「第三種冷凍機械責任者ではなく、第二種を目指すべきなのか」などと気になっている人もいるでしょう。
結論、第三種冷凍機械責任者より難易度が高い第二種を取得すると、より大規模な機器を扱うことができ、キャリアの幅を広げられます。
具体的に、第三種冷凍機械責任者の場合は1日の冷凍能力100t未満に制限されていますが、第二種の場合は300tまで取扱可能です。
この記事では、第二種冷凍機械責任者の難易度や勉強方法、転職のコツなどを紹介します。第二種冷凍機械責任者の取得を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
第二種と第三種冷凍機械責任者の違い
第二種冷凍機械責任者と第三種は、いくつかの面で違いがあります。
- 国家試験・講習の科目
- 責任者となれる冷凍空調機器の規模
上記の内容をポイントに第二種冷凍機械責任者と第三種の違いについて解説します。
国家試験・講習の科目
第二種冷凍機械責任者もしくは第三種を取得するには、国家試験に合格しなければなりません。ちなみに、第二種冷凍機械責任者ならびに第三種を目指すにあたっての受験資格は特に設けられていません。
また、第二種冷凍機械責任者ならびに第三種の試験はいずれも択一式です。
第二種冷凍機械責任者の試験科目は次の3つです。
- 法令
- 保安管理技術
- 学識
しかし、第三種冷凍機械責任者の試験科目は、法令と保安管理技術のみに限定されています。ちなみに、学識では応用化学や機械工学に関する知識が問われます。
国家試験科目が一部免除される講習を受講すると、第二種冷凍機械責任者の試験で保安管理技術と学識の免除を受けられます。
一方の第三種冷凍機械責任者の試験では保安管理技術が免除となります。
したがって、国家試験科目が一部免除される講習を受講すると、第二種冷凍機械責任者ならびに第三種ともに試験科目は法令のみです。
責任者となれる冷凍空調機器の規模
第二種冷凍機械責任者は第三種と比較して、大きな規模の設備を管理できる資格です。具体的には、大型の冷凍機械や冷凍空調機器の責任者となる際に必要です。
中型冷凍空調機器を備えている施設・冷凍倉庫・冷凍冷蔵工場など、1日の冷凍能力が300t未満の製造施設に関する保安に携われます。
第三種冷凍機械責任者は、比較的小規模な冷凍機械や冷凍空調機器を取り扱える資格です。具体的には、小型冷凍空調機器を備えている施設・冷凍倉庫・冷凍冷蔵工場などで、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う際に必要です。
第三種冷凍機械の資格があれば、1日の冷凍能力が100t未満の製造施設に関する保安に携われます。
したがって、第二種の資格を取得すれば、より広範囲な設備の管理が可能となり、職務範囲も広がるでしょう。
参考:国家試験の概要 | 高圧ガス保安協会
参考:国家資格の概要及び職務範囲 | 高圧ガス保安協会
いきなり第二種冷凍機械責任者を受験できる?
