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車のバッテリーの寿命/電圧正常は?おすすめバッテリー確認方法や交換時期の目安を解説!

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車のバッテリーの電圧の正常範囲は12.5~14V!

車 バッテリー 電圧

そもそも車のバッテリーとは何でしょうか?

簡単に述べると電池と同じ役割をしています。車の乾電池と思えば良いです。

因みにバッテリーを日本語に訳すと蓄電池です。

車のバッテリーの電圧の正常範囲が12.5V~14Vという事をご存知でしょうか?

車に搭載されているバッテリーの電圧は12Vです。

昔の車は6Vのバッテリーを搭載する必要がありました。

車を走行させているとバッテリーが電圧低下し、バッテリーの電圧が足りなくなると車にもう一つバッテリーを繋いでいました。

6Vのバッテリーを直列繋ぎにすると、6V+6V=12V になります。

バッテリーの電圧が足りない!という状況を無くす為に現代の車は、一昔前のバッテリーより大きくなり、12Vのバッテリーが標準搭載となりました。

12Vバッテリーといっても、正確には12.6Vと細かい電圧になります。

実際にテスターを用いてバッテリーの電圧測定をすると、12.5V~13Vの電圧値が計測されます。

この電圧値は正常範囲内です。

しかし、電圧を測定し13V以上の値が計測される場合があります。

それは、車のエンジンが動作している時です。

車にはバッテリーとは別に、オルタネーターと呼ばれる発電機の役割をしている部分があり、車のエンジンが動作すると同時にオルタネーターが必要な電気を生み出す為に作動します。

車のエンジンを動作させて測定をすると、オルタネーターから生み出された電気も同時に流れ、バッテリーにおよそ13V~14Vの電圧が流れます。

したがって、車のバッテリーの電圧正常範囲は12.5V~14Vとなります。

車のバッテリーの平均寿命は3年!

車 バッテリー 電圧

車のバッテリーには保証期間が設けられています。

保証期間とは、バッテリーを安全に不備なく使用できる期間としてメーカーが定める期間です。

期間内にバッテリーの故障など不備があればメーカーが保証してくれる期間になりますので、

保証期間=交換推奨時期と考えられます。

メーカーによって様々ですが、バッテリーの保証期間は2年~3年と設定されています。

バッテリーを3年超えて5年、10年経っても使用されている方もいますが、おすすめしません。

関連記事:トラック整備の基本的な知識とは?日常点検に使える工具を解説!

交換しなければいけない電圧の目安は?

最初に述べたように、車のバッテリーの正常な電圧の範囲は12.5V~14Vとなります。

つまり、正常範囲外の場合はバッテリー交換をした方が良いでしょう。

以下の正常な電圧の範囲を確認していきましょう。

エンジン停止時は12.5Ⅴ以下

自動車のエンジン停止時は正常範囲値の12.6Vを下回る12.5V以下の状態になると、バッテリー交換の目安になります。

さらに電圧低下し12V以下になってしまうと、車のエンジンがかからなくなる場合や、バッテリーがあがってしまいます。

エンジン始動中は13V以下

車のエンジン始動中はオルタネーターが動作していますので、13V~14Vがバッテリーの交換目安となります。

13V以下になると、バッテリーの寿命が近づいているか、寿命がきているか、オルタネーターが故障している可能性があります。

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使用頻度や走行距離によってバッテリーの寿命は変わる?

自動車を走行させる場所、住んでいる場所の環境(温度や湿度)や車の使用頻度によってバッテリーの寿命は変わります。

短命になるバッテリーの条件は?

車を休日しか使わない、近場へ買い物に行く際に少しだけの使用、車のライトを長時間使用する夜間走行が多い場合はバッテリーの寿命が縮みます。

車のバッテリーは走行中に充電しており、短距離の走行だと充電できずにバッテリーの消費電力が大きくなり電圧低下してしまいます。

いざ長距離走行をした際に充電不足となり、バッテリーが上がってしまう事態が発生してしまいます。

車の走行距離が年間約5000km以下だと使用頻度は少ないといえます。

車の使用頻度が低いとバッテリーの寿命が縮んでしまうということですね。

毎日30km走行してる再生バッテリーは快調!

