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施工管理技士の資格難易度は?全業種の合格率や勉強方法のコツを紹介

更新日:

施工管理技士の資格難易度は?全業種の合格率や勉強方法のコツを紹介

「施工管理技士の資格取得を目指しているけど、難易度や合格率についての具体的な情報が知りたい......」と思った人も多いのではないでしょうか。

はじめて施工管理技士の試験を受験する場合だと、難易度がどの程度か心配になりますよね。本記事では、施工管理技士の難易度や、業種別の合格率について詳しく解説しています。

不合格にならないための勉強方法も紹介しているので、施工管理技士の資格取得を目指している人は、ぜひチェックしてみてください。

この記事のまとめ

・施工管理の資格で一番難易度が高いのは1級建築施工管理技士
・施工管理技士を取得すると給与や資格手当が増える
・施工管理技士は専門性が高い人材として認められる

 

施工管理技士の資格難易度は?

施工管理技士の資格難易度は?

施工管理技士は、建設現場の管理や監督をおこなうための国家資格です。以下、7種類の資格があり、それぞれに学科試験と実地試験があります。

・級建築施工管理技士の難易度
・土木施工管理技士の難易度
・管工事施工管理技士の難易度
・電気工事施工管理技士の難易度
・電気通信施工管理技士の難易度
・造園施工管理技士の難易度
・建設機械施工管理技士の難易度

とくに1級建築施工管理技士は、難易度が高くなります。R4年10月16日におこなわれた1級建築施工管理技士の受検者13,010人に対して、合格者は5,878人となっており全国での合格率は45.2%※1)です。

上記の合格率から考えても3〜4人に1人程の合格率になるため、合格するのは決して簡単ではありません。各施工管理技士については、以下より詳しく解説します。

出典:※1)国土交通省「令和4年度 建築・電気工事施工管理技術検定(1級・2級) 「第一次検定(2級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表」

1級建築施工管理技士の難易度

1級建築施工管理技士の学科試験の合格率は、一次検定で36〜51%程になり二次検定では37〜52%程になっています。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

27,253

12,755

46.8%

令和3年

22,277

8,025

36.0%

令和2年

22,742

11,619

51.1%

令和元年

25,392

10,837

42.7%

平成30年

25,198

9,229

36.6%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

13,010

5,878

45.2%

令和3年

12,813

6,708

52.4%

令和2年

16,946

6,898

40.7%

令和元年

15,876

7,378

46.5%

平成30年

15,145

5,619

37.1%

※参考:国土交通省「建築施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

また、1次試験は「建築学・施工管理法・法規」の3科目で4者択一のマークシート方式となり、試験問題は全82問あります。全82問中、60問正解すると合格です。

1級建築施工管理技士を取得すれば、建設業界で働く上で大きな武器になります。一生涯役立つ資格なので、2級建築施工管理技士を経験したのち合格を目指してみてください。

2級建築施工管理技士の難易度

2級建築施工管理技士の合格率は、一次検定が26〜49%程、二次検定が25〜56%程です。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

27,004

11,421

42.3%

令和3年

32,128

15,736

49.0%

令和2年

32,468

11,366

35.0%

令和元年

28,718

9,083

31.6%

平成30年

28,888

7,495

25.9%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

14,909

7,924

53.1%

令和3年

15,507

8,205

52.9%

令和2年

11,484

6,514

56.7%

令和元年

22,663

6,134

27.1%

平成30年

24,131

6,084

25.2%

※参考:国土交通省「建築施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

2級建築施工管理技士は、建設業界で活躍するための第一歩となる資格です。令和2年以降は二次検定まで進めば、50%以上の人は合格できています。

簡単ではありませんが、学習と実務経験をコツコツおこなえば、問題なく合格できるでしょう。

1級土木施工管理技士の難易度

1級土木施工管理技士の合格率は、一次検定が平均で54〜60%程、二次検定が28〜45%程です。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

38,672

21,097

54.6%

令和3年

37,726

22,851

60.6%

令和2年

29,745

17,885

60.1%

令和元年

33,036

18,076

54.7%

平成30年

28,512

16,117

56.5%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

24,462

7,032

28.7%

令和3年

26,558

9,732

36.6%

令和2年

24,204

7,499

31.0%

令和元年

24,688

11,190

45.3%

平成30年

27,581

9,521

34.5%

※参考:国土交通省「土木施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

1級土木施工管理技士の場合、一次検定では4者択一のマークシート方式で65問中39問以上正解すると合格できます。不合格にならないように事前対策をしておきましょう。

関連記事:1級土木施工管理技士に合格するための勉強方法を徹底解説

2級土木施工管理技士の難易度

2級土木施工管理技士の合格率は、一次検定が平均で54〜60%程、二次検定が28〜45%程になります。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

