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ダンプ運転手を辞めたい時はどうする?退職・転職の流れを紹介

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ダンプ運転手にはメリットもあればデメリットもあり、働き方が合わなかったり人間関係に悩んだりして辞めたいと感じてしまうことがあります。

今すぐではないものの、いつか別の仕事に転職したいという考えを持っているダンプ運転手の方もいるのではないでしょうか。

この記事ではダンプ運転手を辞めたいと思う理由や、辞める方法などについて解説していきます。

現役のダンプ運転手はもちろん、これからダンプ運転手を目指そうとしている方も参考にしてみてください。

ダンプ運転手の仕事はきつい

ダンプカーとは、荷台を傾けるための装置が付いた車両であり、土砂や砕石、アスファルトなどを主に運搬しています。

車両サイズが大きく目立つため、街中で土砂を積んで走行しているダンプカーを見かけたことがある人も多いでしょう。

ダンプ運転手の仕事内容は、荷物を積み込み、指定された時間・場所に向けて運転し、無事に到着することです。

一般的なトラック運転手とは違い、荷物の手積みはありません。

ただ運搬するだけなので楽そうに感じますが、一日に何往復もしなければならないことが多く、積み込みの際には順番が来るまで待機しなければなりません。

土砂を配達する建設現場や、道路工事現場は早朝や深夜に作業が行われることが多く、依頼した時刻に到着する必要があります。

また、ダンプカーは大型車両であり、住宅街が近い現場では朝夕など交通量が多い時間帯の走行が禁止されている箇所もあり、走行速度に気を遣わなければなりません。

体力的にも辛く『ダンプ運転手を辞めたい』と感じる人も中にはいるようです。

関連記事:ダンプドライバーの仕事内容・年収・必要な資格を紹介

ダンプ運転手を辞めたいと思う5つの原因

ダンプ運転手を辞めたいと感じる原因は主に5つあります。

・高度な運転技術を求められる
・集団行動が苦手である
・給料が割に合わない
・賠償責任を負いたくない
・家族との時間を持てない

これらの原因について詳しく解説していきます。

高度な運転技術を求められる

ダンプ運転手は道路工事や建設工事で必要とされるため、舗装されていない道や車幅が狭い山道も通ります。

団体で走行するため、ゆっくり走っていると周りに迷惑をかけてしまう恐れもあり、プレッシャーに耐えられず辞めたいと感じてしまうことがあります。

車両サイズも大きく、ちょっとした操作ミスが大事故に繋がる恐れもあるため、高度な運転技術と集中力が必要です。

集団行動が苦手である

トラック運転手の場合、運転中は基本的に一人で、誰かと話したり指示を受けたりすることはほとんどありません。

その一方で、ダンプ運転手は集団で走ることが多く、周りと無線で連絡を取り合いながら仕事をします

先輩や同僚と考えが合わず仲間になじめないと、人間関係でストレスを感じてしまいやすくなります。

大勢で仕事をしていれば、なるべく苦手な人に関わらないようにすればいいのですが、ダンプ運転手は少人数で毎日同じ人との仕事が多いため、集団行動が苦手という人は苦労が多いかもしれません。

