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ドライバーに転職して良かった事は?メリットとデメリットを紹介

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ドライバーに転職するメリット・デメリットを紹介します。

「ドライバーの平均年収は?将来性は?どういう人がドライバーに向いているの?」などの疑問にもお答えします。転職先選びで後悔しないコツや向いている人の特徴も解説しますので、参考にして下さい。

ドライバーに転職する前に!仕事内容をチェック

ドライバーの仕事に転職するには、どのようなスキルや資格を求められるのか解説します。

集中力と注意力が求められる

ドライバーの業務内容は、運転をして乗客や貨物を目的地に届けるシンプルなものです。高い運転スキルは必要ありませんが、長時間安全に運転をし続ける必要があるため、高い集中力と注意力が必要です。

もちろん、居眠り運転はもってのほかですので、事前に睡眠をしっかり取るなどの自己管理能力が求められます。

大型車両の運転には特殊免許が必要

ドライバーの業種は主にタクシー、バス、トラックの運転手があります。これらの仕事に転職するためには、それぞれ以下の免許が必要です。

車両の種類 免許の種類
タクシー二種免許
バス準中型自動車免許、中型自動車免許
トラック大型自動車免許、牽引免許

関連記事:トラック運転手に転職したい人に知ってほしい4つの注意点

ドライバーという仕事の現状と将来性

続いて、ドライバーという職業の現状と将来性について解説します。

法令遵守化に伴うドライバー不足

ドライバーの過労によって大型車両の交通事故が多発している事が社会的に問題視され、

近年はドライバー業界への取り締まりが厳しくなっています。

具体的には、

・1日16時間を超える労働の禁止

・4時間に30分は休憩を取らなければならない

などです(※1)。

これらの法令に違反すると、行政から指導が入り、最悪の場合免許を剥奪されます。

貨物の輸送量自体は大きな変化がないにもかかわらず、従来と比べてドライバー1人当たりの稼働時間が制限されているため、ドライバー不足が起きているのが現状です。

※1「トラック運送業の現状等について」

ネット通販の浸透により輸送ニーズが上昇

昨今、楽天やAmazonなどのネット通販サービスが浸透したことで、貨物の輸送ニーズが上昇しています。

国土交通省の調査によれば、令和2年度の宅配便取扱個数は48億3647万個であり、前年度と比較して11.9%も増加しました(※2)。

また経済産業省の調査でも、ここ8年でEC市場規模が約2倍に伸びていることがわかっています(※3)。モバイル端末の普及率が9割を超える今(※4)、今後5Gなどのインフラ環境が整備されることで、ネット通販のニーズはますます高まっていくでしょう。

さらに、タクシーに関してはスマートフォンで気軽に配車予約が可能なアプリも登場しており、ますますタクシードライバーの需要が高まることが予想されます。

※2 「令和2年度宅配便取扱実績について」 

※3「電子商取引に関する市場調査の結果」

※4「デジタル活用の現状」

未経験でも採用されやすい

労働環境の取り締まりとドライバーのニーズ上昇により、ドライバー業界は人手不足の状況です。それに加えて、若年層で免許を持たない人が増えていることも、ドライバー不足につながっています。

運転免許統計が発表した令和3年度版(2021年)運転免許統計によると、20年前と比べて10代・20代の免許保有者数は約655万人も減少しているのです(※5)。

このように、かつてないドライバー不足の現状があるからこそ、ドライバー業界の企業は未経験者でも積極的に採用する傾向があります。必要な資格さえあれば、年齢や学歴を問わず、採用してもらえる可能性があるでしょう。

※5「運転免許統計令和3年度版」

ドライバーの平均年収

こちらでは、厚生労働省が発表している令和3年賃金構造基本統計調査に基づき、タクシードライバーとトラックドライバーの平均年収について解説します。

タクシードライバーの平均年収

タクシードライバーの平均年収:280万5100円

全産業の平均年収は489万円ですので、平均をかなり下回る水準です。タクシードライバーの給与は一般的に歩合制が多い傾向にあります。賞与がない完全歩合制の企業も多いことが、水準を下げていると言えるでしょう。

トラックドライバーの平均年収

トラックドライバーの平均年収:463万円

全産業の平均年収は489万円ですので、平均を少し下回る水準です。注意したいのは、トラックドライバーは他の業種と比べて拘束時間が長めである点です。時給換算をすると1000円近くになる可能性もあります。

ただし、大手企業であればこちらの水準以上の年収を得られる可能性もあるでしょう。

※6「産業別賃金表」(厚生労働省) 

ドライバーに転職するメリットとデメリットとは

ドライバーに転職するメリットとは

・未経験でも採用されやすい

ドライバー業界は未経験者にとってハードルが低い転職先と言えます。先述のように深刻な人手不足ですので、運転技術と体力があれば経験や年齢などに関係なく採用される可能性があるでしょう。

・仕事に慣れやすい

貨物の積み下ろしや細かな事務作業など、新たに覚える業務もありますが、ドライバーの仕事の大半は運転業務であり、ルーティーンがほとんどです。そのため、他の業界と比べて仕事に早く慣れやすいと言えます。

・人間関係のトラブルが起こりにくい

ドライバーの業務は基本的に1人でおこないます。そのため、仕事で人間関係のトラブルが起こることは多くありません。配送時間やルールさえ守っていれば、自分のペースで仕事ができるため、職場での人間関係にストレスを感じやすい人にとってはオススメの仕事です。

