神奈川県を中心に、フローズン事業とスーパーマーケット事業を展開する株式会社アイスコ。
創業70年を迎えた現在、これまでの伝統を守りながら、2030年には、「会社売上1000億達成」をビジョンに掲げるなど、まだまだ進化が止まりません。
そんな同社で採用担当として活躍する、川合様にお話を伺いました。
<お話を聞いた人> ・川合 清隆様 2015年4月、株式会社アイスコに入社。千葉物流センターに配属後、2年ほどルートセールスを担当。その後、神奈川拠点に異動し、同じくルートセールスに従事。 2017年11月から現在、本部の人事・総務部として、中途採用を行う。 |
株式会社アイスコが大切にしている想い
ーーーまずは、御社の社風や大切にしている想いを教えてください。
アイスコでは、「情熱・挑戦」「努力・決意」「感謝・謙虚」の行動指針のもと、日々業務に取り組んでいます。
我々が取り扱う商品は、アイスをはじめとした冷凍食品です。お客様に、安心・安全にお届けすることはもちろん、当社は、商品の配送から店舗の売場作りまでを担当する「フルメンテナンスサービス」を提供しているので、信頼関係がないと成り立ちません。
店舗の大切な一角である”売場”をお預かりする立場として、「どうすればお客様の手にとってもらえるのか」を店舗の方と一緒に考え、売上を作ることが使命です。それができてこそ、お客様の幸せにも直結すると思います。
そういう意味でも、当社が掲げる行動指針は非常に大切なものですね。
株式会社アイスコでの仕事内容・働き方
ーーー続いて、株式会社アイスコでの働き方についてお伺いします。まずは、1日の流れと仕事内容について教えてください。
朝出社後、引継ぎなどを行い、お店に巡回に向かいます。到着したら、商品の確認を行い、必要に応じて商品を納品し、陳列作業を行います。
1日に回る店舗数は、だいたい5~8件ほどですね。
<一日の流れ※イメージ例>
7:00 | 出社 アルコールチェック/引継ぎ確認 |
7:15 | 出発店舗周り~売場管理 |
15:00 | 帰社伝票整理/翌日の積み込み準備/定例ミーティングなど |
16:00 | 退勤 |
担当するルートによって出勤時間は異なりますが、定時だと4:00に出社して13:00に退勤できます。
一日を見ると朝は早いですが、その分、早く帰れるのがうれしいという社員もいます。
完全週休2日制で年間休日は105日。休みには、社員同士で集まって遊ぶ方もいるみたいです。
夏は繁忙期なので、公休出勤の場合もありますが、代休または休日出勤手当を支給しています。
ーーー休日出勤手当以外に、何か手当はありますか?
住宅手当や家族手当があります。
住宅手当は上限30,000円/月、家族手当は上限25,000円/月を支給しています。
その他、新卒の方向けですが、会社負担で運転免許取得費用や引越し費用補助(一律20万円)も用意しています。
ーーー賞与や昇給はございますか?
昇給は毎年1回、実施しています。年齢や経験は一切関係なく、仕事への姿勢や行動、頑張りを評価します。
賞与は年2回。2022年度は1回あたり20~30万円ほどの支給実績があります。
ーーーありがとうございます!より働きやすい環境を目指すために、現在取り組んでいることや検討していることはありますか?
実現に向けて動いている真っ最中ですが、社員の教育体制の構築をはじめ、生産性の向上などを目指しています。労働環境で言えば、給与改定や残業抑制、休日数の増加、福利厚生の充実など、長く社員に働き続けてもらえるような環境整備を検討している段階です。
そのため、入社したときの状態がベストではないんです。70年もの歴史ある会社とは言え、まだまだ伸びしろばかり。整っていないところもたくさんあるので、「会社が何もしてくれない」と言うのではなく、「こう変えていくといいんじゃないか」など、遠慮なく声を挙げてほしいですね。ぜひ一緒に、今よりもいい環境を作り上げていきましょう!
株式会社アイスコの職場の雰囲気・人柄
ーーー社員のために働く環境を見直しているのはうれしいですね!御社の職場環境はいかがでしょうか?
