新たな配送サービスとして登場したpickgo(ピックゴー)。
この記事は、pickgoを知らない方や働いてみたい方にぴったりです。
・pickgoってどんな会社?どんなサービスを行なっているのか
・利用方法の紹介と料金体制
・pickgoで働くドライバーは稼げるの?
・pickgoで稼ぐためのコツ
などについて詳しく紹介しています。
今大注目のpickgoについてこの記事を読んで深く知っていきましょう。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)とは?
pickgo(ピックゴー)は、2016年に設立された「荷物を送りたい人と荷物を運んでくれる人を繋ぐマッチング」させる配送プラットフォームです。
pickgoに登録した顧客が企業側(スーパーやドラッグストアなど)の商品を購入するとpickgoはすぐにドライバーを探し、条件にマッチすればすぐに配達準備に取り掛かるといった流れとなります。この時荷物を運んでくれるドライバーのことをPickGoパートナーと呼んでいます。
pickgoは、現代の運送業界における多重下請けの問題や悪化しているドライバーの労働環境の問題などを解決するべくスタートしたサービスとなります。
運送業界では、基本的にお客様第一として配送スピードを重視し、運び手となるドライバーを酷使し続けることが問題視されてきましたが、pickgoでは運び手の目線に立ってサービス作りを行っています。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)の特徴
ざっくりとpickgoについて紹介しました。次はもう少し深掘りしてpickgoについて紹介していきましょう。
配送依頼は個人でも可能
pickgoの核となるのは、荷物を送りたい人の需要と荷物を届けたい人の需要をマッチングすることです。
荷物を送りたい!でも配送手段がなくて困っているという問題を解決するために作られたサービスであるため、配送依頼ができるのは法人だけではなく個人でも可能となっています。
pickgoを始めるためには、契約書は必要ではなくWebやアプリを使えばいいだけなので誰でも気軽に利用することができます。
大手運送企業の佐川急便と資本・業務提携契約を結んでいる
pickgoを運営しているCBcloud株式会社は、2019年に大手運送会社の佐川急便と資本・業務提携契約を締結しました。この契約で、軽貨物チャーター運送業務において共に協力して業務を行うことを決定したと発表されています。
この契約を結ぶまでに佐川急便はCbcloud株式会社と実証実験を繰り返しており、その結果一定の成果を挙げられたことから配車マッチングシステムを佐川の独自システムへと移行しました。
現在pickgoは首都圏が中心のサービスですが、佐川急便と契約したことで今後全国展開していくだろうと予測されています。
荷物を運ぶ運転手が多くがフリーランス
pickgoの大きな特徴としては、荷物を運ぶドライバーの多くがフリーランスのドライバーであることです。一般的に荷物を運ぶドライバーは企業に所属している正社員やアルバイトの方ですが、pickgoは独立してフリーランスで活動している人がたくさんいます。
フリーランスとしてpickgo1本に絞って生活をしている人や他の仕事をしつつ、空いている時間にpickgoで働くという副業として活用する方もいます。
pickgo(ピックゴー)の利用可能エリア
2021年9月現在の利用可能エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県の9都道府県となっています。ほとんどが首都圏、それ以外は都市部分のみとなっていますが、現在利用可能エリアを拡大しており今後は全国区へ拡大しく予定だそうです。
また、配達ドライバーを希望する方で車がないという方でも活動することができる軽貨物自動車のカーリースサービスを行っております。エリアは現在東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の4つのみとなっています。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)の利用の流れ
実際にpickgoを利用した時の流れについて説明していきましょう。
荷主側の流れ
荷物を送りたい側(荷主側)の利用の流れを紹介しましょう。
1.荷主はまずWebやアプリを使って依頼を出します。今すぐでも可能ですし、別日であれば集荷日時を指定し、希望納品日時とその場所を設定します。
2.仮にすぐの集荷だった場合、約30分ほどでpickgoと契約した専属ドライバーが荷物を取りに来ます。ちなみに料金は全てオンライン上で支払うため、現地での料金の支払いは一切ありません。
3.荷物が納品先へ届いたら、配送ドライバーの評価(受け答え、丁寧さ、スピードなど)を行って終了となります。
買い物など利用する顧客側の流れ
主婦や学生などでも自宅からネットスーパーのように利用することが可能です。
1.アプリをまずダウンロードしてください(AndroidとiOS共に利用可能)。
2.利用したいお店を決定し、購入したい商品を選んでください。
3.希望する到着時間を設定します(最短30分で到着可能)。
