「施工管理の仕事につこうか迷っている方」
「施工管理の仕事がきつくてやめようかと考えている方」
「将来施工管理を目指している方」
そんな方にこの記事はおすすめです。
ここでは、以下の内容を紹介しています。
・施工管理をやめとけと言われる理由
・施工管理を続けたほうがいい理由
・施工管理をやめてもいい理由
施工管理は大変な仕事ですが、良い面もたくさんあります。この記事を読んで施工管理のことを深く知っていきましょう。
施工管理をやめとけと言われる理由5つ
労働時間が長い
施工管理の仕事をやめとけといわれる理由の1つに労働時間の長さが挙げられます。
さまざまな業種の残業時間を調べた中でTOP2に設備施工管理、建築施工管理が入っています。
施工管理は、工事の作業員が来る前に出勤する、作業員が帰るまでは自分も帰れない、工事後に報告書や工程表の確認などの事務作業が残っているため、定時で帰ることがまず無理となります。工事中になんらかのトラブルが発生することも日常茶飯事です。工期が遅れないようにスケジュール調整などを行うたびに残業が長引くなんてことも起こります。
そういった理由からやめておけと言われるようになりました。
休日回数が少ない
施工管理をやめとけと言われる理由の2つ目に休日が少ないというが挙げられます。他の一般的な企業と比較すると年間の休日回数が30日ほど少なくなっています。工事そのものが日曜しか休日がなく、その場合は日曜も出勤となるのでどうしても休日が減ってしまいます。
また、工期の関係もあり、工期が遅れてしまうと罰金が発生するリスクがあるので休日よりも工期を優先するという流れがあります。
基本的に週休2日制ではなく、6連勤が当たり前の世界なので連休はあまりなく、3連休はほとんどありません。家族や友人とのプライベートに時間を費やせないので施工管理をやめる人も少なくありません。
仕事量が半端ない
施工管理は業務量がとても多いのが特徴です。4大管理と呼ばれる品質管理、安全管理、工程管理、原価管理が基本的な仕事です。
この管理が大変な上に慢性的な人出不足であるために1人が抱える仕事量が多くなっています。工事中に日々のタスクが終わればいいのですが、基本的に終わることはないので休日出勤を行ったり、残業をして仕事を行っています。
仕事量が多いと体力的に厳しく、ストレスもたまるので施工管理をやめとけをいわれてしまうようになっています。
業界自体がブラック
施工管理の業界そのものがブラックな風潮となっています。キツイ、危険、給料が安い(労働に対して)が当たり前な世界なので、改革が行われていない状況があります。
昨今では労働環境を整えようという流れが出ていますが、施工管理の世界においてはあまり浸透していません。
その理由としては、炎天下でも外での作業が当たり前、昼間工事すると苦情が来るから夜間するのが当たり前、体調を崩しても働くのが当たり前、工期が伸びるとクレームが来るから休まずに工事するのが当たり前となっているからです。
業界そのものが改革しないのと、市民の意向を反映するとブラックを解消できにくい状況があるため、やめとけと言われてしまうようになりました。
リスクが高い
施工管理は他の業種と比べて常に危険と隣り合わせな状況となります。施工管理は建設現場で仕事をおこなうため、工具でケガをする、滑って転んでケガをする、夏の暑さで熱中症になる、冬の寒さで凍傷を起こすなどいろんな危険があります。
安全管理を徹底しても人間が行うものなので、必ずミスは起こってしまうもの。最悪の場合、鉄骨が頭に落下や重機と衝突などで死亡するといったことも何度も起こっています。危険と隣り合わせということからやめとけと言われることの多い仕事となります。
施工管理をやめるのはもったいないという意見も
施工管理は上記で紹介した通り、やめておけと言われることの多い仕事ですが、中には続けたほうがいいよといわれることもあります。その理由を紹介していきましょう。
高年収で安定した生活を送ることができる
施工管理の平均年収は約530万円ほどです。日本人全体の平均年収は430万円ほどと言われているため、施工管理は年収の高い業種といえます。
平均であるため、600万円以上稼いでいる方もたくさんおり、仕事は大変ですがその分返ってくるものがあります。
給料が高いと生活基盤が整うので、お金に困ることなく日々安定した生活を送ることができます。容易に家族を養うこともできたり、独身の方は自分の趣味にお金をかけることができるので、施工管理をやめるのはもったいないといわれます。
今後も安定した業種である
建設業界はこれまでも、そして今後も需要のあるため、必然的に施工管理も需要のある仕事となります。新しく建造するときだけでなく、老朽化した建造物を修理したりするときにも施工管理の資格を持つものは必要であるため、今後も仕事がなくなることはないでしょう。
施工管理の職に就いている限り、定年まで仕事に困ることはないので施工管理をやめるのはもったいないと言われてしまうようになりました。
社会貢献度のある仕事である
施工管理の仕事は社会貢献度の高い仕事です。普段使っているビルや橋、道路の建設や整備は作業員と施工管理の方々が行っています。つまりインフラを整えているのは施工管理の人たちといっても過言ではありません。
自分たちが作ったり、整備したものを人々が使っているのをみると、誇りとなり、大きなやりがいにもつながります。
普通に仕事をしていく中でそういった経験はあまりできないので、施工管理をやめるのはもったいないと言われてしまいます。
スキルアップすれば転職に有利
施工管理は施工管理技士という国家資格があります。これには1級と2級の2種類あり、実務経験の年数によって資格試験の受験資格が変わります。もちろん1級の資格をとれば年収が上がるだけでなく、担当できる工事の規模が大きくなります。
例えば国立競技場といった大規模な工事の施工管理もできるようになるので、スキルアップすることは将来性を高めることにつながります。
資格だけでなく、年数を重ねていろんな現場で経験を積めば昇進もでき、大きな企業へキャリアアップすることもできます。いろんな経験を重ねていくことは転職に有利となるのでやめるのはもったいないと言われます。
施工管理をやめても大丈夫と言われる理由
上記で施工管理をやめるのはもったいないという理由を紹介しました。それでもやめたいと思った方、でも施工管理をやめたあとが心配と思った方へ施工管理をやめても大丈夫といわれる理由を3つ紹介します。
建設業界は慢性的な人手不足
建設業界は常に人手が足りていません。おそらくあなたが働いていたところも人手不足だったのではないですか?
