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セールスドライバーの仕事内容とやりがい|必要な資格やスキル

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セールスドライバーの仕事内容とやりがい|必要な資格やスキル

「セールスドライバーってどんな仕事をしているの?」「セールスドライバーってきつい?」
「セールスドライバーは稼げるの?」そんな疑問を持った方にこの記事はおすすめです。

ここでは、

・セールスドライバーの仕事内容
・セールスドライバーのきついところ
・セールスドライバーの給料
・セールスドライバーのメリット

などを詳しく紹介しています。

セールスドライバーに興味のある方はぜひ最後まで一読してくださいね。

セールスドライバーとは:小口配送をする人

セールスドライバーとは:小口配送をする人

セールスドライバーとは、宅急便など運送会社に勤め、車を運転して荷物の配達や集荷、集金、営業を行うドライバーを指します。
一般的な配達ドライバーと異なる点は、荷物の配達以外に荷物預かりや集金、営業を行うところです。

詳しい仕事内容についても紹介していきましょう。

セールスドライバーの仕事内容

セールスドライバーの仕事内容

セールスドライバーの主な仕事は、荷物の配達、集荷、集金、営業です。

荷物の配達は、集荷場から荷物を受け取り、指定された場所へ荷物を届けること。

集荷は荷物を運んでいる際にお客様の自宅や会社にいき、荷物を別の場所へ運ぶ手続きをすること。今はネット予約もあるので、事前に受け付けていれば荷物を受け取りに行きます。

集金では、お客様が代引きで購入した荷物を届けた際に料金を受けとること。または、着払いで送られた荷物の送料を受けとることです。

営業は、お客様に新しい配送サービスの提案をしたり、商品の販売をしたりします。

配送サービスにおいては、新規顧客の開拓やお得意様への提案を行います。具体的にいうと、普段他社へ依頼している荷物配達を自社に変更してもらうよう運賃の交渉や効率よく運搬できるような提案を行います。

商品の販売は、会社によって異なりますが食料品や日用品、宝飾品からギフト券などの定番商品から季節のものなどの販売を行います。

関連記事:配送ドライバーの仕事って簡単?仕事内容と給料事情を解説!

セールスドライバーはしんどい?きついと呼ばれる5つの理由

セールスドライバーはしんどい?きついと呼ばれる5つの理由

セールスドライバーの仕事がきついと言われる理由を5つ紹介します。

労働時間が長い

セールスドライバーの労働時間は長いことからきついと言われています。

出勤は朝6時過ぎと早いのに対して、帰宅が19時過ぎと遅くなるため一日の半分以上を仕事で過ごすということが日常です。特に配達や集荷に行った際に不在であれば、再度訪問しないといけないので、それが原因で長時間労働となる可能性があります。今では置き配ができるようになったとはいえ、荷物の種類によっては直接手渡ししないといけないので、まだ完全には解決していません。

重たい荷物のせいで腰がきつい

荷物の配達をするということは、荷台までの持ち運びや積荷、積みおろし作業が待っています。重たい荷物であれば、何度も繰り返していくうちに腰への負担がかかってきるので、腰痛となるドライバーも少なくありません。腰痛のまま働き続けることで慢性的なヘルニアとなったりする方もいます。

仕事量が多い

一般的なトラックドライバーは配達業務のみですが、セールスドライバーはその他に集荷・集金・営業と3つの仕事を同時にこなさないといけません。

配達と集荷では肉体的な労働が待っていますし、集金・営業ではコミュニケーションを生かした接客を行わないといけません。さらに車を運転して仕事をするので、事故を起こさないよう集中していなければいけません。
やることが多いので、肉体的にも精神的にもきついと感じやすくなります。

夜勤労働がきつい

セールスドライバーは基本的に日中の仕事がメインですが、中には深夜帯の勤務もあります。深夜営業をしてたり、24時間営業のスーパーやコンビニなどへはお店や道路が空いている深夜帯に配達をするのが一般的だからです。

暗くなるころに出勤し、仕事が終わるのが夜が明ける頃と生活習慣が変わるので、体のリズムを崩しやすくなります。

クレーマー対応をしなければいけない

お客様の中には、配達や集荷が遅いと文句を言う方もいます。交通状況や天候によっては仕方ないことでもクレームを言う方が少なくありません。また、届いた荷物が割れていた、壊れているなどというクレームもあります。

ひどい場合だと、大したことがないことでも難癖をつけてネチネチと文句を言う方もいます。こうなると精神的にダメージを負うので、きついと感じてしまいます。

きついだけがセールスドライバーではありません。セールスドライバーになることで得られるメリットを紹介しましょう。

セールスドライバーとして働く5つのメリット

セールスドライバーとして働く5つのメリット

セールスドライバーとして働く5つのメリットは、次のとおりです。

人間関係の面倒がない

セールスドライバーは基本的に一人で仕事を行います。配達業務から営業まで一人で車の運転をしてやるので、一般的な会社のように上司や部下などが近くにいません。そういった意味では気楽なので、人間関係のストレスがないところがセールスドライバーのいいところです。

