「立ち仕事は痩せるの?」
「立ち仕事ってどれくらいカロリーを消費しているのか知りたい」
「立ち仕事中に効率よくダイエットする方法が知りたい」
この記事はこの中に1つでも当てはまるものがある方におすすめです。
スーパーやコンビニのレジスタッフ、工場勤務、デパートの販売員、飲食店スタッフなど立ち仕事にはさまざまな職種があります。
その立ち仕事が実際どれくらいカロリーを消費しているのか?デスクワークと比較するとどれくらい違うのかを紹介しています。
ここで分かることは以下の通りです。
・立ち仕事とデスクワークそれぞれの消費カロリー
・立ち仕事ダイエットのメリット
・立ち仕事ダイエットを効果的にする方法
・立ち仕事ダイエットを無理なく続ける方法
仕事をしながらダイエットができるなんて最高ではないでしょうか。今回の記事で具体的にその方法について紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
立ち仕事は本当に痩せるのか?
立ち仕事はデスクワークよりも動く量が多いので、痩せそうと思いますよね?では、実際に痩せるのでしょうか?
結論からいうと立ち仕事はダイエット効果があります。その理由は動くからですが、もう少し細かく見ると立ち仕事はデスクワークよりも心拍数が1分あたり10回ほど多いとされています。
心拍数が上がると代謝が上がり消費カロリーが多くなるので、痩せる効果が期待できるのです。
そのため、デスクワークと立ち仕事を比較して、どちらが痩せるのかというと立ち仕事の方が痩せやすいと言えるでしょう。
実際、食後の血糖値はデスクワークの人と比較すると立ち仕事の方が元に戻りやすい研究結果が出ています。座りっぱなしだとお腹がすきにくいと感じたことありませんか?立っていると自然と糖分を分解してカロリーを消費しているのです。
ただし、立ち仕事は立ち仕事なりのデメリットがあります。例えば、長時間立ちっぱなしによる足の痛みやむくみが発生しやすい、腰痛になるといった悩みを抱えている人も少なくありません。
立ち仕事とデスクワークはどちらが痩せるか
デスクワークよりも立ち仕事の方が痩せやすいと紹介しました。それでは実際にどれくらいカロリーを消費しているのか気になるところですよね。
消費カロリーは年齢や性別や体重、筋肉量によって異なるため、一概には言えない部分はありますが、比べやすいように体重50㎏の人を例にしてデスクワークと立ち仕事のカロリーをそれぞれ紹介していきましょう。
デスクワークの消費カロリー
デスクワークの場合、体重50㎏の人が1時間作業をして消費するカロリーは約40~50kcalとなります。座りっぱなしでもそれなりにカロリーを消費していることがわかります。
ただし、体重を1㎏痩せるために消費しなければいけないカロリーは約7000kcalです。つまり、1日8時間を1週間働いたとしても1㎏痩せることはできないのです。
その間に食事や間食を取っているので、デスクワークだけで痩せるのは難しいでしょう。
立ち仕事の消費カロリー
立ち仕事の場合、ただ立っている時の消費カロリーは約70~80kcalと言われています。1日8時間働いたとしても560~640kcalとなり、デスクワークと大きな差はありません。
ただし、これはあくまでただ立っているだけの場合です。実際は動き回ることがあるかと思うので、実際はさらにカロリーを消費しているでしょう。
特に接客業をしていると歩く回数が多いかと思います。また、歩くだけでなく、物を持ち上げて運ぶこともあるでしょう。
立ち仕事でも工場やスーパーのレジ打ちなど同じ場所に立っている場合だと消費カロリーはあまり多くありません。しかし、動き回ったり物を運んだりするような仕事だと1日の消費カロリーは多くなるでしょう。
痩せると言われている立ち仕事のメリット
立ち仕事はデスクワークと比較して痩せやすいことがわかりました。それでは立ち仕事でのダイエットにはどういったメリットがあるのか紹介していきましょう。
リバウンドしにくい
ダイエットでの失敗談にリバウンドしてしまったという話を聞いたことはありませんか?
