長距離ドライバー

長距離運転手の仕事内容とは?きつい?給料は?長距離トラックはどんな人に向いているの?など詳しく紹介します

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「長距離トラック運転手の仕事内容が知りたい」
「長距離運転手はキツイの?」
「長距離トラックを運転するためにはどうすればいいの」

物流業界を支えている長距離トラック運転手。彼らがどういった仕事をしているのかを詳しく知っていますか?

この記事では、

・長距離トラック運転手の仕事内容
・長距離トラック運転手の給料
・長距離運転手のきついところ
・長距離運転手になることで得られるメリット

などについて詳しく紹介しています。

トラック運転手に興味のある方はぜひ最後まで一読してくださいね。

長距離トラック運転手の仕事内容

長距離トラックの運転手は、主に指定された荷物へ目的地まで届けることです。ここでいう荷物とは、食料品や日用品、家電製品など多種多様にあります。

短距離トラック、中距離トラック、長距離トラックと荷物の運搬距離に分けると3種類ありますが、おおよその片道距離は短距離が50kmまで、中距離が200kmまで、そして長距離トラックは300kmまでもしくは300km以上を走るとされています。

長距離トラック運転手の配送ルートは基本的に、毎回同じところに運ぶ「指定便」と単発で契約して運ぶ「チャーター便」の2種類のどちらかとなります。

関連記事:長距離トラック運転手の仕事内容は?年収や生活スタイルも紹介

長距離トラック運転手になるためには

長距離トラック運転手になるための必要な資格を紹介しましょう。

中型免許

中型免許は中型トラックを運転するために必要な免許です。中型トラックとは、車両総重量11t未満、最大積載量6.5t未満、全長が12m以内、車体幅が2.5m以内、車高が3.8m以内のトラックのことで、街中でよく走っている中型トラックは基本的に4tトラックや8tトラックです。

中型免許を取得するためには、

・20歳以上
・普通自動車免許を取得してから2年以上経過していること

の2点をクリアしていれば資格試験を受験することが可能です。

大型免許

大型免許は大型トラックを運転するために必要な免許です。

大型トラックとは、車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、全長が12m以内、車体幅が2.5m以内、車高が3.8m以内のトラックを指します。車体が10mを超えるものがほとんどのため、非常に大きく運転技術が求められるものとなります。

運転免許を取得するためには、

・21歳以上
・普通自動車免許を取得後、3年以上経過していること

が最低条件として必要です。

大型トラックの免許取得は難しいとされますが、免許を取るとトラックだけでなく、タンクローリーやダンプ車を運転することができるため、仕事の幅が広がります。

未経験でも大丈夫?

中型・大型免許を持っているけど、長距離運転手の経験がない…という方でも大丈夫です。企業の中には未経験歓迎というところもあります。

もし、いきなり長距離運転手が不安という方は、短距離もしくは中距離運転手の経験をしてからでも大丈夫ですよ。

長距離トラック運転手の給料

気になる長距離トラック運転手の給料ですが、平均すると400〜750万円と言われています。ただし、トラックのサイズや大手企業などによって変わってきます。

中型トラックの場合、450〜550万円
大型トラックの場合、550〜650万円
大手運送会社の場合、600〜850万円

程度と言われています。

年収に幅があるのは、キャリアの差や運ぶ荷物の差で生まれており、特に年収が高いのが大きな荷物を運ぶ引越し業者や宅配業者です。

また、危険物を運ぶタンクローリーも年収が高い傾向にあります。

より高収入を得るためには更なる資格の取得を目指そう

更なる年収UPを目指す方は、他の資格の取得がおすすめです。中でも高圧ガスや石油、ガソリンなどの危険物を運ぶ長距離ドライバーは給料が高く設定されています。これらを運搬するためには、危険物取扱者や高圧ガス移動監視者といった資格の取得が必要となります。

他には、けん引免許やフォークリフト運転技能者、クレーン運転士あたりを取得していると仕事の幅が広がります。

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・大型トラック運転手の給料の実態とは?今がチャンスである理由

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長距離トラック運転手のきついところ

長距離トラック運転手は、いい給料を得られる分キツイところがあります。
どういったところか紹介していきましょう。

勤務時間が長い

長距離トラック運転手は、1日の大半を車の運転に費やします。一見すると楽そうに見えますが、おおよその労働時間は12時間以上のところが多いです。厚生労働省が定めた労働時間の基準は、1日13時間までを基本とするが、週に2回までは16時間まで大丈夫としています。一般的な会社員の法定労働時間の8時間を大幅に超えており、さらに週2回は15時間以上車を運転しているドライバーがいることもあり、体力的にキツイ部分があります。

休日や休憩が少ない

長距離運転手は休日や休憩が少ないことでもキツイと言われています。
トラックドライバーにおける休日は、休憩時間と休息時間の2つ定められており、休息時間というのがいわゆる休日にあたります。

休憩は4時間に1回30分以上の取得が定められていますが、道路状況によってはゆっくりと休んでいられないこともあるそうです。

休息時間は、勤務を終えてから次の勤務までの間の時間のことを指しています。規則では、8時間以上空けないといけないのですが、逆に次の日も仕事の場合、8時間しか休めないこともありキツイかと思います。

翌日が休日の場合は休息時間を30時間以上空けないといけない決まりがあります。ただし、休日は1週間に1回程度しか取れない現状があり、体力的にキツイと感じる人も少なくありません。