第二種冷凍機械責任者の資格を取得するにあたって、受験要件が設けられているのか気になるところでしょう。
第二種冷凍機械責任者の受験に関する2点について解説します。
- 制限はないので受験は可能
- やる気が評価される可能性もある
制限はないので受験は可能
第二種冷凍機械責任者の資格試験では、受験にあたって特別な制限は設けられていません。
誰でも受験が可能となっており、特定の学歴や実務経験が必須ではありません。そのため、未経験者でも挑戦できる資格となっています。
やる気が評価される可能性もある
第二種冷凍機械責任者の資格取得に向けた挑戦は、やる気や向上心を示すものとして、就職やキャリアアップの際に評価される可能性もあります。冷凍機械責任者は、専門的な知識と技術を証明できる資格です。
第二種冷凍機械責任者は第三種と比較して、大きな規模の設備を管理できる資格です。具体的には、中型冷凍空調機器を備えている施設・冷凍倉庫・冷凍冷蔵工場など、1日の冷凍能力が300t未満の製造施設に関する保安に携われます。
一方で、第三種冷凍機械の資格では、1日の冷凍能力が100t未満の製造施設に関する保安に限定されています。
したがって、第二種の資格を取得すれば、より広範囲な設備の管理が可能となり、職務範囲も広がり、やる気が評価されるかもしれません。
第二種冷凍機械責任者の受験資格
第二種冷凍機械責任者の受験資格は、特に定められていないため、誰でも受験できます。
理由として、冷凍設備の安全な運用に関わる責任者の資格のため、幅広い層に門戸を開き、より多くの人材育成を目的としていると言われています。
しかし、受験資格がなくても、合格するには、冷凍に関する専門的な知識や経験が必要となります。学歴が有利に働く場合もありますが、独学や通信講座での学習など、さまざまな方法で知識を習得し、試験に臨めるでしょう。
第二種冷凍機械責任者の難易度
令和5年度の第二種冷凍機械責任者の試験を受験した人の合格率は次のとおりです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
令和5年度 | 2,559人 | 1,155人 | 45.1% |
第二種冷凍機械責任者の合格率を踏まえると、難易度は高いとは言えないでしょう。
また、第二種冷凍機械責任者の難易度は大きく2つのケースに分けられます。
- 全科目受験者の合格率
- 科目免除者(法令のみ受験)の合格率
それぞれの難易度について解説します。
全科目受験者の合格率
令和5年度の第二種冷凍機械責任者の試験で、全科目受験した人の合格率は次のとおりです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
全科目受験 | 1,949人 | 648人 | 33.2% |
このように、全科目を受験した場合の第二種冷凍機械責任者の合格率は、全体と比較して低くなります。したがって、可能な限り、科目免除を受けて合格を目指すのが、難易度を下げるポイントと言えるでしょう。
科目免除者(法令のみ受験)の合格率
令和5年度の第二種冷凍機械責任者の試験で、法令のみ受験した人の合格率は次のとおりです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
法令のみ受験 | 610人 | 507人 | 83.1% |
このように、法令のみを受験した場合の第二種冷凍機械責任者の合格率は、80%を超えています。したがって、科目免除を受けた場合は、資格取得できる可能性は極めて高くなります。
また、全科目受験者と科目免除者の合格率を踏まえると、保安管理技術と学識が難易度に大きな影響を与えていると言えるでしょう。
参考:令和5年11月12日 - 液化石油ガス設備士技能試験|高圧ガス保安協会
第二種冷凍機械責任者の取得に必要な勉強時間
第二種冷凍機械責任者の取得に必要な勉強時間は100時間程度と言われています。毎日2時間を勉強のために確保できると、2ヶ月で合格を視野に入れられるでしょう。
ちなみに、高圧ガス保安協会が実施している講習映像の尺は21時間超です。
オンラインでの講習なども活用しながら、勉強すると効率的に学習できるでしょう。
参考:令和6年度 講習予定表 No.2【一冷、二冷、三冷】|高圧ガス保安協会
第二種冷凍機械責任者の効果的な勉強方法
第二種冷凍機械責任者の効果的な勉強方法は次のとおりです。
- テキストを繰り返し見てインプットする