27,915

17,814

63.8%

令和3年

30,160

21,876

72.5%

令和2年

33,625

23,562

70.1%

令和元年

27,374

17,506

64.0%

平成30年

27,845

17,319

62.2%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

32,916

12,409

37.7%

令和3年

29,112

11,838

40.7%

令和2年

29,640

13,014

43.9%

令和元年

32,303

12,768

39.5%

平成30年

34,026

11,878

34.9%

※参考:国土交通省「土木施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

2級土木施工管理技士は、一次検定は62〜72%と比較的合格率が高いようです。一方、二次検定は34〜43%と合格率が低い傾向があります。そのため、二次検定を受ける前には受験対策をしてみてください。

1級管工事施工管理技士の難易度

1級管工事施工管理技士の直近5年間の合格率は、一次検定で24〜52%程、二次検定だと57〜73%程です。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

16,839

7,231

42.9%

令和3年

15,827

3,792

24.0%

令和2年

13,531

4,738

35.0%

令和元年

16,838

8,769

52.1%

平成30年

16,473

5,471

33.2%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

6,618

3,769

57.0%

令和3年

4,540

3.330

73.3%

令和2年

8,211

5,018

61.1%

令和元年

10,431

5,492

52.7%

平成30年

7,608

4,011

52.7%

※参考:国土交通省「管工事施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

上記の結果から、一次検定は合格するために高い水準が設けられているため、受験対策をしっかりする必要があるでしょう。一方、二次検定では合格率が50〜70%程と高くなっており、準備をすれば十分合格できます。

2級管工事施工管理技士の難易度

2級管工事施工管理技士の合格率は、一次検定で49〜65%程、二次検定に関しては57〜73%程になっています。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

11,051

6,274

56.8%

令和3年

11,580

5,766

49.8%

令和2年

12,348

7,683

62.2%

令和元年

13,950

9,091

65.2%

平成30年

13,837

8,011

57.9%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

8,316

4,962

59.7%

令和3年

8,938

6,054

67.7%

令和2年

9,544

5,514

57.8%

令和元年

10,602

5,760

54.3%

平成30年

9,742

5,537

56.8%

※参考:国土交通省「管工事施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

2級管工事施工管理技士は、一次検定・二次検定ともに50%以上になっており比較的合格しやすい資格です。

1級電気工事施工管理技士の難易度

1級電気工事施工管理技士の合格率は、一次検定で38〜56%程、二次検定では59〜73%程になります。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

16,883

6,458

38.3%

令和3年

15,001

7,993

53.3%

令和2年

14,407

5,493

38.1%

令和元年

15,048

6,128

40.7%

平成30年

16,989

9,532

56.1%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

7,685

4,537

59.0%

令和3年

7,922

4,655

58.8%

令和2年

6,723

4,887

72.7%

令和元年

8,114

5,382

66.3%

平成30年

12,034

8,875

73.7%

※参考:国土交通省「電気工事施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

1級電気工事施工管理技士は、受講者数も16,000人以上と人気の資格になっています。一次検定は合格率が38%程の場合もあり低くなっていますが、二次検定は58%以上と比較的高い結果がでています。

2級電気工事施工管理技士の難易度

2級電気工事施工管理技士の合格率は、一次検定で55〜65%程、二次検定では57〜68%程になります。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

8,027

4,466

55.6%

令和3年

8,359

4,776

57.1%

令和2年

8,239

4,818

58.5%

令和元年

7,548

4,237

56.1%

平成30年

3,498

2,305

65.9%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

4,768

2,947

61.8%

令和3年

5,082

3,493

68.7%

令和2年

4,632

2,967

64.1%

令和元年

5,297

3,249

61.3%

平成30年

5,985

3,436

57.4%

※参考:国土交通省「電気工事施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

2級電気工事施工管理技士は、全体を通しても合格率が50%以上になっており、施工管理の資格の中では比較的、合格しやすいです。

1級電気通信施工管理技士の難易度

1級電気通信施工管理技士の一次検定の合格率は、43〜58%程で二次検定は30〜49%程となっています。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

7,300

3,982

54.5%

令和3年

8,076

4,730

58.6%

令和2年

8,532

4,190

49.1%

令和元年

13,538

5,838

43.1%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

5,630

2,108

37.4%

令和3年

6,147

1,852

30.1%

令和2年

6,707

3,307

49.3%

令和元年

5,781

2,860

49.5%

※参考:国土交通省「電気通信施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

1級電気通信施工管理技士は、直近の二次検定は30〜37%程と低い結果になっています。年々、難易度が向上していることが考えられるため、受験前にはしっかり対策しておきましょう。

