サービスエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、転職をする際、職務経歴書にある
「自己PRの書き方がわからない」という悩みも少なくありません。
そこで本記事では、サービスエンジニアの自己PRの書き方を解説します。
加えて、PRしたい内容に分けて例文も紹介します。
この記事を読めば、サービスエンジニアとして自己PRの書き方が分かり、応募先の企業に効果的にアピールすることが可能です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
サービスエンジニアの自己PRの書き方のコツ
サービスエンジニアとしての魅力を応募先にアピールするためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ここでは、サービスエンジニアの自己PRの書き方のコツを3つに分けて紹介します。
実績を詳細に記載する
サービスエンジニアの自己PRの書き方のコツの1つ目は、実績を詳細に記載することです。
エンジニアの仕事は多岐にわたり、応募先の会社によって求めている人材が異なります。
そのため、まずは応募先に「自分がどのような仕事に対応できるか」を丁寧にアピールすることが重要です。
たとえば、担当業務や開発実績、参加したプロジェクトの内容、サービスの利用者数などを細かく記載することで、エンジニアとしての必要性を応募先にアピールできます。
このように、自己PRでは実績を詳細に記載することが重要です。
専門性が伝わる知識やスキルを記載する
サービスエンジニアの自己PRの書き方のコツの2つ目は、専門性が伝わる知識やスキルを記載することです。
エンジニアの仕事は、大きく分けて「IT系エンジニア」と「モノづくり系エンジニア」の2種類が存在します。
これらすべてのエンジニアに必要とされるのは、専門的な知識とスキルです。
そのため、どのような仕事内容であっても、この2つはエンジニアに欠かせません。
プログラミング言語やテクニカルスキルのほか、設計・開発に関わる資格があれば、必ずアピールしましょう。
経験年数を記載する
サービスエンジニアの自己PRの書き方のコツの3つ目は、経験年数を記載することです。
エンジニアの仕事は専門性が高いため、技術を向上させるためにはそれなりの時間を要します。
言い換えれば、エンジニアの知識やスキルは、経験年数が長い人ほど高い傾向にあるということです。
たとえば、システムエンジニアとしての職務歴が2年の人と20年の人とでは、応募先の企業の期待度や信頼度は大きく異なります。
また、大まかな経験年数だけでなく、「システムエンジニア5年」「アプリケーション開発7年」というように、仕事内容に分けて記載することも重要なポイントです。
このように経験年数を記載することで、応募先の企業から期待と信頼を得られます。
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サービスエンジニアの自己PRの例文
自己PRはどのように書けばいいのでしょうか。ここでは、サービスエンジニアの自己PRの例文を、アピール内容別に分けて紹介します。
現場での対応力をPRしたい場合
現場での対応力をPRしたい場合、保有資格や経験を生かしたトラブル対応能力をアピールします。例文は以下の通りです。
私はこれまで、A社の機械設計エンジニアとして10年間勤務しました。
そこで培われた経験とスキルによる現場対応力に自信があります。
また、勤務8年目には機械技術設計者2級および2次元CAD利用技術者の資格を取得しました。
有資格者として専門分野のトラブル解決のほか、進行中のプロジェクトで発生するさまざまなアクシデントに対応可能です。
コミュニケーション力をPRしたい場合
コミュニケーション力をPRしたい場合、プロジェクトチームでのリーダーシップや人間性をアピールします。
例文は以下の通りです。
私はB社のアプリケーション開発プロジェクトのリーダーとして5年間勤務しました。
エンジニアには技術や知識が必要ですが、私はこれに加えてコミュニケーション能力に重きを置いています。
プロジェクトを進める上で、社員のチームワークは不可欠です。
プロジェクトチームをけん引する立場として、社員交流会や職務相談室を部署に開設、ハラスメント調査など、社内の人間関係を良好にする努力を続けてきました。
臨機応変さをPRしたい場合
臨機応変さをPRしたい場合、職務上のトラブル対応力をアピールします。例文は以下の通りです。
私はC社のエンジニアとして、さまざまなトラブルに対応してきました。
通常業務でログ分析やネットワークトラブルの診断を行っており、非常事態が発生しているプロジェクトに参加するケースが多かったためです。
20年間の勤務で培った経験と知識を生かし、これまでシステムやアプリケーション停止時の対応、原因の特定に励んできました。
そのため、有事の際のすみやかで臨機応変な対応には自信があります。
社内表彰歴をPRしたい場合
社内表彰をPRしたい場合、具体的な受賞歴と賞名をアピールします。例文は以下の通りです。
私はD社のプログラム開発に15年間携わってきました。
仕事をする上では学習意欲を重視しており、通常業務のかたわらscalaも独学で勉強中です。
また、通常業務ではC言語やPHPを活用することが多く、勤務8年目には社内で使用する新規プログラミングを開発し、本年度のアイデア賞を受賞しました。
今後もエンジニアとしてのスキル向上に加え、オリジナルなモノづくりに励みます。
資格をPRしたい場合
資格をPRしたい場合、保有する資格や取得した年、その資格をどのように活用したかをアピールします。例文は以下の通りです。
私はE社の機械設計エンジニアとして20年間勤務しました。
スキルアップのため、勤続7年目に2次元CAD利用技術者2級の資格を取得し、CAD技術者を必要とするプロジェクトに携わりました。
また、勤務13年目には機械設計技術者試験1級の資格を取得しています。
