整備士

自動車整備士の7つの魅力は?将来性や向いている人の特徴も紹介

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整備作業の様子

乗用車やトラックなど、あらゆる車両を整備する自動車整備士は、人々の生活に欠かせない存在です。

車が大好きな人はもちろん、仕事の安定や社会への貢献を望む人にとってもおすすめの職種と言えるでしょう。

将来就きたい仕事の1つとして、自動車整備士を考えている人も少なくありません。

自動車整備士を目指すか決めるうえで気になるのが、やりがいや魅力です。

今回は、自動車整備士の魅力を中心にやりがいや将来性についても詳しく解説していきます。

この記事で分かること
・自動車整備士の7つの魅力
・自動車整備士のやりがい
・自動車整備士の将来性
・自動車整備士のつらさ
・自動車整備士の適性

自動車整備士の7つの魅力

エンジンオイルの色をチェックする様子

人々のカーライフや、安全なトラック運送を支える役割を担っている自動車整備士には、以下のような魅力があります。

・自動車関連の知識・技術が身に付く
・スキルが収入に直結しやすい
・スタッフ割の恩恵を受けられる
・安定した職業である
・新車に触れられる
・プライベートにも活きる
・キャリアアップしやすい

なぜこのような魅力があるのか、自動車整備士の仕事内容を踏まえながら解説していきます。

自動車関連の知識・技術が身に付く

自動車整備士は、あらゆる車両を整備するうえで、常に最新の知識と技術を身に付けておかなければなりません。

自動車整備士として働く各会社では、定期的に研修や勉強会が行われており、最新の機能や構造について学べます。

最新の車種だけでなく、クラシックカーなどの珍しい車の整備を担当することもあり、経験を積み重ねながら整備士として成長できます。

スキルが収入に直結しやすい

自動車整備士は、技術力と経験が重視される傾向にあるため、経験年数を重ねていくことで高収入も目指せます。

また、上位資格や関連資格を取得していけば、昇格はもちろんキャリアアップを目的とした転職でも有利になります。

スタッフ割の恩恵を受けられる

就職する会社によって、さまざまなスタッフ割を受けられることも魅力と言えるでしょう。

ディーラーであれば、車の購入や各種パーツを社員価格で購入できます。

カーショップの場合は、さまざまなブランドの商品を安く手に入れられます。

車を自分でカスタムするのが好きな人は、求人票などで福利厚生を調べてみましょう。

安定した職業である

乗用車やバス、トラックといった乗り物は、人々の生活に欠かせない交通手段であり、各地で需要があります。

自動車整備士の資格を取得すれば、ディーラーやカーショップ、バス会社といった場所で長く活躍し続けられます。

車の構造が大きく変化したとしても、整備の需要がなくなることは考えにくく、自動車整備士は将来的にも安定している職業です。

新車に触れられる

自動車整備士として働いていると、発売して間もない最新モデルの車に触れられることも魅力と言えるでしょう。

特にディーラーでは、発売前に研修などを通じて最新モデルを見ることも可能です。

新しい車種でどのような技術が搭載されているのか、ワクワクしながら仕事に取り組めるでしょう。

プライベートにも活きる

車は普段の生活でも毎日のように使用するため、プライベートで故障などが起きた際は、身に付けた知識を活かせます。

また、一般の人では難しい「ユーザー車検」も、自動車整備士の知識を活かせば難なく受けられるでしょう。

会社によっては、家族や友人も社割の適用となることがあり、プライベートでも自動車整備士としての恩恵を受けられます。

キャリアアップしやすい

自動車整備士は、車を整備するだけでなく、その状態についてお客様に分かりやすく説明するのも仕事の1つです。

整備士経験を通じて身に付けた知識や技術は、他の職種でも活かせるため、キャリアアップの選択肢も広げられます。

より待遇の良い会社へ転職したり、整備士の知識を活かして自動車販売の営業マンになったりする人もいます。

自動車整備士のやりがい

ジャンピングの様子

