冷凍機械責任者 電気通信主任技術者

冷凍機械責任者の資格は設備管理に必要ない?取得までの時間や勉強方法についても解説

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冷凍機械責任者が作業する様子

冷凍機械責任者は「ビルメン4点セット」の1つであり、設備管理の仕事に欠かせない資格です。しかしながら、ネット上では「必要ない」といった声が少なからずあります。

キャリアアップを目的に資格取得を検討しているものの「本当に役立つのか」と、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

また、冷凍機械責任者の取得にどれくらいの時間がかかるのか、気になる人もいるでしょう。この記事では、冷凍機械責任者がどのような場面でキャリアに役立つのか分かりやすく解説していきます。

資格取得に必要な勉強時間や勉強方法、資格取得の条件なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

冷凍機械責任者の資格がキャリアに役立つ場面

冷凍機械を点検する様子

「仕事に必要ない」「取得しても意味がない」といった声もある冷凍機械責任者ですが、取得することで、以下のようなメリットを得られます。

  • 幅広い場所で働けるようになる
  • 職場の責任者になれる可能性が高くなる
  • 転職しやすくなる

どのような仕事で資格を活かせるのか、転職しやすい業界などについて、解説していきます。

幅広い場所で働けるようになる

冷凍機械責任者は、冷凍設備や空調設備の保守・点検業務などを行います。「食品加工業」「物流業」「医療機関」といった、大規模な冷凍設備のある施設では欠かせない存在と言えるでしょう。

「資格がなくても管理できるのでは」と考える人もいますが、冷凍機械の容量が一定の基準を超える施設では、冷凍機械責任者の選任が義務付けられています。責任者は冷凍機械責任者からしか選任できません。

冷凍機械責任者として活躍できる主な職場は以下の通りです。

  • 食品加工業、飲料製造業
  • 物流業(冷凍、冷蔵倉庫)
  • 医療機関、研究施設
  • 商業施設
  • 発電所、エネルギー関連施設

全ての施設において冷凍機械責任者が必須となるわけではないものの、冷凍機器や空調設備の専門知識を持つ技術者として活躍できます。

参考:高圧ガス保安協会

職場の責任者になれる可能性が高くなる

高圧ガス保安法では、基準以上の冷凍設備を設置している施設において、冷凍機械責任者の選任が義務付けられています。

資格を取得すると、冷凍機械や空調設備に関する専門知識があることを証明できるため、責任者として選ばれやすくなるでしょう。

企業によっては、資格手当を支給しており年収アップにも繋がります。

転職しやすくなる

前述の通り、冷凍機械責任者はさまざまな施設で需要のある資格です。資格取得者であれば、即戦力として採用されやすくなるため、転職の際にも有利になります。

特に大規模な設備のある施設では、責任者の選任義務があるため重宝されるでしょう。冷凍機械責任者だけでなく、ボイラー技士やエネルギー管理士といった資格も取得することで、さらに転職の幅を広げられます。

冷凍機械責任者だけでは不安という方は、関連資格の取得も検討してみましょう。

冷凍機械責任者合格に必要な勉強時間

女性がデスクワークをこなす様子

冷凍機械責任者合格に必要な勉強時間の目安は、以下の通りです。

第一種冷凍機械責任者 500時間(第二種合格後)
第二種冷凍機械責任者 50~100時間(第三種合格後)
第三種冷凍機械責任者 60~120時間

合格に必要な勉強時間は、受験者のレベルによって異なります。既に設備管理で冷凍設備を扱っており、一定の知識がある場合は60時間前後が目安です。

初学者の場合は120時間を目安に学習計画を立ててみましょう。次章で詳しく解説しますが、高圧ガス製造保安責任者講習(冷凍)を受講することで、一部の試験科目が免除されます。

参考:高圧ガス保安協会

冷凍機械責任者試験の合格率

資格勉強をする技術者

令和5年度・冷凍機械責任者試験の合格率は、以下の通りでした。

試験の種類 法令のみ受験 全科目受験
第一種冷凍機械責任者 93.4% 35.9%
第二種冷凍機械責任者 83.1% 33.2%
第三種冷凍機械責任者 84.6% 39.9%

