整備士

自動車整備士に必要な資格一覧|取得方法や難易度も

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ブレーキパッドを修理する様子

乗用車・バイク・トラックなど、あらゆる車両を整備するには、自動車整備士資格が必要です。

整備士資格には複数の種類があり、扱える車両や整備できる範囲が異なります。

資格を取得する方法は複数あり、それぞれに受験資格が設けられているため、注意が必要です。

今回は、整備士資格の種類や取得方法を中心に、分かりやすく解説していきます。

この記事で分かること
・整備士資格の種類と概要
・整備士試験を受けるための条件
・整備士資格を取得する流れ
・整備士資格の取得難易度
・整備業界で役立つ関連資格
・働きながらの資格取得について

自動車整備に必要な資格一覧

デスクワークの様子

自動車を良好な状態で維持したり、故障した車両を修理したりする整備業務は、車の構造に関する専門的な知識とスキルが必要不可欠です。

些細なミスが重大事故へと発展し、人々の命にも関わることであるため、無資格者による車の整備は法律で禁止されています。

ここでは、自動車整備士として活躍するための条件や、整備士資格の種類について解説していきます。

国家資格を取るのが基本

前述した通り、高度な知識と技術を要する整備作業は、例え自分の車であっても法律で禁止されています。

自動車を整備できるようになるには、試験に合格して整備士免許を取得する必要があります。

整備士試験には「検定試験」と「登録試験」の2種類が存在します。

自動車整備士・検定試験とは

 

検定試験とは、国土交通省が実施する整備士試験です。

近年は二級シャシ整備士や電気装置整備士といった試験しか開催されておらず、試験地も限られているため、受験者は減少傾向にあります。

自動車整備士・登録試験とは

 

登録試験とは、民間機関が行う整備士試験で、2024年現在は日本自動車整備振興会連合会が実施しています。

整備士に関する全ての試験が開催されており、各都道府県で受験できることから、ほとんどの人が登録試験で整備士資格を取得しています。

登録試験に合格した後に、検定試験の全免申請までしなければ、整備士資格を取得したことにはならないため注意が必要です。

整備士資格は、扱える車両や整備できる範囲によって、一級・二級・三級に分類されています。

次章では、各資格の概要について解説していきます。

三級自動車整備士

三級自動車整備士は、整備業界の入門資格であり未経験から整備士を目指す際、はじめに取得する資格です。

三級資格は、扱える車両によってさらに4種類に分類されています。

【三級整備士資格の種類】
・三級ガソリンエンジン整備士
・三級ジーゼルエンジン整備士
・三級シャシ整備士
・三級二輪自動車整備士

シャシ整備士とは、エンジンやボディを除いた部分の整備を専門に行う資格です。

整備できるのは普通自動車や軽自動車のみで、整備範囲に関しては基本的な作業のみが許可されています。

【三級整備士資格の整備範囲】
・エンジンオイルやギアオイルの交換
・タイヤ交換
・点検整備

エンジンやギアの摩擦軽減や防錆効果のあるオイルは、定期的に交換しなければなりません。

古くなったオイルを抜いたうえで、新しいオイルを補充していきます。

タイヤ交換に関しては、ゴム部分のみを取り替える「タイヤの組み換え」や、ホイールごと取り替える「タイヤの脱着」ができます。

点検整備とは、車両の故障を防ぐために定期的に行う整備のことで、各種ライトの点灯やブレーキの利き具合、タイヤの溝などをチェックします。

異常を見つけたとしても、部品の付け替えや分解などの修理作業はできません。

二級自動車整備士

二級自動車整備士になると、点検整備だけでなく分解したうえでの修理作業もできるようになります。

ただし、全ての車両を扱えるわけではなく、4種類に資格が分類されています。

【二級整備士資格の種類】
・二級ガソリンエンジン整備士
・二級ジーゼルエンジン整備士
・二級シャシ整備士
・二級二輪自動車整備士

二級整備士ができる主な整備業務は、以下の通りです。

【二級整備士資格の整備範囲】

 

点検整備:車両を良好な状態で維持するための点検作業

分解整備:点検で異常を発見した際に、さらに細かく分解して部品などを交換する作業

緊急整備:走行中の故障や交通事故により破損した車両を対象に行う点検及び修理作業

緊急整備は、どこが故障しているのか、どこまで事故の影響を受けているのかを細かく点検しなければなりません。

些細な異常も見つけなければならず、より高度な知識と整備士経験が求められる整備作業です。

現役で働いている整備士のほとんどは、この二級整備士の保有者です。

一級自動車整備士

一級自動車整備士は、整備士資格の中で最も上位に位置する資格で、8トン以下の車両であれば、整備範囲に制限がありません。

扱える車種に関しても制限がなく、近年普及が進んでいる電気自動車や水素自動車の整備にも携われます。

資格を取得するには、二級整備士として所定の実務経験を満たし、試験に合格しなければなりません。

ちなみに、一級整備士の保有者は整備士全体の3%ほどしかいません。

関連記事:

