デジタコの運転日報は、見慣れていないとわかりにくいですよね。
本記事では、デジタコの運転日報の基本的な見方からデジタル化のメリットまで詳しく解説します。ぜひ、デジタコを有効活用して業務に生かしてみてください。
この記事のまとめ
・デジタコで作成された運転日報の見方はシンプル
・デジタコで正確な運転日報を作成できる
・デジタコは日報作成の手間を削減できる
デジタコで作成された運転日報の見方
デジタコで作成された運転日報の見方としては、以下の記録を確認しましょう。
・始業時刻 ・終業時刻 ・移動距離 ・速度 ・休憩時間 ・荷積、荷卸時間 ・待機時間 |
デジタコの種類によりますが、上記のような内容を基本的に確認していきます。また、デジタコの運転日報を有効に活用するには、運行管理システムを導入するとより効果的です。
交通・運輸業に関する経営者や運行管理者の方は、デジタコの運転日報を正しく活用することで、安全運転の推進や業務改善につなげられます。
関連記事:運転日報の保存期間はいつまで?法律上の義務と効率化方法について解説
デジタコ装着しても運転日報のデジタル管理が進まない理由
デジタコを装着しても運転日報のデジタル管理が進まない理由は、以下のとおりです。
・デジタコ装着義務のない4t車格未満の車両も多くある ・デジタコの操作がうまくできていない ・アナタコを利用している企業も多い |
それぞれ解説します。
デジタコ装着義務のない4t車格未満の車両も多くある
貨物運送事業におけるデジタコの装着は、法律によって義務付けられています。4t以上の対象車両は、必ずデジタコを装着しなければなりません。
とはいえ、装着義務がない4t未満の車両が多数存在するため、運転日報のデジタル管理が完全には普及していない状態です。デジタル管理を進めるためには、4t未満の車両にもデジタコ装着を進める必要があるでしょう。
デジタコの操作がうまくできていない
運転日報のデジタル管理が十分に進まない理由のひとつは、デジタコの操作に関する不慣れさや理解不足です。交通・運輸業の業界自体の年齢層が高く、操作に抵抗のある方も多いようです。
デジタコの操作はボタン操作や運転日報の入力など、アナタコの操作と比較すると複数の操作が必要になります。
これらの操作を正しく理解していないと、運転日報の作成に手間がかかり、誤入力も発生してしまうでしょう。
デジタコをうまく活用するためには、操作方法について社員教育を徹底させる必要があるのではないでしょうか。
アナタコを利用している企業も多い
近年、デジタコが普及しつつありますが、多くの交通・運輸業の事業所がいまだにアナログ式のタコグラフ(アナタコ)を利用しています。
とくに小規模な事業所は、短期的なコスト面や操作の簡単さから、アナタコを利用していることも多いようです。
アナタコはデジタルデータの収集や管理をおこなえないため、デジタルでの管理が遅れる原因になります。
デジタル管理を進めるためには、デジタコの利点を事業所に理解してもらい導入する必要があるでしょう。
関連記事:運転者台帳の保存期間はいつまで?保管期間の管理と効率化する方法
デジタコデータを運転日報に連携する3つの利点
デジタコデータを運転日報に連携する、3つの利点についてひとつずつ説明します。
・正確な運転日報を作成できる ・グラフ化で運転者教育に活用できる ・日報作成の手間を削減できる |
正確な運転日報を作成できる
デジタコデータを運転日報に連携させる利点は、交通・運輸業の事業所がより正確な運転日報を作成できる点です。
デジタコを利用すると、運転時間や移動距離、速度などの運転データを自動的に記録します。
そのため、手書きの日報やアナタコに比べ、データの正確性が格段に向上するでしょう。
グラフ化で運転者教育に活用できる
デジタコの運転記録を日報に同期させることで、グラフ化による運転者教育が可能になります。
データを運転日報に連携できると、移動距離や速度、休憩時間などの運転データを細かく分析できます。