いずれも全科目受験の場合は3〜4割前後、法令のみ受験の場合は8〜9割前後の合格率となっています。

法令のみ受験しているのは、「高圧ガス製造保安責任者講習(冷凍)」の受講者です。受講後に実施される検定試験に合格すれば講習修了書が発行され、本試験では法令のみの受験となります。

講習を受けていない人は、全科目受験となります。最短で確実に資格を取得したい場合は、講習の受講をおすすめします。

一方で、すぐに資格が必要ではなく、4日間の講習に通う時間が確保できない場合は、全科目講習を選ぶようにしましょう。

参照:令和5年度 高圧ガス製造保安責任者試験等結果(知事試験)受験者数・合格者数・合格率一覧表|高圧ガス保安協会
参照:令和5年度 高圧ガス製造保安責任者試験結果(大臣試験)出願者数・合格者数・合格率一覧表|高圧ガス保安協会

冷凍機械責任者の効率的な勉強方法

試験準備する様子

冷凍機械責任者試験は、年に1回しか実施されないため、不合格となった場合は1年間待つ必要があります。そのため、効率良く学習を進めて1回での合格を目指しましょう。

受験に向けて勉強をスタートする際には、以下のポイントを意識することで、効率良く知識を身に着けられます。

  • 参考書の数を絞って繰り返し解く
  • 通信講座を活用する
  • 過去問で問題傾向と苦手分野を把握する

各ポイントを意識するメリットなどについて、解説していきます。

参考書の数を絞って繰り返し解く

資格取得に向けて勉強を進める上で、よくある失敗に「多くの参考書を使用する」ことがあります。多くの参考書を使うと、情報が重複してしまうだけでなく、異なる説明で混乱してしまう可能性があります。

はじめに用意する参考書は1〜2冊を基準にして、1回読んだら終わりではなく、繰り返し読み返しながら知識を深めていきましょう。

参考書は初学者向けのものから上級者向けのものまであるため、購入者のレビューを確認した上で選ぶようにします。

自宅以外で勉強する機会が多い場合は、持ち運びの手間がかからない電子書籍がおすすめです。

通信講座を活用する

学習内容が難しく、独学ではスムーズに覚えきれないという場合は通信講座を活用しましょう。通信講座は、最短で合格できるカリキュラムが組まれており、以下のようなメリットがあります。

  • 学習スケジュールを考える必要がない
  • 最新の試験傾向に特化した専門的な教材が揃っている
  • 質問サポートによりスムーズに理解できる
  • eラーニングやDVD教材で好きなタイミングで学習できる

通信講座の場合、国家試験に精通した専門家が最新の試験傾向に合わせて教材を作成しています。出題されやすい範囲を中心に学習を進められるため、効率良く合格を目指せます。

分からない箇所があった場合は、質問サポートにより詳しく解説してもらえるため、学習がストップすることもありません。

eラーニングやDVD教材を活用すれば、外出先でも気軽に学習を進められます。

通信講座にお金をかけたくない場合は、冷凍機械責任者試験について解説したYouTubeコンテンツを視聴するのもおすすめです。参考書による学習と組み合わせて理解を深めていきましょう。

過去問で問題傾向と苦手分野を把握する

参考書を繰り返し読み進め、ある程度知識がついてきたあとは、過去問を解いて出題傾向や苦手分野を把握していきましょう。

冷凍機械責任者試験では、毎年出題される分野があり問題形式にも一定の傾向があります。各年度の過去問を繰り返し解きながら、試験本番に向けて対策していきましょう。

過去問を解く際には3〜5年分の広範囲の問題を解きながら理解を深めていきます。苦手な科目が見つかった際には、学習内容を調整しながらバランスよく点数が取れるように対策していきます。

試験が近づいてきた際には、実際の試験時間に合わせて問題を解き、ペース配分にも慣れておくようにしましょう。

冷凍機械責任者を取得するならどれ?

