【機械設計職向け】転職に失敗しない職務経歴書の書き方とサンプル

機械設計職の仕事に転職予定で、職務経歴書の書き方について知りたい人も多いはずです。

実際に、機械設計エンジニアが職務経歴書を作成する際に、気をつけるべきポイントは9つあると言われています。たとえば、設計業務の経験・担当した製品・実績を詳細に記載しなければなりません。

この記事では、機械設計職向けの転職に失敗しない職務経歴書の書き方サンプルを紹介しています。職務経歴書が原因で不採用になりたくない人は、参考にしてみてください。

【機械設計職向け】職務経歴書サンプル

機械設計職向け職務経歴書のサンプルを紹介します。

職 務 経 歴 書 20××年×月×日現在氏名　××　××  ■職務要約 20××年×月、××株式会社に入社。入社以降××年間、一貫して機械設計業務に携わり、××製品の××設計を担当しています。 具体的には、構想設計からデザインレビューまで一貫して行っていることに加え、社外折衝なども担ってきました。20××年には、設計を通して、高品質を維持しながらも××％コストダウンした××の製品開発に貢献してきました。 ■職務経歴 20××年×月～20××年×月　　××株式会社 事業内容：××事業従業員数：×××人　上場：××正社員として勤務 20××年×月～20××年×月 【担当職務】 ××の製品設計・改良対応、ならびに社外折衝製図作成補助部品設計デザインレビュー社外折衝 【実績・取り組み】 既存製品の設計改良ニーズに対し、質を落とさずにコストを××％抑える製品を設計 20××年×月～現在　　株式会社××（2社目以降あれば） 事業内容：××事業従業員数：××人　上場：東証プライム上場正社員として勤務 20××年×月～現在××事業部　××グループ ■PCスキル Word報告書・見積書・礼状などの社内外文書が作成できるレベル Excel関数の使用やデータ表が作成できるレベル PowerPoint会議資料が作成できるレベル ■PCスキル CADソフト（×年間使用経験あり） ■資格 普通自動車第一種運転免許20××年×月取得 機械設計技術者3級20××年×月取得 ■語学力 TOEFL ×××点 （20××年×月） ■自己PR 私は機械設計歴××年の実績があり、既存製品の対応から新製品開発まで幅広い設計業務に携わってきました。お客さまや社内関係各部署からの要望をヒアリングして連携を取りながら、品質・コスト・納期のすべての基準を満たせるように取り組んでいます。たとえば、既存製品の設計改良ニーズに対し、質を落とさずにコストを××％抑える製品を設計してきました。今後は、過去の実務経験を活かして貴社の発展に貢献したいと考えています。 以上

関連記事：

・機械設計エンジニアは30代未経験でもなれる？転職成功のコツ

・機械設計エンジニアがやめとけと言われる理由｜派遣社員から脱出する方法

【機械設計職向け】職務経歴書の書き方に関する9つのポイント

機械設計職向けの職務経歴書の書き方に関するポイントは主に9つです。

1. 設計業務の経験を詳しく記載する
2. 担当した製品の詳細を記載する
3. 具体的な成果を記載する
4. 自分のマネジメント経験を記載する
5. 取り扱い可能なツールを記載する
6. 語学力に関して記載する
7. PCスキルに関して具体的に記載する
8. 保有資格に関して記載する
9. 自己PRについて記載する

それぞれのポイントについて解説します。

1.設計業務の経験を詳しく記載する

機械設計エンジニアの業務は多岐にわたります。また、設計業務の中でも、構想設計・基本設計・詳細設計・生産設計・デザインレビューとさまざまです。

どの領域を担当したのか、設計業務の経験を職務経歴書に詳しく記載しましょう。

あわせて、使用したCADツールや解析ソフトを明記したり設計業務に携わった期間を記載したりすると具体的になります。

2.担当した製品の詳細を記載する

機械設計エンジニアとして担当した製品の詳細を職務経歴書に記載しましょう。

たとえば、製品名・用途・概要を簡潔に記載します。また、担当した製品開発における自分の役割も明確にしましょう。

3.具体的な成果を記載する

機械設計エンジニアの転職活動を成功させるために、実績のアピールは重要です。

設計業務を通してどのような成果を挙げたのかを職務経歴書に記載しましょう。たとえば、成果がもたらした影響や貢献度をアピールします。

また、成果を記載する際は、数値やデータを用いて成果を客観的に示すのがポイントです。

4.自分のマネジメント経験を記載する

機械設計エンジニアとして、チームを率いてプロジェクトを成功に導いた経験があれば、職務経歴書に記載しましょう。

他にも、部下育成や指導の経験があれば具体的に明記できると、アピールにつながります。

5.取り扱い可能なツールを記載する

機械設計エンジニアとして取り扱い可能なツールを職務経歴書に記載しましょう。

機械設計の業界では、CAD（Computer Aided Design）・CAE（Computer Aided Engineering）などの専門的なツールが多数使用されています。

