志望動機は採用面接や履歴書において、仕事に対する意欲や適性をアピールする上で非常に重要です。しかしながら、主婦としてパートの工場勤務に応募する際に「何を書いたらいいのか分からない」と悩む人は少なくありません。
「工場勤務で活かせる強みはあるものの、文章イメージが湧かない」という人もいるでしょう。この記事では、工場勤務に応募する際の志望動機について例文付きで解説していきます。
志望動機で自分をアピールする方法や、志望動機を書く前に取り組むべきことについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
工場勤務の志望動機の例文
工場勤務の志望動機を考える上で大切なのは「具体的な志望理由と自分の強みを明確に伝えること」です。強みに関しては、製造業務に関係する内容以外のものでも問題ありません。
企業側が知りたい情報を明確に伝えるためには、以下の構成で文章を考えてみましょう。
- 結論:なぜ製造業・当該企業を選んだのか:50~100文字
- 適性:過去の経験をもとにした自分の強みや適性:100~200文字
- 将来のビジョン:転職後の抱負や将来的な目標:50~100文字
全体の文字数は200〜400文字を目安に、履歴書の記入欄にスペースができないことが理想です。ここでは「未経験者・工場勤務経験者・新卒就活者」の3パターンに分けて志望動機の例文を紹介していきます。
未経験者の場合の志望動機
未経験者の場合は「仕事の適性」や「転職後のビジョン」で自分をアピールすることが大切です。工場勤務の主な特徴は、以下の通りです。
- 繰り返し作業が多い
- 立ち仕事が多いため体力が必要
- 細かい作業が多い
適性をアピールできそうな過去の経験を積極的に取り入れていきましょう。
事務職として5年の勤務経験があり、正確さや細部への配慮を大切にしてきました。退職後の子育てを通じて得た柔軟性や時間管理能力も、製造業での業務に活かせると考えています。
将来的には、現場でのスキルを磨き、業務効率の向上に貢献し続けたいと考えてます。
関連記事:工場勤務の志望動機を未経験の人が書くコツは?例文も紹介
工場勤務経験者の志望動機
工場勤務がある場合は、過去の業務経験やスキルなどを詳しく伝えて自分の強みをアピールしましょう。
応募する工場求人の内容が過去の経験と異なる場合は、共通点を考えた上でアピールしたり、就職後のビジョンをメインに志望動機を考えたりします。
子育てのため一時的に職を離れましたが、家庭が落ち着いたため再び製造業で働きたいと考え、貴社の取り組むワークライフバランスの充実に魅力を感じ志望いたしました。
過去の経験を活かし、さらなるスキル向上に努め、長期的に貢献したいと考えています。
業務経験に関しては、面接の際にも質問される可能性が高いため、詳しく答えられるように準備しておきましょう。
学校卒業後に工場へ就職する場合の志望動機
新卒で工場へ就職する場合は「なぜ工場勤務を志望したのか」を明確に伝えるようにしましょう。部活動などの取り組みで集中力や体力面をアピールできることがあれば、積極的に取り入れます。
新卒採用では、長期的な視点で評価されることが多いため「成長意欲やキャリア目標」をメインにした志望動機もおすすめです。
学生時代に所属していたロボット研究部では、細かい作業をチームで行い、協力してプロジェクトを達成する経験を積みました。
この経験を活かし、貴社の製造現場で成長しながら技術を磨き、将来的には新商品の開発にも携わりたいと考えています。
将来的に所属したい部署や取得したい資格などがあれば、積極的にアピールしましょう。
主婦がパートに工場勤務に応募する志望動機の例文
パート勤務を希望する主婦の方々が工場求人に応募する主な理由には、以下のような内容があります。
- 時間に余裕ができた
- シフトの条件が合う
- 過去の経験を活かしたい
- 新しい仕事に挑戦したい
「正直に伝えたらアピールできないのでは」と考える人もいますが、企業側が家庭状況を把握できるだけでなく、依頼する業務のミスマッチも防げます。
ここでは、4つのケースをメインにした志望動機の例文を紹介していきます。
時間に余裕ができたケース
子育てがひと段落したことをきっかけに、体力的に無理のない範囲でパート勤務を考える人もいるでしょう。志望動機に「時間に余裕ができた」と記載すること自体は全く問題ありません。
ただし、時間に余裕ができたからという理由だけでは、なぜその企業を選んだのかが伝わりません。企業を選んだ理由や工場勤務を志望した理由も取り入れるようにしましょう。
