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【メーカー別】大型トラックの「新車・中古」値段比較|ローンとリース

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【メーカー別】大型トラックの「新車・中古」値段比較|ローンとリース

車を買ってみようと思ったり実際に購入したことがある人は大勢いらっしゃいますが、大の車好きでも「そろそろ大型トラックでも購入してみようか」と考えたことのある人はなかなかいないでしょう。

使い道もそうですがまず置き場に困ってしまいますよね。

しかし、個人でも自分で商売をする上で必需品として大型トラックを購入する人はいるのです。
街中で簡単に買えるようなものではありませんが、いったいいくらぐらいするものか想像できますでしょうか?

オプションを加えていくときりがありませんが、シンプルに車両本体値段だけでも郊外なら中古マンションが買えるほどです。

この記事を見ていただければ

  • 大型トラックの価格相場
  • トラックの支払い方法
  • 10トントラックを持つことのメリット

を知ることができます。それでは早速見ていきましよう。

【メーカー別】大型トラックの新車と中古の値段比較

【メーカー別】大型トラックの新車と中古の値段比較

まず最初に、大型トラック(10t)の新車値段(税込)を下記にいくつかのメーカー・車種で取り上げて見ました。

あくまでも参考の値段として捉えていただければ幸いです。

いすゞ ギガ

いすゞ|ギガの画像

車に興味がない人でも「いすゞ」という名前は聞いたことがあると思います。主にトラックやバス等の大型商用車を製造・販売している国内自動車メーカーです。その代表的な車種の一つが「ギガ」です。

車種 参考車両金額 参考中古車取引相場
6UZ1-CYJ77B型 12速AMT 23,416,560円 650万円〜

※参考車両金額はいすゞ公式サイト、参考中古車取引相場は価格.comをソースにしています。

日野 プロフィア

日野 プロフィア

日野自動車も主にトラックやバスを製造・販売しているトヨタの連結子会社の一つである国内自動車メーカーです。「プロフィア」というブランドも運送業界では認知度は高いです。

車種 参考車両金額 参考中古車取引市場
2RG-FW1AXHG型 Pro Shift12 24,051,600円 1200万円〜

※参考車両金額は日野自動車公式サイト、参考中古車取引相場はカーセンサー.netをソースにしています。

日野 SCANIA(スカニア)※トラクタ参考

日野 SCANIA(スカニア)の画像

2011年に日野自動車との提携を解消し、今ではスカニア・ジャパンとして輸入・販売を行っているスウェーデンの会社です。トラックドライバーが一度は乗ってみたいと憧れる人気車種です。

車種 参考車両金額 参考中古車取引市場
BKG-SHD2EAG型 12速蝉オートマチック”オプティクルーズ”搭載 15,739,500円 788万円〜

※参考車両金額は日野自動車公式サイト、参考中古車取引相場はトラック王国をソースにしています。

三菱ふそう スーパーグレート

三菱ふそう スーパーグレートの画像

2003年に三菱自動車工業から独立したドイツのダイムラー社の連結子会社であり、日本国内では日野、いすゞに次ぐ第三位の販売シェアを誇ります。代表車種が「スーパーグレート」です。

車種 参考車両金額 参考中古車取引市場
2PG-FU74HZ型 12速AMT「ShiftPilot」G211-12 直結12段 21,052,440円 127万円〜

※参考車両金額は三菱ふそう公式サイト、参考中古車取引相場はトラック王国をソースにしています。

UDトラックス クオン

UDトラックス クオンの画像

一般的には知名度は高くないですが、2010年に「日産ディーゼル工業株式会社」という旧社名を変更して現在に至っています。「クオン」は代表的な車種で世界初の尿素SCR触媒システムが導入されたことで名前が知られています。

車種 参考車両金額 参考中古車取引市場
ESCOT-VI(12段式電子制御トランスミッション) 20,358,000円 350万円〜

※参考車両金額はUDドラックス、参考中古車取引相場はカーセンサー.netをソースにしています。

【メーカー別】大型10tトラック中古の値段比較

【メーカー別】大型10tトラック中古の値段比較

中古車の値段相場比較ご存知のように中古車市場では、同じメーカーでも年式や走行距離の違い、修復歴等で値段は大きく異なったりしますし、市場に出回っている数や探すタイミングによっても運・不運があります。

新車と違い一概にどこのメーカーのどの車種だからいくら、と決めつけることはできませんが、車種ごとにある程度の目安・相場を知ることは可能です。普通乗用車に比べて流通量が少ないので常に情報を注視している必要があります。

市場に出て来る大型トラックのほとんどが走行距離は数十万kmです。4~5年前の形式でも走行距離が50万kmを超えているものは珍しくありません。それでも人気のある車種によっては中古車値段で1,000万円近くするものもあります。

一般乗用車では走行距離50万kmだと日常使用のための購入は想像出来ませんが、中古の大型トラックでは普通に取引される状態・値段なのですね。驚きます。逆に考えるといかに頑丈で長持ちして使えるのかがわかります。だから値段が高いとも言えるのですけれど。

