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自動車整備士の職業分類の書き方|職種と業種の違い

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整備作業の様子

履歴書や職務経歴書を作成する中で「職種・業種」の項目があります。

自動車整備士の場合、具体的な業務内容や働いている職場が幅広いこともあり、どのように記入するのが正解なのか分からない人もいるのではないでしょうか。

今回は、職種と業種の違いや自動車整備士として働いている場合の、適切な記入内容について分かりやすく解説していきます。

自動車整備士として、転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ
・自動車整備士における職種・業種職業分類の違い
・自動車整備士における職種・業種・職業分類の種類
・自動車整備士の業種や職種に関するよくある質問

自動車整備士の職種・業種・職業分類の違い

自動車整備士の職種・業種・職業分類の違い

職種・業種・職業分類はいずれも自分の仕事を示す言葉であるものの、具体的な記入内容が異なります。

自動車整備士としての具体的な経験を示すうえで大切な項目でもあるため、最適なものを記入する必要があります。

  • 自動車整備士の職種
  • 自動車整備士の業種
  • 自動車整備士の職業分類
  • 自動車整備士の産業分類

ここでは、上記4つの項目ごとに具体的な記入方法について解説していきますので、過去の仕事内容を照らし合わせながら記入していきましょう。

自動車整備士の職種

「職種」とは、仕事の種類のことで自動車整備に関する職種としては、以下のような種類があります。

  • 自動車整備士
  • 自動車検査員
  • ボディリペアテクニシャン
  • タイヤ、ホイールテクニシャン
  • 整備受付、整備事務

整備士として働いていた場合、職種の欄には「自動車整備士」と記入しましょう。

ちなみに、自動車整備士の勤務先には「自動車修理工場・ディーラー・バスやトラックの営業所・ガソリンスタンド・空港」などがあります。

勤務先によって具体的な業務内容は異なるかもしれませんが、職種に関しては全て自動車整備士と記入して問題ありません。

中には「自動車整備もするが、データ入力といった事務作業の方が多い」といった人もいるでしょう。

この場合、基本的にメインで行っている方の職種を記入します。

複数の仕事をこなしており、どれが本業なのか判断が難しい場合は、転職する際に都合のいい職種を選ぶようにしましょう。

自動車整備士の業種

「業種」とは、企業や個人が営む事業の種類を示すもので「建設業・製造業・不動産業・運輸業・情報通信業」など約20種類もあります。

自動車業界における業種は、以下の通りです。

自動車整備業

自動車の整備や修理、点検といったサービスを提供する業種で、修理工場や各種サービスセンターなどが該当する
車両製造業 乗用車やトラックといったあらゆる車両の設計や製造、組み立てなどを行う業種で各メーカーの製造工場などが該当する
自動車部品製造業 自動車のエンジンやブレーキなどに使用する部品を製造する業種で、自動車関連の製造工場が該当する
自動車保険業 自動車に関する保険商品を扱う業種で、保険会社や保険代理店が該当する
自動車販売業 新車や中古車の販売を行う業種で、自動車オークションや中古車販売店、ディーラーなどが該当する
自動車エンジニアリング業 自動車の設計や開発、その試験などを専門に行う業種で、各メーカーが該当する