肉体的にキツイ

長距離ドライバーのキツイ部分として運転以外に荷物の積み込み+積み下ろし作業があります。フォークリフトを使った作業であれば問題ないのですが、自力で行わないといけない場合、重たい荷物を何度も持ち運びしないといけないので、腰への負担が大きくなり、体を壊す方も少なくありません。

事故を起こさないように運転しないといけないのがキツイ

もちろんですが、運転中に事故を起こさないように気をつけないといけません。ただし長時間の運転で集中力を保つのは体力的にも精神的にもキツく、毎日それを続けるとなるとなかなか難しい部分があるそうです。

慣れれば気にならないかもしれませんが、まだトラックを運転し慣れていない方にとってはキツイと感じる部分であるそうです。

長距離トラック運転手のメリット

長距離トラック運転手はキツイだけではありません。もちろんいいところだってたくさんあります。どういったメリットがあるのか紹介していきましょう。

仕事中は常に1人だから楽

長距離トラック運転手は一人でトラックを運転しています。そのため、仕事中は常に一人であることが基本となります。誰にも干渉されずにマイペースで仕事ができるというところが精神的に楽だと感じる人もいるでしょう。

運転中に好きな音楽が聴ける、ラジオが聞ける、好きな時にタバコが吸えるなどストレスを発散しながら仕事ができるというのは長距離トラック運転手のいいところでしょう。

地方の名物が食べれる

長距離運転手は、遠い地方まで仕事で行くことができる職種です。食に興味のある人なら、行った先の地方ならではの名物料理が食べれるといったところに魅力を感じる人も少なくありません。トラックが入れるのはコンビニやドライブインといったところに限定されますが、地方ならではのものは必ず売られているので、ちょっとした観光ができるのが長距離ドライバーならではのメリットです。

仕事に困ることがない

長距離トラック運転手は需要が伸びている職種です。ネット通販が伸びているため、運送業界も忙しくなっています。どこも人手不足であるため、引く手数多な状況となっています。もし条件が合わなくなっても転職しやすく、また運転し続ける限り仕事をいただけることとなるでしょう。

長距離トラック運転手に向いている人

長距離トラック運転手にはどういった人が向いているのでしょうか。その特徴を紹介していきましょう。

運転が好きな人・トラックが好きな人

長距離トラック運転手は、ほぼ1日トラックを運転することが仕事です。そうなると運転が好きでないとなかなか続けるのが辛いと感じるかもしれません。また、トラック運転手の方はデコトラと言って自分で装飾をしたりして、独自のオリジナリティを出したりして楽しんでいます。そういった意味でも運転が好きな人、トラックが好きな人が向いていると言えるでしょう。

体力がある人

長距離トラック運転手は体力勝負な部分があります。勤務時間が12時間以上が普通の中、週に2回は15時間の勤務が出てきたりとかなりの体力が必要となります。また、運転だけでなく荷物の積み込みや積み下ろしといった作業も含まれることもあるので、体力に自信のない方は厳しいかもしれません。

自己管理能力がある人

荷物の運搬をする際には、この日のこの時間までにと期限が設けされています。長距離を長時間かけて運搬する際は、それなりにしっかりと計画を立てていかないと期日までに届けられなくなる可能性があります。走行時間や休憩時間などの走行計画をきっちり立てて遂行できる人が向いていると言えるでしょう。

人と接しながら仕事をすることが苦手な人

一般的な会社は、部署内で上司や同僚、部下などと一緒に仕事をするのが普通ですが、それを窮屈に感じたり、ストレスと感じる人はトラックドライバーに向いています。トラックドライバーは、取引先でのやり取りが多少あるものの基本的には1人で仕事を行う仕事です。きっちりとした仕事さえ行えれば自分のペースで好きなようにできます。人とコミュニケーションを取ることが億劫だったり、苦手な人には向いていると言えます。

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長距離トラック運転手に向いていない人

それでは長距離トラック運転手に向いていない人はどんな人か紹介していきましょう。

人と関わる仕事をしたい人

長距離トラックドライバーは、社会のインフラを支え、多くの人に役立つ仕事とはいえ、直接人から感謝されたりコミュニケーションを取ったりすることができにくいところがあります。そのため人と関わって仕事がしたいという方には物足りなさや寂しさを感じるかもしれません。

不規則な生活を望まない人

長距離トラック運転手の勤務形態は不安定であることが多いです。出勤は夕方で、運転するのは道が空いている深夜の時間帯で、休みもまちまち。決まった時間でカレンダー通りの休みを望む人には辛いと感じるでしょう。家族持ちの方やプライベートを充実させたいという方も時間が取りづらくなるため、あまり向いていないと言えるでしょう。

短気な人

トラックの運転中は天候や道路状況により渋滞が起きたり、荷主の指定先に着いても荷待ち時間が発生したりすることは頻繁にあります。そういった時にイライラしたり、キレたりすると事故を起こしたり、荷主とのトラブルで会社同士まで発展する恐れもあります。

勤務時間も長いことで余計にストレスが溜まりやすく、短気な人はトラブルを起こしやすいという点であまり向いていないです。

まとめ

長距離運転手は大変なところがありますが、やりがいのある仕事です。給料もしっかりいただけるので、安定した生活を送るにはぴったりではないでしょうか。

トラック運転手を目指すならぜひ長距離ドライバーを目指してくださいね。

関連記事:長距離トラックドライバーの給与は?なる方法や生活など徹底解説

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