家事や育児を通じて培った、効率よく物事を進める力や丁寧さを、工場勤務の作業に活かせると考えています。
貴社のシフト制は私の生活リズムに合っており、家庭との両立もしやすいと感じました。今後は、長期的に働きながらスキルを高め、貴社に貢献できるよう努めたいと思います。
繁忙期が存在する工場もあるため「残業は可能なのか」「週何日まで働けるのか」明確に答えられるようにしておきましょう。
シフトの条件が合うケース
シフトの条件が合っていることは、採用する人材として最適であるため、志望動機に取り入れても全く問題ありません。シフト変更に対応できたり、残業もできたりする場合は詳しく記載しましょう。
家庭の事情で決まった時間に働けることが最優先ですが、貴社では希望するシフトが選べ、家庭と仕事を両立できる環境が整っている点に強く惹かれました。事前に分かっているのであれば、1時間ほどの残業に対応できます。
普段の家事では、効率的に短時間で作業を進めることを意識しており、細かい作業にも自信があります。貴社の一員として長期的に貢献できればと思っております。
ちなみに、通勤のしやすさもパート勤務であれば志望動機として取り入れて問題ありません。「通勤しやすい=欠勤が少ない・長く続けやすい」といったイメージを持ってもらえます。
通勤のしやすさを志望動機にする場合も「電車を使わない」「歩いて〇〇分」など具体的な通勤方法まで記載するようにしましょう。
過去の経験を活かすケース
工場勤務で過去に身につけたスキルを活かしたい場合は、志望動機として取り入れても問題ありません。「事務職経験を活かしたい」「飲食店勤務を活かしたい」といった内容では、具体的なイメージが湧きません。
「データ入力やタスク管理作業を活かしたい」「盛り付けのスピードと正確さを活かしたい」など、詳しく記載しましょう。
また、整理整頓や計画的に物事を進めることが得意であり、工場での製造プロセスや品質管理に役立つと考えています。
今後は、工場勤務を通じてさらに効率性を高めるだけでなく、新しい技術やプロセスにも挑戦し、貴社に貢献できるよう努めたいと思います。
新しい仕事に挑戦したいケース
新しい仕事に挑戦したいことを志望動機にする場合は、素直に考えを伝えた上で、工場勤務に活かせそうな自身の強みや経験で適性をアピールしましょう。
「時間に余裕ができた」や「シフト条件に合っている」といった理由と組み合わせても問題ありません。
工場での仕事は初めてですが、家庭での家事や育児を通じて、効率的に物事を進める力や丁寧な作業を心がける習慣を身につけてきました。また、私は細かい作業に集中することが得意で、黙々と取り組むことにもやりがいを感じています。
貴社のシフトが私の生活リズムに合っていることも志望理由の1つです。少しずつ業務に慣れながら、長く続けていきたいと思っています。
また、福利厚生や研修制度の充実を志望動機にしても問題ありません。魅力を感じた内容の詳細を伝えた上で、仕事に対する熱意や得意なスキルをアピールしましょう。
工場の志望動機を履歴書に書く4つのポイント
工場勤務の志望動機で人事担当者に「採用したい」と思ってもらうには、自分を上手にアピールする必要があります。志望動機を考える際には、以下のポイントを意識しましょう。
- はじめに結論を伝える
- 過去のエピソードを含める
- 自分の強みを伝える
- 応募した企業を選んだ理由を伝える
結論から伝えるメリットや記入するエピソードの内容など、上記4つのポイントについて解説していきます。
はじめに結論を伝える
履歴書への記入に限らず面接時の受け答えも含めて、はじめに結論を伝えることは「採用担当者に強い印象を与える上で非常に効果的」です。
最初に結論から伝えることで、全体の内容が把握しやすくなり、より詳しく聞きたいと思ってもらいやすくなります。
結論から伝えるようにすれば、話が簡潔かつスムーズに進みやすく、コミュニケーション能力のアピールにも役立ちます。
過去のエピソードを含める
はじめに結論から伝えて相手に興味を持ってもらったあとは、過去のエピソードを交えて説明していきます。具体的なエピソードを交えることで、実際の働き方やスキルをイメージしやすくなります。
どのようなシチュエーションで何を感じたのかを伝えることで、人間性のアピールにも繋がります。面接当日は記入したエピソードについて、以下のような質問がある可能性が高いため、答えられるようにしておきましょう。
Q.具体的な業務内容やチームの規模
Q.具体的な役割や一番頑張ったこと
Q.目標達成する上で一番の課題は?どのように解決しましたか?
