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フィールドエンジニアの仕事内容とは?年収や向いている人、将来性は?

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フィールドエンジニアへの就職を検討している一方で、「どのような仕事内容なのか」「どれくらい稼げるのか」などと気になっている人もいるのではないでしょうか。

フィールドエンジニアは、お客さまのもとでの機器やシステムの設置・保守・修理などを担当するやりがいのある仕事です。

求人ボックスの2024年6月25日時点の情報によると、平均年収は448万円となっています。

一方で、フィールドエンジニアと検索すると「つらい」「やめとけ」などのネガティブな情報も少なくありません。就職を検討している中で、飛び交っている声は本当なのか不安に感じる人もいるでしょう。

この記事では、フィールドエンジニアの仕事内容やきつさ、年収などを解説します。フィールドエンジニアへの就職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

フィールドエンジニアとは?サービスエンジニアとの違い

確認作業をこなす様子

フィールドエンジニアは、お客さまのもとに出向いて機器やシステムの設置・保守・修理などを行う仕事です。たとえば、通信機器や医療機器のフィールドエンジニアの役割は、顧客の施設に赴いて機器のトラブルシューティングやアップグレードなどです。

一方のサービスエンジニアの業務も、現場で機器の保守や修理などです。そのため、フィールドエンジニアとサービスエンジニアをまとめて、カスタマーエンジニアと呼ばれるケースもあります。

強いて両者の違いを挙げるとすれば、フィールドエンジニアはシステム製品の導入時から全体的にサポートを行っています一方のサポートエンジニアの場合は、営業担当に同行するケースもあるようです。

したがって、サービスエンジニアはフィールドエンジニアと比較して、営業支援の要素が強いと言われています。

関連記事:フィールドエンジニアとサービスエンジニアに大きな違いはない|それぞれの仕事内容など|クロスワーク・マガジン

フィールドエンジニアの仕事内容

デスクワークをこなす様子

フィールドエンジニアは、お客さまの要望を踏まえて、システムの設置・保守・修理などを幅広く行っています。

フィールドエンジニアの仕事内容は大きく分けて3つです。

  • 自社製品の設置や運用開始のサポート
  • 保守点検などの定期メンテナンス
  • 製品トラブルなどの対応

それぞれの仕事内容について解説します。

自社製品の設置や運用開始のサポート

フィールドエンジニアの業務内容のひとつが自社製品の設置や運用開始のサポートです。

さらに、設置後、お客さまが製品をスムーズに運用できるよう、使い方のレクチャーなどの研修会を開催するケースも多くあります。

会社の売上を伸ばすにあたって、運用開始のサポートは製品の利用促進に重要と言われています。

保守点検などの定期メンテナンス

保守点検などの定期メンテナンスもフィールドエンジニアの業務のひとつです。

製品が長期間にわたって安定して動作するには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。

フィールドエンジニアは、機器やシステムが劣化や故障する前に問題を発見し、必要な部品の交換や調整をしています。その結果、予期せぬトラブルを防ぎ、お客さまの業務がスムーズに続けられるよう支援しています。

製品トラブルなどの対応

製品トラブルなどの対応もフィールドエンジニアの重要な役割のひとつです。製品に予期せぬトラブルが発生した際、迅速に現場に駆けつけ、原因を特定して修理対応などを講じなければなりません。

製品トラブル時の問題解決能力は、お客さまとの信頼関係を築く上で重要です。また、トラブルシューティングの際には、問題の根本原因を解明し、再発防止策を講じて、将来的なトラブルを未然に防ぐ対応も求められます。

