事故防止

過積載は交通違反、罰則も適用される!?過積載を防いで安全な運行をするために

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過積載とは車両の最大積載量を上回る荷物を載せた状態の車両のことを意味します。

この記事では、

  • 過積載が禁止されている理由と罰則
  • トラック運行時の安全な積載量
  • 過積載による事故と実例

を紹介していきます。

まずは過積載の意味について説明していきます。

過積載とは?

車両の最大積載量を上回る荷物を載せた状態の車両を過積載と言います。深刻な人手不足によって少ない人数で荷物を運ばなければならなかったり、コストや労働時間を削減するために過積載で走行する車両は存在するでしょう。

しかし過積載は車両の安全性能を低下させてしまい思わぬ事故に結ぶ付くこともあります。過積載を知らないまま走行してると罰則だけでなく、人の命や自分の命にまで関わってきますので、過積載の知識を身に着けて過積載を未然に防ぎましょう。

なぜ過積載は禁止されているのか

過積載の状態で走行すると重大な事故を起こす確率が高いため、法律や罰則を設けています。

制動距離が伸びる

過積載で走行するとブレーキをかけても止まりたい場所で止まれません。万が一、前方の車とぶつかってしまった時は相手の命を奪ってしまうことも十分考えられます。実際にそのような事故も発生してるため、過積載には十分気をつけましょう。

過積載をしていなくても車間距離やブレーキのタイミングには気をつけましょう。車間距離は前方の車両が通った場所を3秒以上後に通過するのがベストと言われてます。

ブレーキの負荷が大きく、全く効かなくなることも

ブレーキを踏むと激しい摩擦が生じます。摩擦によりブレーキ周りが高温となり徐々に性能が低下していくでしょう。過積載の場合は重みがあるのでブレーキの性能が低下するのがより早くなります。

また過積載で斜面を下るのが最も危ないと言われてます。普通の状態より過積載でさらに重たくなったトラックで斜面を下ればすぐにブレーキが効かなくなるでしょう。普段の時でも斜面を下る時には、エンジンブレーキを使用して負荷を少しでも無くしたほうが安全です。

バランスの悪化で横転も

過積載により重みが増えてしまうと車両のバランスは崩れます。設計時に走行時のバランスを考えて作られているので最大積載量を上回ってしまうと普通に走行出来なくなります。その結果、急なカーブを曲がりきれなかったり、車両が傾いた時に横転してしまったりすることがあるでしょう。

荷物を積み過ぎたことで高さも出て風邪の抵抗も受けやすくなるので、過積載はトラックにとって致命傷と言えるでしょう。

過積載は法律で罰則が定められている

過積載の罰則は細かくわかれています。どのような過積載による罰則があるのか確認しておきましょう。

事業主への罰則

事業主が過積載の違反をすると運行管理資格者証が抹消されます。

  1. 死傷者を出した事故を起こした
  2. 社会に与える影響が大きい事故を起こした
  3. 過積載が計画的であった
  4. 日常的に過労運転を繰り返し行っていた
  5. ドライバーへの監督・指導を行わず速度違反が繰り返されていた

どれか1つに当てはまると罰則を受けなければなりません。少しぐらいの過積載ならと安心していると何かあった時に取り返しがつかなくなってしまいます。

運行管理者資格証を抹消されてトラックが動かせなくなるくらいならまだマシなほうですが、人の命を奪ってしまったら、今までの人生が180度変わってしまうので、事業主としての責任を持って過積載を廃止しましょう。

荷主への罰則

荷主が過積載に違反すると、6月以下の懲役または10万円以下の罰則が科せられます。ただし再発防止命令が出された後に過積載をした場合に限りです。また荷主が気を付けなければならないのが荷物を運ばなくても過積載で罰則を受けることがあります。

過積載と知っていながら商品を売ってしまうと荷主の責任も問われ罰則を受けます。運ぶのは違うからと言って責任転換するのではなく、商品を安全に運んでもらえるように過積載の確認をしっかり行いましょう。

運転手への罰則

道路交通法にて運転手の罰則は定められています。まずは自動車検査証の提示とその場で重量を確認されます。その後、過積載ではなくすために、荷物を降ろしたり、警察官の指示に従って通行しなければなりません。もちろん点数を引かれたり反則金を支払わなければなりません。

さらに事故を起こした時は会社だけではなく個人に損害賠償が発生するケースもあるので、過積載のトラックを運転しないように日頃から気をつけましょう。

過積載の超過分の点数、罰金

過積載による免許の点数や罰金は4種類あり、過積載の状態によって罰則は変わり赤切符を切られることもあります。

  1. 過積載200%→6点減点、6カ月以下または10万円以下の罰則
  2. 過積載150%以上200%未満→3点減点、反則金4万円の罰則
  3. 過積載100%以上150%未満→2点減点、反則金3万円の罰則

過積載ギリギリの重量でも検挙させることはありますので、余裕を持って荷物を積むようにしましょう。1割ぐらいの余裕があれば安心して走行できるはずですので。また最大で赤切符の6点減点なので免停の恐れもあります。赤切符を切られないためにも自分の身は自分で守れるようにしましょう。

重量超過車両違反(即時勧告)

・車両制限値の2倍以上の総重量で走行した場合→即時告発により100万円以下の罰金、6点減点の罰則

車両制限値とは道路を劣化させないために定められている値で、一般的制限値は25トンです。25トンの2倍なので50トン以上の車両で走行した時は、即時勧告により検挙されます。

