「施設警備はやめとけ」と言われる理由について、気になっている人もいるでしょう。
たとえば、給与が低く生活費を賄うのが難しかったり、夜勤やシフト制の影響で生活リズムが乱れたりすることから「やめとけ」と言われているようです。
一方で、施設警備の仕事に就職すると、オフィスビルや商業施設など多種多様な現場で勤務できたり、資格を取得してキャリアが安定したりとさまざまなメリットもあります。
この記事では、施設警備員が「やめとけ」と言われる理由や、実際の仕事のリアルな実態を詳しく解説します。また、施設警備員に向いている方・向いていない方の特徴も紹介します。施設警備への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
施設警備員はやめとけと言われる10個の理由
施設警備員は、ワークライフバランスを保てる仕事のひとつと言われています。加えて、やりがいも複数あります。
一方で、「施設警備員への就職はやめとけ」と声が上がっているのも事実です。
施設警備員はやめたほうがいいと言われる主な理由は、次のとおりです。
- 給与が低く生活費を賄うのが難しい
- 夜勤やシフト制による生活リズムの乱れ
- 常に緊張を強いられて精神的ストレスが高い
- 長時間の立ち仕事や巡回業務で体力的に厳しい
- キャリアアップの道が狭く長期的な成長が見込めない
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性がある
- 仕事が単調でモチベーションが続かない
- 社会的な評価が低くやりがいを感じにくい
- 福利厚生が不十分な場合が多く、従業員満足度が低い
- 新しいセキュリティ技術に適応する教育や研修が不足している
それぞれの理由について解説します。
給与が低く生活費を賄うのが難しい
施設警備員の平均的な給与は比較的低めで、特に夜勤や休日出勤などの手当を受け取った場合でも、生活費や貯蓄に十分な収入を得るのが難しいケースがあります。
特に、家族を養う必要があったり、都市部で生活したりしている場合には、可処分所得が不足しがちです。
そのため、生活の安定や将来の展望に不安を感じる人も少なくありません。
夜勤やシフト制による生活リズムの乱れ
施設警備員は、24時間体制での勤務が多く、夜勤や不規則なシフトによる生活の乱れが生じる可能性があります。
長期間にわたって不規則な生活を続けると、睡眠障害や慢性的な疲労が蓄積し、日常生活にも支障をきたしてしまうかもしれません。
常に緊張を強いられて精神的ストレスが高い
施設警備員は、施設内の安全確保のために、常に警戒しておく必要があります。
緊急事態が発生した場合には迅速に対応しなければならず、日常的に精神的な緊張を強いられるでしょう。
緊張状態が長期間続くと、ストレスが溜まり、精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
長時間の立ち仕事や巡回業務で体力的に厳しい
警備員の業務には、長時間の立ち仕事や巡回が含まれるため、体力が必要です。
特に、広い施設内を巡回したり、思うように休憩を取れなかったりする場合には、足腰に負担がかかります。
年齢を重ねるにつれて、施設警備の業務を続けることが体力的に困難になる場合があるので、若い頃から体力の維持が求められるでしょう。
キャリアアップの道が狭く長期的な成長が見込めない
施設警備員の仕事は、一定のスキルや知識が必要です。一方で、キャリアアップの機会は限定的と言われています。
多くの場合、同じ業務を長期間続けるため、昇進やスキルアップのチャンスが少ない点が課題です。
また、他の職種に転職する際にも、警備の経験が直接的に役立つ場面は限られるため、長期的な成長やキャリアプランを見据えるのが難しい職業と言われています。
犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性がある
施設警備員は、施設の安全を守る役割があるため、万が一、施設に侵入者やトラブルが発生した場合には、最前線で対応しなければなりません。
結果的に、犯罪者との直接的な接触や危険な状況に巻き込まれる可能性があり、身体的なリスクが伴います。