また、製品トラブルなどの対応が疎かになると、お客さまは他社製品に乗り換える可能性があります。その結果、売上が減少してしまうかもしれません。

売上維持のためにも、フィールドエンジニアの役割は重要です。

関連記事:サービスエンジニアの仕事内容とやりがいは?必要なスキルや資格も解説|クロスワーク・マガジン

フィールドエンジニアに向いている人

設備を点検する様子

フィールドエンジニアは企業や社会への貢献度の大きい仕事です。一方で、フィールドエンジニアの仕事をつらいと感じる人も存在します。

フィールドエンジニアに向いている人の特徴は主に3つです。

  • 柔軟な対応ができる人
  • コミュニケーション能力の高い人
  • 学習意欲が高く学び続けられる人

それぞれの特徴について解説します。

柔軟な対応ができる人

柔軟な対応ができる人は、現場で予期せぬ問題が発生した際に冷静に対応できる力を持っています。フィールドエンジニアの仕事は、現場の環境や状況が日々変わる中で顧客対応していく必要があり、計画通りに進まないケースも少なくありません。

経験したことのないトラブルに遭遇しても、既存の計画に固執せず、状況に応じた最適な対応策を見つけ出す能力が求められてます。

柔軟な対応ができる人は、問題解決の場面でも創造的であり、困難な状況を乗り越える力を発揮できるでしょう。

コミュニケーション能力の高い人

コミュニケーション能力の高い人は、チームやクライアントとの円滑なやり取りを通じて、プロジェクトを成功へと導く力を持っています。

フィールドエンジニアの仕事では、技術的な知識を持つだけでなく、お客さまに複雑な話をかみ砕いて簡単に説明する必要があります。

また、チーム内での協力や報告・連絡・相談がスムーズに行われると、プロジェクトの進行がスムーズになるでしょう。

コミュニケーションが得意な人は、異なるバックグラウンドを持つ人々との橋渡し役となり、全体の成果に貢献できるはずです。

学習意欲が高く学び続けられる人

学習意欲が高く学び続けられる人は、技術が日々進化するフィールドエンジニアの世界で活躍し続けられる可能性が高いでしょう。

実際にフィールドエンジニアは新しい技術やツールが次々と登場する中で、自己研鑽を怠らず、常に最新の知識を吸収する姿勢が求められます。

また、問題解決には時には新たな知識やスキルが必要となる場合もあり、トラブルに対応するには継続的な学習が欠かせません。

学び続ける意欲が強い人は、技術的な成長を遂げるだけでなく、業界全体の進化にも貢献できるはずです。

関連記事:サービスエンジニアに向いている人の特徴は?求められるスキルや年収|クロスワーク・マガジン

フィールドエンジニアは「やめとけ」と言われている理由

設備について話し合う様子

フィールドエンジニアは魅力的な仕事です。一方で、フィールドエンジニアに転職するのは「やめとけ」と言われるケースがあります。

フィールドエンジニアは「やめとけ」と言われている理由は主に3つです。

  • 急なトラブルが多く対応がきつい
  • 常に学び続けなければならない
  • 「会社の顔」として対応しなければならない

それぞれの理由について解説します。

急なトラブルが多く対応がきつい

フィールドエンジニアは急なトラブル対応が多いため、プレッシャーがある仕事と言われています。顧客先でのシステムや機械の不具合が発生した場合、迅速に対応しなければなりません。

また、トラブル対応には即座の判断力や問題解決能力が求められます。問題が予期せぬタイミングで起こることが多く、計画通りに物事が進まないケースも少なくないようです。

常に学び続けなければならない

フィールドエンジニアは技術の進歩に、適応する必要があります。技術革新のスピードは速いため、最新の技術や製品について常に学び続けなければなりません。

新しいスキルや知識を継続的に習得する時間と努力が求められているため、自己研鑽が欠かせません。仕事をこなしながら自己学習も並行するのは負担が大きく、精神的にも消耗しやすい職業です。

一方で、常に最新の技術に関心がある人にとって、フィールドエンジニアは向いている職業と言えるかもしれません。

「会社の顔」として対応しなければならない

フィールドエンジニアは「会社の顔」として、現場でお客さま対応をしなければなりません。そのため、単に技術的な問題を解決するだけでなく、お客さまとのコミュニケーションや信頼関係の構築も求められます。

技術力があれば良いわけではなく、コミュニケーションスキルや顧客対応能力も必要です。顧客とのやり取りがうまくいかない場合には、会社全体の評価に影響を及ぼす可能性があり、責任感の重さを感じるでしょう。

