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バキュームカー(吸上車)の構造や仕組み、歴史はどうなっているの?

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バキュームカー(吸上車) 構造や仕組みを徹底解説!

バキュームカーには、どのようなイメージを持っていますか?

積んでいる物がモノだけに、あまり良いイメージを持っていない人が多いかもしれませんね。

ですがバキュームカーは、すごい構造と機能を持った乗り物なんです。

また、

「バキュームカーがなくなると、日本で生活ができない。」

そう言っても過言ではないくらい、たくさんの用途に使われています。

今回の記事では、バキュームカーを徹底解説していきます。

バキュームカーに良い印象を持っていない人は、最後まで読めば考えが変わるはずですよ!

 

バキュームカーの構造について

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誰でもバキュームカーを、1度は見たことがあるはずです。

ですが中の構造まで知っている人は、一般人だとおそらくいません。

まずは簡単に、バキュームカーの構造や仕組みを紹介していきますね。

固形物も同時に吸引できる

バキュームカーは、荷台に載せたタンクにポンプがついています。

ポンプの役割は、タンク内の空気を吸いだすことで気圧を下げることです。

外とタンク内に気圧差を発生させることで、強い吸引力を作り出しています。

またバキュームカーは、吸引物がポンプ内を通らない構造です。

そのため固形物などで、ポンプを痛める心配がありません。

ホースの中さえ通れば、液体に固形物が混ざっていても問題なく吸引が可能です。

バキュームカーが臭くない理由

バキュームカーには、やはり臭いに関しての悪いイメージがありますよね。

ですが実際にバキュームカーが近くを通ったことで、し尿の臭いを感じた経験がありますか?

「昔はよく経験した。」

「以前は臭かったよ!」

そんな人がほとんどでしょう。

 

確かに昔のバキュームカーは、キツイ臭いを漂わせる車でした。

ですが技術も進歩し、バキュームカーは「臭くない車」に変化しています。

 

具体的には、次のような対策が行われています。

  • 臭いを変化させるオイル
  • 消臭装置

バキュームカーのポンプに使われている潤滑油は、通常のものではありません。

香水の原理を利用した、特殊な潤滑油を使用することで臭いを抑えています。

 

またバキュームカーは、タンク内の空気を外に排出することで吸引する仕組みですよね。

そのため、し尿を扱うバキュームカーは、どうしてもキツイ臭いを周囲に漂わしてしまいます。

 

この問題を解決するために、2019年現在導入されているバキュームカーには消臭装置がついています。

消臭装置でタンク内の悪臭を処理することで、さらに臭いを軽減することが可能です。

 

そもそもバキュームカーとは

ここからは「バキュームカーとは何か」を、詳しく解説していきます。

用途などを順番にチェックしていきましょう。

汲み取り式便所のし尿の回収

バキュームカーの使用用途といえば、最初に思いつくのが汲み取り式便所のし尿回収ですよね。

汲み取り式便所にたまっている、し尿を回収して処理場まで運搬します。

バキュームカーが汲み取り式便所の、し尿を回収している場面は目撃したことがあるはずです。

下水道、浄化槽の汚物回収

下水道内にたまった汚物などの除去にも、バキュームカーは利用されています。

下水道の清掃を行っていること自体、知っている人は少ないかもしれません。

さらに浄化槽の、し尿回収にもバキュームカーは使われています。

汲み取り式と違い、まだまだ浄化槽を使っている人は多いですよね。

特殊用途自動車に区別される車種

バキュームカーは、特殊用途自動車に区別されています。

特殊用途自動車とは、使用用途や車体の形状が特殊な車のことです。

 

警察車や消防車など、一般人だと運転する機会のない乗り物がほとんどでしょう。

ですが教習所の車ように、身近な車両も特殊用途自動車に区別されています。

 

バキュームカーの歴史

ここまでは、バキュームカーの構造や用途を簡単に紹介してきました。

下水道の普及とともに、バキュームカーを見る機会は減ってきています。

ですがバキュームカーが2022年現在でも、なくてはならない存在です。

 

そんな社会に必要不可欠なバキュームカーは、いつから登場したのでしょうか?