自動車整備士への転職は何歳まで?社会人から転職するコツと年齢制限

自動車整備士になるには?未経験から始める方法|資格の種類や仕事内容

参考:自動車整備士を希望されるみなさんへ|一般社団法人日本自動車整備振興会連合会

自動車整備士の受験資格

オイルチェックする様子

整備士試験は、誰でも受験できるわけではなく、資格の種類ごとに所定の受験資格が定められています。

・自動車整備士の専門学校に通うケース
・自動車整備士の専門学校に通わないケース

ここでは、上記2つのケースごとに受験資格の詳細について解説していきます。

自動車整備士の専門学校に通うケース

自動車整備士資格を取得する最も一般的な方法が、整備学校への進学です。

各整備士資格の養成カリキュラムが用意されており、整備に関する学科教習や実技教習を受けながら整備士資格の取得を目指します。

整備士資格の種類受験資格
三級の各種整備士資格三級整備士養成課程(1年)を修了し、卒業と同時に受験可能
二級の各種整備士資格三級整備士養成課程(2年)を修了し、卒業と同時に受験可能
一級整備士三級整備士養成課程(4年)を修了し、卒業と同時に受験可能

整備学校に進学した場合、各整備士の養成課程を修了することですぐに各試験に挑戦できます。

冒頭で、未経験者は三級整備士の取得から目指すと解説しましたが、整備学校に通えばいきなり二級・一級整備士資格を取得できます。

学費はかかるものの、最も学習しやすい環境で、最短で資格取得を目指せることが魅力と言えるでしょう。

自動車整備士の専門学校に通わないケース

整備士資格は、整備学校に進学しなくても取得可能です。

ただし、必ず三級整備士から取得しなければならず、いきなり二級や一級整備士資格を取得することはできません。

三級整備士試験の受験資格は、学歴や修了した科目によって異なり、所定の実務経験を満たす必要があります。

学歴や修了科目実務経験
自動車整備関連の学科を修了していない人1年の実務経験が必要
機械工学科系の学科を修了している人6ヵ月の実務経験が必要
整備学校以外で自動車整備科・自動車科を修了している人実務経験なしで受験可能

実務経験は、整備に関する作業であれば何でも認められるわけではなく、所定の整備工場での業務をこなしていなければなりません。

ガソリンスタンドでの給油作業や洗車作業は、認められないため注意が必要です。

三級整備士を取得し、二級試験を受けるための条件は、以下の通りです。

学歴や修了科目実務経験
自動車整備関連の学科を修了していない人3年の実務経験が必要
大学や高等専門学校で機械工学科系の学科を修了している人1年6ヵ月の実務経験が必要
高等学校で機械工学科系の学科を修了している人2年の実務経験が必要
整備学校以外で自動車整備科・自動車科を修了している人2年の実務経験が必要

全くの未経験者から、二級整備士を目指す場合は合計で4年の実務経験が必要です。

二級整備士資格を取得し、一級整備士試験に挑戦する場合は、二級合格後に3年以上の実務経験を積まなければいけません。※二級自動車シャシ整備士だけでは受験不可

自動車整備士の資格を取得する流れ

ジャンピングの様子

所定の実務経験を満たして試験に挑戦する場合、以下のような流れで申請などを行います。

⑴申請書を提出する
⑵試験を受ける
⑶合格後に手続きをする
⑷合格証明書を受け取る

ここでは、各ステップの詳細について解説していきます。

⑴申請書を提出する

冒頭で解説した通り、整備士試験には検定試験と登録試験がありますが、近年は受験者のほとんどが登録試験を選択しています。

登録試験を受験する場合は、各都道府県の自動車整備振興会への申請が必要です。

【申請に必要なもの】
・登録試験受験申請書
・郵便はがき
・横4.5cm、縦6cmの証明写真
・受験資格を証明する卒業証書や実務経験証明書

受験料は実技試験が16,000円、学科試験が4,200円です。

⑵試験を受ける

申請が済んだ後は、各地で学科試験と実技試験を受けます。

三級整備士における学科試験の出題内容は、以下の通りです。

【学科試験の出題内容】
・自動車整備に関する法規や保安基準
・機能や構造、取扱い法に関する基本的な内容
・修理や調整、点検に関する基本的な内容
・燃料油脂や材料の性質、用法に関する基本的な内容
・整備で使用する計量器や工具、試験機の取扱い法に関する基本的な内容