値段にバラつきがあり過ぎてピンキリになるので、簡単に車種別に中古例をご紹介します。
流動的な情報ですので現在は売却済・消去されている場合はご容赦願います。

車種 年式 走行距離 値段
いすゞ「ギガ」 2014年式 30.07万km 7,480,000円
いすゞ「ギガ」 2008年式 55.8万km 4,880,000円
日野「プロフィア」 2018年式 0.1万km 13,500,000円
日野「プロフィア」 2006年式 52.9万km 6,940,000円
三菱ふそう「スーパーグレート」 2017年式 0.1万km 12,000,000円
三菱ふそう「スーパーグレート」 2006年式 55.4万km 5,580,000円
UDトラックス「クオン」 2007年式 72.7万km 4,380,000円
UDトラックス「クオン」 2007年式 42.2万km 3,480,000円

(出典:カーセンサー

10tトラックをローンで購入した場合とリースの場合を比較現金一括払いするには少々お高い値段となりますので、購入に関しては多くがローンまたはリース契約となります。

ローンの場合は当然審査があり、法人で取得するとなると会社の経営状況等も見られてしまいます。新規に事業を開始するような場合は審査評価する実績がないため、相当な頭金を用意するか担保を用意できないと厳しいでしょう。
所有前提の契約ですので自賠責保険の支払いは所有者側負担になります。その後の税金関係の支払いも所有権のある側の負担となりますが、ローン期間中は車検証の名義が信販会社になっている場合があり、その場合の所有者は信販会社ですので税金の義務は信販会社が負います。所有権と車検証の名義は要確認です。

リース契約にも審査はあります。ただしローン審査に比べればハードルは低いので実績の無い・浅い会社では現実的な選択と言えます。リース期間中は大型トラックの所有権は信販会社にあり、車検証上の名義も信販会社になりますので自賠責や各種税金の負担がありません。
またリース代金は全額必要経費として認められますので、経営が軌道に乗る前においてはリースという選択には大きなメリットがあります。

税金も毎年のことであり金額も決して安いものではありません。5年後10年後に振り返った時、支払ってきた金額に大きな差が出来ていることを考えると、ローン・リースとも内容を十分に検討する必要があります。

大型10tトラックを取得するまでの流れについて

大型10tトラックを取得するまでの流れについて

まず事業内容に合った車種を選択することから始まります。

メーカーや車種によっていろいろと特徴がありますので、まずはそこの見極めと予算とのバランスで選ぶことになります。
車種が決まれば新車であればメーカーと、中古車であれば中古車取扱店等と、値段を含めた交渉を開始します。
オプションや車体への名入れ、メンテナンスや納期に関すること等、詳細にわたって漏れのないように進めて行きます。

値段や諸条件が決定したならば次はローンまたはリース契約となります。

信販会社はメーカーや中古車取扱店等で紹介してもらうか事業上のお付き合いがある銀行・金融関係を使うケースが多いようです。金利にも多少のバラつきがあるかもしれませんので、比較検討することをおススメいたします。

新車であれば指定先まで納入してもらえると思いますが、中古車の場合は実車がどこにあるかによって状態確認のための交通費や時間がかかることがあります。搬送費用も別途かかることもあります。コンディション資料からは読み取れない不具合がある怖さがありますので、納品前に保証に関する取り決めはしっかり確認しておきたいですね。

大型10tトラックを所持していない場合の転職事情

大型10tトラックを所持していない場合の転職事情

これまでお伝えしてきたように事業用とは言え高額な大型トラックを用意することは簡単ではありません。

もし個人で10トントラックを所有して持ち込めるならどこでも大歓迎され仕事に困ることはないでしょうけれど、多くの方はどこかに雇われドライバーとして所属することになります。

しかし大型免許を持っているだけでスペシャリストなわけですし、深刻なドライバー不足な世の中でもありますから中高年でも年齢のハードル関係なく転職することは難しくない時代です。

大型免許には仕事を得るための価値が十分あります。数十万かけて取得しているのですから宝の持ち腐れにせず自信を持って活用していきたいですね。

大型トラックの値段に関するまとめ

大型トラックの値段に関するまとめ

日本の物流は大型トラックが担っていると言っても過言ではありませんが、簡単に買えるような値段でもありません。

「安かろう悪かろう」という品質で安全を度外視することも許されません。私達の日常生活の裏側では寝る時間も削って全国を走り回っている運送・物流のスタッフがいます。ドライバーの安全と荷物の安全を重視すれば、性能・剛性・使い勝手のために多少値段が張っても良いトラックを使おう!という経営判断があります。そう考えていくと私達が「安いほど良い」と軽く考えがちな「運賃」というものが、日本の物流を維持させるためにとても重要なことがわかります。車両購入費や維持費・人件費は「運賃」でまかなわれているのですから。

物流の仕事に関わる者は大きな使命感を持っています。

ドライバーはトラックの値段の意味をわかっているし仕事にロマンを抱いている。
いつかはあんなトラックに乗って走ってみたい、大きな仕事をしてみたいと憧れ、経営者はそんなドライバーの夢を叶えてやりたいと考える。憧れのトラックに乗りたくて給料額に関係なく転職してくる者もいるので、求人対策として大型トラックにお金をかけることは事業の先行投資とも言えましょう。単に大型トラックが高い安いという話ではなく、人を惹きつける魅力・存在感は、その値段や車のサイズ以上に大きいと思います。

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