4.住所や氏名、電話番号を入力し、依頼すればpickgoと契約しているドライバーが指定時間・場所に荷物を届けてくれます。なお支払いはアプリ上でカード決済となります。
ドライバー側の配達までの流れ
pickgoと契約しているドライバーの依頼から配達までの流れについて紹介していきましょう。
1.まず配達依頼があればアプリに通知が届きます。この依頼に対しては強制ではなく、断ることもできます。受託した場合は、指定された場所に指定時間にいき、荷物を車に積み込みます。
2.車に積んだ荷物は指定された時間、指定された場所に届けて任務は終了です。配送料はポイントとして支払われますが、即日に入金されます。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)の料金体制
pickgoを利用したときの料金について紹介していきましょう。
買い物サービスを利用した場合
近所のスーパーやドラッグストアなどに買い物を依頼した場合、購入した店舗と配達先までの距離によって料金は異なってきます。例としては、1km以内の場合は660円、3km以内であれば990円となります。
この配送料に加えて買い物料金、PickGoパートナーが有料駐車場を利用した場合はその料金、pickgoのサイト利用手数料が必要となります。
受け取りサービスを利用した場合
受け取りサービスとは、お店で予約購入した商品が受け取りに行く時間がなかったり、テイクアウトやクリーニングに出した服を取りに行くことができなかった場合に利用するサービスです。
アプリから依頼すればpickgoパートナーが代わりに受け取りに行き、依頼者の指定した場所に好きな時間に届けることができます。
料金は配達料とサービス利用料金となります。配達料金はお店の場所から配達先までの距離によって変わります。例としては1km550円で3km以内であれば880円となります。
チャーター便を利用した場合
チャーター便とは、荷物を指定したところまで集荷し、目的地まで配達するサービスのことでpickgoの中では最も利用されているものです。この場合の料金は決まりがなく、最低料金だけが設定されており3,000円となっています。最終的な金額は依頼者側とパートナー側で交渉して決定します。
パートナー側は指定された荷物の量や距離を見て的確に料金を設定できる判断力が求められます。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)は稼げるのか?
pickgoの専属ドライバーのことをPickGoパートナーといいます。pickgoのサービスが拡大していることもあり、このパートナーは注目を集めてきています。大手の宅配サービスUber eatsで働く方のように稼ぐことができるのか、紹介していきましょう。
チャーター便は案件が高いので稼げる
一般的な軽貨物宅急便の場合、荷物の配達1件につき収入になるのは数百円程度となります。そのため、稼ぐためには1日の配達件数を増やさないといけません。
しかし、pickgoのチャーター便は最低でも3,000円と設定されているため、1日5件担当すればそれだけで15,000円の売り上げとなります。しかも、距離数が短くとも最低3,000円なのでたった5kmの配送でも5,000円の料金をいただいたというケースもあります。そのため隙間時間を見つけて配達するフリーランスのパートナーが多いのです。
手数料が安いので稼ぎやすい
実際にパートナーの収入となるのは、配達料金から手数料が引かれた金額となります。その手数料は15%と固定されています。一見15%は高いように感じますが、昨今は下請け多重化によって下請けになればなるほど報酬が中抜きされて、自分の懐には少ししか入ってこないというケースが増えています。
そのため、手数料15%というのは多いようでたいして多くありません。むしろ手数料が固定されていることによって自分の報酬がわかるため、見積もりの段階で報酬に見合った金額を提示しやすくもなります。
大口の仕事が多い
pickgoの配達先は基本的に近郊の企業だったりするのですが、最近では大口と呼ばれる長距離運送の仕事が増えています。県をいくつもまたぐ運送となると一件につき数万円の報酬がいただけることも少なくありません。
普段は近郊を回る仕事をし、時々大口の仕事を行っているだけで月収30万円以上稼ぐことも可能となります。
エリアが限定的なpickgo(ピックゴー)は稼げないという意見も
いやいやpickgogはたいして稼げないよという意見もあります。その理由を紹介していきましょう。
競争率が増えてきた
以前は1件の仕事においてもスムーズに受諾することができましたが、pickgoの注目が浴びてきたこともあり、パートナー数が劇的に増えてきました。1件の仕事に対して仕事の応募が数十人あるため、自分が選ばれるということが難しくなってきました。
どのパートナーにするかは企業側が決めるのですが、その際に参考にするのは実績と評価です。パートナーは荷物を配達するたびに評価を受けるのですが、その評価がイマイチだったり、まだ参入して時間が経っていないと選ばれにくくなります。荷主側としては信頼性のあるパートナーを選びたいので当然のことで、そういったこともあり以前よりも格段に稼ぎにくくなっているようです。
突然の内容変更やキャンセルがある
