転職・就職

大卒でトラック運転手は目指せる?給料や将来性、キャリアアップ

更新日:
 公開日:

大卒でトラック運転手は目指せる?給料や将来性、キャリアアップ

「大卒でトラック運転手ってどうなの?」「大卒のトラック運転手ってどんな実際いるの?」
「大卒のトラック運転手は将来性があるの?」「大卒でトラック運転手なんてやめとけと言われた」

大学を卒業して、トラック運転手になりたいと思っている人は、こんな疑問や悩みを持っていませんか?そんな方に、この記事はおすすめです。

この記事では、

・大卒トラック運転手のイメージ
・大卒トラック運転手の平均給料
・大卒トラック運転手がキャリアアップするために必要なこと

について細かく解説しています。

大卒でトラック運転手になっていいの?なんて思っている方や不安に感じている方は、最後までしっかり読んでくださいね。

大卒トラック運転手にある2つのイメージ

大卒トラック運転手にある2つのイメージ

世間での大卒でトラック運転手になる人のイメージはどんなものがあるのでしょうか。世間一般とトラック業界の2つの視点を紹介しましょう。

大卒でトラック運転手は反対にあいやすい

大卒でトラック運転手になるというと、特に親や友達からは反対を受けやすいです。

その理由は、主に3つです。

・大学に通う理由がない
・将来性がない
・体力的にきつい

それぞれ細かく解説していきましょう。

大学に通う必要がない
トラック運転手になるためには、学歴は関係ありません。必要なのは免許だけなので、わざわざ大学に通って新卒でトラック運転手になるというのは時間や学費の無駄使いだと言われることもあります。

他にも大学に通ったなら、それに応じた会社に勤めてくれるだろうという親の期待もあるのでしょう。

将来性がない
トラック業界は、一般企業のようなステップアップをして昇給・昇進といったことが少ないところです。歩合制の会社であれば頑張れば高収入が望めますが、固定給の割合が高いので、年数を重ねれば重ねるほどの昇給はあまり期待できません。

また、将来的に転職を考えた際に、キャリアアップといった選択肢があまりないので、将来性の部分で反対されることがあります。

体力的にきつい
トラック運転手は、体力勝負の世界の中にいます。重たい荷物を手積み・積み下ろしといった作業や長時間労働、少ない休日という仕事が待っています。
体調面の管理が難しく、腰痛になることもしばしばあります。

新卒できついトラック運転手を選ぶのはやめとけと反対をうける理由は、主にこの3点でした。

大卒のトラック運転手は物流会社からは好印象

自分の周りからは、反対をうけることが多いですが、トラック業界からは好印象を受けます。その理由は主に3つ。

・大卒という安心感
・幹部候補となる
・体力がある

大卒という安心感
大学を卒業したということは、一通りの勉強や常識を取得してきたと思われます。トラック運転手も教養がある人の方が、会社にとってはいい人材になるし、得意先にも魅力的にうつります。大卒=教養があるとはいえませんが、教養があるというイメージを持っているのは間違いないでしょう。

幹部候補となる
トラック業界において、幹部になるためにはそれなりの経験年数を重ねなければいけません。運送能力や部下の管理能力、事務能力などが必要となります。東大卒のような高学歴のドライバーであっても低学歴の方であっても、経験を積めば幹部候補となります。会社にとっても、将来を見据えて若手が来てくれる方が、望ましいのは普通のことです。

体力がある
トラック業界は、出入りが激しいところです。やめる理由として、体力的にキツくなったというのが少なくありません。大卒であれば、まだ若いということで体力もあるので、会社によっては貴重な人材となるでしょう。

大卒トラック運転手の割合は8.3%

大卒トラック運転手の割合は8.3%

新卒でトラック運転手になる方は、かなり少ないですが、大卒でトラック運転手になる方は増えてきている傾向があります。
最初は一般企業に勤めて、転職先にトラック運転手を選ぶ方が増えてきているそうです。

大卒者は、社会的にも信頼度の高い公務員や大手企業などを選びますが、人間関係に疲れたものや、思っていた会社と違った、ガッツリ稼げる仕事がしたいなどといった理由で会社を辞めてトラック運転手に転職しています。

東大卒のトラック運転手は、見たことがないそうですが、低学歴でも全く気にしないトラック業界は転職しやすい業界でもあります。

出典:トラック運転手|職業提供サイトjobtag

【サイズ別】大卒トラック運転手の平均給与

【サイズ別】大卒トラック運転手の平均給与

トラック運転手は、大卒だから高卒だからで給料の金額はほとんど変わりません。トラック運転手の年収はトラックのサイズや運送距離、地域によっても異なりますが、平均年収は約400万円です。

それでは小型から大型まで細かく分類して紹介していきましょう。

小型トラック運転手

小型トラック運転手の場合、近距離までの配達がほとんどです。得意先へ荷物を運ぶ以外に、ネット販売商品を個人宅へ送り届けることが主な仕事となります。

小型トラック運転手の月収は20〜40万円程度。年収は240万円から480万円程度です。東京や大阪など都会に行けば行くほど、高収入であることが多いです。

中型トラック運転手

中型トラック運転手は、近距離や隣県などへ荷物を届けることが主となります。小型運転手のように個人宅などではなく、配送先が決められていることが多いので、大きな収入は望めませんが、勤務時間や休日がしっかりしているところが多いです。

