ライナーの定義・説明
ライナーとは、段ボールの元になる紙の名称です。
段ボールを構成する原紙には、表ライナー、中芯、裏ライナーがあります。
表ライナーは段ボールの表面部分、裏ライナーは内側部分、中芯は段ボール紙を側面から見たときに見える、間の波型の部分です。
段ボールのシートは、表裏の平紙=ライナーと、波型の紙(中芯)を接着して構成されています。
原材料は古紙とパルプですが、現在では古紙が多く使われています。
パルプについてもリサイクルパルプの使用が多く、環境保全の取り組みが行われています。
ライナーはパルプの配合量によって等級グレードが決まります。
グレードが下がるほど、ライナーの強度は弱くなり、加工時に割れが発生してしまうこともあります。
近年では、A級であるクラフトライナー(Kライナー)もしくはC級のジュートライナー(Cライナー)が主に使われています。
中芯についても、ライナー同様にパルプの配合量により等級が定められており、波型にするためライナーに比べると薄い素材が使用されています。
一般的にライナーの色は茶色が多いですが、白色もあり、白ライナーになると価格は上がります。
表面を特殊加工されたライナーは、「特殊ライナー」と呼ばれ、耐水ライナー、撥水ライナー、防錆ライナーなどが挙げられます。
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ライナーの派生語
- 表ライナー
- 裏ライナー
- 特殊ライナー
- クラフトライナー
- ジュートライナー
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ライナーの関連語
- 段ボール原紙
- 中芯
- パルプ
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