事故防止

トラックのサイドミラーの正しい調整方法|資格に潜む危険性

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トラックのサイドミラーの正しい調整方法|資格に潜む危険性

トラックに関わらず運転前にチェックすべき動作として
サイドミラーの調整って必要ですよね?

特に普通車と違い車体の大きいトラック。
その大きさ故に死角も多くなってしまいます!

トラックのサイドミラーについてお話ししていきますので
正しい位置や調整方法を学び安全運転の為に取り入れてみてくださいね!

トラックのサイドミラー:役割と重要性

トラックのサイドミラー:役割と重要性

トラック…と言っても形は様々。

平ボディ・幌車・箱車などがありますがどれも死角が多いです。
トラックは普通車と比べ、車高が高い分前の見通しはいいのですが
トラックの後ろや斜め後ろ下の位置などが見にくくなっています。

そしてなんといっても普通車なら後ろを振り返れば見える後方…
トラックにはそもそも後部座席がありませんし後ろについているのは窓ではなく
壁です。
壁では振り返ってもトラックの後ろは見えません!

平ボディとかならまだ、ルームミラーなどで後方確認もできますが
箱車に至ってはその名の通り、箱状の荷台がついていますのでその荷台に邪魔され、
ルームミラーで確認することも出来ません。

そうなるとサイドミラーで確認するしかないですよね?
トラックのサイドミラーは普通車と違うのでしょうか?
調整方法などと合わせて見ていきましょう!

関連記事:4トントラックの運転のコツは?難しいポイントや練習方法を紹介

トラックのサイドミラー:正しい調整方法

トラックのサイドミラー:正しい調整方法

トラックのサイドミラーって見たことありますか??普通車と一緒でしょ?って思いますよね?
実はトラックのサイドミラーは普通車と違い3つ付いています。
三つもサイドミラーがついてて何に使うの…?と思うかもしれませんが
この三つのサイドミラーにはそれぞれ使い方が違うんです!
それぞれ別の役割があるのでどれも欠かす事はできません。

①サイドミラー

通常サイドミラーといえば左右に一つずつついているのをイメージしますよね?
普通車と違いトラックには左右に二つ上下にサイドミラーが並んで付いているのです。

その中でサイドミラーと呼ぶものは上側のミラーです!
その鏡は普通者の使い方と同じトラックの後方、後側方を見るためにあります

②サイドアンダーミラー

サイドミラーの下にあるミラーをサイドミアンダーミラーといいます。
サイドミラーの下にあるからサイド【アンダーミラー】ですね!
このサイドアンダーミラーはサイドミラーでは確認が難しいトラックの
巻き込み防止・左折する時に生まれる死角確認に使います。

サイドミラーではトラックの見えない範囲を見るため、広角ミラーを採用しています!

③アンダーミラー

トラックの中でも一番内側に設置されているミラーです。
だいたいが丸い形をしている事が多いです!

これはトラック前方の足元を確認するためにあります
前方は見えてもトラックの足元は自力で見れないですからね…

サイドミラーの調整

 

普段トラックのサイドミラーを見て、
まぁ見えてるけどちょっと見えにくいなぁと思ったり
ズレてるけど…見えるしなぁと思ってサイドミラーをそのままにしている方もいると思いますが
トラックのミラーは調整するだけで勝手が違ってきますので是非覚えてください!

トラックのサイドミラー三つ、
それぞれ正しい位置に調整して事故を防ぎましょう!

【左右の調整方法】

まずは左のサイドミラーからの調整です
え?左?左右同じじゃないの?って思った方もいると思います!
トラックのサイドミラーは普通車と少し違った調整の仕方をします。

左(助手席側)
トラックのボディ 1/4程度が映り込むよう調整します

 

右(運転席側)
トラックのボディ 1/4or1/5程度映り込むように調整します
運転席の取手がサイドミラーの下側に少し映るくらいまで調整します。

【上下の調整方法】

サイドミラーに地面が半分、もしくは 2/3程度映り込むよう調整します


サイドミラーに下から地面が 1/3or1/4程度映り込むよう調整します

このように少し左右違った調整をする事で死角を極力減らす事ができます!
実際に見ながらここかな?という所を探してみてくださいね
上手く調整する事で車体の状況確認がしやすくなり、車庫入れがスムーズになることもありますよ!

トラックのサイドミラー:死角に潜む危険性

トラックのサイドミラー:死角に潜む危険性

サイドミラーの調整方法は分かったけどなんで死角が危ないの??
という事ですがそもそもトラックは普通車に比べ車体が長いのが特徴です。
その大きい車体でカーブを曲がると…
トラックには内輪差というものが生まれます。

内輪差が大きいと前輪と後輪とで描く円弧の半径が異なってしまいます。
この内輪差の影響で曲がった時は大丈夫だと思っていても
後輪側を見ると歩道に乗ってしまった…なんてこともあるんです。

トラックが歩道に乗ってしまうと当然そこに歩行者がいたら巻き込んでしまいますよね?
歩行者だけでなくもし右折時などにもトラックがセンターラインをはみだしてしまったら?
対向車とぶつかってしまいますよね??
センターラインをはみ出すと道路交通法違反になら可能性もあるようです!

特に左側後方
ここはサイドミラーに映っていない範囲は運転席からほぼ見えません。
サイドミラーがないだけでこの死角を補う事ができなくなってしまうのです
そうなれば事故は免れないでしょう。

事故を起こさないためにもトラックのサイドミラーはより
なくてはならないものですね!

トラック事故は多い?事故防止やあおりへの対処を事例とともに紹介

トラックのサイドミラー:調整のメリット

トラックのサイドミラー:調整のメリット

サイドミラーを調整することにより死角を補うだけでなく
他の効果を得ることもできるんですよ!

運転上達の近道に

サイドミラーをしっかり調整すれば死角が減る、という事は運転中の視野が広くなるという事です。
視野が広がれば運転技術の向上にも繋がります!
しっかりとサイドミラーで車体の状態が確認できれば
キープレフトをできますし
トラックにバイクが近づいてきてもすぐに把握する事が出来ますね!

車庫入れも安心

上手く調整する事で車体の状況確認がしやすくなり、トラックの車庫入れがスムーズになることもありますよ!
車庫入れが苦手…という方も調整してみてください!

更に見やすくしたい人に

運転席側にあるサイドミラーの下につけられるミラーがあるのをご存知ですか??
普通車にもたまについているのを見かけますよね?
バックショットミラーというものです
これは市販のミラーなのですが調整して取り付けることで
バックでの走行の時や車線変更する時に距離感が掴みやすくなります!

市販で手に入る物で値段も大体4〜5000円くらいです!
もっと運転が上手くなりたい!という方は付けてみてはいかがてましょうか?

関連記事:大型トラックの運転テクニック向上のための7つのコツ(左折/右折)

トラックのサイドミラーに関するまとめ

トラックのサイドミラーに関するまとめ

トラックのサイドミラーについて書いてきましたがいかがでしょうか?
見直してみようかな?と思った方は是非もう一度調整しなおしてみてくださいね!

単純に後方確認だけではなく
巻き込み事故の防止、運転技術の向上、車庫入れの上達なども期待できますからね!
安全に運転をするためにも、サイドミラーやアンダーミラーの調整をしっかりとしてくださいね。
安全運転のために努めるという事は自身の身を守ることにも繋がりますからね!

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