頑張れば頑張る分だけ給料が上がる

全ての会社ではありませんが、仕事内容に営業が含まれていることから歩合制を導入している会社が多くあります。また、荷物の配達・集荷が多いほど給料が増えることもあります。

やればやるだけ給料に返ってくるというのはモチベーションとなりますよね。高収入を目指している方にはやりがいのある仕事かと思います。

体力や筋力がつく

セールスドライバーは体を動かす仕事です。運転以外は荷物を運んだり持ち上げたりすることが多いので、体力がついたり、知らず知らずの間に体が鍛えられていることがあります。男性の方であれば、いつの間にか男らしい体つきになっていたりしますし、女性はシェイプアップしたりしていることもありますよ。

年齢関係なくできる

セールスドライバーの中には40代・50代でも活躍している方がいます。体力がいる仕事ではあるので、年齢を重ねるたびにキツく感じる方もいますが、逆に体力がある限り続けられる仕事でもあります。営業の面では、年齢を重ねることで接客技術が巧みになり、活躍しているドライバーもおられますよ。

お客様から感謝の言葉をもらえる

セールスドライバーは、お客様とのやりとりがあるので運送業でもありますが接客業でもあります。その中で、「いつもありがとうございます」や「暑い中ご苦労様です」、「遅い時間までお疲れ様です」などと温かい言葉をかけていただくことも少なくありません。

一人で仕事を行なっているので、体力的にしんどくなっても誰にも文句が言えないキツい部分はありますが、そういった言葉をいただくことで元気がでます。

大変な部分はありますが、人から感謝をいただけるやりがいのある仕事でもあるでしょう。

セールスドライバーの給料と年収事情

セールスドライバーの給料と年収事情

セールスドライバーがどれくらい稼いでいるのか紹介していきましょう。

中小セールスドライバーの平均給料:約20〜25万円

地方によって異なりますが、セールスドライバーの平均給料は20〜25万円です。年収に換算するとボーナスを含めると300〜400万円ほどです。
金額だけ見ると少なく感じますが、最近では不況の影響もあるため一般的なサラリーマンと比べても同じ程度の金額と言えます。

年齢によっても異なり、20代では300〜350万円、30代で350〜400万円、40代以上となると400〜450万円となります。
田舎のような地方では、この金額よりも少なくなる可能性がありますが、都市部に行くとこの金額よりも高い傾向があります。

福利厚生では、寮があるところや家賃手当がある企業もあるので、生活費を抑えたい方にはおすすめです。

大手セールスドライバーの平均給料:約35〜40万円

ヤマト運輸や佐川急便のような大手運送会社のセールスドライバーとなると年収の額が増えます。

ヤマト運輸の場合、平均年収は約600万円と言われています。平均月収は35万円と一般的なサラリーマンよりも高収入で、ボーナスは夏冬合わせると6ヶ月分支給されることもあるので、かなりの金額となるでしょう。

福利厚生も充実しており、家賃手当や扶養手当などさまざまな手当が準備されています。
大きな収入を望む方には大手運送会社がおすすめです。

セールスドライバーに向いている人の特徴|3選

セールスドライバーに向いている人の特徴|3選

どういった人がセールスドライバーに向いているのか紹介していきましょう。

人とコミュニケーションを取るのが好きな人

荷物の配達だけでなく、集荷や営業などを行うセールスドライバーは人とのコミュニケーションを取る機会も多くあります。お客様に対して明るく笑顔で対応できる人は、営業成績が上がるだけでなく、会社への信頼も上がります。

人と話すことが好き、人の話を聞くことが好きという方はセールスドライバーに向いています。

冷静に仕事ができる人

さまざまな仕事をこなさないといけないセールスドライバーは、冷静に仕事を行えないといけません。慌てて車を運転すると事故を起こしたりしますし、簡単なミスを犯してしまうこともあるでしょう。

また、仕事中に何らかのトラブルが発生することもあります。お客様からの突然のクレーム対応をしなければいけない時にあたふたすると余計にトラブルが大きくなってしまうこともあるでしょう。

さまざまな状況下でも冷静に対応できる能力がある方はセールスドライバーに向いています。

体を動かすのが好きな人

セールスドライバーというと車を運転してばっかというイメージを持っているかもしれませんが、荷物を運んだり積んだりと体を動かすシーンがたくさん出てきます。荷物を届ける件数は多い時には100件以上あることもあるので、想像以上に体を動かす仕事となります。

さらにマンションやアパートでは、荷物を運ぶ際に階段を登ったり降りたりしないといけないので、筋力や体力が必要です。そういったことを楽しんで行える方yデスクワークが苦手という方はセールスドライバーに向いています。

セールスドライバーに関するまとめ

セールスドライバーに関するまとめ

セールスドライバーは荷物を運ぶだけでなく、さまざまな業務を担っています。業務量は多いかもしれませんが、その分やりがいのある仕事と言えるでしょう。

セールスドライバーは、インフラを支える運送業の一員です。セールスドライバーの方や目指している方は誇りを持って頑張ってくださいね。

関連記事:ヤマト運輸の仕事内容とは?セールスドライバーの一日を解説
関連記事:佐川急便の仕事は激務?転職する前に確認しておきたい今と昔の違い

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