「バス運転手のトイレ事情について知りたい」
「バスの運転中にトイレが我慢できなくなったときどうしているの?」
「バスの運行中にトイレに行かないようにするにはどうしたらいいの?」
バスの運転手とトイレ問題は切っても切れない関係にあるかと思います。
この記事では、
・バス運転手のトイレ事情について
・バス運転手がトイレに行きたくなったときに行っていること
・運転中にトイレに行きたくならないようにするためには
・どうしても我慢できなくなった時の対処方法
などについて細かく紹介しています。
バス運転手の方や、これからバス運転手を目指す人でトイレ事情について知っておきたい方は最後まで一読してくださいね。
バス運転手のよくあるトイレの悩み|4選
バス運転手はトイレをどうしているのだろうと疑問に思ったことはありませんか?仕事中とはいえ、人間なのでトイレに行きたくなるのは仕方がありません。それでは今現在のバスの運転手のトイレ問題について紹介していきましょう。
バス運転手の現在のトイレ事情とは
バス運転手は、規定では運行中にトイレに行くことを許可されていますが、基本的に運行中にトイレは行かないようにしないといけません。そのため、バスの運転前に必ずトイレを済ませています。例え尿意を感じなくても行っておくのが一般的です。
バス運転手はどれくらいトイレを我慢しないといけないの?
バス運転手には、大きく分けると路線バスと高速バスの2種類あります。路線バスの場合、始発から終点まで自分一人で運転しないといけないため、運転後にトイレに行くことはできません。路線バスの運転時間は運行ルートにもよりますが、基本的に長時間の運転が必要で最長4時間程度かかるルートもあります。初めのうちに尿意や下痢になると最後まで我慢ができないので、対策が必要です。
高速バスの場合、途中トイレ休憩を挟んでいます。およそ2時間ごとにサービスエリアなどで停車をするので、その際にバス運転手もトイレに行くことが可能です。
高速バスの中でも夜行バスの場合、最近では運転手が2人で交代して運転していることも増えてきました。バスにトイレがついているタイプもあるので、その場合だとトイレに行きやすくなります。
バス運転手がトイレに行きたくなった時はどうする?
いくら運転前にトイレを済まして来てもトイレには行きたくなるものです。突然の尿意が発生した場合、どうしているのか?
答えはシンプルに我慢をしています。途中で止まることも難しいので、ほとんどの運転手は皆我慢をしています。尿意であれば、座っていると意外と長時間でも耐えることができます。
お腹が痛くなった時はどうする?
問題なのはお腹が痛くなった時です。下痢になると尿意より我慢がしづらくなります。下痢というのは腸の動きが過敏になることから起こる症状で、自分の意思では抑えることが難しいものです。
お腹が痛くなった時、基本的に下痢止めを飲んで便意を抑える、我慢をするということをしています。
バス運転手がトイレを我慢すると膀胱炎になるおそれがある
下痢はともかく、尿意を我慢することが日常茶飯事のバス運転手も少なくないでしょう。慣れると長時間の我慢も平気になってくるものですが、それが常習的になるとどうなるのでしょうか?
答えは膀胱炎になります。膀胱炎になると、頻尿になったり、残尿感が出たり、尿を排出しているときに痛みを感じたりする症状があります。
バス運転手が運転中にトイレに行く回数を減らす9つの方法
バス運転時にトイレに行かないようにするには何か方法があるのでしょうか?
抑えておくポイントを紹介していきましょう。
食べ物に気をつける
トイレに行きたくなるのは飲み物のせいと思っていませんか?