給料が割に合わない

厚生労働省が公表している令和3年賃金構造基本統計調査によると、ダンプ運転手の収入は下記の通りとなります。

ダンプ運転手の平均月収:354,000円・年間の賞与等:383,900円

ダンプ運転手の平均年収:4,631,900円

参照元:厚生労働省|令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

一方、全業種の平均年収はおよそ443万円であり、ダンプ運転手の給料は決して平均よりも低いわけではありません。

しかし早朝勤務が多く体力的に辛い仕事であることから、『給料が仕事内容に見合っていない』ことを理由に、ダンプ運転手を辞めたいと感じてしまう人も少なくないのです。

参照元:国税庁|令和3年分民間給与実態統計調査

また、会社によっては日給制を採用しており、悪天候で仕事ができない日が続くと収入が下がってしまうようなケースもあります。

賠償責任を負いたくない

運転手が業務中に事故を起こしてしまった場合、会社に雇用されていれば、故意や重過失でない限り労働者個人に対しては損害賠償を請求できません。

一方で、業務委託契約で働いており会社との雇用関係にない場合、状況によっては運転手が全責任を負わなければいけないケースもあります。

ダンプカーは、サイズが大きくちょっとしたミスが大事故に繋がる恐れがあり、リスクも高いと言えます。

それだけ高収入というわけでもなく、リスクを負いたくないから辞めるという運転手も少なくありません。

家族との時間を持てない

ダンプ運転手は早朝に勤務するケースも多く、現場によって時間が異なるため生活が不規則になりがちです。

家族がいる場合は、一緒に過ごす時間を作りにくくなります。

また、狭い道を走行し危険なことも多いため、家族から反対されて転職を検討している人もいます。

関連記事

・トラック運転手を辞めたい時はどうする?6つの判断基準とは

トラック運転手はすぐ辞めるって本当?辞め時の判断基準とは

ダンプ運転手を辞めたい時の方法

ダンプ運転手を辞めたいと感じた場合、会社に対して辞める意思を伝える必要があります。

会社を退職する時期に関しては、正社員・業務委託・契約社員でルールが異なるため注意しなければなりません。

ここでは労働基準法に基づいた、退職に関するルールについて解説していきます。

正社員の場合

正規雇用である従業員の退職に関しては『労働基準法』により下記の通り定められています。

〈解雇・退職について〉
民法(明治29年法律第89号)(抄)

第627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。引用元:厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第49回資料

上記の通り、役職や職種などは一切関係なく、全ての労働者は解雇の申し入れをした2週間後には退職できます。※有期雇用の場合は別です

中には就業規則で『退職は○ヵ月前に伝えること』といった決まりがある会社もありますが、これに法的な拘束力はなく、就業規則よりも民法第627条が優先されます。

仕事を辞めると伝えた際に『会社のことをもっと考えろ』『それはただの甘え』と叱責されるケースもありますが、退職は全労働者の権利であり、会社が困るからといった理由で退職を認めないのは違法です。

中には周りに迷惑がかかるからと考える人もいますが、一人辞めただけで周りの負担が増えるような環境のまま、何もしなかった会社側に責任があります。

残される人のことを全く考える必要がないというわけではありませんが、まずは自分を最優先に考えましょう。

業務委託契約・有期雇用の場合

業務委託契約や有期雇用である場合、上記で説明した民法第627条の『退職を申し出て2週間後に退職できる』というルールは適用されません。

退職できるのは、事前に交わした契約期間満了のタイミングとなります。

ただし、これには例外があり、民法第628条で下記のように定められています。

〈解雇・退職について〉
民法(明治29年法律第89号)(抄)

第 628条  当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。引用元:厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第49回資料

