「4tトラック運転手の給料はどれくらいもらえるのだろう」
「自分の給料は平均と比べて高い?低い?」
このような疑問を持っているトラック運転手の方は少なくないでしょう。
実際、同じ4tトラック運転手でも、働く会社によって仕事内容や待遇には違いがあります。
そこで今回この記事では、
- 4tトラック運転手の平均給料・手取り額
- 4tトラック運転手の給料に影響を与える要因
- 4tトラック運転手の求人例
以上の内容を中心に、4tトラック運転手の仕事内容や給与の実態を解説します。
4tトラック運転手の給料は月額|約33万円
どんな仕事をするにあたっても、気になるのは給料です。
4tトラック運転手の給料について、
- 月収
- 年収
- 手取り額
に分けて解説していきます。
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4tトラック運転手の月収
まず、月収についてですが、4tトラック運転手の平均月収は、約33万円です。
あくまでも平均月収ですので、経験や内容によっては多少の差があります。
参考:求人ボックス「4tドライバーの仕事の年収・時給・給料情報」
4tトラック運転手の年収
次に、4tトラック運転手の年収についてですが、先ほどの平均月収とボーナスを合わせて約407万円となっています。
こちらは、会社によってボーナスの有無や、ボーナスの金額に差があり、平均年収を上回る会社は多数存在します。
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・トラック運転手で年収600万円は可能?条件や仕事内容を解説
4tトラック運転手の手取り額
手取り額は、社会保険の有無や家族構成などにより多少の違いがありますが、一般的な手取り額は税込み年収の約75%~80%となります。
そこから計算すると、4tトラック運転手の手取り額は約325万円です。
物流業界の給料と平均年収
物流業界には、様々な職種が存在します。4tトラック運転手の他にも、大型トラック運転手や管理職などがあり、職種によっての給料の差があるのです。
また、年齢による給料の差もあり、20代では約394万円、40代や50代では約460万円です。
管理職に就く方は年収がさらに上がり、約530万円~740万円となります。
ずっと4tトラック運転手でいる場合、大きな昇給は見込めませんが、管理職に就くなどキャリアアップによって大きく昇給する可能性はあるでしょう。
4tトラック運転手の給料は運行距離で変わる
同じ4tトラック運転手であっても仕事内容は様々で、特に給料の差が出やすいのが「運行距離」です。
運行距離を基準に4tトラック運転手を分類すると、大きく「地場運転手」と「中距離運転手」の2つに分けられます。
それぞれの具体的な仕事内容と平均年収が以下の通りです。
地場運転手
地場運転手とは、主に車庫から約200km圏内の運行をおこなう運転手のことを指します。
平均年収は約390万円であり、4tトラック運転手の平均年収と同じ額になっています。
運行距離が短い分、労働時間があまり長くならない傾向があるため、平均的な給料を確保しつつ、プライベートの時間もしっかり欲しい方におすすめです。
中距離運転手
中距離運転手は、200km以上の距離の運行をおこなう運転手です。
東京から大阪、大阪から九州など方面は様々ですが、主に泊まりで運行をおこないます。
運行距離が長い分、地場運転手と比べて肉体的負担が大きいと言えるでしょう。そのため、平均年収は約400万円~600万円となっています。
少しでも給料を多く稼ぎたい方は、中距離や長距離運転手がおすすめです。
関連記事:トラックドライバー・運転手は稼げる?年収や仕事内容について
4tトラック運転手として給料を稼ぐために必要な免許
4tトラック運転手になるためには、普通自動車運転免許と中型免許が必要です。資格の取得に要する期間や費用は以下の通りです。
・普通自動車運転免許
普通自動車運転免許を取得する場合、AT車とMT車を選べますが、トラック運転手を目指す場合はMTを選択しましょう。
取得に必要な費用は取得方法や教習所によって違うのですが、一般的にMTの場合は約30万円前後の費用がかかります。また、取得にかかる期間は1ヶ月~2ヶ月ほどです。
なお、合宿免許を利用すれば費用を20万円前後に抑えられるだけではなく、最短16日ほどで取得可能です。
・中型免許
似たような免許に準中型免許がありますが、4tトラックを運転する場合は中型免許が必要です。
取得条件は普通自動車運転免許を取得済であること、免許停止期間を除いて免許経歴が通算2年以上の満20歳以上であることです。