仕事が単調でモチベーションが続かない
施設警備の仕事は、特定のエリアを巡回したり、監視カメラの映像を確認したりする単調な作業が大半です。
同じルーティンを繰り返す業務が多いため、変化が少なく、モチベーションを保つのが難しい場合があります。
社会的な評価が低くやりがいを感じにくい
警備員は、社会的な認知や評価が他の職業に比べて低く見られがちです。
特に、一般的には「警備員=簡単な仕事」と誤解されがちで、やりがいや満足感を得にくいと感じる人も存在するようです。
福利厚生が不十分な場合が多く、従業員満足度が低い
警備会社によっては、十分な福利厚生が整っていない場合があります。
たとえば、健康保険や年金制度が整っていなかったり、有給休暇が取りにくかったりすると、従業員の満足度が低下し、仕事を続けるモチベーションが失われるでしょう。
新しいセキュリティ技術に適応する教育や研修が不足している
現代では、セキュリティ技術が進化し、警備業務にも最新のシステムやツールが導入されつつあります。一方で、警備員に対して十分な教育や研修が行われていない場合も少なくありません。
そのため、新しい技術に適応できず、業務に支障をきたす場合があります。特に、中高年の警備員にとっては、技術の変化についていくのが難しいと感じるかもしれません。
関連記事:施設警備の仕事内容は?きつさや向いている人の特徴について
やめとけと言われる警備業界の将来性
警備業界の将来性は、ますます高まっていると言われています。
たとえば、都市部では、人口増加や国際イベントの増加に伴い、警備ニーズが拡大しています。また、自然災害やテロ、サイバー攻撃などの新たな脅威も増えており、対応するには施設警備の存在が不可欠です。
一方で、警備業界では人手不足が深刻化しており、高齢化が進む中で若年層の確保が難しくなっています。令和5年度の厚生労働省のデータによると、施設警備員の有効求人倍率は、4.39でした。
また、グローバル化の進展により、警備業界も国際的な対応力が求められるようになっています。特に大規模なスポーツイベントや国際的なビジネス展開の場面では、多言語対応や異文化理解ができる警備員が求められるでしょう。
関連記事:警備員の仕事で役立つおすすめの資格一覧|難易度や取り方について
参考:施設警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
施設警備はやめとけ?リアルな実態はどう?
施設警備の実態について、現場で働く人のリアルな声を踏まえて解説します。
大きく分けて、施設警備の実態に関するポイントは5つです。
- 日々の仕事内容とその役割
- 夜勤と日勤それぞれの勤務スタイル
- 緊急時対応のスキルと施設の安全を守る責任
- 企業ごとの職場環境や福利厚生の違い
- 人々の安全を守ることで得られる達成感とやりがい
日々の仕事内容とその役割
施設警備の業務は多岐にわたります。主な仕事は、施設内外の巡回、出入り口の監視、訪問者の対応、非常時の連絡対応などです。
特に、施設内を定期的に巡回する中で不審な行動や物を発見した際は、迅速な対応が求められます。
したがって、現場で働く警備員には、常に周囲に気を配り、異変に気づく能力が重要です。警備員の鋭い観察力が、問題が大事に至る前に対処する大きな役割を果たしています。
夜勤と日勤それぞれの勤務スタイル
警備の仕事は24時間体制で行われるため、夜勤と日勤のシフトが存在します。
日勤では、訪問者や従業員が多く出入りするため、出入口の監視や施設の案内業務が中心です。
一方、夜勤では、施設全体の巡回を主な業務とし、日中よりも静かである分、異変をより迅速に察知する必要があります。
夜勤を担当する警備員は、夜間の視界も限られ、緊張感が高まる中、施設全体の安全を守っている実感を感じられるでしょう。
緊急時対応のスキルと施設の安全を守る責任
警備員には、緊急時に冷静かつ迅速に対応するスキルが求められます。
火災や地震、不審者の侵入など、予測できない事態が発生した際には、状況を把握し、適切な対応をしなければなりません。
施設警備員は、施設内の安全を守る責任があるため、常に心の準備をし、迅速な判断力を養う訓練が求められています。
企業ごとの職場環境や福利厚生の違い
