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いい運送会社の選び方とは?大手運送会社やサイズ別トラックドライバーの収入などを紹介

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「トラックドライバーになりたい」
「いい運送会社を選ぶ方法を知りたい」
「トラックドライバーの給料を知りたい」

そんな夢や興味を持っているかたにこの記事はおすすめです。

ここでは、

・いい運送会社の選び方
・悪い運送会社の選び方
・人気大手運送会社3つ
・トラック運転手の給料

について詳しく紹介しています。

将来運送会社に勤めたいという方、転職を考えている方はぜひ最後まで一読してくださいね。

関連記事:トラック運転手が働くなら大手か中小どっち?大手・中小を徹底比較

いい運送会社を選ぶポイントとは?

せっかく運送会社に勤めるからには途中で辞めずに長続きしたいもの。失敗して悪い会社に勤めたくもないですよね。

そこでいい運送会社を見つけるためにも、選ぶ際に見るポイントがあります。紹介していきましょう。

福利厚生が整っている

福利厚生というのは休日であったり、昇給・賞与、退職金制度や有給、育児・産後休暇が取れるのか、社員寮があるのかなどです。

運送業は基本的に休みが少ないと言われている業界です。週に1回、ひどいところは2週間に1回程度しか休日がないところもあります。一般的な会社員の年間休日は120日程度なので、とても少ないことがわかります。十分な休日が欲しいと思う人は休日欄を確認しましょう。

昇給・賞与があるのかどうかも大切です。給料というのは生活を続けていくことに大切なこと以外に働く上でのモチベーションUPとなります。しっかりもらえるのか確認しましょう。

運送会社に退職金制度はあまり見かけませんが、あると無いとでは老後に大きな差があります。なくてもいいやと思って就職し、後で後悔しないよう退職金制度のあるところを選びましょう。

有給や産前・産後休暇などの制度が整っている会社は優良企業であることが多いです。人員不足を補うために、産前・産後休暇を取り入れている会社も増えてきているので、女性の方はチェックしましょう。

独身の方であれば社員寮があるところがおすすめです。家賃の節約になる以外に会社の規模が大きい特徴があるので、福利厚生が充実しているケースが多いです。

あとは当たり前ですが、社会保険を完備しているかの確認は必ずしましょう。

資格補助制度があるか

在職中に中型・大型免許の資格が欲しい、けん引免許が必要になったなど、新たに免許を取得することもあるかと思います。

その時に必要な費用を会社が補助してくれる仕組みを取り入れているかのチェックを行いましょう。資格取得には、そこそこの金額が必要です。会社にとっても新たに資格を取得してくれた方が仕事の幅が広がるので嬉しいはずです。

ただし、資格をとってすぐに辞めるといったことを防ぐために、補助金が出されるのは取得後2年後というところが多いので注意しましょう。

元請けなのか?下請けなのか?

運送会社には親会社と子会社といったグループ会社が存在しています。当然ながら、親会社よりも子会社の方が給料の水準が高くなっています。

また、運送業は荷主、元請け、下請けという順番に並んでおり、運賃もだんだん下がってきます。そうなると必然的に下請けよりは元請け、元請けよりは荷主の方が給料水準や待遇面が良くなります。

いい給料を欲しいのであれば、子会社よりは親会社、荷主である企業に勤めるようにしましょう。元請けの見分け方ですが、HPなど書かれている取引先の紹介欄に大手企業の名前が書いていれば元請けの可能性が高いです。逆に取引先に運送会社の名前が連なっていれば下請けの可能性が高くなります。

会社が設立してから10年以上経っていると安心感がある

長く続いている企業ほど安心感があります。国税庁が調査した際の企業の生き残り率は10年以上が6%、20年以上は0.3%と言われています。

つまり10年以上続けるだけでもすごいということがわかります。10年続けばある程度安定しており、従業員も定着している可能性があるので選ぶ際の基準としてください。

自社トラックを大切にしている会社を選ぶ

もし応募や面接までに時間があるのであれば一度運送会社の車両置き場をチェックしに行ってください。もしトラックが全く洗車されておらず汚いのであれば、長時間労働が横行している可能性があります。会社の看板であるトラックが汚いのは良くありません。そして洗車する余裕が無いということは車両の整備もしっかり行われていない可能性もあります。整備が行き届いていないと事故のリスクが上がるので、あまりそういった会社を選ばない方がいいかもしれません。