実は食べ物の中にも利尿作用のあるものがあります。利尿作用のある栄養素としてカリウムが有名です。そのカリウムが含まれているものは、納豆、ほうれん草、大豆、ひじき、わかめ、唐辛子などです。これらをたくさん食べるとトイレに行きたくなりやすくなるので、勤務前は注意が必要です。
あとは消費期限が過ぎた食べ物を取らないよう注意すること、夏の時期は特にカビが生えやすいので、調理してから時間の経った食べ物や肉や野菜に気をつけるようにしましょう。
飲み物に気をつける
飲み物の飲み過ぎにも十分気をつけないといけません。それ以外でも利尿作用のある飲み物にも注意が必要です。有名なのはビールや酎ハイなどのアルコールです。しかしながら、運転前にアルコールを摂取することはありませんので、ビール以外の飲み物を紹介しましょう。
利尿作用のあるの飲み物は主にカフェインが入ったものです。コーヒーや緑茶やココアなどに特に多く含まれています。
勤務前にはなるべく摂取しないようにしてくださいね。
体調管理に気をつける
膀胱がかたくなると頻尿になると言われています。膀胱が硬くなると、ためることができる尿の量が少なくなるため、すぐにトイレに行きたくなります。膀胱の硬さを改善するには、お尻の穴を閉めたり緩めたりするお尻体操がいいとされています。それ以外でもストレスにより、トイレの回数も増えるので日頃からストレスの溜めない生活や仕事管理を行うようにしてくださいね。
水分量の調節
水分をたくさん取るとその分トイレに行きやすくなります。バスの乗車前などはあまり水分を取らないことでトイレに行く回数を抑えることができるかと思います。しかし、水分を取らなさすぎると脱水症状が起きる可能性もあります。全く飲まないということは止めて、適度に摂取するようにしましょうね。
普段のトイレ習慣の見直し
トイレの間隔はある程度自分で伸ばすことが可能です。
人間は膀胱に尿が半分くらい溜まると、尿意がもよおすようにできています。それですぐにトイレに行くような生活を送っていると、これが通常のトイレ間隔だと体が認識してしまい、我慢ができなくなってしまいます。
しかし、最初の尿意を感じてもすぐにはいかず少し我慢したのちにトイレに行くようにすると尿センサーもまだトイレに行かなくて大丈夫と認識するようになります。
いきなり長時間の我慢はきついので、5分、10分とだんだんと間隔を伸ばしていくようにすることで、だんだんとトイレの回数が減っていくかと思います。
事前に下痢止めを飲んでおく
今日は体調がイマイチだなとあらかじめわかっていれば事前に下痢止めを飲んでおくと良いでしょう。飲んでおいたという安心感があるだけでも精神的に楽になりますよ。ただし下痢止めは一時的にしか効果がないとされているので、できる限りトイレを済ませておくことがおすすめです。
服装のポイント
寒い時期は特に尿意を感じやすくなります。気温が低いと、普段我慢できていた尿意がキツくなり、我慢ができにく状態となります。
また、お腹が冷えたりすると急な下痢も起こりやすくなります。
バスは停留所のたびにドアを開くので、車内の温度も下がりやすいので、冬の間は特に暖かい格好をするように服装にも気をつけましょう。
トイレを我慢する、下痢止めを飲むといったことをしても無理だ!となることもあるでしょう。そこで我慢の限界となったときの対処方法について紹介していきます。
近くの公共施設やコンビニにバスを止めてトイレに行く
走行ルート(できる限り)にある公共施設やコンビニなどの前にバスを停車させてトイレに行く方法があります。バス会社の規定にも運行中のトイレを禁止しているところはないかと思います。
ただし、気をつけないといけないポイントはお客様への連絡です、事前に十分な説明がないと不信感を持たれるので、連絡を怠らないよう注意しましょう。
営業所に判断を仰ぐ
営業所と無線で繋がっている場合、判断を営業所に委ねる手もあります。どうしても我慢できない場合、頭が回らないこともあるので、近くのトイレができそうな場所を教えてもらうこともできます。
事前におむつを履く
あらかじめトイレが近い人はおむつを履いておくという方も少なからずいるそうです。実際運転中、おむつ内にトイレをしたかどうかは定かではありませんが、履いておくことで安心感が芽生えるのではないでしょうか。海外では、乗車中におむつを履くことが普通の国もあるようです。ただし、下痢の場合は臭いも出るので、オムツでは対応するのは厳しいでしょう。
バス運転手がトイレを我慢したときに生じる3つの問題
勤務中だから、お客様を乗せているからとトイレを無理に我慢することで起きてしまう問題について紹介しましょう。
集中力が散漫となる
トイレを我慢していると冷静さを欠き、注意力も散漫になります。そうなると信号を気づかない、降りる乗客や停留所でバスを待っている人を見逃す恐れもあります。頭の中がトイレのことばかりになってしまい。正しい判断ができにくくなるのも起こりうることです。
運転が荒くなる
トイレを我慢するとイライラしやすくなります。そうなるとスピードを出したり、ブレーキが雑になったりしてしまいがちとなります。そうなると乗客が車内でケガをする危険性が出るだけでなく、事故を起こすリスクも増えます。
いざトイレに行こうとしたときにサイドブレーキを忘れた
これは実際にあった出来事ですが、トイレを長時間我慢していたバス運転手が駅前のロータリーにバスをとめてトイレにいった際、パーキングブレーキを忘れたままの状態にしたせいでバスが後退し、後ろに止めていた車両と追突したという事件があります。幸いケガ人はありませんでしたが、市から文書警告を受けてしまいました。焦ったせいで当たり前のことを忘れてしまうことが起きてしまいます。
バス運転手のトイレ事情に関するまとめ
トイレを我慢するのは大変ですよね。尿意や急な下痢や便意がきてしまうのは仕方ないことですが、事前の対策である程度は抑えられるのではないでしょうか。
我慢をすることで運行に支障が出ないよう、安全に運行するためにも対策は行うようにしてくださいね。
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