・学歴に関係なく認めてもらえる

必要な資格やスキルがあれば、学歴に関係なく転職ができるのがドライバー業界です。実際、最終学歴が高卒や中卒のドライバーもたくさんいます。

・片親でも十分な収入を得やすい

昨今は共働きの夫婦が増えていますが、大手企業に転職できれば片親の方でも十分な収入を得られるチャンスがあります。

関連記事:トラック運転手に転職して良かったこと6選|現役に質問してみた

ドライバーに転職するデメリットとは

・勤務時間が不規則になりやすい

トラックドライバーは毎日決まった時間に始業し、決まった時間に終業するわけではありません。そのため、不規則な勤務スタイルが原因となり、生活リズムが不安定になる可能性があります。

・肉体的な負担が大きい

ドライバーは長時間にわたって集中力を使い続ける仕事です。また、長時間同じ体勢を続けることで、肉体的な負担も大きいと言えます。体力に自信がない人にとっては、継続することが難しいでしょう。

・長時間拘束される可能性がある

トラックドライバーは労働基準法によって最大16時間まで働くことが許されています。1度の勤務で長時間拘束されることが珍しくないため、プライベートの時間を確保するのが難しい可能性があります。

ドライバーに転職して後悔する原因

転職先選びに失敗した

ドライバー業界には数多くの企業が存在します。その中から、いわゆるブラック企業を避け、自分に合った優良企業を見つけ出すことは容易ではありません。

運転が好きでドライバーという仕事に向いていたとしても、企業の経営方針やマネジメントなど、細かな部分でそりが合わず、仕事が嫌いになってしまう可能性は十分にあります。

「ドライバーに転職して良かった」と思えるように、転職先は慎重に選びましょう。

体力的に厳しかった

ドライバーになる前に、自分で長時間労働を体験するという人は稀です。そのため、「労働時間が長いとわかってはいたが、実際にやってみたら体力がもたなかった」という人は少なくありません。長時間の運転や重い貨物の積み下ろし作業によって腰痛を発症し、後悔して辞める人もいます。

やりがいを感じられなかった

ドライバーの仕事は人や貨物を目的地に届けることです。成果を判断するための明確な指標があるわけではないため、「やりがいを感じにくい」と思って後悔する人もいます。「頑張りに応じて評価されたい」という人には不向きな仕事と言えるでしょう。

ドライバーに転職して後悔しないためのコツ

念入りに情報収集をおこなう

ドライバーに限らず、転職で後悔しないためには事前の情報収集が重要です。一言にドライバー業界と言っても、企業によって社風や待遇は異なります。

募集要項を見るだけでなく、企業のホームページや業界誌、記事メディア上の情報など、

できる限りの情報収集をおこないましょう。なお、企業によっては企業説明会を開催しているところもあるので、積極的に足を運んでみて下さい。

ドライバー生活のシミュレーションをしておく

トラックドライバーに転職すると、ライフスタイルを変えざるをえなくなります。長時間拘束されることが珍しくないため、十分な睡眠時間が取れなかったり、自宅に帰れなかったりすることもあるでしょう。

思うように気分転換をする時間がとれずに、ストレスを溜め込むこともあるはずです。そうなった時に後悔しないよう、事前にドライバー生活を十分にシミュレーションすることをオススメします。

不規則な生活リズムになった時に肉体面や精神面で問題が出ないか、自分自身を知っておく必要があります。

転職エージェントを活用する

転職エージェントや転職サイトを活用するのも、転職の失敗確率を下げる有効な手段です。こういったサービスは転職先の選択肢が多いですし、エージェントやアドバイザーが個別でサポートをしてくれます。

希望条件を伝えて求人を紹介してもらうことができるので、1人きりで転職活動をするよりも効率的に優良企業を見つけやすいでしょう。

関連記事

ドライバーに転職する理由はどう書く?転職成功のコツも紹介

トラック運転手への転職で後悔しない方法

ドライバーへの転職が向いている人

運転免許証を持っている

運転免許証を持っていて、普段から運転に慣れている人はドライバーに向いています。必ずしも運転が大好きである必要はなく、苦にならないのであれば適性はあります。

1人で仕事をするのが好き

ドライバーは業務の大半が運転業務です。自分のペースで業務を進め、休みたい時に休憩を取り、1人で仕事をこなします。他人と接する機会が極端に少ない仕事と言えるでしょう。

そのため、「人間関係でストレスを抱えるよりは、1人きりで仕事をした方がいい」という方には向いています。

長時間の運転が苦ではない

「運転は好きでも、長時間の運転は苦手」という人は一定数存在します。だからこそ、長時間の運転を苦に感じない人にとってはチャンスです。

集中力があり、安全意識が高い

乗客や貨物を安全に目的地に送り届けるために、ドライバーは常に安全運転を心がける必要があります。そのため、高い集中力があり、安全意識が高い人はドライバーに向いているでしょう。

ルーティンワークでも飽きない自信がある

ドライバーの業務はルーティンワークであることがほとんどです。貨物の積み下ろしや見慣れた道での運転など、日々似たような作業の繰り返しでも飽きない自信がある人は向いています。

体力には自信がある

ドライバーの仕事は体力勝負です。重い貨物の積み下ろし、長時間の運転など、体力がない人であればすぐに音を上げてしまう可能性があります。だからこそ、体が強い人、体力に自信がある人には向いている仕事です。

関連記事:【成功事例】ドライバーキャリアを通して船舶職員から、未経験でドライバーに転職!

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