では、運転できる車両のサイズに違いがあるため注意しましょう。

【2017年3月11日以前に免許を取得している場合】

免許の種類 最大積載量 車両総重量 受験資格
普通免許 3t未満 5t未満 18歳以上
中型免許 6.5t未満 11t未満 20歳以上で免許を取得後2年経過
大型免許 6.5t以上 11t以上 21歳以上で免許を取得後3年経過

【2017年3月12日以降に免許を取得している場合】

免許の種類 最大積載量 車両総重量 受験資格
普通免許 2.0t未満 3.5t未満 18歳以上
準中型免許 4.5t未満 7.5t未満 18歳以上
中型免許 6.5t未満 11t未満 20歳以上で免許を取得後2年経過
大型免許 6.5t以上 11t以上 21歳以上で免許を取得後3年経過

次に各免許の取得費用について紹介します。

・普通運転免許:約200,000円~350,000円

・準中型免許(普通免許所持):約150,000円~190,000円

・中型免許(普通免許所持):約180,000円~230,000円

・大型免許(普通免許所持):約300,000円~350,000円

・大型免許(中型免許所持):約200,000円~250,000円

既に所持している運転免許の内容(MT・AT)によって料金は変わります。

詳しい料金に関しては、通う予定の学校に問い合わせてみるといいでしょう。

長距離ドライバーの仕事内容

長距離ドライバーの仕事内容は、他のトラック運転手と基本的に変わりません。

荷物を積み込み、配達先までトラックを運転し荷物を届ける流れです。

運搬する荷物は、食品や日用品、機械の部品や燃料など多岐に渡ります。

他のドライバーとの違いは『配送距離』です。

中・小型トラックの場合、地場配送で近隣エリアへの配達がメインとなる一方で、大型トラックドライバーは遠方へ数日かけて配達を行います。

長距離ドライバーのメリット・デメリット

長距離ドライバーは文字通り、配送距離が他のトラックドライバーと比べ長くなります。

ここからは長距離ドライバーのメリット・デメリットをご紹介します。

長距離ドライバーのメリット

長距離ドライバーのメリットは主に4つあります。

・平均年収が他のドライバーと比べて高い

・1人の時間を作りやすい

・人間関係で悩むことが少ない

・ある程度自分のペースで仕事を進めることができる

長距離配送ドライバーは運行距離が長く、高度な運転技術が必要なため他のドライバーと比べて高収入を目指せます。

運行中は1人で働くので、周りに気を遣う必要はなく人間関係で悩むことはほとんどありません。

長距離配送の場合、数日かけて配達を行うため配達時間は厳守となるものの、休憩のタイミングや場所は自分で選ぶことができます。

長距離ドライバーのデメリット

長距離配送ドライバーのデメリットは主に3つあります。

・勤務時間が不規則である

・体調管理が大変

・人と関わる機会が少ない

長距離ドライバーは数日かけて配達先へ向かうため、毎日同じ時間に帰宅するのが難しくなります。

配達先や指定時間に合わせる必要があり、深夜や早朝の運転も珍しくありません。

そのため、まとまった睡眠が取れず、食事も不規則になりがちなため体調管理が大変です。

また、手積みを行う場合には腰を痛めやすく、腰痛はトラックドライバーの職業病と言われているほどです。

帰宅するのは1週間に数日ということも珍しくなく、家族がいる場合などは辛く感じる人もいます。

トラックドライバーに向いている人の特徴

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をこなすことが多く、他の職業にはない特徴が複数あります。

中には『長くトラックドライバーとしてやっていけるだろうか』と不安になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、トラックドライバーに向いている人の特徴について解説していきます。