やむを得ない事由とは下記のようなケースを指します。

・本人や家族の体調不良や看病で仕事を続けるのが困難な場合
・パワハラやセクハラなど会社側の責任で仕事を辞める場合

このようなことが原因で、会社を辞める場合は2週間経っていなくても即日で退職可能です。

また、どのような理由であっても会社側の同意があれば即日退職は認められます。

退職代行で即日退職する方法

ここまで退職に関する決まりについて解説してきました。

会社の就業規則に関係なく、正社員であれば意思を伝えてから2週間後には退職が可能です。

しかし、中には上司が認めてくれなかったり聞く耳を持ってくれなかったりするケースもあります。

また、我慢をし続けたことにより心身ともに限界を迎えており、2週間も働くのが難しく話し合いができないケースもあります。

そのような場合におすすめするのが『退職代行』です。

退職代行では、退職希望者の代わりに退職に関する作業を専門のスタッフが進めてくれるので、何もせずとも会社を最短で辞められます。

途中で出社したり上司と話し合ったりする必要は一切ないため、最小限の負担で退職することが可能です。

ここでは退職代行サービスを利用して即日退職する流れについて解説していきます。

退職代行業者に問い合わせる

まずは退職代行業者の選定から行います。現在退職代行業者(退職代行サービス)は数多く存在し、代行できる範囲によって3つのタイプに分けることができます。

・一般業者が運営する退職代行サービス
・労働組合が運営する退職代行サービス
・弁護士事務所が運営する退職代行サービス

一般業者の場合、会社に対して退職や即日退職の意思を伝えることはできますが、会社が応じなかった時に交渉ができません。

一方で、労働組合が運営していれば『団体交渉権』があるため交渉も可能なのですが、退職の際に裁判を起こすような場合、代理人になれません。

弁護士であれば退職に関する話し合いはもちろん、パワハラや未払いの残業があって裁判を起こすような場合でも、代理人になれます。

会社側が退職を認めていない場合は交渉が必要であるため、労働組合や弁護士事務所が運営している退職代行サービスを選ぶといいでしょう。

また、労働組合を選ぶ場合には顧問弁護士がいれば、法律に関しても詳しく相談ができるので安心です。

費用に関しては、弁護士事務所への依頼で5万円~10万円、一般業者や労働組合が運営する業者へ依頼する場合は2万円~3万円ほどが相場となります。

業者を決めた後は、相談から始めていきます。

無料相談はほとんどの退職代行業者が行っており、電話やメールで話せます。

今の状態ならいつくらいに辞められるのか、リスクなどについて事前に聞いておくようにしましょう。

退職代行担当者と打ち合わせ

依頼することが決まった後は、自分の個人情報や会社の情報を伝えていきます。

その後、退職希望日などを伝えていく流れです。

料金を退職代行業者に支払う

退職代行サービスは基本的に先払いとなっており、クレジットカードや銀行振り込みで支払いを済ませます。

早めに辞めたいといった場合、クレジットカードで支払えば、業者側がすぐに支払いを確認できるのでおすすめです。

しかし、料金について『会社が反対して交渉が長引いた場合の追加料金はどうなるんだろう』と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

退職代行の追加料金については、業者によって設定が違いますが、揉めても追加料金は発生しないことがほとんどです。

気になる場合はホームページを確認するか、担当者に確認しておくようにしましょう。

退職手続きの代行開始

支払いが確認できれば、担当の退職代行スタッフが会社との交渉を進めていくだけなので、出社せずに自宅で待機するのみとなります。

仮に上司から電話やLINEが来ても応答する必要は一切ありません。

途中の進捗状況はLINEで確認もできます。

退職の交渉が終わると、郵送で退職届や制服などの貸与品を送り退職完了となります。

退職後に必要な書類も郵送で送られてくるので安心です。

賠償責任が発生した際の対処法

個人でダンプ運転手をしており、業務委託を受けた業務中に事故を起こしてしまった場合、損害賠償を請求されることは珍しくありません。

このような場合、個人で会社と話し合うのではなく弁護士に依頼するといいでしょう。

業務委託であったとしても、個人で払える範囲を大きく超えた金額の請求をされたり、会社側が必要最低限の注意や監視を怠っていたりした場合には、会社側にも賠償責任が発生するケースがあります。

また、業務委託であっても実際は社員のように会社の業務をやらせていた場合、労働法が適用され従業員として扱われる可能性もあります。

ダンプ運転手が転職を成功させるコツ

ダンプ運転手からの転職で、これまでの運転経験を活かしたい場合には運送業界への転職がおすすめです。

トラック運転手は、運転免許を持っていれば採用される可能性が高く、大型トラックであれば仕事量に応じてすぐに高収入を目指すことも可能です

求人を探すポイントとしては、自分が理想としている給料と仕事量であるかを意識するといいですよ。

また、トラック運転手の場合、運搬する荷物によっては手積み手降ろしとなる可能性があるため、力仕事をしたくないのであれば、手積み手降ろしがないかの確認もしておくようにしましょう。

最近では運送業界も労働環境の改善が進んできているものの、長時間労働で給料が安い会社も中には存在します。

なるべく口コミサイトなどで会社の状況をリサーチしておくと、転職に失敗する可能性を減らすことが可能です。

Q&A

中には、これからダンプ運転手になろうとしており、きついといった噂を聞いて不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

ここではダンプ運転手に関するよくある質問について解説していきます。

ダンプ運転手になるために必要な資格は?