志望動機の内容と、面接当日の受け答えの内容が異なる場合「良く見られようと嘘をついているのでは」と採用担当者に思われる可能性があります。
志望動機の内容について分かりやすく話せるよう準備しておきましょう。
自分の強みを伝える
採用担当者は、応募者が会社にどう貢献できるか、適性があるかを志望動機や面接の中で判断します。自分の強みは何なのか、どのような業務に活かせるのかを記載しましょう。
より適性をアピールするには、求人の業務内容に関係のありそうな強みを見つけることが大切です。工場勤務について理解した上で、活かせそうな自分の強みを考えてみましょう。
数字や結果を交えることで、相手がイメージしやすくなります。
応募した企業を選んだ理由を伝える
数ある工場勤務の求人の中で、なぜその企業を志望したのかは、必ず面接担当者から質問される内容です。よく思われようと、企業理念に無理に合わせる必要はありません。
「なぜこの会社が良いと思ったのか」を素直に伝えましょう。志望動機の例文で解説した通り、「近所で通いやすく、長く続けられると思った」「シフトが合っている」といった内容を伝えます。
【コツコツ作業が得意】工場の志望動機をアピールする方法
志望動機で自分の強みや人間性を伝えるためには、以下のポイントを意識して内容を考えてみましょう。
- 応募する企業で活かせる長所をアピールする
- 今後チャレンジしたいことを書く
- 長期間働きたいことを伝える
上記3つのポイントについて解説していきます。
応募する企業で活かせる長所をアピールする
工場勤務の主な仕事内容には「ピッキング」「ライン製造」「仕分け」「梱包」「出荷」といった業務があります。求人に記載してある業務内容にあわせた長所でアピールしましょう。
工場勤務の代表的な業務にライン製造がありますが、同じ作業の繰り返しとなるため以下のような人が向いていると言えます。
- コツコツ作業に苦手意識がない
- 1人で黙々と仕事に打ち込むことが得意
上記内容にあった長所をエピソードを交えながらアピールしましょう。
今後チャレンジしたいことを書く
「仕事に対する意欲の強さ」は採用担当者に好印象を与えられます。工場勤務の経験がなく、業務内容に合った適性がない場合は、働き始めてからチャレンジしていきたいことで就業意欲を伝えましょう
「生産効率を高めたい」「新しい製造業種に挑戦したい」といったレベルの高い内容である必要は全くありません。
「家事や育児で培った経験を総菜の製造業務で活かせるようになりたい」「家事や育児と仕事を両立させて私生活を充実させたい」といった内容です。
長期間働きたいことを伝える
採用担当者が志望動機や面接でチェックすることの1つに「長期的に働いてくれそうか」という点があります。人を雇うにはさまざまな手続きが必要であり、すぐに辞められると大変であるためです。
具体的には、各種保険への加入、契約書の締結、税金関連の手続き、教育などがあります。採用に関わる社員の人件費も必要です。
長く働き続ける予定である場合は、志望動機でアピールしましょう。
工場の履歴書に志望動機を書く前に取り組みたいこと
工場勤務に対する自分の強みや適性について理解するためには、過去の経験を整理することが大切です。
仕事に対する自分の考えや、応募した企業との相性をアピールするには企業の動向をリサーチする必要もあります。ここでは、志望動機を書く前に取り組むべきことについて解説します。
自分の適性を理解する
工場勤務を長く続けられるかを判断し、自分の強みを志望動機でアピールするためには、自分の適性について理解することが大切です。以下の方法で適性を理解しましょう。
- 過去の職種や業務内容、どのような時にやりがいを感じていたかを振り返る
- 自己分析ツールや性格診断テストを受けてみる
- 生活の安定や自身の成長など、何を第一に取り組みたいのか価値観を整理する
- 一緒に働いていた同僚や上司から、自分がどう見えていたのか、強みや適性を聞いてみる
自分で考えるだけでなく、客観的な意見を収集することも大切です。
応募したい企業の動向を調査する
応募する企業が求める人材について理解するには、企業戦略やビジョンについて知る必要があります。以下の方法でリサーチしましょう。
- 企業の公式サイトで企業理念や取り組みを確認する
- 業界、業種のニュースをチェックする
- 企業のイベントに参加する
企業の動向についてリサーチした上で、共感できる項目を中心に志望動機でアピールしましょう。
工場志望動機に関するよくある質問
最後は工場勤務の志望動機に関する、5つのよくある質問に答えていきます。
- 工場で求められる人材は?
