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宅建資格が必要な仕事とは?資格を活かせる4つの業界を紹介

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宅建資格 仕事中の様子

宅地建物取引士(宅建)資格は、不動産取引のスペシャリストとして位置づけられ、さまざまな業界で必要とされる国家資格です。この資格を持つことで、不動産業界や他の産業分野でのキャリアにおいて数々のメリットが得られます。この記事では、宅建資格が必要な仕事とその活用が期待される業界を詳しく紹介します。

宅建資格が必要な仕事とは?

デスクに向かって設計作業をする宅建士たち

宅地建物取引士(宅建)は不動産取引のスペシャリストとして、不動産会社や投資信託会社などで活躍する国家資格です。以下より具体的な仕事内容について紹介します。

重要事項の説明をする

不動産物件の購入・貸借を検討している人が、その物件について知らないまま取引してしまうと、後でトラブルになることがあります。そうならないために、取引内容の重要事項について、取引成立前に説明する義務が宅建士にはあるのです。ここでいう重要事項には、敷地の面積や登記、インフラの供給先、契約の期間や解除方法、災害時・緊急時の対応などが含まれます。

35条書面(重要事項書面)への記名をする

宅建資格者には、不動産取引においてクライアントに提供される「35条書面」(重要事項書面)に署名する義務があります。これにより、専門的な知識を持つ者がクライアントとの契約において、重要次項について口頭で説明するだけでなく、書面・法的な側面からも信頼性を担保します。

37条書面への記名をする

35条書面と同様、宅建資格者は「37条書面」に署名する責任があります。37条書面には物件に関する情報が記載されています。

宅建資格の仕事をする3つのメリット

笑顔を向ける女性

宅建資格を持っていると、以下のようなメリットがあります。

  • 資格手当で給料がアップする
  • 就職や転職に有利になる
  • 将来的に独立も考えられる

資格手当で給料がアップする

宅建資格は、宅建資格を持っていないと行えない仕事がある国家資格の1つです。そのため、どの会社の経営者も資格保有者を手放したくないと考えています。多くの企業は、資格手当を充実させていることが多く、資格を持っていない人と比べると給料は高くなります。

就職や転職に有利になる

宅建資格は不動産業界ではもちろんのこと、建設業界や金融業界などの業界でも専門知識を持った人材として重宝されるため、就職や転職の際に有利に働くことが考えられます。これらの業界に就職・転職しようと考えている人は持っておくと良いでしょう。

将来的に独立も考えられる

宅建資格を取得後、不動産などの業界で実務経験を積んでさらにスキルを磨けば、将来独立・起業することも可能です。特に、宅建資格を活かせる業界は、今後もニーズがなくなるとは考えにくい業界が多いので、長期的に見ても計画を立てやすいでしょう。

宅建資格を活かせる4つの業界

コピー機に触る人の手

前項で「宅建資格を持っていると就職や転職に有利になる」「独立も視野に入れられる」とお伝えしましたが、どの業界でも通用するわけではありません。その理由は、宅建資格は不動産に関する専門知識を持った人材であることを証明する資格だからです。

ここでは、宅建資格を活かせる業界を4つ紹介します。就職や転職を検討している人は参考にしてみてください。

不動産業界

まずは不動産業界です。宅建士として働くほか、不動産仲介業者や不動産開発会社での営業職やコンサルタントなどでも幅広く活躍できます。不動産物件の購入・売却・貸借に関する助言や書類作成などに関われます。

保険業界

不動産の取引には、さまざまな保険制度が関係しています。宅建の勉強をしていると保険に関する知識も身につきますので、保険業界でも活躍できます。保険商品を提案するときに宅建資格を持っていると有利になることがあります。

金融業界

不動産や宅建は金融業界とも密接に関係していますので、金融業界でも活躍できる可能性があります。投資信託やローン、資産運用の提案やアドバイスなどで役立つでしょう。

建設業界

宅建士が関わる仕事として建設業界も挙げられます。不動産と建設の2つの業界の橋渡し役として重要なポジションに就くこともできます。

宅建士の仕事に向いている人の特徴3選

パソコンで仕事をする男性

資格を取れば就職に有利にはなりますが、専門知識だけで内定が決まるほど、就職は甘くありません。本人の性格や希望など、スキル以外の要素も大きく関係してくるためです。

ここでは、宅建資格を取得して不動産業界や建設業界、金融業界などで働くのが向いている人の特徴を3つ紹介します。

  • 不動産の仕事に興味がある人
  • 営業が得意な人
  • 土日祝でも働ける人

不動産業に興味がある人

宅建資格を取得するためには、不動産に関する勉強をする必要があります。また、取得した宅建資格を活かして働く場合、少なからず不動産に関わる仕事をすることになります。そのため、全く不動産に興味がない人にはあまり向いていないでしょう。

ただ、携われる仕事や業界は幅広いので、宅建士の参考書などを軽く見てみてから判断するのも良いでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

宅建士には、高いコミュニケーション能力が求められます。宅建士の仕事は1人で完結するものではないためです。クライアントや工事担当者との打ち合わせはもちろん、職場の仲間とコミュニケーションを取る機会もあります。

宅建士には、ほうれんそう(報告・連絡・相談)を適切に行ったり、相手の言っていることを正しく理解したりする能力が必要なのです。

土日祝に関係なく働ける人

宅建士が取引する相手は、土日祝日を休みとしている人が多い傾向にあります。相手が休みのときに不動産会社で契約を結ぶ、ということです。そのため、不動産会社で働く宅建士は土日祝日でも働ける人の方が望ましいです。

いつ、どんな顧客が来るのか、このあたりは企業によって異なるため、入社前に確認しておき、自分のライフスタイルに合った条件の所を選ぶと良いでしょう。

また、誠意をもって対応していれば、顧客側がスケジュールを調整してくれる場合もあります。丁寧に仕事することも、宅建士として必要なスキルの1つなのです。

宅建資格の仕事に関するよくある質問

作業着を着ている男性

宅建資格を持ってると何がいいですか?

宅建資格を持っていると「不動産業界」「建設業界」「金融業界」「小売業界」「保険業界」などに就職・転職する際に有利になることがあります。また、資格手当などを受けられるため、収入アップも見込めます。

宅建資格を持って不動産業界で働くといくら稼げますか?

宅建資格を取得して宅建士として働く場合、年に500〜600万円ほど稼げると言われています。これは平均年収よりも高い水準です。また、資格手当や役職手当が付けば、さらに上がる可能性もあります。

宅建資格は何ヶ月で取れますか?

宅建資格を取得するのに必要な勉強時間の目安は、独学の場合は600時間ほどです。1日2時間勉強したとしても、1年近くかかる計算になります。

まとめ

朝礼をする社員たち

今回は宅建資格が必要な仕事、宅建資格を活かせる4つの業界を紹介してきました。宅建資格の取得を考えている人はぜひ、将来、どのように働きたいかを考えてみてください。そうすることで勉強のためのモチベーションも維持できますよ。

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