自動車整備士は、車の整備を通じてさまざまな場面でやりがいを感じられます。

・お客様から直接感謝の声を聞ける
・難易度の高い案件は達成感がある
・成長を実感しやすい
・社会を支える運搬業界に貢献できる
・人々の安全な暮らしに貢献できる

ここでは、自動車整備士の特徴を踏まえながら、仕事のやりがいについて解説していきます。

お客様から直接感謝の声を聞ける

自動車整備士は、車の修理や点検を行ったうえでオーナーに対して状況を説明します。

無事に悩みや不安を解決した際は、直接感謝の声をかけてもらえます。

整備は、人の命に直結する仕事で責任が大きい分、無事に修理できて感謝された際は、大きな充足感を得られるでしょう。

難易度の高い案件は達成感がある

車の構造は非常に複雑であり、自動車整備士でも簡単に故障の原因などを見つけられるわけではありません。

古い車の場合は、原因が1つではなく複数箇所に及ぶことも珍しくなく、修理が完成するまでには大きな労力がかかります。

辛抱強く作業を進めながら、無事修理が終わった際の達成感は、他の仕事ではなかなか味わえないものと言えるでしょう。

成長を実感しやすい

自動車整備士の仕事は、経験を積み重ねるほど仕事の幅が広がっていくため、成長を実感しやすいと言えます。

自動車整備の仕事は、資格を取った直後から誰でも活躍できるほど簡単なものではありません。

車によって構造が異なり、使用環境によって変わる劣化などを見逃さないためには高い集中力と経験が欠かせません。

新人の頃は、一部の箇所しか整備を任されてもらえませんが、少しずつ経験を積みながら一人前の整備士を目指していきます。

単調な作業が続いたり、体力面でつらいと感じることがあったりしますが、徐々に仕事の幅が広がっていく中で成長を実感できます。

自分の成長を感じられると、自信を持てるようになり、モチベーションアップにもつながるでしょう。

社会を支える運搬業界に貢献できる

自動車整備士は、乗用車だけでなくタクシーやバス、トラックなどの整備も行います。

タクシーやバスは、通勤や通学などの移動手段として欠かせないものです。

また、トラックは食料や衣服、建設材料の運搬に必要不可欠なもので、人々の生活に密接な関係と言えます。

これらの車両が安全に走行できるようにサポートする自動車整備士は、非常に社会貢献度の高い仕事です。

人々の安全な暮らしに貢献できる

地方は、交通手段が整っていない地域もあり、車社会の傾向が強いと言えます。

そのため、自動車整備士は「車のお医者さん」として貴重な存在です

車が使えなくなれば生活にも大きな影響が及び、安全に整備できていなければ人の命にも関わる責任の大きい仕事です。

人々の安全な暮らしをサポートする中で、大きなやりがいを感じられます。

自動車整備士の将来性

タイヤ交換の様子

自動車整備士を目指すうえで気になるのが「将来性」です。

近年はAI化が進み作業の自動化が進んでいることから「自動車整備士の仕事もなくなるのでは」と、感じている人もいるでしょう。

ここでは、自動車整備士の将来性について、業界の現状も踏まえながら解説していきます。

AIやロボットに奪われない

前述した通り、近年はAI技術の進歩が著しく、スーパーレジの自動化や無人での自動車走行などが話題となっています。

しかしながら、自動車整備士の仕事がAIやロボットに奪われることはないと言えるでしょう。

自動車の故障を未然に防ぐには、見た目だけでなく、臭いや音のささいな変化を感じ取らなければなりません。

これらの異常を機械で検知するのは困難であり、一部機械化が進んだとしても整備士による最終チェックが欠かせません。

そのため、車の構造などが大きく変わったとしても、自動車整備士の仕事がなくなることはないと言えます。

自動車整備士は売り手市場

自動車整備士は、人々の生活に欠かせない存在である一方で、年々その数が減少してきています。

主な原因は「少子化・若者の車離れ」であると考えられています。

これを受けて、国土交通省では自動車整備士の人材確保や育成に向けた取り組みが進められている状況です。