学科免除について調べる様子

冷凍機械責任者には、第一種・第二種・第三種の3種類が存在します。設備管理の仕事でキャリアアップを目指す上で、「どれを取得すればいいのか分からない」という方もいるでしょう。

ここでは、各資格の詳細や難易度の違いなどについて解説します。今後のキャリアプランに合わせて、取得する資格を決めてみましょう。

違いは扱える冷凍空調機器の大きさ

冷凍機械責任者、第一種・第二種・第三種の違いは、取り扱える冷凍設備の規模に違いがあります。各資格の詳細は以下の通りです。

  • 第一種資格:従事できる冷凍設備の規模に制限なし
  • 第二種資格:1日の冷凍能力が300t未満の製造施設に従事できる
  • 第三種資格:1日の冷凍能力が100t未満の製造施設に従事できる
資格の種類 おすすめする人
第一種 ・産業用冷凍設備など、大規模な冷凍設備のある施設で働く人
・冷凍設備の設計や監督業務に挑戦したい人
・より待遇の良い企業への転職を狙っている人
第二種 ・商業施設など、中小規模の工場やビルで冷凍設備を扱う人
・技術者としてキャリアアップを目指す人
・オフィスビルや商業施設で設備管理の仕事をしたい人
第三種 ・これから設備管理や冷凍機械分野で働き始める人
・飲食店など、小規模な冷凍設備を管理する予定の人
・冷凍機械の取扱いに関する基礎知識を身に着けたい人

日常の業務で扱う設備で、取得を目指す資格を決めてみましょう。

ちなみに、資格の種類に関係なく試験に特別な受験資格はありません。ただし、設備の保安責任者として選任する場合は、所定の実務経験を満たす必要があります。

参考:国家資格の概要及び職務範囲|高圧ガス保安協会

難易度は第一種冷凍機械責任者が最も高い

試験の合格率に大きな差はないものの、取得難易度が最も高いとされているのは第一種冷凍責任者で、次いで第二種、第三種と続きます。

試験のレベルは、第一種が「大学工学部卒業程度」、第二種が「工業高校卒業程度」、第三種は「第二種よりもやや易しい」と言われています。

仕事の兼ね合いで確実に合格を狙いたい場合は、高圧ガス製造保安責任者講習(冷凍)の受講を検討してみましょう。

参考:冷凍責任者|学校法人読売理工学院 読売理工医療福祉専門学校

上位資格の方が施設を選ばず責任者になれる

前述の通り、資格の種類によって扱える冷凍設備の規模が異なります。第一種冷凍機械責任者を取得すれば、規模に上限がなくなりあらゆる設備を管理できるようになります。

冷凍設備の管理スキルの証明にもなるため、上位資格ほど施設を選ばず責任者になりやすいと言えるでしょう。

冷凍保安責任者になるための条件

作業員が話し合う様子

冷凍設備のある施設では、事故や故障を防ぎ安全な運用を維持するために「冷凍保安責任者」の選任が義務付けられています。

冷凍保安責任者は、冷凍設備に関する知識がある人であれば誰でも選任できるわけではありません。ここでは、選任されるための条件について解説していきます。

冷凍機械責任者の資格を保有している

冷凍保安責任者として選任されるには、設備の規模に応じた冷凍機械責任者の資格を保有していなければなりません。規模の詳細は以下の通りです。

  • 1日の冷凍能力が300t以上の施設の場合:第一種資格が必要
  • 1日の冷凍能力が300t未満の施設の場合:第二種資格が必要
  • 1日の冷凍能力が100t未満の施設の場合:第三種資格が必要

冷凍保安責任者は、1事業所あたり1人選任(代理者も別で1名)しなければなりません。

1年以上の実務経験がある

2つ目の条件は、「1年以上の実務経験があること」です。詳細は以下の通りです。

  • 1日の冷凍能力が300t以上の施設:1日の冷凍能力が100t以上の設備を使用した高圧ガスの製造で1年以上の実務経験
  • 1日の冷凍能力が300t未満の施設:1日の冷凍能力が20t以上の設備を使用した高圧ガスの製造で1年以上の実務経験
  • 1日の冷凍能力が100t未満の施設:1日の冷凍能力が3t以上の設備を使用した高圧ガスの製造で1年以上の実務経験