小型〜大型とトラックの種類がたくさんある

中型トラックのみ、大型トラックのみという会社よりも小型・中型・大型とさまざまなトラックを扱っている会社を選びましょう。給料で言うと小型よりも中型、中型よりも大型の方がいいですし、体力面では大型よりも中型、中型よりも小型の方が楽と言われています。

もし小型トラックドライバーとして入社して後に給料が欲しくなればサイズを上げればいいですし、大型トラックドライバーをしていて体力的にキツくなればサイズを下げればいいのです。会社を辞めずとも部署移動という選択肢ができる点がいいかと思います。

また、トラックの種類が多いところは資格補助制度を取り入れていることが多いので、ステップアップしたい人にもおすすめです。

こういった会社を選んではダメ!悪い会社を見極める方法

いい会社の選び方のポイントがわかったところで悪い会社の見分け方を紹介しましょう。

求人の回数が多い

求人雑誌やハローワークで何度も募集しているような会社は要注意です。
慢性的に人手不足であったり、人を雇ってもすぐに辞めてしまうような会社である可能性が高いので、何かしら問題があるのは間違いないでしょう。

色々なサイトや雑誌を見ると気づきにくいため、できれば2〜3種類に絞ってこまめに確認するといいですよ。

給料がやけに高い会社は注意

他の運送会社と比べた時に給料がすごく高い設定にしている会社は危ないです。給料で目を引いて、実際に働くと休日が少ない、労働時間が長いといった福利厚生が不足していたり、給料に残業代が含まれていたりする可能性があります。

株式会社ではなく、有限会社には注意

全てではありませんが、有限会社は家族経営で行っている可能性があります。家族経営だと少人数のため、一人でさまざまな仕事を請け負っていることが多く、経理が杜撰だったり、福利厚生が不十分だったりすることがあります。給料も遅れて渡されるといったケースが発生しているので、有限会社には気をつけた方がいいでしょう。

会社の外観がボロいところやプレハブは危険

実際に見れるのであれば直接出向く、見れないのであればHPで会社の外観を確認しましょう。もしボロボロであれば会社の財政状況が良くない可能性もあります。まれにプレハブの会社もあるので、そういった会社は選ばない方がいいでしょう。もし確認できるなら内観も見た方がいいです。整理整頓ができている会社は仕事をきっちりしていることが多いです。逆に雑多なところは仕事や人間関係などもあまり良くない可能性が高いですよ。

人気大手運送会社3選!

運送会社に勤めるならやはり大手の運送会社がいいですよね。
そこで人気の大手運送会社を3つ紹介しましょう。

関連記事:【必見】運送会社で高収入な企業の月収や年収を詳しく解説

ヤマトホールディングス

クロネコヤマトでお馴染みのヤマト運輸株式会社を傘下にもつヤマトグループの持ち株会社です。

ヤマトグループの企業理念は「経営理念」「企業姿勢」「社員行動指針」の3本の柱で構成されています。

経営理念は、社会的インフラとしての宅急便ネットワークの高度化などを行い、物流システムを通じて豊かな社会の実現への貢献

企業姿勢は、お客様満足度の追求や法の遵守、社会貢献や地域社会とのつながりを作ること

社員行動指針とは、企業理念に基づいて社員がどう行動するべきなのかを表したものです。

社員数:約22万人 セールスドライバー:約6万人 宅急便の年間取扱数:約21億個
と国内最大級の運送会社です。

平均月収は約35万円、年収が500万円以上と安定した生活をするのに十分な年収をいただけ、さらに充実した福利厚生があります。例えば家族がいる方は家族手当で毎月最低3万円、インセンティブ(ノルマ達成などに対する報奨金)が平均で6万円いただけるので、かなりの高収入が期待できます。