- 通信講座を活用する
- 過去問で習得度を確認をする
それぞれの勉強方法について解説します。
テキストを繰り返し見てインプットする
第二種冷凍機械責任者の合格に向けて、テキストを繰り返し読むことは重要です。
試験では、幅広い専門知識が問われるため、テキストを読み込み、基本的な概念や理論を頭に入れておきましょう。一度読んで理解できる箇所もあれば、何度も確認が必要な難解な部分もあるので、定期的にテキストを繰り返し読む必要があります。
単に読むだけでなく、重要なポイントにはマーカーを引いたり、自分なりのメモを書き込んだりして、理解を深めましょう。
通信講座を活用する
通信講座の活用も効果的です。独学では理解が難しい部分や、効率的な学習方法がわからない場合には、専門講師による指導を受けると、より深い理解が得られるでしょう。通信講座は、テキストや動画教材が充実しており、専門的な内容を分かりやすく解説してくれるため、時間を有効に活用できるのがメリットです。
また、疑問点があれば講師に質問できるサポート体制も整っている場合が多く、モチベーションを保ちながら効率的に学習を進められるでしょう。特に、理解に時間がかかる部分を補強するために通信講座を取り入れると、試験本番での自信につながるはずです。
過去問で習得度を確認をする
過去問を活用した習得度の確認も重要です。テキストで知識をインプットしただけでは、実際の試験に対応するのは難しいため、過去問を解くことで、自分がどれだけ理解しているかを確認できるでしょう。
過去問を解くと、試験の出題傾向や問題の形式に慣れることができ、苦手な分野も見つけやすくなります。また、同じ問題が繰り返し出題されるケースも多いため、本番での得点力を上げられる可能性もあります。
間違えた問題は解説を読み、なぜ間違えたのかを把握して、次回以降同じミスを繰り返さないように注意しましょう。過去問は、理解度を測るだけでなく、実際に試験を突破するための最終的な確認作業として活用するとよさそうです。
参考:講習の予定表・申込先 | 高圧ガス保安協会
参考:正解答、合格者番号、試験問題の公表 | 高圧ガス保安協会
第二種冷凍機械責任者合格のポイント
第二種冷凍機械責任者合格のポイントは次のとおりです。
- 冷凍サイクルを理解する
- 学識の計算問題を対策する
- 過去問や問題集で法令を覚える
それぞれのポイントについて解説します。
冷凍サイクルを理解する
冷凍サイクルは、冷凍機がどのように冷気を作り出すのかを理解するための基礎です。単にサイクルを丸暗記するのではなく、各部品の役割、状態変化、熱の移動などの物理現象を把握するのが重要です。
具体的には、この物質が気化するのか、なぜ圧縮すると温度が上昇するのかなど、なぜそうなるのかを理解できると、応用問題にも対応できるようになります。
また、実際の冷凍装置と理論を結びつけると、より深い理解が得られるでしょう。
学識の計算問題を対策する
学識の計算問題は、熱力学や流体力学など、物理学の知識が問われます。公式を丸暗記するだけでなく、公式が導かれる過程を理解すると、さまざまな問題に対応できるようになります。
問題集や過去問を繰り返し解き、計算ミスを減らし、時間配分の最適化も重要です。また、単位に注意し、計算過程を丁寧に書くと、部分点を期待できるでしょう。
過去問や問題集で法令を覚える
冷凍機械に関する法令は、安全対策や環境保護に関する内容が中心です。過去問や問題集を解くと、出題傾向を把握し、重要な条文を効率的に覚えられます。
条文の丸暗記だけでなく、条文の意味を理解すると、状況に応じた判断ができるようになります。また、改正にも注意し、最新の法令を常に把握しておくのも大切です。
参考:正解答、合格者番号、試験問題の公表 | 高圧ガス保安協会
未経験でも第二種冷凍機械責任者への転職を成功させるコツ
未経験でも第二種冷凍機械責任者への転職を成功させるコツは主に4つです。
- 自分のスキルや経験を整理する
- 応募先の企業を詳しく調べる
- 転職サイトを活用する
- 関連資格を取得する
それぞれのポイントについて解説します。
自分のスキルや経験を整理する
未経験からの転職では、経験が浅く、どのようにアピールすれば良いか悩んでしまうかもしれません。しかし、必ずしも冷凍空調の直接的な経験がなくても、活かせるスキルや経験はあるでしょう。
