中卒は就職に不利だと思っている方は多いのではないでしょうか?
実は、トラック運転手は中卒の方でも雇っている会社が多く、中卒の方にこそおすすめの仕事です。
そのため、学歴で無理だと諦めてしまうのはもったいないですよね。
この記事を読めば
- 中卒でトラック運転手になる理由
- トラック運転手の仕事内容と給料
- トラック運転手を目指すために必要なこと
がわかります。
中卒でトラック運転手を目指している方は是非この記事をご参考にしてください。
中卒でもトラック運転手になれる理由
結論からお伝えすると、中卒でもトラック運転手になることができます
それは、トラック運転手に必要な能力や適性が学歴を必要としないからです。
ここでは、中卒でもトラック運転手になることができる理由について詳しく説明していきます。
トラック運転手で必要な能力
トラック運転手に必要な能力は、運転技術が高いことや運転が得意なことです。
配送ルートによって、狭い道や住宅地などを通る場合や天候によって見通しが悪いこともあるでしょう。
そのような時に安定した運転スキルは役に立ちます。信号で停止しているときや交差点で、急な角度をスムーズに旋回する大型トラックを見かけたことはありませんか?
初めからできることではありませんが、一日の大半をトラックの運転に費やすので集中力が必要ですし、お客様の荷物を預かる仕事ですから、相応の運転スキルが求められる仕事なのです。
事故を起こさないことは言うまでもありませんが、なにかあれば会社の信用を落としかねません。
一つの事故で取引先からの評価が下がることもあります。
また、やる気やコツコツと続けられる能力も必要でしょう。これは中卒でも身に付きますよね。
仕事に対するやる気がなかったり、仕事に対しての責任感がなかったりする人は、取引先からクレームが来ることもあります。
会社の看板を背負って運転をしている自覚を持てるかどうかが大切なのです。
中卒でトラック運転手になるべき理由
トラック運転手は、仕事内容がハードだったり、1日の拘束時間が長かったりして、長く続けることが難しい仕事ですが、人手不足が懸念されている仕事でもあります。
大卒の方は、仕事の選択の幅が広いので、トラック運転手として活躍していきたいというハングリー精神がない人も多く、仕事を長く続けることができません。
しかし、中卒の方は、仕事の選択の幅が狭い分、一つの仕事を長く続けていきたいというハングリー精神があります。
やる気があるかどうかは、トラック運転手として欠かせない要素の一つです。
また、仕事に給料が見合っていないと考える人が多く、体力も必要とされます。
肉体的にハードな仕事ですが、ハングリー精神があり、仕事を長く続けることができる中卒の方にこそおすすめの仕事なのです。
関連記事:トラック運転手になるのに必要な資格や免許とは?費用も解説
関連記事:中卒者が転職・就職を有利に進めるための方法をわかりやすく解説
トラック運転手の仕事内容と給料は?
トラック運転手にはいくつか種類があり、内容によって給料に違いがあります。
トラック運転手の主な仕事の種類や給料などについて詳しく見ていきましょう。
トラック運転手の主な仕事の種類
仕事の種類は、トラックの大きさによって異なり、小型・中型・大型の3種類です。
小型トラック
小型トラックは、2トン以下の荷物を載せて、個人宅やコンビニなどの近距離への配達をします。生活道路や狭い道、住宅地などを通ることが多いです。
中型トラック
中型トラックは、積載量が4トンクラスのトラックで、食品や日用雑貨、家電などの生活に関連するものや建築関係や製造関係の資材を物流センターや企業へ配達します。
配達する時に通る場所は、狭い道から高速道路などの大きな道までさまざまです。
大型トラック
大型トラックは、積載量が10トンクラスのトラックで、中型トラックに載せることができない大きな荷物や飛行機の部品やセメント、輸送用のコンテナなどを決められた場所に配送します。
長距離を走るので、高速道路を使うことが多いでしょう。
トラックの大きさに限らず配送する荷物や場所は、運送会社がどのようなものを扱っているかで異なります。
大きなトラックになるほど重量物は増えますが、フォークリフトなどを使用して荷物を積み替えるので、力仕事は小型トラックの方が多いです。
希望する会社がどのようなものを扱うのか事前に把握しておくことが、大切でしょう。
トラック運転手の給料
トラック運転手の給料は、大型トラックと小型・中型トラックで違いがあり、さらに、会社の大きさでも差があります。
厚生労働省が調べた2016年のデータでは、大型車トラックの運転手は、年収がおよそ450万円小型・中型トラックは、およそ415万円です。
