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警備員の年収は?50代・60代の平均年収や最高年収について

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警備員の年収に関する記事のアイキャッチ

警備員への転職を検討しており、どれくらいの収入になるのか気になる人もいるでしょう。

令和5年賃金構造基本統計調査の結果を踏まえたデータによると、施設警備員の平均年収は376.1万円です。他にも、雑踏・交通誘導警備員の平均年収は350.2万円です。

警備員は、未経験者からでも挑戦しやすかったり年齢を重ねても働けたりと、多くの魅力があります。

この記事では、50代や60代で警備員として働いた場合の年収や、年収1,000万円を目指せるのかについて解説します。警備員としてのキャリアを検討しているのであれば、ぜひ参考にしてください。

警備員の平均年収

警備員として打ち合わせをする様子

警備員の平均年収は担当する持ち場によって異なる傾向があります。

令和5年賃金構造基本統計調査の結果を踏まえたデータによると、施設警備員の平均年収は376.1万円です。他にも、雑踏・交通誘導警備員の平均年収は350.2万円です。

警備員の平均年収は決して高いとは言えませんが、年齢を重ねても働ける点などは魅力的でしょう。

参考:施設警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:雑踏・交通誘導警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

【50代・60代】警備員の平均年収

警備員の仕事で研修を受ける様子

警備員は年齢を重ねても働ける仕事のひとつです。令和4年の賃金事情等総合調査によると、全産業の平均年齢は40.6歳です。しかし、警備員の平均年齢は50歳を超えています。

令和5年賃金構造基本統計調査の結果を踏まえたデータによると、施設警備員の平均年齢は51.6歳です。他にも、雑踏・交通誘導警備員の平均年齢は51.9歳です。

50代・60代の警備員の平均年収は300万円から400万円ほどで推移しています。

令和5年賃金構造基本統計調査の結果を踏まえた、50代・60代の施設警備員ならびに雑踏・交通誘導警備員の平均年収は次のとおりです。

年代施設警備員雑踏・交通誘導警備員
50歳~54歳431.46万円373.38万円
55歳~59歳394.14万円344.77万円
60歳~64歳315.43万円326.21万円
65歳~69歳269.53万円290.69万円

65歳以降も安定した収入があるのは、魅力的と言えるでしょう。

参考:賃金事情等総合調査 賃金事情調査1 産業別性別構成比、平均年齢及び平均勤続年数 | 統計表・グラフ表示|政府統計の総合窓口
参考:施設警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:雑踏・交通誘導警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

働き始めの警備員の推計年収

工事現場の警備員の朝礼

警備員も他の仕事と同様に、長いキャリアを積むにつれて収入が増える傾向があります。一方で、未経験で警備員として働き始めた際は、過去の収入より下がるかもしれません。

弊社が運営している求人サイト「クロスワーク」に実際に公開されている求人例をもとに、推計年収を紹介します。ちなみに、年間のボーナスは月給の4か月分と仮定します。

  • 求人例(1)
    • 給与:月給200,000円
    • 勤務地:石川県
    • 福利厚生:車・バイク通勤可/雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金

求人例(1)の想定年収は320万円です。

  • 求人例(2)
    • 給与:月給253,600円〜302,100円
    • 勤務地:千葉県
    • 福利厚生:車・バイク通勤可/雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金

月給253,600円とした場合、求人例(2)の推計年収は405.76万円と想定できます。

  • 求人例(3)
    • 給与:月給198,000円〜206,250円
    • 勤務地:大阪府
    • 福利厚生:雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金

月給198,000円とした場合、求人例(3)の想定年収は316.80万円です。

3つの求人を見る限り、警備員として働き始めた際には300万円ほどの年収を期待できるでしょう。

参考:物流・建設・製造特化の求人サイト「クロスワーク

※弊社では、警備業に特化した転職サイト「セキュリティキャリア」も運営しています。求職者様のご希望条件に合う最適な求人のご紹介から、履歴書作成のサポートなど転職成功に向けてお手伝いいたします。(転職相談はこちら

警備員で年収1,000万円はかなり難しいものの高収入を目指すことは可能

遠くを見つめる作業員の様子

ここまで紹介してきたとおり、施設警備員の平均年収は376.1万円、雑踏・交通誘導警備員の平均年収は350.2万円です。

そのため、年収1,000万円を目指すにあたって、目標と現実に大きな乖離があります。

しかし、求人内容によっては、年収1,000万円を目指せるケースがあります。

  • 求人例
    • 給与:月給400,000円
    • 勤務地:千葉県・山梨県
    • 福利厚生:車・バイク通勤可/雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金/退職金

年間のボーナスを月給の4か月分と仮定した場合の推計年収は640万円です。したがって、キャリアを積んだり役職に就いたりすると、年収1,000万円を達成できる可能性はわずかながらあるでしょう。