- 工場の志望動機で協調性をアピールする方法は?
- 面接で志望動機はそのまま話しても良い?
- 工場のパート面接で落とされる理由は?
- 工場のパート面接で言ってはいけないことは?
志望動機で自分の特長や適性をアピールし、採用担当者にマイナスなイメージを与えないための内容ですので、参考にしてください。
工場で求められる人材は?
工場勤務は良くも悪くもクセのある仕事内容ですので、志望動機や採用面接では「仕事の適性」をチェックされます。以下のような人は、工場勤務に向いており採用されやすいと言えるでしょう。
- 単純作業の繰り返しでも黙々と作業に取り組める人
- 集中力があり正確に作業できる人
- まじめで規律を守る人
ライン製造業務は、割り振られた作業をひたすら繰り返す業務です。単純作業に抵抗がなく、黙々と仕事に取り組めるような人は重宝されるでしょう。
工場では安全基準や作業手順を厳格に守る必要があります。特に食品や薬品を扱う工場は徹底した衛生管理が行われているため、規律を守り指示に従って動いてくれる人は向いていると言えます。
工場の志望動機で協調性をアピールする方法は?
志望動機で協調性をアピールするには、過去に働いていた職場や学校で、周りと協力しながら目標達成したエピソードを取り入れてみましょう。
以下の内容について質問される可能性が高いため、答えられるようにしておきます。
- 何を目標としていたのか
- チーム全体の規模
- チーム内における役割や作業内容
- 問題が発生した際にどうやって解決したのか
協調性をアピールする人は少なくないため、他の人と被らないように具体的な実体験を盛り込むようにしましょう。
面接で志望動機はそのまま話しても良い?
面接の際に履歴書に記入した志望動機と同じ内容を話しても問題ありません。ただし、全く同じ内容を話すのは避けましょう。
履歴書の記入欄に書ききれなかった内容なども踏まえながら話しましょう。話す内容が大幅に異なる内容の場合、一貫性がなく本当に伝えたいことがアピールできないため、注意が必要です。
必ず質問されるため、全てを一気に話す必要はありません。
工場のパート面接で落とされる理由は?
工場のパート面接で落とされる理由は、以下の通りです。
- 清潔感がないなど外見に問題がある
- シフトや業務内容などの条件が合わない
- 連絡もなく個人的な事情で面接に遅刻する
- 挨拶がなかったり会話が成り立たなかったりと面接時のマナーが悪い
- 過去の職場の退職理由などに問題がある
- 明らかに工場勤務の適性がない
食品や薬品、精密機械を扱う工場では衛生管理が徹底されています。清潔感がなく、明らかに服装や髪型などが場違いと判断された場合は採用されません。
工場勤務は近くで大きな機械が稼働しているため、服装などが巻き込まれて大事故に繋がる可能性があります。身だしなみが整っていない人も採用されない可能性が高いと言えるでしょう。
工場勤務の適性に関係なく、面接時のマナーが守れていない人も採用されにくいといえます。事前に面接当日のマナーについて理解しておくようにしましょう。
工場のパート面接で言ってはいけないことは?
工場のパート面接では、以下のような発言をなるべく避けるようにしましょう。
- すぐに辞めるかもしれません
- 体力に自信がありません
- 前の職場の悪口
- 過度な要求
工場の採用担当者側は、長く働いてくれる人を求めているため「すぐに辞める」「あと少しで正社員になる予定」といったことは言わないようにしましょう。
また、適性がないと感じさせる内容や前の職場の悪口も面接では言わないようにします。理想のシフトなどについて伝えておくこと自体は問題ないものの「時給を1,500円以上にしてほしい」といった過度な要求も避けましょう。
ただし、良く思われようとして何でもできると答えてしまうと、負担の大きいシフトを割り当てられたり、希望しない業務を指示されたりする可能性もあります。無理だと感じた場合には、正直に伝えることも大切です。
例文を参考にして自分をアピールできる志望動機を考えよう
志望動機では、工場勤務でその企業を選んだ具体的な理由と、自分の強みを明確に伝えることが大切です。結論から述べることを意識しながら、具体的なエピソードを交えた構成で文章を作成しましょう。
志望動機の具体的なイメージが湧かない場合は、今回紹介した例文を自分に置き換えて考えてみてください。初めての工場勤務の場合は、適性や仕事内容について理解することで、共通点や自分ならではの強みが見つけやすくなります。
工場勤務を通して、新たな生活をスタートさせましょう。
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