参考:公益社団法人 日本冷凍空調学会

冷凍機械責任者を取得せずにキャリアを広げる方法

施工管理技士取得に向けて学習する様子

設備管理などの仕事でキャリアを広げたい場合、冷凍機械責任者を取得する以外の方法もあります。具体的な方法は以下の通りです。

  • 設備管理に関する他の資格を取得する
  • チームの育成と指導に力を入れる
  • 研修や外部のセミナーに参加する
  • コンサルタントや開発職への転職を目指す

上記4つの方法について、解説していきます。現役技術者でキャリアアップを目指している方は、参考にしてみてください。

設備管理に関する他の資格を取得する

設備管理の分野で役立つ資格は、冷凍機械責任者だけではありません。他にも以下のような資格を取ることで、キャリアアップを目指せます。

資格の種類 資格の特徴
機械保全技能士 設備や機械の保守・メンテナンスを行うための資格で、各設備の点検、修理作業で活かせる。工場やプラント施設で、冷凍設備以外の機器も扱う場合におすすめ。
電気主任技術者 電気設備の保安監督を行うための資格で、特に大型施設の設備管理業務で活かせる。配線や設置工事など作業メインの場合は電気工事士がおすすめ。
エネルギー管理士 各施設でエネルギーの効率的な利用を推進する役割を担う資格。近年、カーボンニュートラルといった環境への配慮が課題となっており、エネルギー管理士の需要が高まってきている。

この他にも「ボイラー技士」や「危険物取扱者」といった資格があります。また「日本プラントメンテナンス協会」では、設備管理に関する研修プログラムを受講できます。

日常の業務に合った資格を見つけた上で取得を目指してみましょう。

参考:公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会
参考:一般財団法人 電気技術試験センター
参考:一般財団法人 省エネルギーセンター

関連記事:エネルギー管理士の勉強におすすめの過去問サイトやアプリまとめ
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チームの育成と指導に力を入れる

技術者として成長するだけでなく、管理職として指導的な役割を担うことも、キャリアアップする方法の1つです。

現場でのリーダ役に積極的に挑戦し、定期的な勉強会を開くなどしてチーム全体のスキル向上を目指してみましょう。

研修や外部のセミナーに参加する

資格を取得するだけでなく、設備管理に関するセミナーや研修へ参加することもキャリアアップに繋がります。

会社内で勉強会が実施されている場合は、積極的に参加しましょう。技術者として成長できるだけでなく、向上心の強さをアピールできるため、社内での昇進にも繋がります。

日本プラントメンテナンス協会」では、設備管理に特化したセミナーも実施されています。

参考:日本プラントメンテナンス協会

コンサルタントや開発職への転職を目指す

技術者としての経験が豊富にある場合は、コンサルタントや開発職への転職も検討してみましょう。冷凍設備の実務ではなく、設備の設計や改善、技術的なアドバイスをする役割となります。

冷凍設備の知識だけでなく、プレゼンテーション能力なども必要となるため、ビジネスコンサルタント関連の資格取得も検討してみましょう。

また、開発職を目指す場合は、冷凍設備の構造に関する知識とは別に、設計ソフトに関するスキルもあると即戦力として活躍しやすくなります。

設備管理者としてのキャリアパス

遠くを見つめる作業員の様子

設備管理者として、キャリアアップを目指したいものの「具体的なプランのイメージが湧かない」という方もいるのではないでしょうか。

身に着けてきた知識やスキルを活かせるキャリアパスには、以下のような内容があります。

  • 特定の設備のスペシャリスト・技術顧問になる
  • 現場チームのリーダーになる
  • 部門全体の管理者になる

ここでは、3つのキャリアパスについて解説していきます。

特定の設備のスペシャリスト・技術顧問になる

設備管理の仕事は、工場や病院、オフィスビルなどあらゆる施設に欠かせない存在です。

特定の設備に関する知識や技術を高め、スペシャリストを目指すことも設備管理者としてのキャリアパスの1つです。具体的には以下のような内容があります。

  • トラブルシューティングのスペシャリストとして、修理の現場や緊急対応において不可欠な存在になる
  • 設備の最適化を行い、施設全体のコスト削減や効率向上に貢献する

