バス運転手

バス運転手の服装は基本制服|身につける5つのアイテムも紹介

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バスを運転している様子

バス運転手への就職・転職を検討している人の中には、業務時の服装について気になる人もいるのではないでしょうか。

基本的に制服を着用していますが、その他にも帽子や手袋など身に着けるものがあるようです。会社によって規定はさまざまですが、あらかじめどんな服装かを確認しておきましょう。

そこで今回は、バス運転手の服装や身だしなみについて解説していきます。

特に、車内や外で過ごすことの多いバス運転手は天候や気温の影響を強く受けます。そのため、デザインよりも保温性や通気性などの機能性を重視して選ぶと良いでしょう。

バス運転手の服装は基本制服

運転手が車内を案内する様子

バス運転手は、基本的には会社が規定している制服を着用します。規定のない会社では、スーツなど「仕事で着用する服」としてふさわしいかっこうであればOKとしているところもあります。

また、男性と女性で制服が分けられている会社もあり、その場合は以下のような規定が一般的でしょう。

男性の場合

  • 紺色、灰色のスーツ
  • ジャケット・ベスト・ネクタイ・手袋・帽子を装着

女性の場合

  • 紺色・灰色のスーツ(※女性の場合も、安全面を考慮してパンツスタイルが一般的)
  • ジャケット・ベスト・スカーフ・手袋、帽子を装着

もし会社に規定がなく、自分が選んだ服を着用しても良いかどうか不安な場合、あらかじめ会社に確認しておきましょう。何かトラブルが起きた後では遅いです。これは、後ほど紹介する靴や帽子、ネクタイなどについても同様です。

バス運転手が身につけるアイテム|5選

ハンドルを握るバス運転手の様子

バス運転手には、スーツやジャケットといった服以外にも、業務時に身につけている方が良いアイテムがあります。

  • 帽子
  • 手袋
  • 多機能ウェア
  • コルセット

会社によっては、上記のアイテムに関する規定がある場合もあります。また、もし規定がな

くても、仕事で身につけるものとしてふさわしいものを選ぶようにしましょう。

それでは1つずつ、どのようなものが望ましいのか紹介します。

バス運転手は基本的には革靴を履きます。会社に規定がないところではスニーカーやサンダル(革・メッシュ製など)を履いているバス運転手もいるようですが、安全面を考えると、あまりおすすめはできません。会社に規定がない場合でも、革靴を履くようにしましょう。

ただし、夏場など、足が蒸れる時期はサンダルタイプが良いとされることもあります。サンダルタイプの靴を履く場合は会社の許可を得てから履くようにし、乗客の前では革靴に履き替えるなどして、乗客への印象を悪くしないよう注意しましょう。

帽子

次は帽子についてです。バス運転手が着用する帽子のことを「制帽」といいます。法律によって着用が義務付けられているわけではありませんが、会社の規定で決められていることが多いようです。

バス運転手が制帽を着用するのには、以下のような理由があります。

  • 乗客と運転手を見分けるため
  • 乗客に対して清潔感や安心感を与えるため

手袋

3つ目は手袋です。バス運転手は白い手袋を履いているイメージがありますが、法的な着用義務があるわけではありません。それでもバス運転手が手袋を着用しているのは、以下の理由があるからです。

  • 手汗で滑ったりハンドルが汚れたりするのを防ぐため
  • 現金に触れる際などに生活感を保つため
  • 感染症やケガ、日焼けを予防するため

多機能ウェア

4つ目は多機能ウェアです。特に、天候や気温の変化に強いウェアが望ましいでしょう。

バス車内の気温は冷・暖房によってある程度調節はできますが、ドアや窓の開閉によっても変わります。そのため、気温の変化に対応できるよう、多機能ウェアがあると良さそうです。

ただし、多機能ウェアの着用については会社ごとに規定が異なります。乗客の前で多機能ウェアを着ても良いのか、制服の中に着るのか外に着るのか、などは事前に会社に相談しましょう。

コルセット

最後はコルセットです。コルセットとは、腹部に適度な圧力をかけることで腰回りを安定させ、負担を軽減するものです。

長時間バスを運転していると腰に大きな負担がかかります。中には腰への負担が原因で他の部位まで悪くしてしまったり病気になってしまったりする人もいるようです。そのような事態にならないためにも、コルセットを着用することをおすすめします。

バス運転手に制服がある3つの理由

バス運転手が手を振る様子

ここまでバス運転手の制服や制服とあわせて着用すべきアイテムを紹介してきましたが、そもそもなぜ、バス運転手には制服があるのでしょうか。

ここではその理由を3つ、紹介します。

  • 乗客を識別しやすくするため
  • バス会社のブランド力向上につながるため
  • 信頼性と安心感を提供できるため

乗客が識別しやすくなる

運転手が制服やスーツ、制帽などを着用していると、乗客が他の乗客と運転手を容易に見分けられます。特に、ツアーや修学旅行のときなど乗客が大人数いる場合は、運転手だとわかりやすい服装でいることが望ましいです。

