東京都江戸川区を拠点とし、お客様の生活やお仕事を支えている毎日タクシー株式会社。日曜は完全休業で、しかも勤務時間は相談しながら柔軟に設定できるなど、小回りの効く中小企業ならではの特性を活かして、働きやすい環境を整えています。さらに、2023年からは日本交通グループの加盟会社となり、ますます経営基盤が強固になりました。
毎日タクシーはコロナ禍を経て売上が急上昇しており、現在乗務員を募集しています。求人を担当している東浦卓也さんにお話をうかがいました。
<お話を聞いた人> ・東浦卓也様(採用担当者) 採用業務の他、事故の処理や保険金の請求等を行っている。 ビジネス実務法務2級と行政書士の資格を持つ。かつてはフリーターだったが、正社員を目指して旅客運送の道へ。日曜日が休業という珍しい業務形態に惹かれて毎日タクシーへ入社した。毎日タクシーが自宅近くの江戸川区に本社を構えていたことも企業選びのポイントとなる。プライベートでは、2歳児の父として日々育児に取り組んでいる。 |
タクシー会社なのに日曜日は完全休業!家族との時間を大切にできる毎日タクシー
ーー毎日タクシーはどのような特長があるタクシー会社なのですか?
日曜日が完全休業という珍しい職務形態を持つタクシー会社です。家族や友人と過ごす時間を大切にすることで乗務員の精神面の充実を図り、事故・違反のない安全なタクシー会社となることを目指しています。
タクシーの所有台数は100台に満たない中小規模の会社ですが、その分、組織の風通しがよく、社員の要望が聞き入れられやすいという特長があります。
ーーどのような要望が叶えられるのでしょうか。
「このような設備があればサービスがしやすい」といった要望であれば、受け入れられやすい傾向があります。
配属などについても希望が叶えられることは多々あり、私自身もそれを実現してもらっています。私は乗務員だけでなく、毎日タクシーで多様な経験を積んでみたいと考えていたため、乗務員、指導係、運行管理内勤、現職と約2年おきに配置転換させてもらいました。新たな仕事に次々と挑戦できるので、仕事への興味を失わずに働き続けることができています。もちろん、乗務員として働き続けたいというのであれば、その希望は尊重されると思います。
毎日タクシーなら、柔軟にスケジュールを組むことができ、昼だけの勤務も可能
ーー冒頭で日曜は完全休業というお話がありましたが、その他にも働きやすいポイントはありますか?
タクシー会社では珍しく、ライフスタイルに合わせて勤務の時間帯を柔軟に選んでいただくことができます。昼だけの勤務、もしくは夜だけの勤務など、働き方を選んでいただくことができるのです。現在、日勤の方は人数が充足してきて採用人数を少し絞っているのですが、お子様を保育園に預けている時間帯だけ働きたい、夕方早めから夜の時間帯まで働きたいといった希望にそった働き方ができるようになっています。
全社一律で「何時までに必ず出庫してください」といったルールを設けていないので、 相談しながら勤務時間帯を決めることができます。もちろん国の規定は守らなくてならなかったり、全社一律休業の日曜日を除いた組み方になったりはしますが、柔軟にスケジュールを組むことが可能です。
毎日タクシーなら初年度から年収500万円を充分狙える。年収1,000万円を稼ぐ乗務員も!
ーー平均年収はいくらぐらいですか?
正社員の平均年収は480万円ほどで、全国平均よりは高く、東京の平均よりをやや上回るくらいです。ただしその内訳はさまざまで、トップの乗務員さんのなかには900万〜1,000万近く稼ぐ方もいますし、趣味の延長線上で乗務員となっているためにゆったり働くことに重きを置いている方もいらっしゃいます。働き方によって年収には大きく幅が出ますが、それほどガツガツ稼ごうとしなくとも初年度から500万円前後は十分に狙えると思います。実際に入社数カ月で1カ月あたりの売上が100万円を超え、額面では60万円に迫っている乗務員もいます。
ーー業界未経験の乗務員が稼ぐためのコツはありますか?
