整備士

自動車整備士に向いている人・向いてない人の特徴について解説

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自動車整備士はどんな人がいるか

自動車整備士への転職を検討している中で、向いている人の特徴について詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。

実際、整備士に向いている人と向いていない人の特徴は複数あると言われています。たとえば、整備士に向いている人の特徴のひとつが自動車好きです。

この記事では、自動車整備士に向いている人・向いてない人の特徴について解説します。整備士への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

自動車整備士に向いている人の特徴8選

自動車整備士として活躍する人

令和4年の雇用動向調査結果によると、自動車整備士を含むその他サービス業の離職率は19.4%です。一方、日本全体の離職率は15.0%です。

したがって、整備士への就職を検討する際は、事前に適性を見極めておくことをおすすめします。

整備士に向いている人の特徴は主に8つです。

  1. 自動車が好きな人
  2. 綿密な作業が苦痛にならない人
  3. 上昇志向がある人
  4. 体力がある人
  5. 少しずつでも確実に作業できる人
  6. コミュニケーション能力がある人
  7. 潔癖症ではない人
  8. 手先が器用な人

それぞれの特徴について解説します。

参考:-令和4年雇用動向調査結果の概況-|厚生労働省

1.自動車が好きな人

自動車が好きな人にとって、整備士の仕事は向いているでしょう。自動車への興味・関心は、困難な作業を乗り越えるモチベーションです。

「自動車が好きで、構造や仕組みを知りたい」などの好奇心があれば、整備士で長いキャリアを積めるかもしれません。

2.綿密な作業が苦痛にならない人

自動車整備は、ネジ締めや部品の取り付けなどのこまごました作業がつきものです。綿密な作業が苦痛にならない人は、整備士に向いているでしょう。

幼少期や学生時代、プラモデルなどの制作を頻繁にしていた人であれば、整備士は適性のある職業かもしれません。

3.上昇志向がある人

自動車の技術は日々進化しており、新しい知識や技術を学ばなければいけません。

上昇志向がなければ、知識やスキル習得ができず、長続きしない可能性があります。

4.体力がある人

整備士には、車の下に潜り込んで作業したり重い部品を持ち上げたりする体力が必要です。また、夏のサウナ状態の工場で長時間立ったまま作業しなければいけない場合もあります。

したがって、体力に自信がある人は整備士に向いているかもしれません。

5.少しずつでも確実に作業できる人

自動車整備は、一朝一夕でできる仕事ではありません。自動車の整備や点検は、日々、少しずつでも確実に作業して、ひとつの業務が完了します。

じっくり作業に打ち込むのが苦痛でなければ、整備士に向いているかもしれません。

6.コミュニケーション能力がある人

自動車整備の仕事は、チームワークを駆使した作業が業務の大半を占めています。したがって、仲間と協力して作業できるコミュニケーション能力が必要です。

また、お客さまとのコミュニケーションも求められます。自動車の状態を正確に把握し、お客さまに説明する必要があります。

7.潔癖症ではない人

自動車整備の仕事では、油汚れや泥汚れが付着する作業が大半です。油汚れの多さは、整備士が年中長袖のつなぎで作業している理由のひとつです。

自動車整備工場で働く場合、汚れを気にせず作業する必要があるでしょう。

8.手先が器用な人

綿密な作業が多い自動車整備の仕事では、手先の器用さが求められます。したがって、手先が器用な人には、整備士が適職かもしれません。

ただし、不器用な人でも実務経験を積むうちに、綿密な作業が得意になると言われています。

参考:自動車整備士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

自動車整備士に向いてない人の特徴3選

自動車整備士に向いている人

自動車整備士に向いている人がいる一方で、向いていない人がいるのも事実です。整備士に向いていない人の特徴は主に3つです。

  1. 自動車に興味がない人
  2. 動くとすぐに疲れる人
  3. 皮膚が弱い人

それぞれについて解説します。

1.自動車に興味がない人

整備士の仕事は、車の構造や仕組みを理解し、さまざまな部品を扱う必要があります。自動車に興味がない人にとっては、仕事内容を退屈に感じてしまうかもしれません。

また、自動車に興味がないと、新しい技術や知識を学ぶモチベーションを維持しにくく、成長が停滞してしまう可能性もあります。

2.動くとすぐに疲れる人

整備士の仕事は立ち作業が多く、重い部品を持ち上げたり、狭い場所に入り込んで作業したりするケースも多くあります。

体力がない人にとっては、すぐに疲れてしまい、仕事をつらく感じてしまうかもしれません。

3.皮膚が弱い人

自動車整備の仕事では、エンジンオイルやブレーキ液などの油汚れに触れなければなりません。したがって、業務を通じて、手荒れを引き起こす可能性があります。

また、溶接などの作業では煙や火花が飛び、肌や目に刺激を与える可能性もあるので、皮膚が弱くない人も注意しましょう。

自動車整備士として大切なこと5選

自動車整備士として働いている様子

自動車整備士の業務をする上で大切なことは次の5つです。

  • 整備中のトラブルから逃げない
  • 顧客を第一にした整備を心がける
  • 効率を上げて仲間と協力する
  • 整理整頓を心がけて職場環境を整える
  • AIや自動車に関しての最新技術に対しての勉強を継続的にする