リバウンドする原因として無理なダイエットをしたという理由が大きくあるでしょう。無理なダイエットをしたことで体調面を壊すこともあります。
良いダイエット方法は無理なくゆっくりと体重を落としていくものです。そうするためには一時的に頑張るのではなく、日々努力を積み重ねて体重を落とす行動をしていくほうがいいでしょう。
立ち仕事はまさにその行動に入るもので、毎日無理なく続けているうちに痩せていきます。急激に体重が落ちることはありませんが、その分リバウンドもしないでしょう。バランスのいい食事を取っておけば体調も壊すことなく、健康的に痩せていくことが可能です。
ダイエットをすると決めると毎日体重をはかったり、運動をしなければいけないというプレッシャーがあったりとストレスを感じやすくなります。
実は人間はストレスを感じると脂肪を蓄えるという性質があるので、ダイエット中にストレスを与えることはかえって太りやすくなるのです。
そのため、立ち仕事は無理なく痩せることができ、さらにお金を得ることができるのでまさに一石二鳥のダイエットといえるでしょう。
工夫次第でさらに効果的に痩せることができる
立ち仕事はデスクワークよりも消費カロリーが高いですが、工夫次第でダイエット効果を高めることができます。詳しくは次章で紹介しますが、ダイエットにおいて大切なことは摂取カロリーに気を付けることです。
当たり前ですが、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が高いと太ります。立ち仕事をしていると体を動かすので、お腹がすきやすいものです。食事もおいしく感じるのでついつい食べ過ぎてしまいますが、食べ過ぎるとせっかく消費したカロリーが全て無駄になります。
立ち仕事でのダイエットを成功させるためには食事の管理も大切です。食事の気を付けるポイントは脂っこいものを避ける、野菜を多く食べるなどさまざまありますが、おすすめの食事方法は先に果物を食べることです。
先に果物を食べることで酵素が出てきて、それらが食べ物の消化を助けてスムーズに栄養成分を取り入れることができるのです。
できればバナナのような糖質の高いものではなく、リンゴやブドウといった食物繊維の高いものを食事の30分前にとりましょう。
立ち仕事で消費カロリーを増やしてさらに痩せるコツ
せっかく立ち仕事をしているのであれば工夫して消費カロリーをあげてダイエット効果を高めたいですよね。ここではより効果的に痩せられる方法を紹介していきましょう。
姿勢を正しくする
姿勢を正しくだけでも消費カロリーはあがります。姿勢を正しくすることで血流やリンパの流れが良くなって代謝があがります。代謝が上がると消費カロリーがあがるのでダイエット効果が期待できます。
正しい姿勢とは、あごは少し引き、下腹は少し力を入れて引っ込める。背筋は力を入れずに伸ばした状態です。
姿勢が悪いと消費カロリーが落ちるだけでなく、腰に負担が大きくかかるので腰痛の原因や他の病気を呼び寄せる原因になります。正しい姿勢はダイエットだけでなく、自身の健康面においても重要なので、意識的に取り組むようにしましょう。
もし姿勢を正しくキープすることが難しいと感じるのであれば、コルセットや矯正サポーターなどを着用してみるといいですよ。
コンプレッションウェアを着用する
コンプレッションウェア(着圧ソックスや加圧ストッキングなど)を着用することもダイエット効果に期待がでます。
立ち仕事の場合は基本立ちっぱなしになるので、足から心臓に血液を流すには重力に逆らわないといけません。足から心臓に血液を流す際はふくらはぎの筋ポンプを利用して流すのですが、着圧ソックスをはくことで筋ポンプの作用を促進する効果が生まれます。
結果として血流がよくなるので代謝が上がり、消費カロリーも上がることとなります。また、血流がよくなることで足に老廃物がたまりにくくなるので、足のむくみや疲れの軽減にもいいので長時間立ち仕事をする人にはおすすめです。
コンプレッションウェアは体にぴったりフィットするように作られており、姿勢改善や筋肉を引き締める効果もあります。コンプレッションウェアは基本的に下着やインナーなので、制服の下に着用するものなので手軽に取り入れることができます。
簡単なエクササイズを取り入れる
仕事中にどこかのタイミングで簡単なエクササイズを取り入れてみましょう。
簡単にできるものとしてはつま先立ちがおすすめです。つま先立ちをすることでふくらはぎや太ももの内側、お尻の筋肉を鍛えることができます。