個人的には、当社で働く”人の良さ”が魅力です。高校を卒業したばかりの新卒の方から、50~60代の方まで幅広い年齢の社員がいますが、年齢・性別、社歴問わず、みんなが和気あいあいとしています。
社長や役員など、一見構えてしまう相手でも気さくにお話できますし、一緒にランチに行っては仕事の話から趣味の話、ときには冗談を言いあうこともあります(笑)
ーーー社員同士が仲が良いと、困ったことがあったときも相談しやすそうですね。
コミュニケーションは非常に取りやすい環境なので、相談もしやすいですよ!
社内イベントとして、フットサルやバスケ、釣りやゴルフなど社員同士が交流できる場もあります。コロナ前の活動が多かったですが、営業所によっては徐々に再開しているところもあるみたいですよ!
株式会社アイスコで働く魅力・やりがい
ーーー川合様が思う、御社で働く魅力ややりがいを教えてください。
繰り返しになりますが、やはり、通常の卸売業とは違い、配送に加えてお店の売場管理を担当できることだと思います。
「Aの商品とBの商品を入れ替えたらどうだろう」「今週、近くの学校で体育祭があるから、この並びにしたら売れるかも」と、店舗の方と相談しながら売場を作り、実際に売上に直結したときは、非常にやりがいを感じます。
正直なところ、70年もの歴史があるので、売れる売場の作り方は一定仕組み化されているんです。
逆に言うと、誰でも一定の売上を作れるので、単純作業になりやすい仕事でもあります。
しかしそこを、「今よりも売上を上げるためにはどうすればいいのか」と自分なりに考えることができれば、どんどんこの仕事の面白さを実感できると思うんです。
それに、アイスコは完全実力主義です。先輩後輩関係なく、真摯に仕事に向き合い、成果を出した方が評価されます。
自分が考えた売場で、「去年よりも売上が上がった」と目に見えてわかるとうれしいですし、それがきちんと評価されると、この仕事の面白さを実感できると思いますね。
ーーー川合様も、入社当時はルートセールスに従事されていたんですよね。仕事をやっていくうちに、面白さを感じられましたか?
そうですね。入社したての頃は「ただの配送員」と思って仕事をしていた時期もありました。
しかし、少しずつ仕事を覚えて、2年目に突入してからは、1年目の反省をふまえて発注量や商品ラインナップ、プライスカードなど、一つひとつの作業に対して、自分なりに考えながら取り組むようにしました。そのあたりから、「あ、この仕事面白いな」と思えるようになったんです。
あと、個人的には、アイス・冷凍食品という扱っている商品が「食品」だったことに、大きな意味があったと感じています。
ーーーそう思うようになったきっかけがあったのですか?
真夏に、アイスの自動販売機に商品を補充しに行ったとき、5~6人くらいの小学生がアイスを買いに来てくれたことがありました。子どもたちがアイスを購入したあとに、少し話をしてみると「毎週日曜日に、ここの自動販売機でアイスを買うのが楽しみなんだ!」と言ってくれたんですよ。
港の近くにある自動販売機だったんですが、おじいちゃんが毎週日曜日に連れてきてくれるんですって。
その話を聞いたとき、仕事内容としては”自動販売機に商品を補充するだけ”、なんですが、その先には商品を楽しみに待ってくれている方がいて、「毎週日曜日が楽しみ」と言ってくれる子どもたちがいるんだと、すごくうれしくなりました。
「自分の仕事が誰かの役に立っている」と実感できた瞬間でしたね。
ーーーお客様が商品を待ってくれていると思うと、非常にうれしいですね。
そうですね。
他にも、腰の曲がったおばあちゃんが、わざわざ坂の上にあるお店まで行ってアイスを買ってくれるんですよ。
そのおばあちゃんが買うアイスは売れ残っている商品で…本来なら売場から外してしまうんですが、「家に孫が来たときに一緒に食べるのが好き」と聞いたので、お店の方と相談して、おばあちゃん用に少しだけ売場に置いているんです。
こんな風に、お客様がよろこんでいる瞬間に立ち会えると、うれしい気持ちになりますよね。それに「こんな需要もあるんだ」と、売場作りのヒントにもなるので、さらに仕事の面白さを感じられます。
株式会社アイスコが求める人物像・採用で重視するポイント
ーーー独自のサービスを展開する中で、一緒に働く仲間はどんな方を求めていますか?