都心の繁華街やネガティヴなイメージがある地域にも覚悟を決めてお客様をご案内するのであれば、初年度から充分稼ぐことができると思います。逆に言えば、そのようなエリアからすぐに逃げてしまうと、高収入を目指すことは難しいかもしれません。
ーー稼ぐためには大変な面もあるのですね。他にタクシー乗務員を目指す方に知っておいてほしい、苦労するポイントなどがあれば教えてください。
不況のあおりを真っ先に受ける業界ではあるため、景気が悪くなれば売上は下がります。また、他の車と売上を競合したり、場所によっては休憩がしにくかったりすることもあります。お客様に無理難題をリクエストいただくことも少なくないのですが、魅力や面白さもとても多い仕事なので、それらを理解するためにもまずは3年頑張って働き続けていただきたいと考えています。
ーーコロナ禍を経て、タクシー業界の状況はどのように変化したのでしょうか。
コロナ禍においては大変な苦労を強いられましたが、現在は売上がコロナ前の120%ほどになり、好調に推移してきています。やはり景気の波の影響を受けやすい業界であることはご理解ください。
お客様と乗務員の安全が第一。事故防止のための研修が充実
ーー毎日タクシーの信念を教えてください。
「安全に勝るものなし」という信念を掲げています。歩合制賃金を採用しているタクシー会社のなかには、稼ぎのために無理を押して勤務をしてしまう乗務員が少なからずいらっしゃいます。しかし、タクシーは公共交通機関です。何よりも大切なのは、お客様を安全に目的地までご案内し、そして乗務員が無事に帰庫すること。毎日タクシーではこの最も重要な目標を毎日必ず守れるよう、全社で本気で取り組んでいます。
ーーお客様と乗務員の安全確保のために、具体的にはどのような活動に取り組んでいるのですか?
新卒でも中途でも、入社された皆様には最長1カ月半の導入研修を行っています。社内での研修の他、日本交通の総合研修センターでも研修を受けていただきます。通常、タクシー会社の研修では、どのエリアのどの時間帯で待機をすると効率的にお客様を乗せることができるかという話をされることが多いのですが、毎日タクシーの場合はそのような研修は一切行いません。事故の起こりやすい場所や、違反検挙の多く発生している場所を同乗指導研修でお伝えし、乗務員が安全に運転できるようになることに特化したトレーニングを行います。
ーー研修を受けてもまだ不安が残る場合には、どのようなフォローがあるのでしょうか。
各乗務員に私が個別に声かけを行います。私は毎朝新しく入社された方がいる店舗にうかがい、直接質問に答えたりアドバイスをしたりしています。前日の営業日報等をチェックし、回るといいポイントや休憩時間の取り方などについてもお話ししています。毎日タクシーは規模が小さい企業であるため、マニュアルやルールにばかりに頼る必要がありません。乗務員一人ひとりに合った指導やフォローを行っています。
自分の裁量で働け、心からの「ありがとう」を聞ける毎日タクシーの仕事
ーーやりがいはどのようなときに感じられますか?
自分が想定していた通りの流れで長距離のお客様を乗せられたときなどは、面白みを感じられると思います。タクシー乗務員としての立ち回りがわかってきた感覚になるのではないでしょうか。お疲れになられている方や移動で苦労をされている方に、ちょうどいいタイミングで車両を回すことが出来たときや、丁寧な接客を気に入っていただけたときには、心からの「ありがとう」という言葉を聞くことができます。タクシードライバーは社会に貢献できる仕事なので、「この仕事をしていてよかった」と感じられるのではないでしょうか。
ーー毎日タクシーで働く魅力とは何でしょうか。
タクシー会社で働くこと全般に言えることだと思うのですが、自分の裁量で仕事ができることだと思います。なかでも毎日タクシーは、運行管理等についても本人の希望が通りやすい会社ですので、窮屈に縛られながら働く印象はないと思います。
定着率は8割。未経験でも補助制度を利用して2種免許を取得できる
ーー業界未経験で働く人の割合はどのくらいですか?
80%が業界未経験で入社されます。入社時に二種免許を保持していらっしゃらない方も少なくありません。毎日タクシーでは免許取得のための支援制度を設け、試験にかかる費用を全額会社が負担しています。さらに、東京特定指定地域でタクシーの乗務員になるには、事業に関連する法令と該当地域の地理試験に合格しなければならないのですが、毎日タクシーでは会社指定の早期合格を目指す塾に通っていただくことができますので、ほとんどの方が2〜3回で試験に合格することができます。これらの補助につきましては、3年以上勤務していただければ、返済不要です。
ーー定着率はどのくらいですか?