試験はマークシート方式で、出題数は30問、試験時間は60分です。

1問1点で30点満点中、21点以上の成績で合格となり、実技試験を受けます。

【実技試験の出題内容】
・組み立てや分解、簡単な調整や点検
・簡単な修理
・簡単な基本工作
・簡単な計量器や工具、整備用試験機の取り扱い

実技試験は、自動車学校の養成課程を修了している場合、免除されます。

整備学校を卒業していない人に関しても、自動車整備振興会が実施する「自動車整備技術講習」を半年間受講することで免除可能です。

受験者のほとんどは、上記のいずれかを満たし実技試験を免除しています。

技術講習は平日の夜間や土日に昼間などのコースも用意されており、働きながらでも受講できます。

試験内容や期間は、変更される可能性があるため、必ず整備振興会の情報を確認するようにしましょう。

二級試験に関しても、学科試験と実技試験が実施され、一級試験の場合は学科試験に口述試験が加えられます。

⑶合格後に手続きをする

試験に合格した後は、国が実施する検定試験を免除してもらう「全免申請」を行います。

全免申請の期間は、試験に合格してから二年以内と定められており、申請しなければ整備士資格を取得したことにはなりません。

【全免申請の手続で必要なもの】
・検定申請書
・学科試験の合格証明書
・郵便はがき2枚
・実務経験証明書
・申請料
・印鑑
・整備技能講習修了書または、自動車学校の卒業証書

手続きで必要な書類などは、各都道府県の整備振興会によって異なる可能性があるため、必ず専用ページでチェックするようにしましょう。

⑷合格証明書を受け取る

全免申請が済むと、自動車整備士合格証書が送られてきます。

ここまできて、自動車整備士資格を取得したことになり、所定の整備業務をこなせるようになります。

ちなみに、合格証書を発行する際に、自動車整備士手帳の申請も可能です。

保有資格の種類や整備士番号などの情報が記載されており、必ず必要というわけではないものの、就職や転職の際に役立ちます。

自動車整備士の資格の取得難易度

タイヤ交換の様子

自動車整備に関する知識を身に付け、所定の実務経験を満たしてようやく挑戦できる整備試験ですが、受験者のほとんどが合格できているわけではありません。

三級試験における、学科試験の合格率は毎年60〜80%ほどで、実技試験は50%前後で推移しています。

二級試験の合格率に関しては、学科試験で80〜90%、実技試験は30〜40%ほどで推移しています。

関連記事:二級自動車整備士の合格率は約22〜95%|資格取得には独学と通学がある

自動車整備士の仕事内容

二級自動車整備士の合格率は約22〜95%|資格取得には独学と通学がある

自動車整備士の仕事内容は、大きく「点検整備」「分解整備」「緊急整備」「その他の業務」の4つに分けられます。それぞれの詳細は以下の通りです。

点検整備

点検整備は、自動車部品の劣化を定期的に確認し、事故を未然に防ぐものです。

この業務は、突発的な不具合への対応ではなく、計画的に行われることが特徴です。

代表的な例として、6ヵ月点検、12ヵ月点検、24ヵ月点検などの法定点検があります。

分解整備

分解整備は、自動車の部品を取り外して分解し、修理や調整を行う業務です。

例えば、「オーバーホール」と呼ばれる重要な機械部分を分解して、故障箇所を整備する作業などが含まれます。

また、交通事故などで車両に大きな損傷が発生した場合は、大規模な分解整備が必要になることもあります。

緊急整備

緊急整備は、車両が突然故障した際に対応する業務です。

例えば、エンジンがかからない、事故によって車体が損傷して走行不能になるなど、緊急度の高い状況で修理や部品交換を行います。

これにより、車両を安全に走行できる状態に戻します。

その他の業務

その他の業務は、自動車の外装に関する作業などが多いです。

例えば、ボディの傷や凹みを修復する「板金」や、塗装を行う作業などがあります。

また、勤務先によっては、自動車のオプションパーツの取り付け、タイヤやオイルの交換、さらにはお客様への説明や接客業務、発注作業などの事務処理を担当することもあります。

