セールスエンジニアは、自社製品に関する専門的な知識を活かして、営業をサポートするのが仕事です。
エンジニアとしての経験やスキルを上手にアピールするには、職務経歴書が非常に重要です。
ただ、過去の情報を記入するのではなく、応募企業のニーズや考えに合わせた内容でなければ意味がありません。
今回は、セールスエンジニアとして職務経歴書を作成するコツやテンプレを紹介します。
【この記事のまとめ】
・応募先の求めるニーズに合わせて、具体的に業務経験を記入することが大切 |
セールスエンジニアの職務経歴書を魅力的にする3つのコツ
セールスエンジニアへの転職で、職務経歴書を作成する場合、自分のスキルや経験を分かりやすく伝えることが大切です。
「採用したい」と、相手に思わせるような魅力的な職務経歴書を作成するには、3つのポイントを意識してみましょう。
・職務経歴を詳細に記載する
・応募先の求めるニーズを押さえる
・体験談がある場合は伝える
どのような内容を記入すればアピールできるのか、採用担当者が何を求めているのか、詳しく解説します。
職務経歴を詳細に記載する
セールスエンジニアは、業務で求められる知識やスキルが扱う機械によって異なります。
業務内容に関しても、営業に同行して活用例の提案がメインの求人もあれば、製品導入時の研修指導や保守・点検がメインの求人もあります。
そのため、過去にどのような機械を担当し、どんな業務をこなしていたのか、具体的に記入しなければ、スキルや経験をアピールできません。
開示可能な範囲で、なるべく細かく記載しましょう。
応募先の求めるニーズを押さえる
過去の業務経験について詳しく記入できたとしても、応募先の求めるニーズに合っていなければ意味がありません。
求人の募集要項を読むのはもちろん、企業の特徴や企業理念なども調べたうえで、アピールできそうな内容をメインに職務経歴書を記入していきましょう。
未経験で応募する場合は、応募した求人の業務内容で活かせそうな過去の経験を整理して、記入していきます。
体験談がある場合は伝える
実際に行っていた業務経験だけでなく、どのような考えで取り組んでいたかも重要です。
「すぐに指示を仰がないようにして、なるべく自分で判断し問題を解決できるようしていた」
「自分の意見ばかり伝えるのではなく、相手の考えや気持ちを最優先に聞き出せるように意識していた」
セールスエンジニア経験の有無に関係なく、過去の業務で課題を意識して取り組んだ経験談があれば、面接時に伝えてみましょう。
セールスエンジニアの職務経歴書:チェックされる5つの項目
セールスエンジニアへの転職では、職務経歴書の内容から以下のような項目がチェックされます。
・周囲を巻き込むリーダー能力はあるのか
・業界に対してどの程度知識があるのか
・社内外での折衝経験がどの程度あるのか
・仕事に対して意欲的かどうか
・各業務経験はどの程度あるのか
なぜこのような内容がチェックされるのか、職務経歴書の書き方を踏まえながら解説していきます。
周囲を巻き込むリーダー能力はあるのか
セールスエンジニアは、具体的に自社商品をアピールするために、各企業の課題に応じてデモンストレーションを実施します。
技術的な問題を開発部に相談したり、書類作成を営業部にお願いしたりしながら、各企業が納得する提案を考えなければなりません。
自分から積極的に周囲を巻き込むことが重要であり、過去に似たような経験があるか職務経歴書でチェックします。
製品デモやプレゼン経験は必ず記載して、詳細に関する質問にも応えられるようにしておきましょう。
業界に対してどの程度知識があるのか
顧客のニーズに応えるには、各企業が抱える課題だけでなく、業界全体の動向や流行を熟知している必要があります。
この内容をチェックする際は、職務経歴書に記載された業務内容がチェックされます。
業務をこなす中で何にこだわっていたのか、セールスエンジニアとして意識していたことなどを質問されるため、答えられるようにしておきましょう。
社内外での折衝経験がどの程度あるのか
セールスエンジニアは、開発・設計部署と顧客とのかけ橋のような存在であり、普段の業務に折衝力は必要不可欠と言えるでしょう。
なるべく顧客の要望に応えられるよう、納期や製品仕様について社内で交渉することも珍しくありません。
どの部署でどのような業務をこなしていたのかを記入するだけでなく、交渉役のような経験がある場合は、詳しく記入しましょう。
仕事に対して意欲的かどうか