たとえば、製造業の場合は機械操作や品質管理の経験、サービス業の場合は顧客対応や問題解決能力などです。一見関係ないように思える経験も、冷凍設備の管理に活かせる可能性があります。
自分の強みを明確にすると、 応募書類や面接で、なぜ自分がその仕事に向いているのかを具体的に説明できます。また、未経験ならではの新しいことに積極的に取り組む姿勢や、学ぶ意欲のアピールも大切にしましょう。
応募先の企業を詳しく調べる
企業研究は、転職活動の場面で重要な要素です。特に未経験からの転職では、事業内容、求める人物像、社風などを深く理解して、 自分のスキルや経験が企業にどのように貢献できるのかを具体的に説明する必要があります。
具体的には、企業のホームページや求人情報だけでなく、 社員インタビューや業界ニュースなども参考にすると、企業理解が進みます。また、実際に働いている人に話を聞く機会があれば、積極的に利用しましょう。
企業の理念やビジョンに共感できるか、 自分のキャリアプランと合致しているかなどを検討し、本当に自分がやりたい仕事かどうかを見極めることも大切です。
転職サイトを活用する
転職サイトは、求人情報だけでなく、業界の動向や転職活動に関するノウハウなども得られる便利なツールです。
第二種冷凍機械責任者の求人を絞り込んで検索し、 自分に合った求人を探すこともできます。また、多くの転職サイトでは、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策などの情報も提供されています。
転職エージェントに相談するのもよいでしょう。求職者の強みを最大限に引き出し、最適な求人を紹介してくれます。
関連資格を取得する
第二種冷凍機械責任者の資格は、転職活動で大きな武器となります。資格を取得すると、専門知識の証明をできるだけでなく、 仕事に対する意欲や熱意もアピールできるでしょう。
資格取得の勉強方法は、 通信教育、専門学校、独学など、さまざまな方法があります。自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
資格取得は時間がかかるため、転職活動と並行して進めるのがおすすめです。資格取得を目指しながら、 積極的に求人に応募し、面接を受けると、内定獲得のチャンスも広がるでしょう。
参考:電気技術者試験センター
参考:安全衛生技術試験協会
参考:危険物取扱者試験
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第二種冷凍機械責任者の将来性
第二種冷凍機械責任者の需要は減少傾向にあると言われるケースもあります。なぜなら、近年では、冷凍機械責任者の資格が無くても扱える機械が増えているためです。
一方で、依然として第二種冷凍機械責任者の将来性があるのも事実です。
第二種冷凍機械責任者の未来が明るいと言われている理由は主に2つです。
- 空調設備関連の仕事にもつながる
- 大型商業施設を中心に需要が見込まれる
それぞれの理由について解説します。
空調設備関連の仕事にもつながる
冷凍機械の知識と技術は幅広く応用できます。第二種冷凍機械責任者の資格があれば、冷凍設備だけでなく空調設備関連の仕事にも携われるキャリアパスが開けるでしょう。
たとえば、冷凍機械は食品の冷蔵・冷凍に使われるだけでなく、快適な環境を保つために商業施設やオフィスビルでも空調として活躍しています。
そのため、冷凍機械の運転や保守の技術は空調分野での需要も高く、第二種冷凍機械責任者は将来的に冷凍・空調分野での多様な業務に対応できる技術者として重宝されるでしょう。
大型商業施設を中心に需要が見込まれる
大型商業施設や物流施設では、第二種冷凍機械責任者の需要が今後さらに増すことが見込まれています。大型商業施設では、大量の食品や物品を一定の温度で保管する必要があり、効率的で信頼性の高い冷凍機械の運転・管理が欠かせません。
大型施設が増加する一方で、省エネ技術の進化も相まって、冷凍機械責任者は最新の機器やシステムを適切に運用できる能力が求められています。
したがって、今後もこの分野での求人需要は安定的に続くと予想され、第二種冷凍機械責任者は今後さらに活躍の場を広げられるでしょう。
第二種冷凍機械責任者のキャリアアップ方法
第二種冷凍機械責任者のキャリアアップ方法は主に3つです。
- 実務経験を積む
- 第一種冷凍機械責任者を取得する
- その他の関連資格を取得する
それぞれの方法について解説します。
実務経験を積む