会社の大きさでは、1000人以上の社員を持つ大きな会社が、10人以上の小さい会社に比べて、月収や年収が数十万円ほど高い金額が出ています。
給料面で会社を選ぶなら、大型トラックの運転手を募集している規模の大きい会社に就職するといいでしょう。
トラック運転手の1日
配送ルートの距離でトラック運転手の1日の流れに違いがあります。
【大型トラック】
- 会社に出社しアルコールチェックや自分が乗るトラック、配送ルートの確認をする
- トラックに乗って配送ルートを回る
- 昼は、コンビニや路肩、高速道路のパーキングエリアなどに駐車して休憩や昼食を取る
- 配送が終了したら会社に戻り報告書などを提出する
大型トラックの運転手は、配送先によって早く出社したり、帰りが遅くなったりすることがあります。
道路状況によって休憩が取れなかったり、渋滞に巻き込まれて配送に時間がかかったりするなど拘束時間が長くなることが特徴です。
【小型・中型トラック】
- 会社に出社し荷物の積み込みをする
- 配送ルートを確認して取引先などを回る
- 昼は会社に戻り、休憩や昼食を取る
- 配送ルートを確認して取引先などを回る
- 配送が終了したら会社に戻り報告書などを提出する
小型・中型トラックの運転手は、トラックへの荷物の載せ替え作業が発生するので、腕力が必要とされます。
狭い道路や場所にトラックを駐車して作業することもあるので、自分のペースで作業できないこともあるのが特徴です。
また、トラックの種類に限らず、時間の管理は自分で行わなければなりません。
自己管理ができるか否かは仕事の質に関係するので、トラック運転手の仕事を続けていく上では、常に要求されるでしょう。
関連記事:トラック運転手の仕事内容とは?給料や求人、必要な免許などもご紹介
中卒からトラック運転手を目指す上でしたほうがよいこと
トラック運転手は、大型トラックの方が給料が高い傾向にあり、フォークリフトや玉掛などの免許を持っているとさらに有利です。
ここでは、必要な免許の種類と中卒の方にとって面接対策に何をすればいいのかについてご紹介します。
どんな免許が必要?
トラックを運転するためには、普通自動車免許や中型自動車運転免許、大型自動車運転免許を持っていることが最低条件です。
やる気があっても免許を持っていなければ仕事どころか、面接にも落ちてしまいます。
また、荷物を下ろすときに役立つフォークリフトの免許や玉掛作業者の資格、危険物取扱者などに認定されていると、仕事の幅が広がりやすいです。
特に、フォークリフトの免許は持っていないと仕事上不便に感じることが多いので、長く働いているトラックの運転手は大抵の方が持っている資格となります。
会社に入ってから取る方も多いので、トラックの運転に慣れてからでも遅くはありません。
面接対策
面接をする時に大切なことは、自信を持って行くことです。受かるかどうかは会社次第ですし、面接に行く前から落ちたあとのことを考えるのは時期尚早といえます。
経験が無くても言葉遣いや態度で好印象を与えることができれば、受かる可能性は大いにあります。
トラックの運転手に必要な人間性が備わっていると判断してもらえるからです。
自信を持って面接に行くためには、準備を怠ってはいけません。
トラック運転手になりたいと思った志望動機やどのようなドライバーになりたいか、体力の有無などは必ず面接で聞かれることなので、その受け答えについて考えておきましょう。
スーツの用意も忘れてはいけません。実際の仕事は作業着で行いますが、面接は社会人としてのルールがあるかが要求されます。
高いスーツである必要はありませんが、サイズが合っていないものやビジネスの場にふさわしくないものは印象がよくありません。面接に挑む前には確認をしておきましょう。
関連記事:ドライバーに転職して良かった事は?メリットとデメリットを紹介
中卒でもトラック運転手になれる理由についてのまとめ
トラック運転手は人手不足で就職し易い傾向にありますが、誰もができる仕事ではありません。
しかし、運転が得意で、仕事に責任感がある方であれば、中卒であっても狙える職種です。
また、中卒の方でも体を動かすことが好きな方や自己管理ができる方には、長く続けることができる仕事でもあります。
面接に受かるためには、準備することと自信を持って行くことが重要です。
中卒の方で経験が無くても受け答えがはっきりとできれば、受かる可能性が高まるので意識しましょう。
中卒の方でも学歴に関係なく働いている方が多い職種ですので、気になった方は、トラック運転手の求人を探してみてはいかがですか?
希望する条件に合った自分にふさわしい仕事が見つかるでしょう。
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