ここからはバキュームカーの歴史を解説していきます。

 

バキュームカーは1951年、神奈川県川崎市で開発・導入されました。

導入当初のバキュームカーを、2022年現在のものと見比べるとタンクの違いが目立ちます。

現在と同じようにトラックの荷台にタンクを乗せているのですが、あまり大きくありません。

またホースの巻き付け装置もついておらず、車体にホースを巻き付けて移動していました。

 

バキュームカーを使用することで、衛生的にし尿を回収することが可能です。

そのことが高く評価され、川崎市での導入を皮切りに全国に普及していきました。

 

1980年代に入り、下水道の普及が広がったためバキュームカーは減少していきます。

ですが下水道の普及していない地域や建設現場などでは、いまだに重要な存在です。

また下水道の普及が進んでいない海外では、バキュームカーが伝染病対策として利用されています。

 

バキュームカーの主な部位

バキュームカーの主な部位

ここからはバキュームカーの中でも、特に重要な部位を詳しく解説していきます。

バキュームポンプ(真空ポンプ)

バキュームカーはポンプでタンク内を減圧する構造です。真空状態を作り出すポンプが必要になるので真空ポンプと呼ばれます。

真空ポンプとは名前の通り、真空状態を作り出せるポンプのことです。

「真空」を英語に直すと「バキューム」になります。

主マンホール

バキュームカーには、タンクの上部にマンホールが装備されています。

マンホールの取付に使うパーツが、タンクよりも高い位置にあるため、満了時でも逆流しません。

また主マンホールがあるおかげで、タンク内部の清掃やメンテナンスが簡単に行えます。

吸排切替コックレバー

回収を終えたバキュームカーは、処理場でし尿を排出しなければなりません。

タンク後部に吸引排出レバーがついており、排出に切り替えることで真空ポンプが逆転します。このことでタンク内の気圧が高まり、し尿の排出が行える仕組みになっています。

脱臭機・消臭機

バキュームカーは構造上、タンク内の空気を外に排出になければ吸引ができません。何も対策を取らなければ、し尿を積んだバキュームカーは周囲に悪臭を漂わせてしまいます。

そのため多くのバキュームカーに、脱臭機や消臭器が装備されています。仕組みは大きく3種類です。

燃焼式

まずは燃焼式です。悪臭を装置で燃焼させることで、臭いを取り除いてからタンク外に排出しています。燃焼式だけでも、ガスや軽油などいろいろな種類があります。

脱臭液や脱臭剤をし尿に混ぜる仕組み

2つ目が脱臭液や脱臭剤をし尿に混ぜることで悪臭をなくす仕組みです。現在はこの仕組みの脱臭機が主流になりつつあるようです。脱臭液や脱臭剤の成分には水道水や次亜塩素ナトリウムが使用されます。

し尿の臭いを変える仕組み

潤滑油に特殊な溶液を混ぜてバニラのような甘い匂いに変えてしまう仕組みです。

バキュームカーは縁の下の力持ち!

2022年現在、バキュームカーを見かけることは少なくなりました。

ですがいまだに下水道が通っていない地域だと、生活するためにバキュームカーが必要です。

仮にすべての地域に下水道が整備されても、そのメンテナンスにバキュームカーは利用されています。

まさにバキュームカーの存在は、縁の下の力持ちだといえるでしょう。

またマイナスイメージが強いバキュームカーですが、そのほとんどは一昔前の印象です。

時代と共に技術は進歩し、現在では「かっこいいバキュームカー」まで登場しています。

さらに開発が進みめば、バキュームカーがあこがれの車になる日も来るかもしれません。

少なくとも10数年もあれば、バキュームカーの悪いイメージはなくなるはずです。

 

まとめ

あまり知られてはいませんが、バキュームカーは日本で開発された車です。

そのため技術の高さはもちろん、扱いやすさなどの利便性にも優れています。

 

一般的にバキュームカーは、「し尿の回収を行う車」として認識されていますよね。

ですが強力な吸引力を持つバキュームカーが、活躍できる場面は少なくありません。

建設現場や下水道のメンテナンス、また水害の泥水処理など生活には欠かせない車です。

 

時代と共に見る機会は減ってきましたが、バキュームカーが完全に消えることはありません。

おそらく今後は、下水道普及率の低い海外を中心に活躍の場を広げていくはずです。

 

2022年現在は性能だけではなく、見た目もかっこいいバキュームカーまで登場してきています。

近い将来、あこがれの職業にバキュームカーの運転手が選ばれるかもしれませんね。

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