効率よく不足したバッテリーの電気を充電するのには毎日30km車を走行させると良いです。

週に6回運転したと仮定すると、313日×30km=9390kmとなり、

年間5000kmを軽く超えているのが分かります。

このくらい車を使用していれば、バッテリーにも優しいです。

年間5000kmを下回るようであれば、せっかく購入した車でもあるので、乗る回数を増やしてみてはいかがでしょうか?

車通勤ができない方には難しいかもしれませんが、なるべく車に乗ってあげることを心掛けると良いと思います。

さらに車に愛着が湧いてくるかもしれません!

バッテリーの電気が減る原因は?

バッテリーは電池なので電気を使用すれば減ります。車もテレビのリモコンも同じです。

単純に考えれば車を走行させればバッテリーを消耗します。

その他には車のヘッドライトを点灯させたままにしたり、頻繁にセルを回す回数が多い(エンジンをかける回数)、消費電力の高いカーオディーオを使用、車に電飾を多数装着しているといった原因が挙げられます。

普段車を使用している方は分かると思いますが、車のエンジンをかけていない状態でもセルを回せば、シガーライトやパワーウインドウは動きます。その際にバッテリーの電気が使われて電力を消費します。

中でも、少しの移動で頻繁にセルを回すことが一番の原因になる場合が多いです。

車のエンジン始動時が一番電力を消耗してしまうので、バッテリーの充電不足の原因といえます。

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オルタネーターの不調が電圧に影響する場合がある?

車 バッテリー 電圧

オルタネーターと呼ばれる発電機の不調は、電圧を不安定にさせてしまう場合があります。

先ほど説明した通り、車のエンジンが動作すると同時にオルタネーターが必要な電気を生み出す為に作動します。しかし、オルタネーターが故障をしてしまうと、必要な電気が生み出されず、車を走り続けさせることが不可能に。

このように「電圧」以外にオルタネーターの故障によってもバッテリーが正常に動かなくなります。

もし、バッテリーを交換したり、直しても正常に動かない場合は「オルタネーター」を確認して見ましょう。

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電圧は自分でも確認できる?方法と必要なものは?

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車のバッテリーの電圧を調べるには、電圧を測定する電圧計(テスター、チェッカー)と呼ばれる測定器が必要になります。

電圧計にも様々な用途・種類がありますので購入する際は、事前に調べておくと良いです。

電圧計には、計測できる電圧値の計測範囲が決まっているので、

車のバッテリーに使えない電圧計もあります。

車、電気の知識が無いまま行うと事故に繋がりかねないので、ガソリンスタンドで見てもらうのが安心です。

車の整備士やガソリンスタンドのスタッフの方であれば任せても安心です。

ほかには電気関係の仕事をされている方でも電気やバッテリーに詳しいので、多少の知識があれば簡単にバッテリーの電圧測定が行えます。

2パターン調べる!エンジンを切った状態とつけた状態

車のエンジンがかかっている状態と切れている状態でバッテリーの電圧値が違うので、2パターンの電圧測定が必要となります。

1人が車(エンジン)を操作して、もう1人がバッテリーの電圧測定するように作業すれば効率が良いです。

不安であれば車専門知識がある人に手伝ってもらうことをおすすめします。

電気関係の仕事をされている方もバッテリーや電圧には詳しい方が多いです。

電圧計の購入場所と価格は?

電圧計は、ホームセンターや車用品店で購入できます。

今では、Amazonや楽天市場といったネット通販サイトでも販売されており、(バッテリー 車 電圧計)と検索すれば簡単に購入できます。

価格はピンキリで、安いもので数千円、高いもので数万円します。

車専門店の店員さんにおすすめを聞くか、ネットで調べてみると良いです。

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 電圧以外で確認する方法3選!