2級電気通信施工管理技士の難易度

2級電気通信施工管理技士の一次検定の合格率は、57〜70%程で二次検定は35〜57%程となっています。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

3,074

1,818

59.1%

令和3年

3,385

2,369

70.0%

令和2年

3,648

2,332

63.9%

令和元年

7,015

4,045

57.7%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

3,557

1,265

35.6%

令和3年

4,060

1,420

35.0%

令和2年

3,240

1,391

42.9%

令和元年

3,514

2,007

57.1%

※参考:国土交通省「電気通信施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

一次検定に関しては基礎理解できる水準ですが、二次検定に合格するには受験対策は必要になるでしょう。

1級造園施工管理技士の難易度

1級造園施工管理技士の一次検定の合格率は、37〜41%程で二次検定は35〜46%程です。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

3,091

1,360

44.0%

令和3年

3,008

1,080

35.9%

令和2年

2,974

1,178

39.6%

令和元年

3,404

1,260

37.0%

平成30年

3,430

1,414

41.2%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

1,471

677

46.0%

令和3年

1,477

591

40.0%

令和2年

1,695

695

41.0%

令和元年

1,880

744

39.6%

平成30年

2,251

808

35.9%

※参考:国土交通省「造園施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

上記の結果を見てみると、30%〜40%になっており2級に比べると少し高い難易度になっています。

2級造園施工管理技士の難易度

2級造園施工管理技士の一次検定の合格率は、49〜58%程で二次検定は37〜40%程になっています。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

2,983

1,691

56.7%

令和3年

3,114

1,551

49.8%

令和2年

3,569

2,080

58.3%

令和元年

4,173

2,040

48.9%

平成30年

4,272

2,484

58.1%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

2,474

1,005

40.6%

令和3年

2,624

1,119

42.6%

令和2年

2,531

1,089

43.0%

令和元年

2,829

1,063

37.6%

平成30年

3,458

1,313

38.0%

※参考:国土交通省「造園施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

全体の合格率は、40〜50%程なので平均的な難易度の資格になります。

1級建設機械施工管理技士の難易度

1級建設機械施工管理技士の合格率は、一次検定で20〜28%程、二次検定は52〜80%程になっており、一次検定に合格するのが難しいことが伺えます。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

2,560

677

26.4%

令和3年

2,337

621

26.6%

令和2年

2,346

477

20.3%

令和元年

2,838

712

25.1%

平成30年

2,949

825

28.0%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

866

456

52.7%

令和3年

569

369

64.9%

令和2年

217

174

80.2%

令和元年

973

621

63.8%

平成30年

1,046

662

63.3%

※参考:国土交通省「建設機械施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

建設機械施工管理技士は、二次検定で実技試験があります。実技試験は第1種から第6種まで重機がわかれており、2つ選んで両方に合格しなければいけません。

しかし、普段から重機を使用している人であれば、それほど難しくないため、二次検定に関しては高い合格率になっています。

2級建設機械施工管理技士の難易度

2級建設機械施工管理技士の合格率は、一次検定で38〜58%程になり、二次検定に関しては68〜84%程と高くなります。

【一次検定(学科試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

6,785

2,905

42.8%

令和3年

7,264

3,970

54.7%

令和2年

5,769

2,239

38.8%

令和元年

6,895

2,925

42.4%

平成30年

7,704

4,507

58.5%

【二次検定(実地試験)の合格率】

年度

受験者数

合格者数

合格率

令和4年

3,826

2,609

68.2%

令和3年

3,881

2,917

75.2%

令和2年

1,024

845

82.5%

令和元年

3,741

3,138

83.9%

平成30年

4,909

4,123

84.0%

※参考:国土交通省「建設機械施工管理技術検定(1級・2級)「第一次検定」及び「第二次検定」合格者発表内容のまとめ」

上記の結果から一次検定に合格して二次検定に進んだ場合、10人中7人は合格する計算なので比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。

出典:国土交通省

関連記事:施工管理の試験の流れは?願書の取得方法や受験資格、試験難易度も紹介!

施工管理技士の資格に合格するための勉強方法4選

施工管理技士の資格に合格するための勉強方法4選

施工管理技士の資格に合格するためには、以下4つの勉強方法を試してみてください。

1.5年分の過去問をしっかり解く
2.通信講座を利用する
3.二次検定は誰かに添削してもらう
4.試験までの勉強スケジュールを立てる

5年分の過去問をしっかり解く

施工管理技士の資格に合格するためには、5年分の過去問を解いておきましょう。基本的に施工管理の試験は、過去問をベースにして問題が出題されています。

とはいえ、5年分の過去問題を完璧に解くのは、現実的に難しいでしょう。そのため、5年分の過去問を解く際には、以下のポイントを押さえてみてください。

・よく間違える問題に絞り繰り返しおこなう
・余計な問題まで完璧に覚えようとしない
・解答時間を計測する

上記の方法で勉強すると効率よく内容が覚えられるので、ぜひ参考にしてみてください。

通信講座を利用する

通信講座は、自宅に居ながら自分のペースで勉強できるため、仕事が忙しい人や独学が苦手な人でも効率的に合格を目指せます。

定期的に添削や質問対応などのサポートを受けられるため、独学で勉強するよりもモチベーション高く学習できるでしょう。費用やサポート内容も比較して、自分にあった講座を選んでみてください。