施設警備の職場環境や福利厚生は、勤務する企業によって大きく異なります。
大手企業の施設では設備が整っている場合が多く、休憩室や仮眠室が完備されている場合もあるようです。
一方で、小規模な企業では、設備が十分でない場合もあり、警備員自身が自分の体調管理に細心の注意を払う必要があります。
また、給与や福利厚生に関しても企業によって差があり、特に夜勤手当の支給や労働時間の調整が行き届いていると働きやすいでしょう。
人々の安全を守ることで得られる達成感とやりがい
警備員の仕事では、日々の業務が人々の安全に貢献しているので、大きな達成感があります。たとえば、警備員の巡回中に不審物が発見され、早期に対応できた場合、問題を未然に防げた実感があるでしょう。
人々の安全を守ることで得られる達成感とやりがいが、警備員としての仕事を続ける原動力となっているケースは少なくありません。
施設警備員で働くやりがい
施設警備員で働くやりがいは、次のとおりです。
- オフィスビルや商業施設など多種多様な現場で勤務できる
- 施設利用者や従業員など色々な人と接点を持てる
- 人々や施設を守って社会に貢献できる
- 緊急時の対応で感謝され達成感が得られる
- 施設警備などを取得してキャリアが安定する
それぞれのやりがいについて解説します。
オフィスビルや商業施設など多種多様な現場で勤務できる
施設警備員は、オフィスビルや商業施設など、さまざまな現場で勤務できます。
具体的には、オフィスビル、商業施設、病院、イベント会場など、施設警備員の勤務先は実にさまざまです。場所が変われば、ともに働く人々や起こりうる出来事も異なります。
また、同じ場所にとどまるのではなく、多様な環境で仕事をすると、異なる施設の特性や管理方法を学べるでしょう。
たとえば、状況に応じた対応能力や問題解決能力、他にもコミュニケーションスキルなどを養える可能性があります。
施設利用者や従業員など色々な人と接点を持てる
施設警備員には、施設を利用する人々や一緒に働く従業員など、多くの人々と接する機会があります。
人との関わりを通じて、自分自身のコミュニケーションスキルや対人能力も磨かれるでしょう。
たとえば、困っている人を助けたり、丁寧な対応をしたりすると、感謝の言葉をかけられるでしょう。他にも、同じ場所で働く人たちと信頼関係を築き、チームワークを深められます。
その結果、コミュニケーション能力が自然と向上するはずです。
人々や施設を守って社会に貢献できる
警備員は、人々や施設を守って、社会に貢献しています。
人々が安心して施設を利用できるように働くことが自分の役割だと考えると、日々の業務に誇りを持って取り組めるでしょう。
たとえば、施設警備が社会に提供できる価値は、次のとおりです。
- 施設内での事故やトラブルを防ぎ、人々の安全を守ること
- 施設を利用する人々に安心感を与えること
- 社会の一員として、地域社会の安全に貢献できること
社会に提供できる価値が多いほど、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
緊急時の対応で感謝され達成感が得られる
警備員として、緊急時に適切に対応し、問題を未然に防いだり解決したりすると、感謝の言葉をもらえる場合があります。
感謝された瞬間には、達成感を味わうことができるので、仕事へのモチベーションが高まるでしょう。
施設警備は、やめとけと言われるケースがありますが、緊急時の対応で感謝され達成感が得られる魅力的な仕事とも言えます。
施設警備などを取得してキャリアが安定する
施設警備に関連する資格を取得すると、キャリアが安定しやすくなると言われています。
資格を持つことで、スキルや知識が証明され、より多くの現場で活躍できる機会が広がります。
具体的には、施設警備業務を行う敷地内のひとつの防護対象特定核燃料物質取扱施設ごとに、1人以上の施設警備2級もしくは1級の取得者を配置しなければなりません。
したがって、2級以上の施設警備を取得していると、職場で重宝される可能性があります。
また、資格取得がキャリアアップに寄与する可能性があるため、将来への安心感や仕事に対する意欲が高まるでしょう。
警備業の仕事に興味がある(無料)
施設警備員で待遇の良い警備会社の特徴とは?