筋肉が増えると代謝が良くなるため、自然と消費カロリーがあがります。また、つま先立ちをすることで血流が良くなるので、むくみや痛みの解消にもなります。
つま先立ちのやり方は正しい姿勢で立ったまま、かかとをあげてつま先立ちをします。そして、そのまま30秒キープをします。何セットかできる方は3セットほどするとさらに効果的です。
他のエクササイズとしてはお腹を鍛えるものがおすすめです。お腹をふくらませながら息を吸います。お腹が伸びるようになるべくたくさん吸いましょう。そのあとお腹をへこませながら息を全部出します。
息を出した後は息を止めて20~30秒程キープしましょう。そうすることでお腹の奥を鍛えることができます。ポッコリお腹の解消にも効果的ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
立ち仕事で痩せを継続するポイント
立ち仕事でのダイエットも継続させないと意味がありません。無理なく続けていくためにはポイントがあります。具体的にどういったものがあるのか、紹介していきましょう。
ぬるま湯につかる
立ち仕事は知らない間に疲れがたまっていくものです。ましてデスクワークよりもダイエット効果がある分、疲労度は高いです。長く立ち仕事を続けていくためには疲れをなるべく残さないことです。
疲れたからとシャワーだけですましていませんか?シャワーでもリフレッシュはできますが、疲労をとるためにはお風呂につかることが大切です。お風呂にはなるべくゆっくりつかったほうが血流がよくなるのでぬるま湯にしましょう。温度は好みがありますが38~40℃くらいがちょうどいいです。
リラックス効果を高めるには入浴剤を入れたり、アロマを焚いたりするとさらに効果的です。
ストレッチやマッサージを行う
お風呂に入ったあとはストレッチやマッサージを行いましょう。お風呂のあとは筋肉がほぐれているので、さらに効果的です。マッサージする場所はヒザ裏やふくらはぎなどがおすすめです。
ヒザ裏にはリンパ節があるので、ここを刺激することでリンパが流れて、溜まった老廃物や水分を流してくれるのでむくみ解消や疲れの軽減になります。
ふくらはぎは片方の足をもう片方のヒザの上にトントンとたたくようにすると血流がよくなり、老廃物が流れていきます。
マッサージはお風呂の中で行っても大丈夫ですよ。
ウォーキングやジョギングなど軽い運動をする
立ち仕事で疲れているのにさらに運動するの?と思われるかもしれませんが、軽い運動をすることで筋肉がほぐれて楽になります。
立ちっぱなしでいると筋肉が凝り固まってしまい、血流が悪くなります。そうなると疲れが溜まったり、痛みが出てきたりすることもあるので、軽い運動で筋肉をほぐしましょう。
一番手軽な方法は退勤後に1駅分または1停留所分歩くことです。他には休日にウォーキングやジョギングをするといいでしょう。
ウォーキングやジョギングをすると筋肉がほぐれて血行が良くなるほか、足の筋肉が鍛えられて新陳代謝が良くなります。
また、運動によって体だけでなく、心もリフレッシュできるので、肉体的にも精神的にも良いですよ。
靴やインソールを工夫する
長時間の立ち仕事で少しでも疲れにくくしたいのであれば靴をインソールを変えてみましょう。
靴はランニングシューズやウォーキングシューズのものがおすすめです。歩く、走るに特化したものなので、長時間の運動でも足が疲れにくくするためにクッション性を高めたり、歩きやすくしたりしています。
もし靴が指定されているのであれば、インソールを変えてみましょう。インソールはクッション性を高めているものや土踏まずのサポートをしているものなどがあります。どちらも長時間の立ち仕事の疲れ軽減となるので、一度試してみてはどうでしょうか。
関連記事:立ち仕事で足が痛いという方必見!足を楽にさせる方法や痛みの予防方法を紹介
立ち仕事で痩せる?についてのまとめ
立ち仕事はデスクワークよりもダイエット効果が高く、痩せる傾向にあることがわかりました。仕事をしながらダイエットができるという点で立ち仕事は魅力的ですよね。
しかし、カロリー消費がある分、疲れもでやすいので日頃のケアや工夫が必要です。ダイエットを効率よく、かつ無理なく続けていくために今回紹介した情報を参考にしていただければ幸いです。
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