その後は機械設計エンジニアとしての職務の幅を広げ、現在は独学でRudy技術者認定試験の勉強中です。
今後はさらに質の高い仕事ができるよう、資格を活用しながら学習意欲の向上に努めます。
自己PRを含むサービスエンジニア向け職務経歴書の見本
応募時に必須の職務経歴書は、どのように書けばいいのでしょうか。ここでは、自己PRを含むサービスエンジニア向けの職務経歴書の見本を紹介します。
職務経歴書
20××年×月×日現在
氏名:○○ ○○
■職務要約
株式会社○○○○○に入社後、約x年間フィールドサービスエンジニアとして、レントゲン機器や超音波診断装置の設置、修理、点検、メンテナンス業務を担当しています。メンテナンスマニュアルを作成しチームで共有するなど、チームの業務品質の向上にも尽力。また20xx年からはリーダーに任命され約xx名のマネジメントも行っています。
■職務経歴
20xx年xx月~現在 株式会社○○○○○ | ||
事業内容:医療機器メーカー 資本金:x千万円(20xx年xx月)売上高:x億x千万円(20xx年xx月) 従業員数:xxx人 上場:未上場 | 正社員として勤務 |
20xx年xx月~現在 / ○○部 | 規模/役割 |
【業務内容】 ・レントゲン機器の設置、修理、点検、メンテナンス業務 ・メンバーの管理 ・新入社員教育 ・見積書、作業報告書作成 ・納期管理 ・クレーム対応 ・製品改善ポイントの本社への報告 【担当エリア】 ○○市、○○市 【実績・取り組み】 ・20xx年、担当病院にて約xx件の継続契約、約xx件の新規保守契約を受注。 | 全xx名 リーダー顧客の情報などに関して、メンバーとの情報共有が十分でないことから業務に遅延が発生したり、クレームになったりしていた。これを改善するため、各々がその週にやるべきことを一覧できる週間スケジュール管理票などを作成し、お互いのスケジュールや顧客の使用している製品の情報を確認するようにしたところ、好評を得て、社内の標準フォーマットに採用された。 |
20xx年xx月~20xx年xx月 / ○○部 | 規模/役割 |
【業務内容】 ・超音波診断装置の設置、修理、点検、メンテナンス業務 ・見積書、作業報告書作成 ・納期管理 ・クレーム対応 ・メンテナンスマニュアルの作成 ・新入社員への勉強会実施 【担当エリア】 ○○市、○○市 【実績・取り組み】 ・20xx年、担当病院にて約xx件の新規保守契約を受注。 ・チーム全体の業務品質の担保のため、メンテナンスマニュアルを作成、周知。 ・チーム全体の業務品質の向上により、クレームを約xx%削減。 | 全xx名 メンバー電話などの対応でも、努めて明るくていねいな言葉での対応を心がけるようにしていた。これにより、私を指名し電話をくださるお客様ができた。 |
■活かせる経験・知識・技術
- レントゲン機器、超音波診断装置に関する知識
- 顧客先での修理、点検、トラブル対応スキル
- クレーム対応、問い合わせ対応スキル
- 電気回路の知識
■資格
- 普通自動車第一種運転免許 / 20xx年xx月取得
- TOEIC Listening & Reading Test xxx点 / 20xx年xx月取得
- 医療機器点検技術者MRC / 20xx年xx月取得
■PCスキル
- Word / 書式設定、表の挿入、社内打ち合わせ用の資料作成が可能なレベル
- Excel / IF関数、ピボットテーブルの使用が可能なレベル
- PowerPoint / レイアウト図の作成、新規資料作成の使用が可能なレベル
■自己PR
<顧客へのていねいな対応力>
顧客先に修理や点検に伺い説明する際は、相手の理解度に合わせ、丁寧な説明を心掛けています。説明だけで足りない場合は、実際に使い方をレクチャーすることや、よく質問される項目は顧客用に手順書を作成しておくことを徹底。最初にしっかり理解していただくことで、不具合の際も電話対応だけで解決できるといった、効率化につなげられています。また、丁寧な対応を評価していただき、担当先はすべて継続契約していただくことができました。
<チーム全体の業務改善力>
担当者ごとにメンテナンスや修理の品質に差があることが課題として挙げられていたため、機器の修理やメンテナンスに関するマニュアルを作成し、チーム全体に周知しました。マニュアルの手順に沿って作業することで、作業にかかる工数削減にもつながっています。チーム全体の作業品質が向上したことにより、クレームを前年比約xx件減少させることに成功しました。
以上
サービスエンジニアの自己PRの書き方についてのまとめ
今回は、サービスエンジニアの自己PRの書き方について解説しました。
自己PRをする際は、実績やスキル、経験年数を詳細に記載することが重要です。また、PRしたい内容によって記載事項も大きく異なります。さらに、アピールポイントは一度に詰め込むのではなく、「現場での対応力」「コミュニケーション力」といったジャンルに分けて1つずつ丁寧に記載することが重要です。
サービスエンジニアとしての活動を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
【職務経歴書】サービスエンジニアの自己PRはどう書く?例文やコツ
サービスエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、転職をする際、職務経歴書にある
「自己PRの書き方がわからない」という悩みも少なくありません。
そこで本記事では、サービスエンジニアの自己PRの書き方を解説します。
加えて、PRしたい内容に分けて例文も紹介します。
この記事を読めば、サービスエンジニアとして自己PRの書き方が分かり、応募先の企業に効果的にアピールすることが可能です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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