ダンプ運転手になるために必須となる資格が運転免許です。

ダンプには様々なサイズがあり、運転するためには下記のような免許が必要です。

・小型ダンプ(5t):準中型免許以上
・中型ダンプ(8t):中型免許以上
・大型ダンプ(10t):大型免許

ダンプ運転手として働く場合、サイズが大きいダンプを操作できるほど重宝されるため、なるべく大型免許を取得した方が良いでしょう。

ダンプ運転手の仕事内容は?

ダンプ運転手の仕事内容は、荷物を積んで現場に向かい、降ろしてから積込みに向かうの繰り返しとなります。

向かう先は道路工事や建設工事であり、早朝や午後からになることもあります。

配送距離はその時によって異なりますが、トラック運転手のような長距離配送はほぼありません。

ダンプ運転手になるメリット・デメリットは?

ダンプ運転手のメリットは、周りと連携を取る必要はあるものの、基本的に一人で過ごせて運転免許があれば従事できることができます。

トラック運転手とは違い手積みもないため、比較的高齢になっても仕事を続けやすいのもメリットの一つです。

一方で、仕事の時間が不規則であり体調管理が難しく、他の職種と比べて昇給があまりないのがデメリットと言えます。

トラック運転手が底辺と呼ばれるのはなぜ?

ダンプ運転手やトラック運転手は底辺といった意見を聞くことがあります。

この原因としてはいくつかあります。

・トラック運転手のマナーが悪い
・服装や髪型が自由でガラが悪そうに見える
・長時間労働で低賃金のイメージ
・学歴関係なく誰でもなれる

このようなことが原因で底辺と思われがちですが、決してそうではありません。

物流は経済の血液と呼ばれるほど重要な役割を担っており、今後も運送業界の需要は高いまま推移すると予想されています。

昔は長時間労働でブラックな企業も存在しましたが、各運送会社や国の取り組みにより労働環境は改善されてきています。

トラック運転手は個人でいることが多く、社外でのマナーの悪さが問題となっており、各運送会社でこれに関する教育が進められている状況です。

横乗り期間はどれくらい?

横乗りの目的は新人運転手の教育であるため、一人で仕事を任せられるようになるまで続きます。

そのため、明確に期間が決められているわけではないのですが、経験者であれば約1週間ほどであり未経験者であれば1ヵ月程度と言われています。

同業種からの転職であれば数日で横乗りが終わることもあるようです。

関連記事:トラック運転手への転職で後悔しない方法

関連記事:バス運転手を辞めたいと感じる理由とは?経験が役に立つ転職先も紹介

まとめ

今回は、ダンプ運転手を辞めたいと感じた場合の対処方法などについて解説してきました。

ダンプ運転手の仕事には高度な運転技術が必要で、他の運転手と連携しながら仕事を進めていく必要があります。

運転技術が足りない、集団行動を苦手に感じて辞めたいと思う運転手は少なくありません。

また、事故が起きた際の損害賠償責任にリスクを感じて辞めたいと感じるケースもあります。

ダンプ運転手を辞めたいと感じた場合には、正社員であれば最短で2週間後には辞めることが可能であり、やむを得ない事由があるケースでは即日退職もできます。

会社側から反対されている場合には、退職代行を利用する方法もあります。

自分にダンプ運転手は合わないと感じているのであれば、無理を続けずこれまでの経験を活かせるトラック運転手などへの転職がおすすめです。

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この記事を書いたライター

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物流・建設・製造など現場で活躍する方々向けに、就職・転職のお役立ち情報や、お仕事ノウハウのコラム記事を執筆しています。

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