そのため、数字をもとにグラフ化し、ドライバーに対して運転の指導ができるため、安全意識の向上も高められやすい利点があるでしょう。
日報作成の手間を削減できる
デジタコデータを運転日報に連携することにより、日報作成の手間を大幅に削減できます。
また、データを運転日報に連携することで、手書きで運転日報を作成する場合に比べて、移動距離や休憩時間などの入力作業を簡単にできます。
アナタコの場合、従業員や車両が多くなればなるほど、記入作業が大変になるでしょう。運転日報作成の手間を削減するためにも、デジタコの導入はおすすめです。
関連記事:車両管理台帳の仕組みはどうなっている?記載すべき内容について説明
デジタコ導入と運転日報のデジタル化をすぐにおこなうべき理由
交通・運輸業において、デジタコをもちいた運転日報のデジタル化は、2024年問題に対応するためにも早めの対策が必要です。
2024年問題により、交通・運輸業ではドライバーの労働時間の厳格な管理が求められるようになり、アナタコや手書きの運転日報だけの管理では厳しくなるのが実情でしょう。
手書きの運転日報では、記入漏れや誤りが生じやすく正確な勤務時間の把握が難しいため労務管理の信頼性が低下します。また、事故や違反などの場合も準備に手間がかかってしまいます。
2024年問題にスムーズに対応するためにも、交通・運輸業の経営者の方は、デジタコと運転日報のデジタル化を早めに検討をおすすめします。
デジタコ導入と運転日報のデジタル化する上での注意点
デジタコ導入と運転日報のデジタル化をする上での注意点は、以下の2点です。
・従業員に導入する目的を理解してもらわなければいけない ・システムの使い方に慣れてもらわなければいけない |
詳しく解説します。
従業員に導入する目的を理解してもらわなければいけない
デジタコと運転日報のデジタル化を導入する際には、従業員に導入する目的を理解してもらわなければいけません。
たとえば、手書きで運転日報を作成していたドライバーは、デジタル化によって手間のかかる作業が増えることを懸念するかもしれません。
また、運転日報のデジタル化によって、自分の運転状況が把握されることに不快感を感じる人もいるでしょう。
そのため、デジタコ導入と運転日報のデジタル化を導入するときは、従業員に対して十分な説明と勉強会を実施する必要もでてきます。
システムの使い方に慣れてもらわなければいけない
デジタコと運転日報のデジタル化を導入した後には、従業員の方にシステムの使い方に慣れてもらう必要があります。
運転日報のデジタル化は、従来の紙ベースのシステムに比べて、慣れるまでは操作が難しく感じます。
そのため、従業員がシステムを使いこなせなければ導入のメリットを十分に受けられず、費用をムダにしてしまいかねません。
そのため、運転日報のデジタル化導入をするときは、システム提供側のサポートが手厚いサービスを利用し、スムーズに操作できるようにしてみてください。
デジタコ運転日報に関するまとめ
デジタコと運転日報の効果的な見方と活用方法には、多くの要素が関わっています。業務効率の向上やコスト削減、安全運転への促進にもデジタコは大きく貢献してくれるでしょう。
交通・運輸業の経営者の方は、ぜひ本記事を参考にして運転日報のデジタル化を導入してみてはいかがでしょうか。弊社でも「ロジポケ」という運転日報をデジタル化できるサービスの提供しています。
対応できる業務は、以下のようになります。
・経営管理 ・運送手配 ・請求管理 ・安全教育 ・監査対策 ・採用 |
利用している事業所も令和5年11月時点で5,000件を超えており、安心してご利用いただけます。運転日報をデジタル化したいとお考えの事業者の方は、お気軽にご相談ください。
物流業界の経営者様へ
2024年問題に向けた準備は進められていますか?
以下のようなお悩みを「ロジポケ」がまるっと解決します!
導入にかかる費用やデジタル管理の詳細などは、ぜひお気軽にお問合せください!