関連記事:【業界別】サービスエンジニアがきついと言われる理由まとめ|クロスワーク・マガジン
関連記事:サービスエンジニアが「辞めたい」と思う理由とその対処法|クロスワーク・マガジン

フィールドエンジニアの年収

工場で作業する様子

2024年6月25日に更新された求人ボックスのデータによると、フィールドエンジニアの平均年収は448万円です。一方で、令和4年分の民間給与実態統計調査によると、全体の平均年収は458万円です。

そのため、フィールドエンジニアの年収は、日本全体の平均とほぼ同水準と言えるでしょう。

ただし、フィールドエンジニアとしてキャリアを積んだり昇格したりすると、平均より高い年収を期待できる可能性は十分にあります。

参考:フィールドエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)|求人ボックス
参考:令和4年分 民間給与実態統計調査|国税庁

関連記事:サービスエンジニアの平均年収は約504万円|給料が高い理由|クロスワーク・マガジン

実際にあるフィールドエンジニアの求人内容

打ち合わせする様子

先ほど説明したとおり、求人ボックスによると、フィールドエンジニアの平均年収は448万円です。しかし、実際に受け取る給与は会社や担当業務によって大きく異なります。

弊社が運営する求人サイト「クロスワーク」に掲載している実際のフィールドエンジニアの求人例は次のとおりです。

  • 求人例(1)
    • 給与:月給 245,000円〜285,000円
    • 勤務地:全国各地
    • 福利厚生:雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金
  • 求人例(2)
    • 給与:月給232,150円〜253,500円
    • 勤務地:東京都
    • 福利厚生:車・バイク通勤可/雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金
  • 求人例(3)
    • 給与:月給200,000円〜300,000円
    • 勤務地:北海道
    • 福利厚生:車・バイク通勤可/雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金

このように、初任給は経験などによって異なるようです。すなわち、経験を積むと、年収アップを期待できるでしょう。

参考:物流・建設・製造特化の求人サイト「クロスワーク

フィールドエンジニアのやりがい

作業員が腕を組む様子

フィールドエンジニアは、困っている人の役に立てる仕事です。機械やシステムが故障したり、トラブルが発生したりしたとき、お客さまは不安を抱えているケースが一般的です。

フィールドエンジニアが迅速に対応し問題を解決するので、お客さまから喜ばれるでしょう。

また、フィールドエンジニアとして働く中で、ユーザーや製品への対応スキルが高まっていきます。仕事を通じて自身の成長を感じられる点も、やりがいを感じるポイントのひとつです。

他にも、フィールドエンジニアは多くの人々と直接コミュニケーションを取る機会があります。コミュニケーションスキルを身につけられる点もやりがいのひとつと感じる人もいるようです。

フィールドエンジニアの将来性

作業員が話し合う様子

近年、技術の発展やニーズの多様化が著しい状況です。そして、今後もこの状況は続くでしょう。

一方で、フィールドエンジニアは慢性的に不足していると言われています。

そのため、フィールドエンジニアは今後も必要な職種です。フィールドエンジニアとして長期的なキャリア形成は十分に見込まれるでしょう。

関連記事:サービスエンジニアは将来性がある?離職率や年収から考える今後の需要|クロスワーク・マガジン

フィールドエンジニアの仕事内容つらさを理解した上で転職を検討しよう

転職を検討している人

この記事では、フィールドエンジニアの仕事内容や平均年収、将来性などについて解説してきました。

フィールドエンジニアは、お客さまの要望を踏まえて、システムの設置・保守・修理などを幅広く行っています。

主な仕事内容は3つです。

  • 自社製品の設置や運用開始のサポート
  • 保守点検などの定期メンテナンス
  • 製品トラブルなどの対応

フィールドエンジニアの平均年収は448万円と、日本の平均年収と大きく差はありません。ただし、フィールドエンジニアとして経験を積んだり昇格したりすると、高い年収を期待できるかもしれません。

さらに、フィールドエンジニアは将来性のある仕事です。

これからフィールドエンジニアへの就職を検討しているのであれば、特有の辛さなどを踏まえた上でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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