それでも、当面の間は売り手市場が続くと予想されており、需要が高い状況で推移するため、自動車整備士の将来性は高いと言えるでしょう。

自動車整備士の大変なところ

タイヤ交換の様子

自動車整備士として長く働いていくうえで、将来性と同様に気になるのが「仕事の大変さ」です。

従事する会社にもよりますが、自動車整備士のつらさには以下のような内容があります。

・肉体労働が多い
・頻繁に知識の更新が必要

具体的にどのようなことが大変なのか、2つの項目について現役整備士の声も踏まえながら解説していきます。

肉体労働が多い

自動車整備業務では、重い部品を持ち上げたり取扱いの大変な機材を使ったりすることが、頻繁にあります。

また、点検する箇所によっては、中腰の状態で作業が続くことも珍しくないため、腰痛に悩む人もいます。

倉庫のような広い場所で作業するため、エアコンが効きにくく夏や暑く冬は寒いことも、整備士の大変さと言えるでしょう。

「タイヤ交換は、重いし取り付け作業には力が必要なので大変」「依頼が増えると一日走りっぱなしも珍しくない」といった声もありました。

頻繁に知識の更新が必要

自動車の構造は常に進化しており、細部まで整備していくためには常に最新の知識を身に付けて行かなければなりません。

最近は電気自動車の普及が進んでおり、従来の車両と比べて構造が大きく変化しています。

ちょっとした作業ミスが大事故を引き起こす原因にもなりかねないため、常にアンテナを張りながら、積極的に講習などへ参加する必要があります。

この他では「仕事量と収入が見合っていない」「ディーラーでは土日に休めない」といった声もありました。

自動車整備士に向いている人の特徴

ブレーキパットを点検する様子

自動車整備士を目指すうえで、どのような人が向いているのか適性が気になるという方もいるのではないでしょうか。

自動車整備士に向いている人の特徴は、主に3つあります。

・自動車いじりが好き
・手先が器用である
・コミュニケーションが得意

なぜこのような人が自動車整備士に向いているのか、業務内容を踏まえながら解説していきます。

自動車いじりが好き

車が好きでカスタムなどメカニカルな部分に興味がある人は、自動車整備士に向いています。

「どのようにして動いているのか」「どのような構造になっているのか」といった車に対する探究心は、自動車整備士として働くうえでとても大切です。

車だけでなく家電などの構造に興味があったり、プラモデルを作ったりするのが好きな人も適性があると言えるでしょう。

手先が器用である

整備業務の中では、小さな部品を分解したり、組み合わせたりする作業も多くあります。

他の部品が入り組んでおり、限られた作業スペースで器用に手先を動かさなければならないため、細かい作業が得意な人は整備士に向いていると言えます。

また、手先の器用さだけでなく丁寧で正確に作業できるような人は、適性があると言えるでしょう。

コミュニケーションが得意

自動車整備士と聞くと、1人で黙々と車を点検するイメージを持つ人が多いのですが、ディーラーなどでは、多くの人と話す機会があります。

点検を依頼したオーナーに、車両の状況について分かりやすく解説したり、作業スケージュールについて営業マンと話し合ったりします。

多くの車両の整備を効率よくこなしていくには、一緒に働く整備士同士の連携も非常に大切です。

そのため、コミュニケーションが得意という人も自動車整備士に向いていると言えるでしょう。

自動車整備士の魅力についてのまとめ

エンジンオイルをチェックする様子

自動車整備士は、あらゆる車両を良好な状態で維持するうえで欠かせない存在です。

ディーラーやカーショップ、バスやトラックの営業所など、さまざまな場所で活躍できます。

全国各地で需要が高く、将来性もあるため安定した職業と言えるでしょう。

整備士として身に付けたスキルは、普段の生活でも活かせます。

社会貢献度も高く、責任が大きい分大きな達成感を感じられる仕事です。

整備士ならではの大変さもありますが、興味がある人は関連学校への進学も検討してみてください。

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