SGホールディングス

SGホールディングスは、一時期佐川男子でブームとなった佐川急便株式会社を中核とした純粋持株会社です。

企業理念は「信頼」「創造」「挑戦」の3つ。

信頼:お客様と社会の信頼に応え、ともに成長します。

創造:新しい価値を創造し、社会の発展に貢献します。

挑戦:常に挑戦を続け、あらゆる可能性を追求します。

さらに行動憲章が設定されており、社会や地域の貢献のために行動指針やお客様・従業員からの期待に応えられるような行動を起こすと宣言しています。

社員数:約9.8万人 セールスドライバー:約8万人 宅急便の年間取扱数:約14億個
とヤマトに続く国内最大手の運送会社の1つです。

佐川急便は週休2日制と週休3日制と選べる営業所があり、2日制の場合の平均月収は約35〜40万円、3日制の場合は28〜35万円です。

福利厚生も手厚く、確定拠出年金制度を取り入れていたり、家などを購入する際に貸付金制度も取り入れたりしています。もちろん運転免許取得支援や独身の方に向けた寮を準備しているところもあるので、いろんな点において安心です。

日本通運株式会社

日通でお馴染みの日本通運は新幹線を輸送している会社としても有名です。海外展開も積極的に行っているので、海外転勤を行いたい方にもおすすめです。

企業理念は3つの柱から成り立っています。

私たちの使命:それは社会発展の原動力であること

私たちの挑戦:それは物流から新たな価値を創ること

私たちの誇り:それは信頼される存在であること

さらに行動憲章として、持続可能な社会の創造に向けた行動を指針を掲げています。

全社員数:約7.2万人 単体社員数:約3.5万人
と国内必須の大手運送会社となります。

平均月収は約35万円、平均年収は約586万円と若い年代から高収入がいただける会社です。

積極的に育児休暇を導入していたり、勤務時間の短縮、フレックスタイムの導入、有給休暇も充実しています。

勤続年数が10年毎に10日の休暇が付与されたりと充実した福利厚生が準備されています。

サイズ別トラックドライバーの平均年収

大手で働きたくてもなかなか難しいもの。では、小型・中型・大型トラックのサイズ別での平均年収はどの程度なのか紹介していきましょう。

小型トラック運転手

小型トラック運転手は、主に軽バンを運転して荷物を配達する仕事です。Amazonや楽天などで購入された商品を個人宅に届けたり、お弁当や惣菜などの食料品を運んだりする仕事です。

配送先は近隣地域となるため、勤務時間が固定化されており、残業が少なくすむところが多いのが特徴です。
また、運ぶ荷物によっては土日が休みになる会社もあるので、女性や家庭持ちの方に人気の職種です。

収入は地域によって大きく異なりますが、平均月収は約25万円、平均年収は400万円程度なので、大きな収入を得るのは難しいですが、安定した生活を送るには十分な給料かと思います。

中型トラック運転手

中型トラック運転手は、主に4tトラックを運転して荷物を配送する仕事です。

運ぶ荷物は、食料品や日用品、家電など多種多様に分かれています。中型トラックは、近隣の地域や近県への配送が主なので、残業が少なく勤務時間があまり長くならないといったメリットがあります。

ただし、出勤時間が早朝や夜勤シフトを組んでいる会社が多いので、不規則な生活になる可能性もあります。

平均給料は小型トラックよりは少し高めの28万円、平均年収は450万円ほど。大型トラックよりは給料は落ちますが、体力的に楽であることから人気の職種となります。

大型トラック運転手

大型トラック運転手は、10tトラックなど大きなトラックを運転し、荷物を配送する仕事です。荷物内容は、食料品や建築材料、家電、木材など多種にありますが、重たく大きな荷物であることが多いです。

配送先は遠距離のところが多く、長いと1週間近く自宅に帰れなくなることもある大変な仕事です。勤務時間は交通量が少なくなる深夜帯になることもあり、体力面でもきつい仕事です。休日も週休2日制ではなく、1日だけという会社もあるので、いまだに男性社会であることが多いです。

きつい反面、給料は高いところが多く平均月収は35万円、平均年収は500万円と生活に十分な金額はいただけます。

また、大型免許とセットでけん引免許を取得する方もおり、けん引車を運転できるようになれば、さらに高い給料が見込めます。

まとめ

運送会社といえば、きついというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、最近では法の整備も行われており、労働環境も随分と改善されてきています。ただ全ての会社がいい会社とはいえないので、今回紹介したいい会社の選び方を参考に理想の働き先を見つけてくださいね。

関連記事:運送会社の給料ランキングTOP10は?ドライバー・業種別の平均年収も徹底解説!

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