自動車整備士として働いている場合は「自動車サービス業・自動車整備業」が最適です。

カーディーラーやガソリンスタンドで、整備以外の仕事もこなしている場合は「小売業」と記入しても間違いではありません。

また、バスやタクシーの営業所で運行に関わる業務もこなしていた場合は「陸運業・旅客輸送業」といった名称もあります。

自動車整備士の職業分類

職業分類とは、あらゆる業界・業種の仕事を「大分類・中文類・小分類」したものであり、総務省により設定されました。

大分類は12・中分類は74・小分類は329に分けられています。

大分類や中文類が業種、小分類が職種のようなものです。

職種ごとにコードが振り分けられており、主にハローワークなどで使用されるため、履歴書や職務経歴書に記入するようなことは基本的にありません。

自動車整備士のコードは「553」です。

ちなみに、この553のコードには「自動車整備士・シャシ整備工・自動車電気装置整備士・自動車修理工・オートバイ修理工」などが該当します。

自動車整備士の産業分類

産業分類とは、正式名称を「日本標準産業分類」と呼び、職業分類と同じく総務省が定めたものです。

建設業や情報通信業といった主な産業を、大分類として20項目に分類しています。

さらに、輸送用機械器具製造業や道路旅客運送業といった中分類、自動車整備業といった細分類に分けられています。

自動車整備のコードは「891」で自動車一般整備業が8911、その他自動車整備業が8919です。

出典: 日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)-目次|総務省

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自動車整備士の経験を活かせる転職先|4選

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自動車整備士としての経験は、整備士だけでなくさまざまな仕事で活かすことができます。

具体的な仕事は以下の通りです。

  • カーディーラーの営業
  • 自動車メーカーの技術職
  • 損害保険会社のアジャスター
  • カー用品ショップの店員

どのような仕事内容で、整備士の経験がどう活かせるのか4つの仕事について解説していきます。

カーディーラーの営業

次の仕事で高収入を目指したいという人に向けては「カーディーラーの営業」をおすすめします。

ディーラーの営業マンは、自社の車を紹介するうえで外観や機能だけでなく、構造や性能についても理解しておく必要があります。

整備士であれば、他の営業マンよりも構造について詳しく説明できるため、有利と言えるでしょう。

営業職は歩合制が多く、販売台数次第では年収1,000万円以上も狙える仕事です。

自動車メーカーの技術職

自動車メーカーの技術職には「研究・開発」や「生産管理・製造部門」などがあります。

研究・開発では、コンセプトの元に各箇所の設計図を作成したり、実際に再現できるのか検証を行ったりします。

生産管理や製造部門は、開発工程を元に製造ラインに問題がないか、依頼に対する製造計画の策定などが仕事です。

求人の中には、整備士経験のある人を歓迎するものもあり、過去に電気工学や機械工学を学んだ経験がある人におすすめの転職先です。

損害保険会社のアジャスター

損害保険会社のアジャスターは、交通事故が起きた際に車の状態を確認しながら修理費の算出などを行います。

正確な修理費用を算出するには、車の構造を熟知している必要があり、整備士の知識を活かすことができます。

アジャスターとして働くには、専用の資格が必須となりますが入社時点で取得していなくても問題ありません。

カー用品ショップの店員

カー用品ショップでも、各商品の紹介や取り付けサービスで自動車整備士の経験を活かせます。

接客がメインであるため、体力的な負担が少なく残業や休日出勤も少ない傾向です。

お店にもよるものの、各種パーツを会員価格で購入できるため、普段から車をカスタムするのが好きな人におすすめの転職先です。

自動車整備の業種に関連してよくある質問

ジャンピングの様子自動車整備の業種に関連してよくある質問

最後は、自動車整備の業種に関する、2つのよくある質問に答えていきます。

  • 車製造業はどの業種に分類されますか?
  • 自動車部品の業種分類は?

自動車業界における業種に関する内容ですので、転職するうえで参考にしてみてください。

車製造業はどの業種に分類されますか?

日本標準産業分類における、車製造業は以下のように分類されています。

  • 大分類:製造業(E)
  • 中分類:輸送用機械器具製造業(31)
  • 小分類:自動車、同付属品製造業(311)
  • 細分類:自動車製造業※二輪自動車を含む(3111)

自動車部品の業種分類は?

自動車部品の業種分類も、前述した通りで中分類が「輸送用機械器具製造業(31)」です。

小分類は「自動車、同付属品製造業(311)」細分類は「自動車製造業(3111)」です。

自動車整備の業種についてのまとめ

自動車整備の業種についてのまとめ

自動車整備士の業種は、自動車整備業・自動車サービス業が一般的ですが、他の業務もこなしている場合は、小売業や陸運業などと記載しても問題ありません。

職種に関しては、自動車整備士と記入するようにしましょう。

職種や業種だけで適性や合否の判断をされることはないものの、何に特化しているのか、どのような経験があるのかを伝える重要な情報です。

過去の職歴や業務内容を踏まえて、正しく記載しましょう。

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