1人で仕事をするのが苦ではない

トラックドライバーは、教育期間が終わると基本的に1人で仕事を行います。

出社時や荷物の配達時に人と話す機会は多少あるものの、大半は1人で運転します。

そのため、周りに気を遣うことなく黙々と仕事をこなしていくのが好きな人には向いているといえます。

運転が得意または好きである

当たり前ではありますが、長距離ドライバーは一日の大半の時間トラックを運転して過ごすため、運転が好きな人が向いています。

また、長距離配送を目指す場合には長時間の運転が得意・好きな人が向いていると言えます。

一方で、運転が苦手であり知らない土地を運転するのが苦手な人は、長距離配送ドライバーを大変に感じるかもしれません。

腰痛持ちではない

トラック運転手は、長時間座りっぱなしで運転しなければならないため、腰痛を持っている方は辛く感じてしまう可能性があります。

特に、取り扱う荷物が手積みである場合、集荷先や配達先で手作業による積み下ろしを行わなければならず、長期で続けられない可能性もあります。

腰痛持ちはトラックドライバーになれないというわけではないのですが、なるべく求人に応募する前に、手積み手降ろしの有無を調べておくといいでしょう。

長距離ドライバーの注意点

働いた分だけ稼げるイメージを持たれることが多い長距離ドライバーですが、長期的に安定して稼げないと意味がありません。

ここでは長距離ドライバーとして、長期で働くために注意すべき内容を解説していきます。

交通事故

仕事中のちょっとしたミスは、誰にでもあります。

トラックの運転手も例外ではないのですが、運転中は些細なミスが大事故に繋がる可能性があります。

疲労が溜まり、わずかにブレーキやハンドル操作が遅くなるだけで、周りの人を巻き込む死亡事故を引き起こすリスクがあるため注意が必要です

運転中は些細なミスも許されません。

『運転に集中する』と意識することも大切ですが、定期的な休憩はもちろん、眠気を感じた場合には駐車して体操をするなど、安全運転を心がけましょう。

健康管理 

長距離ドライバーは、数日かけて配達を行うためまとまった時間睡眠が取れず、食事が不規則になりがちです。

また、積み下ろしの際に多少体を動かすことはあっても、基本的には運動不足であると言えます。

休みの日には積極的に体を動かし、食べる内容にも気を付け、体を大切にしましょう。

積み下ろしに関しても、必要に応じて腰にサポーターを巻くことで腰痛の防止に繋がります。

連続運転時間は4時間まで

長時間運転は疲労が溜まりやすく、無理が続くと集中力が切れてしまい眠気が襲ってきて正常な運行が難しくなります。

長時間の運転による事故を防ぎドライバーを守るため、厚生労働省は『連続運転可能時間は4時間まで』という決まりを設けました。

体調や配達時間に関係なく、4時間以上連続して運転することは禁止されています。

休憩時間に関しても、一回あたり30分以上取らなければいけません。

参考元:厚生労働省労働基準局|トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント

長距離ドライバーの将来性

無人レジや無人受付など、AI技術の進歩により将来的になくなると予測されている職種が存在します。

運送業界でも自動運転に関する研究が進められており、通販荷物に関してはドローン技術を活かした配送実験も進められています。

長距離ドライバーの仕事は今後なくなってしまうのでしょうか。

ここからは長距離ドライバーの将来性について解説していきます。

EC通販の浸透により需要が増加

近年、コロナウイルスの感染拡大が続き外出が減ったため、通販を利用する人が急激に増えました。

そのため、通販関連の荷物は大きく増加しており、運送業界の需要が高まっています。

また、運送業界はドライバーの高齢化が深刻化しているので、近い将来更に人手不足に陥ると予想されています。

今後も長距離ドライバーを含めた求人はなくならないと言えるでしょう。

テクノロジーの進化で仕事を失う可能性は低い

運送業界の人材不足を解消するため、最近ではドローンによる配送やトラックの自動運転実験が進められています。

しかし、ドローンは悪天候の日に運行するのが難しく、街中の飛行は落下して人と接触する恐れもあります。

システムに障害が発生した場合の対処も含め、実用化にはまだまだ時間がかかるでしょう。

トラックの自動運転に関しても、高速道路などの比較的障害物がない区間であれば問題ないものの、一般道路での自動運転はまだ先の話と言われています

数十年でこれらの技術が実用化される可能性はゼロではありませんが、低いと考えられます。

人手不足はチャンスでもある

運送業界は深刻な人手不足であり、早急に対策しなければなりません。

この現状は現役ドライバーはもちろん、これから運送業界へ挑戦しようとしている人にとってはチャンスともいえます。

特に長距離配送を担当する大型ドライバーは不足していると言われており、今後求人が増えていくと予想されます。

長距離ドライバーに転職するなら押さえたい3つのこと

長距離ドライバーは、中・小型トラックドライバーと比べて年収が高い特徴があります。