経験者の方はもちろん、未経験者の方でも大歓迎です。
長期的なキャリアでいうと、40代くらいまでの方を中心に採用していますが、50代の方も採用しています。
やっぱり「50代」という、年齢で区切るのは非常にもったいないと思うんですよ。
当然、仕事内容的に体力を必要とするので、きつい…と感じてしまう方もいると思います。
ただ、50代の方でも「体力に自信があります!」とか「バリバリ働けます」という方も多いので、年齢や性別で一区切りせずに、求職者の方の人となりをきちんと見極めるようにしています。
ーーー未経験者の方は、前職はどんなお仕事をされていたのですか?
元飲食店の店長をしていた方や、内勤のみしか経験してこなかった方などさまざまいますよ。「プライベートでよく運転をしていて、運転業務に興味をもってアイスコを受けた」と面接に来てくださる方もいます。
一方で、「ずっと運送業の仕事しかしてこなかった」という方もいますが、実は、こういう方が落ちてしまうこともあるんです…
ーーーくわしく教えていただけますか?
ずっと運送業の仕事をしていた方は、運転経験は申し分なく、安全に配送してくれる方が多いです。
しかし、繰り返しになりますが、当社はただ商品を届けるのではなく、日々店舗の方とコミュニケーションを取って、一緒にアイス・冷凍食品の売場を作る仕事なので、”接客”の要素も入ってくるんですよ。
となると、コミュニケーションスキルが不足しすぎてしまうとこの仕事は難しいんです。
逆に、元飲食店の方は当初、運転経験がありませんでした。でも、お客様対応の経験があったので、運転スキルは入社後に磨いてもらおうと、採用したんですよね。
結局は「人柄重視」なので、過去に接客経験がある、コミュニケーションが好き、人と話すのが好き、という方だと好ましいですね。
株式会社アイスコの今後のビジョン・方針とは
ーーーそれでは、御社の今後のビジョンや方針について教えてください。
創業から70年が経ち、2007年以降は毎年110%くらいの勢いで売上が右肩上がりです。その一方で、売上拡大に対して、社内体制が追いついていない現状もあります。
働き方の見直しや教育体制の強化など、これまで培ってきたノウハウを形にしつつ、仕組化していく時代となりました。
当社として、2030年に「会社売上1000億企業」へ成長していくことを目指している中で、具体的にどんなことをするのか、3年単位の方針を設けています。
最初の3年は基盤固めとして、労働環境の見直しや人員体制の改善、新規事業の創出に向けた種まきの期間。次の3年は、人材育成や事業を育てていく期間。そして最後の3年は、育った人材と事業を通して利益をあげていく収穫期間としています。
この3年ごとの段階的な目標を確実に達成し、さらなる売上拡大と利益の確保を目指しています。
ーーー段階的に明確な目標が掲げられていると、社員の方もわかりやすそうですね。
そうですね。
ただ、ここはまだまだ課題がたくさんあります。
中でも、新しく入ってきた方に対する教育体制はまだ整っていません。特に、新人を指導する、中堅層の教育は難しいものです。
「教えているのに伝わらない」「そんな教え方だとわからない」など、教わる側と教える側の意思疎通がきちんとできていないと、業務がスムーズに進まないだけでなく、スキルアップにつながりません。
だからこそ今後は、現場のルールや業務内容などをマニュアル化して、現場主体でしっかり社員を育てて、スキルアップしていけるような体制を作っていくことを検討しています。
ここの仕組みが整えば、社員の活躍、定着率の向上、さらなる雇用につながり、会社としても拠点の拡大、売上・利益の増加が期待できます。
こうした好循環を生むためにも、まずは足元の基盤固めをきちんと行っていきたいですね。
株式会社アイスコ・川合様よりメッセージ
アイスコは、今後まだまだ変化を続けていく会社です。
仕事内容でもいいですし、会社の方向性でもかまいません。
少しでも当社に共感を持てる部分があれば、ぜひ一度お話ししましょう!
ご応募、お待ちしております。
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