「クロスワーク・マガジン」では、ノンデスク業界で働く方に転職経験談をお伺いしていきます。3回目のインタビューに応じてくれたのは、14年勤めていた会社を辞め、将来的にマネジメントも可能な設計職へとキャリアアップしたOさん。設計業務で情熱を注いでいることや、『建職キャリア』を使った感想などを聞いてきました。
今回の転職者さんはこんな人
──まずは簡単に、自己紹介をお願いします。
Oと申します。36歳です。
──簡単に職歴を教えてください。
設計やものづくりの分野に携わりたいなと思い、大学の建築学科を卒業後、新卒で設計の仕事に就きまして。その会社で14年ほど働いていたのですが、今回『建職キャリア』を使って転職活動を行いました。
担当してくれたキャリアアドバイザーさんの助けもあり、最終的には一番最初に内定を出してくれた会社に無事転職が決まりました。
転職を決意したきっかけは?
──今回、転職を決意した理由はなんでしょうか?
前職はオーナー企業だったのですが、そのオーナーが高齢になり、打ち合わせ時のコミュニケーションが難しくなってきまして…。
「より活躍できる会社へ行きたい」と考え、転職することにしました。
──14年働いた会社を辞めて転職するということで、ご家族はどういう意見だったのでしょうか。
妻は転職することに前向きで、「すぐ決まるよ」と励ましてくれました。「なんなら、1〜2年休んだっていいよ」とも言ってくれて。
──それは気持ち的にとてもありがたいですね…!
転職自体にはあまり不安はなく、「どこに行ってもやれるだろう」と思っていたのですが、それでも家族が応援してくれているのは転職活動を進める上で大きな力になりましたね。
ただ、結果として退職してから1週間ほどで次の会社での勤務が始まったので、「どうせなら少し休みたかったな〜」ともったいない気持ちもあります。
『建職キャリア』を使ってみての感想
──どうせなら少しは休みたいですよね(笑)でも遅いよりは早く決まる方が安心できますね!『建職キャリア』の使い心地はいかがだったでしょうか?
担当してくださったキャリアアドバイザーさんは年齢が近いこともあり、自分の悩みをよく分かってくれているなと感じる場面が多かったです!
過去には不動産業界で働いていたそうなので、そういった意味でもお話していただく内容が分かりやすかったですね。
──今回ご転職される会社は「一番初めに内定が出た」ということですが、他社と比較して悩むことはなかったのでしょうか?
もちろん他にも応募していた会社はあって、条件も似たようなものだったので、どこに決めるかは悩んでいました。
ただ、他社はどこもプレイヤーとしての採用だったんです。そんな折、キャリアアドバイザーさんに「マネジメントをメインでやっていける環境の方が、その経験が40代・50代になった時にOさんの力になると思いますよ」とアドバイスをいただきまして。
最終的に「マネジメントの経験も積めるこの会社にしよう!」と決めました。長い目で見た将来のキャリアプランも、キャリアアドバイザーさんに考えていただけたのはありがたかったですね。
設計職を目指す人へアドバイス
──設計職への転職を考えている人に、アドバイスなどあるでしょうか。
「粘り強い人」「妥協しない人」なら、設計職に向いていると思います。というのは、設計職においても働き方改革が進んでくる中で、時間的なリソースは確実に少なくなっているからです。
昔は残業に関してそこまで厳しくなくて、残業代が出ないとしても時間は豊富にありました。ただ、今はどうしても8時間労働がベースですよね。昔なら時間を味方につけて、様々な検討ができていた…けれど、今はそれが難しいということです。
リソースが有限な中でも妥協せずに、自分が納得できるプランを作り上げられる人。そういった粘り強さがある人は、設計職に向いているんじゃないでしょうか。
あ、誤解されないように言っておくと、残業が減ること自体は僕もうれしいですよ!(笑)家族と過ごせる時間も増えますしね。
──ありがとうございます。ちなみに、仕事で情熱を持って取り組んでいることなどありますか?
一言で言うと、「利益を最大化する」ことですね。
他社から仕事を請け負っているわけではなく、自社設計なので、その中で利益を最大化できるプランニングを意識しています。
──大事な視点ですね!お仕事で今後チャレンジしたいことなどあるでしょうか。
前職は部署の人手が少なかったのですが、転職先企業ではその2倍くらいの人員がいるんです。なので、マネジメント面を頑張って取り組んでいきたいですね。
また、前職は打ち合わせが多く、業務時間内に設計業務に携われることがあまりありませんでした。転職先では「自由にやっていいよ」と言ってもらえているので、設計業務もバリバリこなしていきたいです!
Oさん(36歳・設計職)からのメッセージ
──最後に、クロスワークをご覧の求職者の方へメッセージをお願いします!
転職活動は自分一人でもできなくはないですが、キャリアアドバイザーさんを頼ることでいろいろ効率よく進められるな、というのが僕の感想です。
親身になってくれるキャリアアドバイザーさんも多いので、ぜひ二人三脚で頑張ってくださいね。