セールスエンジニアは、業界の動向や新製品について常に最新情報を身に付けておく必要があります。
そのため、常に学び続けられる意欲があるかもチェックされます。
具体的なチェックポイントは保有資格で、現時点で挑戦していることについても質問される可能性があるため、答えられるようにしておきましょう。
各業務経験はどの程度あるのか
セールスエンジニアとして、各種製品のプレゼンテーションだけでなく、保守・メンテナンスなども幅広く担当する会社もあります。
このような場合、営業力だけでなく機械メンテナンスに関する能力も必要です。
さまざまな機械の異常に対応するには、サービスエンジニアとしての経験も欠かせません。
営業に関する業務以外で、どのような経験があるかもチェックされます。
関連記事:セールスエンジニアに向いている人の特徴5選|求められるスキルと適性
セールスエンジニアの職務経歴書(サンプル)
ここでは職務経歴書の記載例と詳細について解説していきます。
職務経歴書は、以下のように記載していきましょう。
職務経歴書 20〇〇年〇月〇日現在 氏名 転職 太郎 ■職務要約 ■職務経歴 ・事業内容:医療機器の開発および販売
■活かせる技術・経験・知識 ■資格 ■自己PR 以上 |
||||||
期間 | ||||||
20〇〇年〇月~20〇〇年〇月 | ||||||
20〇〇年〇月~20〇〇年〇月 |
営業部署の一員として、社内で表彰などを受けた経験がある場合は、実績として記載して問題ありません。
セールスエンジニアの職務経歴書:添削はエージェントの活用がおすすめ
転職経験がなく、初めて職務経歴書を作成する人もいるでしょう。
自分だけで職務経歴書を作成するのが難しいという場合は「転職エージェント」がおすすめです。
専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動全般のサポートを無料で受けられます。
受けられるサポートの中には、提出書類の添削だけでなく面接の練習を受けられるエージェントもあります。
エンジニア職に転職する場合は、製造メーカー求人を多く扱う「メーカーキャリア」がおすすめです。
転職に関するサポートを徹底しているだけでなく、非公開求人が多く他のサイトにはない仕事に出会えます。
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セールスエンジニアの職務経歴書についてよくある質問
最後は、職務経歴書の作成に関する、3つのよくある質問に答えていきます。
・職務経歴書で「である調」は使っていいですか?
・職務経歴書は何枚くらいが理想ですか?
・職務経歴書はどのくらい詳しく書けばいいですか?
セールスエンジニア以外の職種でも活かせる内容ですので、参考にしてみてください。
職務経歴書で「である調」は使っていいですか?
職務経歴書で「である調」を使ってはいけないわけではないものの、基本的におすすめしません。
「〇〇だ・〇〇である」といった文章は、言い切る表現となるため、堅苦しい印象があります。
また、内容によっては自信過剰な印象を与える可能性があるため、基本的に使用はおすすめしません。
職務経歴書は何枚くらいが理想ですか?
職務経歴書は、2枚が最適と言われています。
職歴にもよりますが、1枚では具体的な業務経験やスキル情報が不足しており、十分にアピールできません。
3枚を超えると、読むのが大変であるため、採用担当者に負担をかけてしまいやすくなります。
職務経歴書はどのくらい詳しく書けばいいですか?
職務経歴書では、過去の経験や身に付けた知識が、入社後にどのように活かせるか、具体的にイメージできるくらいに詳しく記入しましょう。
ただし、応募先の企業が求めているスキルでなければ意味がありません。
企業リサーチしたうえで、記入内容や記入順番を調整しましょう。
セールスエンジニアの職務経歴書に関するまとめ
さまざまな経験やスキルが求められるエンジニア職への転職では、職務経歴書の内容が重要です。
経歴をただ記入するのではなく、応募企業の求めるニーズに合わせて、業務内容や仕事での取り組みを詳しく記載しましょう。
記入内容については、当日質問されるため、明確に答えられるように情報を整理しておくことも大切です。
職務経歴書の作成も含めて、転職活動の負担が大きい場合は、転職エージェントによるサポートを受けてみましょう。
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