中型トラック運転手の月収は、20万円から45万円。平均年収は、240万円から540万円ほどです。こちらも大企業や都会にある会社であればあるほど給料は高い傾向にあります。

大型トラック運転手

大型トラック運転手は、小型・中型に比べ免許の取得が難しいこと、トラックの運転技術が求められること、長距離運送が多いことから最も高い収入が望めます。所帯を持っている人に特に人気のある業種です。

大型トラックの運転手の月収は、25万円から50万円程度。平均年収は、300万円から600万円です。
大型運転手の中で特に給料が高いのが、長距離運転手。平均年収は、450万円から高いところだと700万円近くいただけるところもあります。

また、牽引車を操るトレーラー運転手は牽引免許の取得が必要となりますが、その分収入が高く、平均年収が500万円以上となります。
長距離運転手となると、体力面できつい部分はありますが、学歴関係なく稼げる職業です。つまり、東大卒でも低学歴でも関係ないのがトラック運転手のいいところでしょう。

関連記事:【必見】運送会社で高収入な企業の月収や年収を詳しく解説
関連記事:トラック運転手は年収1,000万稼げる?給与の実態を解説

大卒のトラック運転手がキャリアアップのためにやるべき2つのこと

大卒のトラック運転手がキャリアアップのためにやるべき2つのこと

大卒であれば、キャリアアップはしたいところ。
どうすればキャリアアップができるのか、紹介していきましょう。

大手企業に就職する

佐川急便やヤマト運輸は、大手企業ということもあり経験を積み重ねればキャリアアップがしやすいところでもあります。特に大卒であれば、さまざまな仕事も任されやすいので将来的に幹部候補にも繋がりやすいでしょう。

資格取得する

中型・大型免許と資格をとっていくこともキャリアアップとしておすすめです。
また、牽引免許を取得すると、トレーラーが運転でき、仕事の選択肢が増えてきます。さらに、トレーラーでガスやガソリンを運ぶために必要な危険物取扱者の資格を取れば、どんどん幅が広がっていくでしょう。

大卒トラック運転手に関するまとめ

大卒トラック運転手に関するまとめ

トラック運転手はやめとけなんて言われたことがあるかもしれませんが、トラック運転手は、一般企業と同じように経験や資格を取得することでキャリアアップもでき、安定した生活を送ることができる職業です。

決して大卒の方がトラック運転手に向いていないとは言えません。もし大卒だからと悩んでいる方は、周りの意見に流されないようにして、自分のやりたいことをやっていってくださいね。

ドライバーの仕事をお探しの方へ

ドライバーキャリアは、運送・物流業界に特化した転職支援サービスです。

  • 希望条件に合う求人のご紹介
  • 履歴書など書類作成のサポート
  • 企業との条件交渉/面接日程の調整

無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

求人を検索する(無料)

よくある質問

クロスワークに会員登録いただくと、求人のご紹介をはじめ、履歴書等の書類作成のサポートや企業との条件交渉・面接日程の調整など転職支援が受けられるようになります。
また、非公開求人のご紹介も可能なため、ネット上に掲載されていない大企業や有名企業に出会えるチャンスです。
「忙しくて転職活動ができない」「自分に合う求人がわからない」という方も安心してご利用いただけます。
ご利用は無料ですので会員登録のページよりご登録ください。

もちろん可能です。
ご家庭のご事情やご体調を理由に職を離れていた方の転職支援実績が多数ございますのでご安心してご利用ください。

現在クロスワークでは、トラックドライバーをはじめ、施工管理や電気主任技術者、電気工事士など物流・建設・製造に特化した求人を多数取り扱っています。
<掲載中の職種例>
・ドライバー・運転手:車両ドライバー、小型トラックドライバー、中型トラックドライバー、準中型トラックドライバー、大型トラックドライバー など
・施工管理:土木施工管理、管工事施工管理、建築施工管理、プラント施工管理、電気工事施工管理、現場監督 など
・設備工事作業員:電気通信設備工事担任者、認定電気工事従事者、特殊電気工事資格者、変電・配電員、ボイラー技士 など
・職人:電気工事士、鳶職、重機オペレーター、配管工 など
・警備員:施設警備、夜間警備、空港警備、マンション警備 など

くわしくはクロスワークをご覧ください。

会社の雰囲気を知れるよい機会ですので、興味を持った求人があればぜひ応募してみてください。

お手数ですが以下の方法で、転職支援・就職支援を希望しない旨を担当者にお伝えください。
宛先:inquiry_xwork@xmile.co.jp

この記事を書いたライター

クロスワークマガジンのアイコン

クロスワーク編集部

クロスワークマガジンは、X Mile株式会社が運営する記事メディアです。 当メディアは、物流・建設・製造など現場で活躍する方々向けに、就職・転職、お仕事に役立つ情報を発信しています。業界にくわしいメンバーや物流・製造業で従事した経験がある方、国家資格を持つ方の知見をもとにまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

このライターの記事一覧

こんなお悩みありませんか?

  • もっと給料を上げたい...
  • 残業時間が多くて体力的にきつい…
  • 頑張っている割に収入が低い...

かんたん無料!
求人を検索する

その他の条件で求人を探す

公式SNS

-転職・就職
-

© 2024 クロスワーク・マガジン