また、視力が両眼で0.8以上、片眼では0.5以上であること、他には深視力検査、色彩識別などの身体検査に合格することなどがあります。
取得にかかる費用は17~24万円ほどで、必要な期間は1~2ヶ月ほどです。
上記の2つの免許を取得したら4tトラックを運転できるようになるのですが、未経験の場合はいきなり一人で乗ることはほとんどありません。
運送会社に入社後は先輩ドライバーと同乗し、まずは仕事の流れや注意点を学びます。
その後、先輩が同乗し自分が運転をおこない、一人でも仕事をこなせると判断されて、初めて一人で4tトラックを運転できるようになります。
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関連記事:トラック運転手になるのに必要な資格や免許とは?費用も解説
4tトラック運転手の給料に関する求人事例|3選
こちらでは、実際に4tトラック運転手の給料を3つの求人例からみていきます。
過去に実際に出されていた求人を紹介するので、参考にしてみてください。
4tトラック運転手の求人例
1つ目は、埼玉県にある運送会社の求人です。
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こちらの企業は賞与の記載が無いため、年収は約360万円~382万円となっています。
仕事内容がパワーゲートを使用した、カゴ台車の積み下ろしですので、身体への負担は手積み手下ろしの仕事に比べて少ない仕事です。長距離がないため、基本的の地場の仕事となります。
また、固定ルートであり、毎回同じルートで運行するため、道を覚えるのが苦手な方にはおすすめです。
関連記事>>ルート配送は楽しい!残業が少なく年収も安定!向いている人の特徴は?
4tトラック運転手の求人例2
次は、大阪府の運送会社の求人です。
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賞与が年2回の寸志であるため、年収に大きな変化はなく、こちらの企業の年収は約408万円~504万円となります。
1つ目の地場の求人と比べると、100万円近く差があります。
フリーというのは、運行ルートが固定ではなく、毎回変化することです。
フリーや長距離の運行に抵抗が無く、少しでも給料を多く稼ぎたい方におすすめです。
関連記事>>長距離トラックドライバーの給与は?なる方法や生活など徹底解説!
4tトラック運転手の求人例3
最後は、東京都の運送会社の求人です。
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こちらの求人では、地場と長距離ともに募集しており、自分にどちらが合っているか悩んでいる方におすすめです。
地場の年収は約372万円、長距離の年収は約468万円で、こちらに年2回の賞与が上乗せされます。
仕事内容はともにフォークリフトでの積み下ろしのみですので、身体への負担は少ない仕事となっています。
また、フォークリフト免許取得支援制度があるため、現在フォークリフトの免許を持っていない方でも安心です。
関連記事>>トラックの荷物の積み方を詳しく解説!手積みもパレット積みもこれでバッチリ
4tトラック運転手の給料についてよくある質問
最後に、4tトラック運転手についてよくある質問に回答します。
4tトラック運転手の仕事がきついのではないか?と不安に思っている方は、参考にしてください。
4tトラック運転手の仕事はきついですか?
4tトラック運転手の仕事がきついと言われる理由は、主に3つです。
1つは、手積み手降ろしの作業がある場合です。
2つ目として、大型トラックと比べて給料が低いこともあげられるでしょう。
3つ目は、就業先によっては長距離運転を求められることもある点です。
特に飲料関係や店舗配送、引越し業者などは、これら3つのいずれかに該当することが多いため、きついと感じる人が多いです。
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・大型トラックの荷台寸法、サイズの違いを解説!2t4t10tの違いとは?
4tトラック運転手の給料に関するまとめ
4tトラック運転手の平均給料は約33万円、平均年収は407万円であり、物流業界の中では平均的と言える数値でした。
しかし、こちらはあくまで平均であって、同じ4tトラック運転手でも運行距離や仕事内容によって給料には差があります。
就業後のミスマッチが起きないように、実際に仕事を探す際は給料だけでなく、仕事内容や勤務時間、休日や待遇など、諸々の条件を考慮して探すようにしましょう。
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