使用ツールの記載は、職務遂行能力を証明する上で重要な要素です。

6.語学力に関して記載する

機械設計エンジニアの中には、語学力に長けている人もいるでしょう。近年は、グローバル化が進み、海外の機器を扱う機会も増えています。したがって、英語をはじめとする外国語のスキルは、機械設計職でも重要視されています。

語学力を示す際は、試験名・スコアなどを職務経歴書に明記しましょう。他にも、語学力を業務で活かした経験があれば、記載するのも有効です。

7.PCスキルに関して具体的に記載する

PCスキルは、機械設計業務に必須です。

基本的な操作に加え、設計製図ソフトや解析ソフトなどの専門的なスキルを職務経歴書でアピールしましょう。

8.保有資格に関して記載する

機械設計に関する資格を持っていると、知識と技術の証明になります。保有資格も職務経歴書に記載しましょう。

たとえば、機械設計エンジニアの転職に有効な資格は次のとおりです。

• 機械設計技術者1級〜3級
• 技術士（機械部門）
• 機械・プラント製図技能士
• CAD利用技術者

9.自己PRについて記載する

自己PRでは、過去の経験やスキルを活かして、応募先企業でどのように貢献できるかを職務経歴書でアピールしましょう。

さらに、熱意や意欲も伝えられるとよいでしょう。

参考：職務経歴書｜厚生労働省

【機械設計職向け】職務経歴書を作成する際に注意すべきポイント

機械設計エンジニアが転職するにあたって、職務経歴書を作成する際に注意すべきポイントは3つです。

• 空欄はできるだけ作らない
• 実績は具体的に記載する
• 内容は簡潔にまとめる

それぞれのポイントについて解説します。

空欄はできるだけ作らない

職務経歴書の空欄は、やる気が無い・経歴に自信がない・応募企業への熱意が低いなどと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。

独学や自己啓発で取り組んだ内容もアピールになるかもしれません。

職務経歴書に空欄はできるだけ作らないようにしましょう。

実績は具体的に記載する

機械設計エンジニアでの実績は、具体的に記載しましょう。

実績を具体的に記載するポイントの例は、「売上を増加させた」ではなく、「前年比120％増の売上を達成した」のように、数字を用いると採用担当者に理解いただきやすいと言われています。

内容は簡潔にまとめる

機械設計エンジニアでさまざまな経験をしているかもしれませんが、職務経歴書の内容は簡潔にまとめましょう。

企業の採用担当者は、1日に数多くの職務経歴書をチェックしています。内容が簡潔にまとめられていない職務経歴書の場合、採用担当者が読むのに苦労するので、不採用になる可能性が高まってしまうかもしれません。

【機械設計職向け】職務経歴書を作成に関するよくある質問

機械設計エンジニアの職務経歴書作成に関するよくある質問は次のとおりです。

• 職務経歴書にはフォーマットがありますか？
• 職務経歴書はエクセルとワードのどちらで作成するのが良いですか？
• 職務経歴書のおすすめ形式はありますか？

それぞれについて解説します。

職務経歴書にはフォーマットがありますか？

職務経歴書のフォーマットは、転職エージェントが準備してくれているケースが一般的です。転職活動の際はエージェントに相談してみるとよいでしょう。

職務経歴書はエクセルとワードのどちらで作成するのが良いですか？

職務経歴書はワードで作成するケースが一般的と言われています。

一方で、履歴書はエクセルのケースが多いでしょう。

職務経歴書のおすすめ形式はありますか？

職務経歴書のおすすめ形式は、応募する企業や職種によって多少異なると言われています。

たとえば、機械設計エンジニアの場合、実務経験に加えて、携わった製品を記載する項目があるとよいでしょう。

【機械設計職向け】職務経歴書を作成に関するまとめ

今回は、機械設計エンジニア向けの職務経歴書の書き方について、サンプルとあわせて解説しました。

機械設計職向けの職務経歴書の書き方に関するポイントは主に9つです。

1. 設計業務の経験を詳しく記載する
2. 担当した製品の詳細を記載する
3. 具体的な成果を記載する
4. 自分のマネジメント経験を記載する
5. 取り扱い可能なツールを記載する
6. 語学力に関して記載する
7. PCスキルに関して具体的に記載する
8. 保有資格に関して記載する
9. 自己PRについて記載する

また、職務経歴書を作成する際は、空欄を可能な限り作らず簡潔にまとめましょう。

これから機械設計エンジニアの転職を検討しているのであれば、職務経歴書・履歴書の準備も踏まえてエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。