第二種冷凍機械責任者としてキャリアアップする方法のひとつは、冷凍機や空調設備の操作やメンテナンスなどの実務経験を積むことです。実務経験は、技術的な知識やスキルを向上させるだけでなく、設備の運用に関するトラブルシューティング能力や、効率的な運用方法を学ぶ機会となります。
また、実際の現場での経験は、理論だけでは得られない実用的な知識を得られるため、資格を持つだけの責任者と比較して信頼性が高まります。
さらに、実務経験を重ねると、他の従業員や顧客からの信頼も得られ、昇進やより大規模なプロジェクトへの参画の機会が増えるでしょう。経験豊富な技術者として、職場での重要性が高まると、より高い責任を負う役職やリーダーシップの機会も広がるはずです。
第一種冷凍機械責任者を取得する
キャリアアップのステップとして、第一種冷凍機械責任者の資格取得もキャリアアップする方法のひとつです。
第一種冷凍機械責任者の資格を取得すると、1日の冷凍能力に制限されず、すべての冷凍機器や設備の管理を担当できるようになるので職務範囲が広がります。
第一種冷凍機械責任者は、第二種よりも高度な技術や知識が必要とされています。そのため、資格取得により自身の技術力や専門性を証明できるでしょう。結果的に、業界内での競争力が高まります。
また、資格取得により、より多くの選択肢が開かれ、特に大手企業や特殊な設備を扱う企業での昇進や転職も現実的になるかもしれません。第一種冷凍機械責任者の取得は、個人の成長とともに、キャリアパスをさらに広げるための大きな一歩となります。
その他の関連資格を取得する
第二種冷凍機械責任者としてのキャリアを拡大するには、他の関連資格の取得も効果的です。
たとえば、ボイラー技士や電気主任技術者など、設備の保守・管理に関連する資格は、冷凍機械の知識と補完し合う形で専門性を高められるでしょう。
特に大規模な施設では、冷凍機や空調機器以外にも多くの設備が関係しているため、幅広い資格を持っていると、より多くの設備管理に携わる機会が増えます。
また、関連資格の取得は、職場での価値を高めるだけでなく、将来的により幅広いキャリアビジョンを持つことができるでしょう。他にも、技術的な多様性を持つ人材として高く評価される可能性があります。
関連記事:【2024年度】第二種電気工事士の試験概要|試験日や合格発表日について
関連記事:危険物取扱者試験に挑む前に知っておくべき基礎知識と取得方法
関連記事:ボイラー技士の難易度と資格取得方法に関する対策|仕事内容と勉強方法
第二種冷凍機械責任者に関するよくある質問
第二種冷凍機械責任者に関するよくある質問は次のとおりです。
- 受験科目の一部が免除になる条件は何ですか?
- 第二種冷凍機械責任者を取得したら何ができますか?
- 第二種冷凍機械責任者の難易度は?
それぞれの質問について解説します。
受験科目の一部が免除になる条件は何ですか?
国家試験科目が一部免除される講習を受講すると、第二種冷凍機械責任者の試験で保安管理技術と学識の免除を受けられます。
第二種冷凍機械責任者を取得したら何ができますか?
第二種冷凍機械責任者を取得すると、1日の冷凍能力が300t未満の製造施設に関する保安に携われます。
たとえば、中型冷凍空調機器を備えている施設・冷凍倉庫・冷凍冷蔵工場などです。
第二種冷凍機械責任者の難易度は?
令和5年度の第二種冷凍機械責任者の試験を受験した人の合格率は45.1%です。また、全体のうち全科目受験した人の合格率は33.2%でした。
つまり、第二種冷凍機械責任者を目指すにあたって、全科目受験する場合は比較的難易度が高いと言えるかもしれません。
一方で、法令のみ受験した人の合格率は83.1%です。
したがって、科目免除を受けた場合は、難易度が低いと言えるでしょう。
参考:令和5年11月12日 - 液化石油ガス設備士技能試験|高圧ガス保安協会
第二種冷凍機械責任者を取得してキャリアの専門性を深めよう
この記事では、第二種冷凍機械責任者の将来性やキャリアアップの方法について解説しました。
第二種冷凍機械責任者を取得するには、国家試験に合格しなければなりません。また、試験に挑戦するにあたっての受験資格は特に設けられていません。
また、令和5年度の合格率は45.1%で推移しており、取得すれば空調設備関連の仕事につながったり、キャリアの幅が広がったりする可能性があります。
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