今はどこも求人を出している状況なので、やめてもすぐに転職先が見つかるでしょう。もし転職先が見つからなかったらどうしようと悩んでいるのなら安心してください。
未経験でも高収入な転職先がある
現場の仕事ばかりで施工管理をあまり行っていない未経験の方でも高収入の転職先はたくさんあります。施工管理で必要なことはマネジメント力です。過去の職業で管理職を経験していたのであれば大きなアピール力になりますし、管理職を経験していなくてもコミュニケーション能力が高ければ現場を指揮することも可能です。
建設業界は引く手あまたなので、未経験であっても自分の得意とする部分が合致すれば高収入な転職先を見つけることはそこまで難しくないでしょう。
もし経験者であればホワイト企業に転職できる可能性がある
施工管理経験者は需要が特に高いです。施工管理はブラックと言れますが、それだけさまざまな仕事をこなしてきているので、スキルが身についています。
その経験を生かしてホワイト企業に転職する際に有利となります。特に人気なのがディベロッパーやtech企業、公務員です。
これらは施工管理とはまた違った業種ですが、培った経験が生かせて、なおかつホワイト企業の多い業種です。在宅ワークやテレワークも可能なので、自分にあった働き方ができるおすすめな業種です。
施工管理に向いている人
そもそもどういった人が施工管理に向いているのか紹介しましょう。
コツコツ努力できる人
何か新たに建築物を作る際、出来上がるまでには長い時間と労力が必要となります。比較的小規模なものでも1年は必要ですし、大規模な工事となると10年単位で必要となることもあります。
そうなれば長い付き合いとなるので、毎日コツコツ仕事ができる人、努力を重ねて進むことができる人が向いていると言えます。1日ではあまり変化が起きませんが、それでもだんだんと完成に近づく姿を喜べる性格が、この仕事に向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
施工管理の仕事の中ではたくさんの人と関わります。現場で働く職人だけでなく、関係会社の人達とも連絡を取りながら仕事を進めていかなければいけません。
もちろん年代や立場、性格も人それぞれ違うなか、うまくコミュニケーションを取らないと円滑に仕事が進みません。
工事を進める中で大尉せつなのは安全を守ること、品質のいいものを作ることです。そのためには言いにくいことも言わなければいけないことも出てきます。年長者の方にでもはっきり言わなくはいけない場合もありますが、それを聞いてもらえるようにするには日頃のコミュニケーションが重要となります。
コミュニケーションを取ることで信頼を得ることになるので、幅広い年代の人や性格の違う人でも積極的に話しかけることができる人が施工管理に向いているといえるでしょう。
リーダーシップがある人
施工管理は現場の責任者でもあります。工事全体に目を光らせつつも職人や関係企業との連携をうまく取りつつ、現場を引っ張っていかないといけない存在です。
ただ指示を与えるだけでなく、その人の性格や立場にあった指示の出し方、言葉遣いを考慮しないといけないので簡単ではありません。
これまでなんかしらリーダーとしてプロジェクトを達成した経験があれば生かすことはできるでしょう。
リーダーとは、最終的に責任を取ることが大切なので、人のせいにするのではなく、自分が最終的に責任をとるという覚悟のある人が施工管理に向いているといえます。
臨機応変に対応できる人
施工管理において、工程はあらかじめ作成していますが、突発的なアクシデントはつきものです。そのたびにスケジュール調整や工程の修正、作業員や重機の追加などの判断を行うのも施工管理者です。
こういった臨機応変さは経験を重ねることで自然と身に付きますが、もともとの資質も必要です。もともと頭の回転の速さといった瞬発力のある人は施工管理に向いているといえるでしょう。
まとめ
施工管理の仕事は体力やストレス耐性が必要であることがわかりました。工事の作業員の中には口が悪い人や気が短い方がたくさんいるので、その中でうまくやっていくには相当なコミュニケーション能力や経験が必要となるでしょう。
そういったところから施工管理はやめとけと言われるようになりましたが、大変な分やりがいもある仕事です。経験を重ねていけば周りから尊敬されたり、十分な給料をいただけたりもします。
やめるのは簡単なので、自分は何がしたいのか、どういう人生を歩みたいのかをしっかり考えて今後の進路を考えましょう。
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