7割〜8割程度です。働きはじめて早い段階でどうしても「この職は合わなかった」という方はいらっしゃるのですが、その後の定着率は高い傾向にあります。
面接の際にはこの仕事のネガティヴな面をはっきりとお伝えしていますし、その後もお互いがクールダウンをできる期間を設けています。その点も定着率の高さに関係しているのかもしれません。
ーー未経験で「稼げないのでは」と心配している方はいないのでしょうか。
未経験の方についてはデビューから3カ月間は月額35万円の額面保障をしています。しかし実際には入社した方の8割は額面35万円を超えるので、それほど利用されない制度です。
ーー入社される方にはどのようなタイプが多いですか?
自分の芯を持っている方が多く、プライベートを大切にしている方が多い印象です。かつては乗務員同士で出かけるということもあったのですが、最近はかなり少なくなりました。自分で生活にメリハリをつけ、リフレッシュしながら働いている方が多いと思います。
ーー一部歩合制度があるタクシーですが、乗務員が持ち出しになる費用などはあるのですか?
本当に自分のものとして買っていただく、ペンネームや地図ぐらいです。研修費用や教習費用は一切かかりません。
ただし、社内の補助制度を利用した後に短期で辞職される場合は、その在籍年数に応じて精算をお願いしています。ご家族の事情等やむをえずという場合は応相談とするなど、柔軟な対応心をがけています。
毎日タクシーでは、悩みも課題もスタッフに気軽に相談できる
ーー働きやすい環境をつくるために実施していることはありますか?
一人ひとりが心地よく働けるような環境づくりを心がけています。店舗一律での朝礼は行わず、相談ごとや質問はいつでも受け付け、悩みがあればその都度耳を傾けています。
「売上をあげたい」という課題を伝えてくれる乗務員がいれば、効率的にお客様を乗せられるための統計データを見せたり、イベント情報などを共有したりして協力します。乗務員の希望をできるだけ叶えてあげたいというのが、バックオフィススタッフの姿勢です。
ーー会社をよりよくするために行っている努力はありますか?
さまざまな経験やバックボーンをお持ちの方にご入社いただきますので、その方の過去のご経験を踏まえて意見を吸い上げ、改善できることは取り入れるようにしています。
会社の設備も皆さんが気持ちよく過ごせるよう少しずつ新しくしようとしているところです。
毎日タクシーの仕事は魅力いっぱい。前向きに楽しめる人に出会いたい
ーーどのような方に入社してほしいと考えていらっしゃいますか?
会社にお勤めになられたことがあり、一般的な社会人経験をされた方であれば、お客様のニーズを汲み取りやすく働きやすいと思います。
また乗務員の業務は個人の裁量が大きい仕事ではあるのですが、会社の看板を背負って働いていただく仕事でもあります。組織の一員であることに自覚を持ち、会社のカラーを大切にしていただける方に来ていただきたいですね。
最も歓迎したいのは、仕事を楽しんでいただけそうな方、面白さをみつけながら取り組んでいただける方です。未経験であっても前向きに頑張っていただける方であれば、よろこんでご一緒したいと思っています。
ーー面接の際にはどのようなところを見ていらっしゃいますか?
重視しているのは経歴等に嘘がないかということです。 人によっては隠したくなるような過去もあるとは思うのですが、ご応募の際には包み隠さずお話しいただき、そのうえで話を進めさせていただきたいです。内容によっては相談しながら働き方を決定することができるかもしれません。
万が一、面接の際に虚偽の申告をされたとしても、採用を進めるなかで隠されていたことは明らかになっていきます。お互いに不信感を抱いたり嫌な思いをしないためにも、質問には正直にお答えいただきたいですね。
ーー応募を検討されている方へのメッセージをお願いいします。
タクシーという仕事にはポジティブなイメージもネガティヴなイメージもあり、なかには一部不安を覚える事柄もあるかもしれません。しかし、タクシーの乗務員というのは必ずどこかに楽しみをみつけることができる職業でもあります。毎日タクシーで、一緒に楽しみ方を探していければと考えていますので、少しでも興味を持たれた方はぜひお問い合わせください。皆様のご応募をお待ちしています。