悪質なドライバーが多いことから2015年にできた法律なので、過積載より取り締まりが厳しいと言えるでしょう。ただそれだけ危ない状態で走行しているのは事実なので、車両制限値は守るようにする必要があります。

積載量の目安

一言で積載量と言っても判断することが難しくなってます。

  • 車両重量=車両単体の重さ
  • 乗車定員×55キロ=人の重さ
  • 最大積載量=荷物の重さ

これらを全て足すと車両総重量です。過積載に気をつけていても車両総重量が50トンより重かった時は即時勧告により罰則を受けるでしょう。大型の車両に乗る時は気をつけたほうが良いと言えます。

小型トラックの場合

最大積載量はおよそ3トン以内です。小型トラックには最大積載量が2000キロ以内の車両も存在します。減トン車と呼ばれている車両で荷物が載せる量が減ってますので気をつけましょう。車両総重量の目安は4.5トン以内です。

中型トラックの場合

最大積載量はおよそ6トン以内です。4トントラックと呼ばれてますが、4トンが目安というだけで必ずしも4トンの荷物を積めるわけではありません。これは以前の設計が車両総重量8トン未満で設計されていたため、そのように呼ばれていました。現在は設計方法も変わり、車両総重量の目安は11トン以内になってます。

大型トラックの場合

大型は法律で車両総重量が20トンと定められています。最大積載量は車両重量を引いた数字が目安となるでしょう。平ボディのタイプは箱型やウイングボディに比べて車両重量が軽いので、より重たい荷物を載せることが出来ます。

(例)200000(車両総重量)-100000(車両重量)-55(乗車定員)=999945キロ(最大積載量)およそ10トン

トレーラーの場合

最大積載量はおよそ16トンから22トンが一般的ですがトレーラーの場合は用途が多岐に渡るので必ずしもというわけではありません。車両総重量が軽く20トンを上回るので、走行するには「特別車両通行許可証」を得るための申請が必要にです。セミトレーラーには最大積載量の表示義務が法律によって決められてるので、重さの計測をすれば過積載を防げるようになってます。

ダンプカーの場合

ダンプカーは小型、中型、大型の3つに分けられます。それぞれの最大積載量は小型が3トン、中型が6.5トン、大型が6.5トン以上ですが、ダンプカーは用途によって荷台のサイズが異なりますので、荷台の大きさと積み荷の比重を覚えておけばどのくらいまで積めるのかがわかるでしょう。

増トントラックの場合

最大積載量はおよそ8トン以内です。増トントラックは中型トラックでは少し足りないけど大型のトラックを購入するのは厳しいと言った声に合わせて制作されました。大型に比べて全体的にに維持費が安いので人気が高いです。車両総重量は最大で約15トンです。

減トントラックの場合

減トントラックの最大積載量は2トン以下です。普通トラックと言われる中にも減トンの車両が含まれていることがありますので、気をつけましょう。

過積載を防ぎ安全な社会を

過積載をすると罰則だけでなく事故や大けがする確率が上がります。過積載を防止のために知っていたほうが良いことを紹介します。

過積載をなくす意識

過積載は人為的なものなので急に起こるトラブルとは違い、今すぐにでも解決することができます。ただ見ただけでは難しかったり、思い込みで作業するのは危ないので、「自重計」を使い過積載の感覚を養いましょう。

「自重計」は時計のようなものでトラックの重さを測れる道具です。「自重計」を数回使えば、徐々に目視でも判断できるようになるでしょう。また1人で確認するのではなく、2~3人で過積載の確認をすることで全員で責任感を持って過積載を抑制することも出来るでしょう。

1人ひとりの意識が高くなれば過積載による事故は防げますので、過積載の確認を行ってから走行するようにしましょう。

取り締まりが強化されている過積載

過積載の車両が起こす事故や悪質な過積載の事例が増えています。過積載をするやむをえない事情がある人もいるのかもしれませんが、実際に何人もの人の命が失われたり悪質なドライバーが増えていると言えるでしょう。

取り締まりが強化される背景には悲しい思いをしている人がたくさんいることを理解しておきましょう。

過積載が原因の事故例

過積載をした車両が起こした重大事故です。

過積載による事故例1

千葉で起きたトレーラー横転3人死亡事故

2018年9月8日に起きた事故です。事故を起こしたトレーラーは最大積載量18トンの車両におよそ2.5倍となる約47トンもの荷物を積み過積載で走行していました。坂道を下ってきたトレーラーが交差点を左折しようとした時に過積載による重みで曲がり切れず横転。信号待ちで止まっていた軽自動車が下敷きとなり、家族3人が死亡しました。

過積載による事故例2

岐阜で起きたトラックと乗用車の正面衝突事故

2004年、岐阜県で死者7人が出た大事故です。ドライバーが乗用車に正面から追突した事故ですが、過積載によりタイヤがパンクしてハンドルを取られたことにより起こした事故でした。この時トラックには最大積載量の1.5倍の荷物が積んでありました。

 

このように過積載による事故は後を絶ちません。道路を使って仕事をしているという責任を果たすためにも、違法な手段で荷物を運ばないようにしましょう。

まとめ

 

過積載は罰則だけではなく即事故に結びつきます。

  • 過積載をすると車の安全性能を下げる
  • 事業を続けるために、過積載には注意する
  • 道具を使用したり、日々の確認を強化して過積載を防止する
  • 過積載は重大事故を引き起こす可能性がある

トラックは便利な車両ですが重量や大きさがあるため、時として凶器にもなります。安全に業務を終えるためにも日頃から過積載に対しての意識を高めていきましょう。

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