一方で、高収入を目指して長距離ドライバーになる場合には、知っておくべきこともあります。

年収が高いのは大手の宅配業者や引越し業者

長距離ドライバーは年収が高い傾向にありますが、入社する会社や業務内容によっても変わります。

特に年収が高いと言われているのが『大手企業の宅配業者』や『引越し業者』です。

大手企業は中小の運送業者と比べ、基本給が高く設定されていることが多く、賞与や各種手当も充実しています。

引越し業者の場合、長距離配送はもちろん、家具や食器などの梱包も行わなければなりません。

担当する業務も多いことから、比較的高収入になりやすいといえます。

働くエリアによって年収は大きく変わる

仕事内容や就職する運送企業にもよるため、一概には言えないものの長距離ドライバーは働くエリアによっても年収が変わります。

全日本トラック協会が公表したブロック別平均賃金は下記の通りです。

【令和3年度 男性トラック運転手(一般業種)の場合】

地域 賃金+賞与・1ヵ月平均 平均年収
北海道 367,100円 4,405,200円
東北 314,000円 3,768,000円
関東 389,000円 4,668,000円
北陸信越 352,900円 4,234,800円
中部 387,100円 4,645,200円
近畿 384,300円 4,611,600円
中国 344,000円 4,128,000円
四国 359,400円 4,312,800円
九州 360,600円 4,327,200円
沖縄 250,200円 3,002,400円

参考元:公益社団法人 全日本トラック協会|2021 年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(概要版抜粋)

沖縄のみ年収が低いのは、離島でありトラックを使用した長距離配送がほとんどないためと予想されます。

高年収の実現には経験値も重要

運送業界はトラックドライバー不足であり、長距離配送の求人は多くあるものの、誰でも簡単に就職できるわけではありません。

高収入であることから、異業種から転職しようとする人はたくさんいます。

また、現役の中・小型ドライバーでキャリアアップを目指している人もいるため、好条件な求人ほど競争率が高くなります。

大型免許を取得したとしても、未経験で採用してくれる大手企業は多くありません。

長距離配送ドライバーとして高収入を得るには、それなりの経験値も必要と言えます。

長距離ドライバーの年収に関してよくある質問

ここでは長距離ドライバーの年収について、よくある質問に答えていきます。

海外のトラックドライバーの収入はどれくらいですか?

世界中で荷物を配達し経済を支えているトラックドライバーですが、国によって年収は大きく異なります。

特に最近ではウクライナ侵攻により、世界中で物価上昇の影響が出ています。

アメリカでは、2022年4月に小売大手ウォルマートがドライバー確保を目的として、初年度から最高で11万ドル(1,400万円)の給与を支払うと発表して注目を集めました。

イギリスでも同じような現象が起きています。

このような状態が常に続くというわけではありませんが、各国の経済や世界情勢によって年収が上下することがあります。

ヤマト運輸や佐川急便の大型トラックドライバーの年収はいくらですか?

国内配達業者大手であるヤマト運輸や佐川急便で大型トラックドライバーとして働く場合、年収は約4,500,000円〜5,500,000円と推測されます。

まずヤマト運輸の場合ですが、2019年度実績では下記のような月収例がありました。

 

賞与:年2回

・37歳(勤続18年)で残業30時間、扶養家族3名:375,000円

・28歳(勤続5年)で残業25時間、扶養家族1名:300,000円

 

月収例を参考にすると、年間賞与額が1,000,000円で計算した場合、4,600,000円~5,500,000円ほどになります。

次に佐川急便の場合ですが、平均年収は4,500,000円~5,000,000円ほどと言われています。

賞与に関しては年間で700,000円~1,500,000円ほどです。

大手企業ということもあり、賞与がかなり多いと言えます。

トラックドライバーは何がつらいですか?

長距離ドライバーの辛い点は、まとまった休憩がとれないということです。

長距離配送ドライバーの場合、数日かけて配達先へ向かうため、毎日帰宅することができません。

また、指定された配達日時に間に合わせなければならないので、深夜や早朝の運転も珍しくありません。

まとめ

今回は長距離ドライバーの平均年収について解説してきました。

高い運転技術が必要であり、長時間の運転となる長距離ドライバーは、他の職種と比べて年収が高い特徴があります。

今後に関してもドライバー不足により需要は高く、条件の良い求人もたくさん出てくると予想されています。

高収入を得るためには、ある程度の経験が必要となりますが、未経験からでの挑戦も十分可能です。

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