バス会社のブランド力向上につながる

乗客と直接関わるバス運転手は「バス会社の顔」と言っても過言ではありません。バス運転手の印象がそのままバス会社のイメージになります。

清潔感がなかったり服装が乱れていたりすると、乗客に不快感や悪い印象を与えてしまいます。逆に、身だしなみを整えているだけでも好印象につながるでしょう。

バス会社の印象をよくするためにも、1人1人の意識が大切なのです。

信頼性と安心感を提供できる

必ずというわけではありませんが、制服をキレイに着用し身だしなみを整えると、一般的には乗客に信頼感や安心感を与えられるでしょう。

乗客に安心してバスに乗ってもらうためにも、身だしなみはしっかり整えましょう。

バス運転手が気をつけるべき身だしなみ|3選

高速道路を走るバス

前項で「バス運転手に制服がある理由」を解説しましたが、ただ制服を着ていれば良いわけではありません。乗客に信頼感や安心感を与え、会社のブランド力を向上させるには、制服以外の身だしなみを整えることも大切です。

ここでは、バス運転手が制服以外で気を付けるべき身だしなみのポイントを3つ紹介します。

  • 髪色・髪型を整える
  • ひげを剃る
  • アクセサリーをつけない

髪色・髪型を整える

髪色や髪型を整えることも身だしなみのひとつです。

髪の毛が長い方はしっかりまとめ、清潔感を与えられるようにしましょう。

また、派手な色で染められていたり、ボサボサの寝ぐせがついたままだったりすると、印象が悪くなる場合もあります。毎日出勤前に、きちんとセットしましょう。

ひげを剃る

髪の毛とあせてひげを整えることも、乗客に好印象を持たせるためには大切なことです。

会社の規定でひげを伸ばすことが禁止されている場合があります。これはひげが不衛生な印象を与えてしまう可能性があるためと言われています。そのため、もし会社の規定で禁止されていなくても、ひげを剃っておく方が良いでしょう。

アクセサリーをつけない

バス運転手は硬派なイメージの仕事ですから、基本的に派手なアクセサリーはつけられません。1人の運転手が乗客に軽薄な印象を与えてしまうと、会社全体のイメージダウン、信頼度低下につながる可能性があります。

会社全体でのイベントなど以外ではアクセサリーはつけないようにしましょう。

関連記事:バス運転手の心構えとは?求められる3つの能力も

バス運転手に関するよくある質問

バスが夜間に走行している様子

ここでは、バス運転手に関するよくある質問に一問一答形式で解説していきます。

バス運転手の制帽は廃止になっていますか?

バス運転手の制帽は廃止されていません。

バスの運転手が帽子をかぶるのはなぜですか?

バス運転手が車内でも制帽を着用しているのは、以下のような理由からです。

  • 乗客が他の乗客と運転手を見分けられるから
  • 乗客に対して清潔感や安心感を与えられるから

バス運転手の一日の流れを教えてください。

バス運転手は出社後、点呼やアルコール検査を実施します。その後、担当車両の点検をしてからバスの運転を始めます。決められたルートを走行し、会社に戻ってきた後はその日の運行記録を記入します。最後にバスの点検や清掃をして、退勤します。

バス運転手は減っていますか?

国土交通省が出している「『運転者不足問題』に対する 今後の対応方策について」によると、乗合バスの運転者は昭和50年をピークに年々減り続けており、平成10年以降は8万人を切っています。

今後は、2024年問題の影響もあり、さらに減少していくと予想されます。

出典:厚生労働省|『運転者不足問題』に対する 今後の対応方策について(6ページ)

バスの運転手は何歳までできますか?

バスの種類や走行距離によって異なりますが、60歳で定年としている会社が多いようです。ただし、その後も健康状態が良ければ嘱託運転手として働ける場合もあります。

バス運転手の服装に関するまとめ

バスが横に並ぶ様子

今回はバス運転手の制服や身だしなみについて解説してきました。時代の変化に伴い、服装の多様性が認められつつありますが、乗客に安心・信頼を与えるためにも身だしなみを整え、派手なかっこうは避けるのが望ましいです。あくまでも制服は「仕事で着る服」として、信頼度を損なわないようなものにしましょう。

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この記事を書いたライター

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高坂 勇介

工業高校で電気技術・機械制御・自動車工学を専攻。卒業後、複数業種を経験したのち、大手プラントメーカーで非破壊検査、造船メーカーで品質・工程管理に従事。物流業者への発注業務も多数経験。現在は製造・建設業界で培った12年の知識と経験を活かし、転職専門ライターとして活動中。

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