参考:物流・建設・製造特化の求人サイト「クロスワーク

警備員として年収を上げる方法

資格取得に向けて学習する様子

警備員として年収を上げる方法は主に3つです。

  • 業務で役立つ資格を取得する
  • 警備員として経験を積み階級を上げるか出世する
  • 経験を積み待遇の良い会社や地域に転職する

それぞれの方法について解説します。

業務で役立つ資格を取得する

警備員の業務には、さまざまな資格が役立ちます。たとえば、警備業務検定や機械警備業務管理者、警備員指導教育責任者などです。

業務で役立つ資格を取得すると、より専門的な業務に従事できます。その結果、高い報酬を期待できるようになる可能性があります。

また、上級の資格を持っていると、資格手当や昇給が見込める場合もあるでしょう。

警備員として経験を積み階級を上げるか出世する

警備員の仕事は、経験を積むことでより高い役職に就く機会が増えます。一般的に、現場での実務経験を重ねると、チームリーダーなどの役職に昇進できる可能性が高まります。

その結果、役職手当などが追加されるので給料が上がるでしょう。出世を目指すには、日々の業務に真摯に取り組むのはもちろん、上司や同僚との信頼関係を築くのも重要です。

経験を積み待遇の良い会社や地域に転職する

待遇の良い会社や地域に転職するのも、年収を上げる有効な手段です。警備業界は地域や企業によって待遇が異なるため、自身の経験やスキルに応じたより良い条件の職場を見つけることが大切です。

特に、都市部や大手企業では、警備員の需要が高く、給与や福利厚生が充実しているケースが多くあります。

転職は慎重に行う必要がありますが、キャリアを飛躍させるチャンスでもあります。

警備員として年収を上げるのに役立つ関連資格

確認作業をこなす様子

警備員として年収を上げるのに役立つ関連資格は主に3つです。

  • 警備業務検定
  • 機械警備業務管理者
  • 警備員指導教育責任者

それぞれの資格について解説します。

警備業務検定

警備業務検定は、警備員としてのスキルを証明する資格です。警備業務検定には、1級と2級が存在します。

また、警備業務検定は6種類の資格に分類されています。

  • 空港保安警備業務
  • 施設警備業務
  • 雑踏警備業務
  • 交通誘導警備業務
  • 核燃料物質等危険物運搬警備業務
  • 貴重品運搬警備業務

どのような警備を仕事にするのかによって、取得すべき資格が異なってくるでしょう。

機械警備業務管理者

機械警備業務管理者は、機械警備に関する管理や運用の能力を証明できる資格です。

機械警備業者は基地局ごとに、機械警備業務管理者を選任しなければなりません。そのため、機械警備業務管理者を取得していれば、重宝される可能性があります。

警備員指導教育責任者

警備員指導教育責任者は、警備員の教育・指導を行うために必要な資格です。

営業所ごとに取り扱う警備業務の区分ごとに警備員指導教育責任者の選任が義務づけられています。

指導教育責任者としての経験は、将来的に独立して警備業のコンサルタントや教育者としてのキャリアを築く際にも有利です。

警備員の仕事内容

工場勤務の服装の注意点

警備員の仕事内容は主に次のとおりです。

  • ライブや花火大会会場での誘導
  • 会社での入館者チェックや車両誘導
  • 工事現場での車両誘導

それぞれの仕事内容について解説します。

ライブや花火大会会場での誘導

ライブや花火大会のような大規模イベントの会場では、警備員が必須です。来場者がスムーズに入退場できるように誘導を行います。

人が密集する場では、混雑やパニックを避けるために、警備員は状況に応じた判断と迅速な対応が求められます。また、道案内だけでなく、緊急時には適切な避難指示なども行わなければなりません。

会社での入館者チェックや車両誘導

会社やオフィスビルでは、警備員が建物の入口で入館者のチェックをするケースが一般的です。

具体的な業務として、社員や来訪者の身分証確認、持ち物検査、車両の確認などが挙げられます。また、施設内での異常や不審者を早期に発見し、適切な対応を取るのも重要な役割のひとつです。

工事現場での車両誘導

工事現場では、警備員は事故が起こらないように車両の誘導を担当します。

通行人や他の車両の安全を確保し、作業が円滑に進むようにするため、工事現場内外での状況を常に把握し適切な誘導をしなければなりません。

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警備員は高収入も目指せる仕事

産業廃棄物とトラック

この記事では、50代や60代で警備員として働いた場合の年収や1,000万円を目指せるのかなどについて解説してきました。

令和5年賃金構造基本統計調査の結果を踏まえたデータによると、施設警備員の平均年収は376.1万円です。他にも、雑踏・交通誘導警備員の平均年収は350.2万円です。

50代・60代の警備員の平均年収は300万円から400万円ほどで推移しています。決して高収入ではありませんが、年齢を重ねても働ける点は魅力的です。

また、警備員としてキャリアを積んだり関連資格を取得したりすると、年収アップも期待できるでしょう。

これから警備員としてのキャリアを検討しているのであれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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