施設警備員として働くにあたって、待遇の良い企業選びのポイントは次のとおりです。
- 定着率が高く働きやすい職場環境を提供している
- 研修制度が整っていて資格取得支援に力を入れている
- 高水準の給与と手厚い福利厚生を提供している
それぞれのポイントについて解説します。
定着率が高く働きやすい職場環境を提供している
定着率の高い企業では、従業員が働きやすい環境を整えているケースが一般的です。
働きやすい環境の例には、適切な休暇制度やシフトの柔軟性、労働環境の整備などが含まれます。
働きやすい環境が整っている企業であれば、精神的にも肉体的にも安心して仕事に取り組めるため、長期的に安定したキャリアを築けるでしょう。
研修制度が整っていて資格取得支援に力を入れている
警備業務には、専門的な知識とスキルが求められます。そのため、充実した研修制度を提供している企業は、未経験者やキャリアアップを目指す人にとって魅力的です。
研修制度が充実している企業では、業務に必要なスキルや知識を体系的に学べるだけでなく、現場で役立つ実践的な訓練も受けられるでしょう。
また、資格取得支援に力を入れている企業は、業界資格を取得するための費用補助や勉強のサポートを行い、社員のスキル向上を積極的に支援しています。
結果的に、キャリアアップや給与アップのチャンスが広がるため、自分の成長を感じながら働けるでしょう。
高水準の給与と手厚い福利厚生を提供している
警備業務は、体力と精神力を必要とする職種です。そのため、業務に見合った報酬や福利厚生の提供は、待遇の良さを体現しています。
高水準の給与を提供する企業では、基本給の他に夜勤手当や資格手当、その他の特別手当が充実している場合が多く、働いた分だけ正当な報酬が得られる環境が整っています。
また、福利厚生が手厚い企業では、健康保険や退職金制度、社宅の提供、休暇制度の充実など、社員の生活をサポートする仕組みが整っているケースが一般的です。
条件が整った企業で働くと、安心して仕事に集中でき、長期的に安定した生活を築けるでしょう。
関連記事:警備員の年収は?50代・60代の平均年収や最高年収について
警備業の仕事に興味がある(無料)
施設警備員に向いている人・向いてない人の特徴
自分は施設警備員に向いているのか気になっている方もいるでしょう。施設警備員には、向き不向きがあります。
ここでは、施設警備員に向いている人、向いていない人の特徴について解説します。
向いている人の特徴
施設警備員に向いている人の特徴は、次のとおりです。
- 責任感が強く緊急時に冷静に対応できる方
- 規則正しい生活ができる方
- 人と接するのが好きでコミュニケーション力がある方
責任感が強く緊急時に冷静に対応できる方
施設警備員は、施設内外の安全を守るために、重要な役割を担っています。通常時は、単純な仕事に見えるかもしれませんが、緊急事態が発生した際には迅速かつ的確な対応をしなければなりません。
そのため、責任感が強く、自分の仕事に対して真剣に取り組む姿勢が必要です。
また、緊急時には冷静さを保ち、状況を的確に判断しながら対処できる方が向いています。慌てずに冷静な行動ができる方は、周囲の人々の安全を守る警備員として活躍できるでしょう。
規則正しい生活ができる方
警備員の仕事はシフト制での場合が多く、夜勤や早朝勤務など、不規則な勤務が求められることもあります。そのため、自分の生活リズムを管理し、体調を整えられる方が向いているでしょう。
規則正しい生活を送り、自身の健康管理に気を使える方であれば、長時間の警備業務やシフト勤務でも集中力を保ち、任務を遂行できます。
また、規則的な生活ができる能力は、警備業務でも一貫した行動や態度を保つ上で重要な要素となるでしょう。
人と接するのが好きでコミュニケーション力がある方
施設警備員は、施設内にいる人々や訪問者と接する機会が多く、親切で礼儀正しい対応が求められます。そのため、人と接するのが好きで、コミュニケーションを積極的に取れる方が向いています。
また、施設内で異常が発生した際には、他の警備員や施設関係者との連携が必要です。スムーズなコミュニケーションが取れると、迅速に情報を共有し、組織で協力して対応できます。
コミュニケーション力がある方は、警備員としての役割を円滑に果たせるでしょう。
向いていない人の特徴
一方で、施設警備員に向いていない方の特徴は、次のとおりです。
- 長時間の立ち仕事や体力を使う仕事が苦手な方
- 不規則な勤務時間に適応できない方
- 突発的な事態やストレスに弱い方
長時間の立ち仕事や体力を使う仕事が苦手な方
施設警備員の仕事は、多くの場合、長時間の立ち仕事や巡回が必要です。そのため、一定の体力やスタミナが求められます。
体力に自信がなかったり、長時間立ち続けることに耐えられなかったりする方にとっては、身体的な負担が大きく感じられるでしょう。
その結果、仕事への集中力が続かず、業務に支障をきたす可能性があります。
不規則な勤務時間に適応できない方
施設警備員の仕事は、24時間体制で行われるケースが一般的です。そのため、夜勤やシフト制の勤務が避けられない場合があります。
したがって、生活リズムが不規則になりやすいので、対応できる柔軟性が求められます。不規則な勤務時間に適応するのが苦手な方は、体調管理が難しくなったり、日常生活に支障をきたしたりするかもしれません。
一方で、不規則な勤務が多ければ、深夜手当などを受け取れる可能性があります。
突発的な事態やストレスに弱い方
警備の仕事では、緊急事態や予期せぬトラブルに対応する場面が少なくありません。そのため、冷静かつ迅速に行動し、適切な判断を下す力が求められます。
突発的な事態に弱かったり、ストレスに過敏に反応したりする方は、プレッシャーを感じやすく、緊急時に適切な対応ができない可能性があります。
警備の仕事では、他のスタッフや周囲の人々に影響を与えるだけでなく、自身の安全にも関わるため、ストレス耐性や危機管理能力が欠けている方には向いていないと言えるでしょう。
施設警備はやめとけに関するよくある質問
施設警備はやめといた方が良い理由に関するよくある質問は、次のとおりです。
- 施設警備の平均年収はどのくらい?