スペシャリスト・技術顧問になるには、特定の分野で経験を積み、関連資格を取得していく必要があります。今回紹介した資格の取得を検討してみましょう。

現場チームのリーダーになる

設備管理者としてのキャリアを積み、現場チームのリーダーや管理職になるのもキャリアパスの1つです。

リーダーとしてチーム全体をまとめるには、技術者としての指導スキルやプロジェクトの進行管理スキルなどが必要です。

責任者として全体をまとめる機会がある場合は、積極的に挑戦しましょう。定期的に部下や上司からフィードバックを求めて、都度改善していきます。

社内外のリーダーシップに関する研修に参加してみるのもおすすめです。

部門全体の管理者になる

設備管理者として、さまざまな設備の管理に携わった経験がある場合は、部門全体の管理者を目指してみましょう。

現場のリーダーよりも広範囲な視野で物事を考える必要があり、部門全体の目標設定や技術者の育成や評価、他部門との協力などが主な業務です。

これまでに経験したことのない業務がある場合は、積極的に挑戦し、知識やスキルを身に着けていきましょう。

冷凍機械責任者に関するよくある質問

電気工事士試験について調べる様子

最後は冷凍機械責任者に関する、3つのよくある質問に答えていきます。

  • 冷凍保安責任者の選任義務はありますか?
  • 冷凍機械責任者を取得するメリットは?
  • 冷凍機械責任者と冷凍保安責任者の違いは何ですか?

冷凍機械責任者の必要性に関する内容ですので、資格取得を検討する上で参考にしてみてください。

冷凍保安責任者の選任義務はありますか?

一定の冷凍設備を設置している施設においては、冷凍保安責任者およびその代理者を選任しなければなりません。

責任者として選任できるのは、冷凍機械責任者を保有しており、指定の設備で1年以上の実務経験を積んでいる人だけです。

出典:高圧ガス保安法施行令の一部改正 及び 冷凍保安規則等の一部改正について(冷凍設備内で使用されるヘリウム等の規制の緩和)|経済産業省

冷凍機械責任者を取得するメリットは?

冷凍機械責任者を取得する主なメリットは、以下の通りです。

  • 冷凍保安責任者になれる
  • 技術者としてキャリアの幅を広げられる
  • 上位資格を取得することで大規模な設備も管理できる
  • 専門知識やスキルの証明になりキャリアアップに役立つ
  • 福利厚生で資格手当が支給される

ここまで解説してきた通り、冷凍機械責任者はさまざまな施設で需要があります。大規模な冷凍設備のある施設で選任が義務付けられている、冷凍保安責任者にもなれます。

専門知識やスキルを証明できるため、昇給や昇進といったキャリアアップにも役立つでしょう。

冷凍機械責任者と冷凍保安責任者の違いは何ですか?

冷凍機械責任者と冷凍保安責任者は、どちらも冷凍設備を安全に運用する位置づけにありますが、具体的な役割に違いがあります。

  • 冷凍機械責任者:冷凍設備の運転や保守管理を行う役割を担っている
  • 冷凍保安責任者:冷凍設備の運用全体を管理しながら事故防止や法令順守を徹底する役割を担っている

冷凍機械責任者の取得後、1年以上の実務経験を積むことで冷凍保安責任者になれます。

冷凍機械責任者を取得してキャリアアップしよう

施工管理技士が仕事をこなす様子

冷凍機械責任者は、冷凍設備や空調設備の運転・保守管理を行うための資格で、大規模な冷凍設備のある工場やビルなどに欠かせない存在です。

大規模な設備のある施設で、選任が義務付けられている冷凍保安責任者になれるのは、冷凍機械責任者だけです。上位資格を取得したり、別の関連資格と組み合わせたりすることで、社内での昇進や別の企業への転職に役立ちます。

冷凍機械責任者は、全ての設備管理の仕事で必ず必要ではないものの、需要のある資格と言えるでしょう。

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この記事を書いたライター

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工業高校・航空専門学校で「電気工事士」「危険物取扱者」「けん引免許」などの資格を取得。学校卒業後は、航空貨物を扱う会社の輸入部署にて、倉庫業や物流業に関する仕事に約8年ほど従事。転職後はカーコーティング会社でマーケティング担当として約5年間勤務。現在は自身の経験をもとに専業Webライターとして活動中。

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