それぞれについて解説します。

整備中のトラブルから逃げない

自動車整備士にとって、業務中の予期せぬトラブルはつきものです。しかし、トラブルの状況下でも、決して責任から逃れたり問題を放置したりしてはいけません。

原因究明に粘り強く取り組み、周囲に協力をあおぎ解決策を模索しましょう。

顧客を第一にした整備を心がける

自動車整備士に限らず仕事をする上で、お客さまは最も大切な存在です。常にお客さま目線に立ち、ニーズを正確に把握しましょう。

顧客満足度の高いサービスを提供できれば、継続的なお付き合いができる可能性が高くなります。

効率を上げて仲間と協力する

自動車整備の仕事は、チームワークが不可欠です。効率的に作業を進めるためには、仲間と協力して取り組まなければなりません。

仲間と協力する際には、コミュニケーションを密に取り情報共有を徹底しましょう。効率的な作業とチームワークが、質の高いサービスにつながります。

整理整頓を心がけて職場環境を整える

自動車整備工場や事務所の整理整頓を心がけて、職場環境を整えましょう。

作業スペースの整理整頓や工具や部品の適切な管理は、未然の事故やトラブル防止につながります。

AIや自動車に関しての最新技術に対しての勉強を継続的にする

近年、AIや自動車技術は目覚ましい進化を遂げています。AIや自動車に関しての最新技術に対しての勉強を継続的にしなければ、業務に支障をきたすかもしれません。

最新技術に関する情報にアンテナを張りましょう。また、情報収集のために勉強会や研修に参加するのもひとつの手段です。

自動車整備士になる上で意識すべき3つの心構え

整備工場の様子

自動車整備士になる上で意識すべき心構えは主に3つです。

  • ソーセージを心がける
  • 顧客に不安を抱かせないようにする
  • 最終確認を徹底する

それぞれについて解説します。

ソーセージを心がける

ソーセージとは、「早急に・正確に・時間厳守」の頭文字を取った言葉です。自動車整備士にとって、「早急に・正確に・時間厳守」は持ち合わせておくべき心構えです。

ソーセージを心がけておくことで、お客さまだけでなく会社内でも評価してもらえるでしょう。

顧客に不安を抱かせないようにする

お客さまは、大切な自動車を整備士に預けることに不安を感じている場合があります。常に丁寧な説明とコミュニケーションを心がけ、お客さまに不安を抱かせないようにしましょう。また、お客さまを不安に抱かせないためには、十分な知識量が必要と言われています。

お客さまの不安が安心に変わると、継続的な依頼につながる可能性が高くなります。

最終確認を徹底する

整備作業の最終確認は、お客さまの安全を守るために欠かせません。確認漏れがないように、細部まで確認しましょう。

トラブルを未然に防ぐためにも、最終確認の徹底は重要です。

自動車整備士に向いている人に関するよくある質問

自動車整備工場でタイヤ交換をする人

自動車整備士に向いている人に関するよくある質問は次の通りです。

  • 自動車整備士の収入はどの程度になりますか?
  • 自動車整備士は誰でも取れる資格ですか?
  • 自動車整備士が不足している原因は何ですか?

それぞれについて解説します。

自動車整備士の収入はどの程度になりますか?

自動車整備士の収入は、令和4年賃金構造基本統計調査の結果をもとにしたデータによると、自動車整備士の平均年収は469.3万円です。ただし、経験やスキル、勤務地などによって大きく異なります。

また、2級や1級の自動車整備士を取得できると、業務範囲が広がります。

参考:自動車整備士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

自動車整備士は誰でも取れる資格ですか?

自動車整備士は、勉強ならびに必要な実務経験を積むことで誰でも目指せる資格です。また、専門学校などに通う場合、実務経験がなくても受験要件を満たせる場合があります。

自動車整備士が不足している原因は何ですか?

自動車整備業が人手不足に陥っている理由は複数あります。たとえば、少子化・若者の車離れ・技術の高度化に伴う整備項目の増加などです。

実際に、令和4年度の自動車整備業の有効求人倍率は5.02です。

参考:自動車整備士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

まとめ

自動車整備工場でホイールを外す様子

今回は、自動車整備士に向いている人・向いていない人の特徴について解説しました。

自動車整備士に向いている人の特徴は次の通りです。

  1. 自動車が好きな人
  2. 綿密な作業が苦痛にならない人
  3. 上昇志向がある人
  4. 体力がある人
  5. 少しずつでも確実に作業できる人
  6. コミュニケーション能力がある人
  7. 潔癖症ではない人
  8. 手先が器用な人

一方で、向いていない人の特徴は次の3つです。

  1. 自動車に興味がない人
  2. 動くとすぐに疲れる人
  3. 皮膚が弱い人

もし、この記事を読んで、自動車整備士に向いていると感じたのであれば、目指してみてはいかがでしょうか。

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