- 施設警備で大手企業はどこ?
- 施設警備員の資格は何がある?
- 施設警備員は何歳まで転職できる?
それぞれの質問について解説します。
施設警備の平均年収はどのくらい?
令和5年賃金構造基本統計調査によると、施設警備の平均年収は、376.1万円です。
一方で、給与所得者の平均年収は、460万円です。
このように、施設警備の平均年収は、全体と比較して低い傾向があります。しかし、施設警備として働く人の平均年齢は、51.6歳です。
したがって、長期的なキャリアを形成できるメリットがあります。
参考:施設警備員 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁
施設警備で大手企業はどこ?
施設警備の大手企業の例は、次のとおりです。
- セコム株式会社
- 綜合警備保障株式会社
- セントラル警備保障株式会社
大手企業に就職した場合、高年収を期待できる可能性があります。
施設警備員の資格は何がある?
施設警備員の資格は、警備業務検定のうちのひとつです。
警備業務検定は、次の6種類です。
- 空港保安警備業務
- 施設警備業務
- 雑踏警備業務
- 交通誘導警備業務
- 核燃料物質等危険物運搬警備業務
- 貴重品運搬警備業務
施設警備員として働くにあたって、資格は必須ではありません。しかし、資格を取得していると、資格に関連する手当を受け取れたり、キャリアアップを狙えたりする可能性があります。
施設警備員は何歳まで転職できる?
施設警備員の転職に明確な年齢制限はありません。
一般的に、他の職種に比べて年齢の幅が広く、比較的高齢でも採用される傾向があります。実際に、60代や70代の方でも働いている例は少なくありません。
「施設警備はやめとけ」の声に惑わされず転職を前向きに考えよう
この記事では、施設警備への就職は「やめとけ」と言われる理由、さらには、実態ややりがいについて解説してきました。
施設警備員はやめたほうがいいと言われる主な理由は、次の10個です。
- 給与が低く生活費を賄うのが難しい
- 夜勤やシフト制による生活リズムの乱れ
- 常に緊張を強いられて精神的ストレスが高い
- 長時間の立ち仕事や巡回業務で体力的に厳しい
- キャリアアップの道が狭く長期的な成長が見込めない
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性がある
- 仕事が単調でモチベーションが続かない
- 社会的な評価が低くやりがいを感じにくい
- 福利厚生が不十分な場合が多く、従業員満足度が低い
- 新しいセキュリティ技術に適応する教育や研修が不足している
一方で、オフィスビルや商業施設など多種多様な現場で勤務できたり、施設警備の資格を取得してキャリアが安定したりするメリットがあります。
「警備業に興味がある」「今後の安定と将来を考えて転職したい」などと考えている方は警備業界に特化したエージェント「セキュリティキャリア」にご相談ください。
セキュリティキャリアでは、警備業界に精通したキャリアアドバイザーが、希望に沿った求人を紹介したり、面接や履歴書の対策をしたりと幅広くサポートいたします。
転職しようか迷っていたり、自分の市場価値が気になったりしている方は、まずセキュリティキャリアに相談してみませんか?これまでの経歴や希望をもとに、キャリアプランを一緒に考えていきます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
警備の仕事をお探しの方へ
セキュリティキャリアは、警備業界に特化した転職支援サービスです。
- 希望条件に合う求人のご紹介
- 履歴書など書類作成のサポート
- 企業との条件交渉/面接日程の調整
無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。