二次検定は誰かに添削してもらう

二次検定の準備では、他者からの添削を活用するのが非常に効果的です。二次検定は主に記述形式の試験であり、自分の理解度や表現方法を客観的に評価するのが難しくなります。

そのため、二次検定の対策として、通信講座や専門の添削サービス、または経験者のアドバイスを積極的に利用してみてください。

自己学習と他者のフィードバックを組みあわせると、より効果的な学習が期待できるでしょう。

試験までの勉強スケジュールを立てる

試験までの勉強スケジュールを立てることは、施工管理技士への近道です。自分の学習ペースや目標にあわせて、無理のないスケジュールを計画してみてください。

とくに施工経験に関する記述問題は試験範囲も広く、いきなりすべてを覚えることは難しいです。そのため、施工管理技士試験に向けて、試験範囲全体を理解した上、長期的な計画を立てましょう。

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施工管理技士の資格を取得する3つのメリット

施工管理技士の資格を取得する3つのメリット

施工管理技士の資格を取得する3つのメリットは、以下のとおりです。

・監理、主任技術者として仕事の幅が広がる
・専門性が高い人材として認められる
・給与や資格手当が増える

詳しく解説します。

監理・主任技術者として仕事の幅が広がる

施工管理技士の資格を取得すると、監理・主任技術者としてより大きな規模の工事管理を任せられるようになります。

監理・主任技術者として、工事全体の計画や管理、安全管理などの業務をおこなえるため、業界内でも重宝されるでしょう。

昇進したり年収がアップしたりするメリットもあるので、ぜひ、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

専門性が高い人材として認められる

施工管理技士の資格を取得すると、専門性が高い人材として認められ、転職で有利になります。

そのため、施工管理技士の資格は建設業界における専門知識と技術の証明となり、さまざまな企業から高い評価を得られるでしょう。

給与や資格手当が増える

施工管理技士の資格取得によって、給与アップや資格手当の獲得が期待できます。

多くの建設会社では、施工管理技士の資格を持つ従業員に対して資格手当を支給しています。また、施工管理技術者は工事全体の管理を任されることが多く、給与アップにつながります。

施工管理技士の資格難易度に関するよくある質問

施工管理技士の資格難易度に関するよくある質問

施工管理技士の資格難易度に関するよくある質問を3つ厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。

・1級建築施工管理技士に合格するのはすごいですか?
・建築施工管理技士はいきなり1級を取得できますか?
・施工管理技士の資格で1番難しいのは?

1級建築施工管理技士に合格するのはすごいですか?

1級建築施工管理技士の資格試験に合格することは、すごいと言えるでしょう。合格率は令和4年度で45.2%※1と半数を下回っています。

また、1級建築施工管理技士は、建設工事の計画や施工、安全管理など、幅広い知識と技術が求められる難関資格です。そのため、1級建築施工管理技士に合格するには、相当な努力と覚悟が必要になるでしょう。

建築施工管理技士はいきなり1級を取得できますか?

一般的には建築施工管理技士の1級をいきなり取得することはできません。1級建築施工管理技士の試験には、一定の実務経験が必要です。

そのため、多くの場合、実務経験を積んでから2級資格を取得し、1級の資格に挑戦するのが一般的な流れです。

施工管理技士の資格で1番難しいのは?

施工管理技士の資格で1番難しいとされているのは、1級建築施工管理技士です。とはいえ、一度資格を取得してしまえば、年収を上げられたり転職先がすぐに見つかったりとメリットも多くなります。

安定した仕事に転職したい人は、施工管理技士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

関連記事:施工管理の新たな資格、技士補とはどんな資格なのか?できることや取得方法、取得難易度などを紹介!

まとめ

まとめ

施工管理技士の資格を取得するのは決して簡単ではありません。長い時間や勉強を重ねてようやく取得できる資格です。しかし、一度取得してしまえば、転職に困ることはなくなるでしょう。

施工管理技士は、インフラに関係する職業で需要があるため、大変ですが資格取得に挑戦する価値は十分あります。弊社が運営しているクロスワークでは、施工管理技士に関する求人を多く取り扱っています。

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