上記の競争を突破し、せっかく仕事を受注できたとしても突然日時の変更や送り先の変更などが起きる場合があるそうです。もし他に荷物の配送のタスクが入っている場合、元々組んだスケジュール通りでは配達できないこともあるでしょう。最悪の場合、変更のあった仕事はキャンセルしないといけなくなる可能性もあります。
また、突然配送のキャンセルをされることもあるようです。そうなれば収入がゼロになりますし、がっくりくるかと思います。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)は稼げるようにするには
競争率が激化してきたため稼ぐことがこれまでよりも難しくなってきました。どうすれば稼げるようになるのか?稼ぐためのコツを紹介していきましょう。
プロフィールの写真や自己PRを工夫する
pickgoにはプロフィール写真や自己PRを記載するところがあります。案件を獲得するためには、この部分をうまく作り込むことが重要です。
例えば写真は、明るくはっきりとした写真で顔がしっかり写っていること。顔はなるべく笑顔でパッと見たときの印象がいいものを選ぶようにしましょう。髪型や服装にも気をつけましょう。清潔感のある髪型と服装で撮影するようにしてください。
自己PRには、これまでの運転実績や経験を記載しましょう。荷主としては安全に配送してくれることが絶対なので、事故や違反がないのであればそれらを書いてアピールするようにしてください。
短距離と長距離の案件をバランスよく組み合わせる
pickgoで稼いでいる人の特徴は、短時間で終わる短距離と時間はかかるけども高価格の長距離案件をうまく組み合わせてスケジュールを立てています。上手に組み合わせるためには経験が必要ですが、まずはそれぞれの料金を知ることから始めましょう。
例えば短距離案件の買い物サービスは660円〜、安定した案件となる定期配送便は時給換算で2,000円〜、短距離も長距離もあるチャーター便は3,000円〜となります。
エントリーをなるべく早く行う
pickgoの案件の中には、「接車最短案件」というものがあります。これは一番早く来てくれるパートナーに仕事をお願いするというもので、荷主が最短最速での対応を希望しているということです。
これの案件を獲得するためには、なるべく早くエントリーをすることが必須です。エントリーの際は、接車(荷主のもとにたどり着くこと)までの時間を入力する欄が出てくるので、最速でいける時間を書きましょう。
荷主はこの時間を見てパートナーを選ぶのですが、もしここで嘘を書いてしまい実際の接車までに時間がかかると評価が落ちるので注意しましょう。
運行回数をコツコツ増やしていく
pickgoにはPickGoパートナーを点数で評価する制度があります。累積で溜まっていき、最大までいくと1000点となります。このスコアはコツコツ運行回数を重ねていくことで上げていくことができるのですが、効率よく貯まるには買い物サービスの案件をこなすことです。
スコアが上がれば長距離の高額案件や簡単ながらも高額の人気案件を獲得しやすくなります。しかし、しばらく案件を行なっていないとスコアが下がっていくシステムなので、定期的に運行をこなすことが大切です。
他のサービスにも登録する
コンスタントに稼いでいる方はpickgo以外のサービスに登録しています。例えばアマゾンフレックスや軽バンドットコムといったサービスです。これに登録することでリスク分散ができます。
中にはウーバーイーツにも登録している方がいます。それぞれ特徴があるのでうまく組み合わせることで稼げるようになります。
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)パートナーになる方法
pickgo専属ドライバーとなるPickGoパートナーの登録方法を紹介します。
①pickgoのHPの無料登録フォームから必要事項(※1)を入力し、会員登録を行う。
②パートナー専用のアプリをダウンロードする。
③車両情報や必要書類をアップロードし、情報の登録をします。その後pickgoで審査が行われます。
④審査が無事終われば、仕事が開始できます。仕事のエントリーはアプリから行います。
※1:氏名、住んでいる都道府県、使用する車両のナンバープレートの色、携帯電話番号、メールアドレス、ログイン時のパスワード
都心エリアに強いpickgo(ピックゴー)についてのまとめ
ウーバーイーツやウーバータクシーなど最近では会社員ではなくフリーランスの方に仕事を依頼するということが増えてきました。
pickgoも同じようにフリーランスの方を活用することで、契約といった面倒な手続きもなくスマホやパソコン1台で気軽に依頼できるようになりました。
もともとは配送ドライバーの活躍の場を増やすこと、適切な収入を与えること、働き過ぎを解消することと言った労働環境を整えることが目的です。
今配送ドライバーで働いている方で会社がキツいと考えている方は、このpickgoへの移行を検討してはどうでしょうか。今後エリアも拡大しているので、今サービス対象外の地域に住んでいる方もゆくゆくはサービス開始となる可能性があります。ぜひ今後の展開をチェックしてくださいね。
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