車 バッテリー 電圧

電圧測定以外にもバッテリーの状態を確認する方法があります。

①セルを回す力が弱い

車のエンジンをかける際にキーを回しますが、キーを奥側に回した状態を長く維持しないとエンジンがかからない場合があります。

その場合はバッテリーが劣化している可能性があり、エンジンがかかりにくい状態になってしまいます。

②パワーウィンドウの開け閉めに時間がかかる

車のパワーウインドウは、モーターでワイヤーを巻き取り動かしています。

その為、バッテリーが劣化していると巻き取る力が弱くなり、開け閉めが遅くなってしまいます。

また、車のガラス自体の滑りが悪くなりモーターに余計な負荷がかかってしまう場合もあります。

③夜間にヘッドライトが暗く感じる

走行中は普段と変わらないですが、停止中はバッテリーよりヘッドライトの電力を供給しているので、

信号で停止した際に少し暗くなるようであれば、バッテリーが劣化しています。

走行時と停車時で比較して確認することをお勧めします。

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おすすめバッテリーを紹介!

車 バッテリー 電圧

①GS YUASA EL-M-42R/55B20R

GS YUASAはバッテリー、蓄電池業界の中では超有名メーカーなので信頼性は高いです。

こちらのバッテリーはアイドリングストップ車、普通車に対応しています。

本来アイドリングストップ車より負担の少ない車にバッテリーを搭載すると、過放電になってしまいバッテリーの寿命が縮みますが、

過放電になる現象にも対応しているので、長く使用できるバッテリーとなります。

GSユアサ 商品ページ

②Panasonic アイドリングストップ車+標準車対応 N-M55/A2

Panasonicの大人気カオスシリーズのバッテリーになります。こちらもアイドリングストップ車、普通車に対応しています。

高速充電可能であり大容量、尚且つ小型軽量化されています。

電流を制御することにより、オーディオの音質も良くなる商品となっています。

カーバッテリーの中で一番人気のあるシリーズ商品のバッテリーです。

Panasonic 商品ページ

③GS YUASA バッテリー EL-Q-85/90D23L

このバッテリーにはエコ・アール ロングライフという名前がついており、その名の通りに長寿命のバッテリーとなります。

GS YUASA史上の長寿命バッテリーともいわれており、ユーザーからは交換推奨時期を過ぎても何も問題なく使えると

人気なバッテリーです。

GSユアサ 商品ページ

④HITACHI アイドリングストップ車&標準車対応 JP Q-85/95D23L

こちらのバッテリーもアイドリングストップ車、普通車と対応しています。

バッテリーの充電受け入れ特性が従来品の1.8倍となっており、充電速度が速くなっています。

耐久性も高く、長寿命であり、一目でバッテリー残量が分かるインジケーターがついており、交換の目安になります。

交換目安を確認するのに知識が無く不安な方におすすめのバッテリーです。

HITACHI 商品ページ

⑤Panasonic アイドリングストップ車+標準車対応 N-Q90/A2

②と同様のPanasonic大人気カオスシリーズのバッテリーになります。

基本的な性能は同じです。

違いとしては車の適合サイズと、こちらの商品のほうがバッテリーの容量(パワー)が大きいという部分です。

Panasonic 商品ページ

バッテリーが上がってしまったらどうする?

JAFや保険会社のロードサービスに連絡し、救助を呼びましょう。

付近に知人やバッテリーを分けてくれる人がいればお願いしても良いかもしれません。

ジャンプスターターと呼ばれる、車用モバイルバッテリーを車に積んでいれば、その場で対処できます。

最近では低価格で軽量化しているスターターも発売されていますので、車のバッテリー更新時や車購入時に検討されてみてはいかがでしょうか。

点検用の電圧測定器も使えるようであれば購入してみても良いかもしれません。

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まとめ

車 ドライバー

車の調子が悪くなってきたら、点検してもらいましょう。バッテリーの寿命かもしれません。

車の悪い部分が無くても定期的に点検することをおすすめします。事故が起こってからでは遅いです。

家族や大切な人を車に乗せるのであれば尚更です。

事故は未然に防ぐことができますので、車のバッテリーにも気を使ってみてください。

但し、バッテリーが原因とは限りませんので、ケチらず車全体を点検しましょう。

 

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