自動車整備士の魅力と大変なところ

整備

自動車整備士の仕事には多くの魅力がある一方で、大変な部分も存在します。

以下では、それぞれの特徴について解説します。

自動車整備士の魅力

自動車整備士の主な魅力は以下の3つです。

自動車に触れる機会が多い

自分の手で自動車を修理・調整することで、本来の性能を引き出す充実感を味わえるのが、この職業の魅力です。

自動車に触れる機会が多い環境で働きたい方にとって、自動車整備士は理想的な仕事と言えるでしょう。

新しいテクノロジーやシステムに触れられる

自動車産業は絶えず進化しており、新しいテクノロジーやシステムが導入されています。

このような環境で自動車整備士として働くことで、新しい知識を学び、技術力を磨くことが可能です。

チームで働く喜び

自動車整備は個人作業だけでなく、チームで協力しながら進める場面も多くあります。

特に、大規模な修理や分解整備などでは、同僚や上司と一体となって作業を進めることが必要です。

仲間とともに問題を解決し、お客様の期待に応える達成感を共有できるのは、この仕事ならではの魅力の一つです。

自動車整備士の大変なところ

自動車整備士の大変なところは、主に以下の3つです。

体力的な負担

自動車整備士の仕事は、長時間の立ち仕事や重い部品の取り扱いを伴うため、体力的な負担が大きいです。

こうした作業が日常的に続くことで、身体的な疲労を感じることも少なくありません。

厳しい作業環境

整備工場では、騒音や化学物質の臭いにさらされることが多く、快適とは言いがたい環境で作業を行う場合があります。

また、油やガソリンなどの有害物質を扱うこともあり、健康への影響に注意が必要です。

技術革新への対応

自動車産業の急速な技術革新により、新しいテクノロジーやシステムが次々と導入されます。

このため、整備士は常に最新の情報を学び続ける必要がありますが、進化のスピードに追いつくことが負担になる場合もあります。

2027年から始まる自動車整備士の試験制度変更について

握手する様子

2027年から、自動車整備士の資格制度が大きく見直されます。

そこで、改正の背景と具体的な変更内容について解説します。

試験制度が変わる背景

自動車技術は、電動車や先進安全技術、自動運転技術の発展に伴い大きく進化しています。

しかし、現在の資格制度は内燃機関を前提としており、新技術への対応が困難でした。

今回の改正は、高度化する技術に対応できる整備士を育成するためのものです。

また、自動車整備士の人材不足、整備士養成校への入学者数減少、業界の高齢化が進んでいることも背景にあります。

試験制度の変更内容

試験制度の変更内容は、資格体系、役割、受験資格や試験内容になります。

資格体系の刷新

資格体系が刷新され、「一級〜三級」の「総合」と「二輪」の2種類に統一されます。

一級と二級には電子制御の知識が含まれる資格が新設され、整備士に求められる技術範囲が拡大するので注意が必要です。

また、特殊整備士資格の名称も変更され、以下のように再編されます。

  • 「自動車電気装置整備士」 → 「自動車電気・電子制御装置整備士」
  • 「自動車車体整備士」 → 「自動車車体・電子制御装置整備士」

これにより、現代の多様な整備ニーズに対応する人材の育成が目指されています。

役割の変更

資格体系の変更に伴い、整備士が担う役割も一部見直されます。

例えば、二級シャシ整備士が担当していた整備主任者の役割は、「自動車車体・電子制御装置整備士」が講習を修了することで引き継げるようになります。

受験資格や試験内容の変更

受験資格では、電気・電子系学科を卒業した学生に対して、必要な実務経験が短縮されました。

また、2027年以降、一級自動車整備士資格の学科試験では口述試験が廃止されるなど、試験内容の簡略化も行われます。

参考:自動車整備士資格制度等の見直しについて p.9,10,15|国土交通省

自動車整備士関連で活かせるその他の資格

タイヤの異常をチェックする様子

ここまで一級・二級・三級整備士資格について解説してきましたが、他にも複数の整備関連資格があります。

取得することで、整備士としてのキャリアアップにも役立ちますので、整備士資格を取得した後に挑戦を検討してみてください。

自動車検査員

自動車検査員とは、車検に関する業務に従事する際に必要な資格です。

車検の保安基準に関する適合性の検査や判断作業、関連の証明書類などを作成します。

自動車検査員教習の受講後に、修了試験に合格すれば資格取得できます。

二級整備士資格を保有していなければ、教習は受けられません。

特殊整備士

特殊整備士とは、特定箇所における専門的な整備知識とスキルを証明する資格で、3つの種類が存在します。

・電気装置整備士
・車体整備士
・タイヤ整備士

電気装置整備士は、電気自動車などの整備に役立てられる資格で、車体整備士は板金塗装系の業務で役立ちます。

タイヤ整備士は、タイヤの点検や交換はもちろん、使用状況に応じたタイヤの選定やアドバイスを行う役割を担っている資格です。

ちなみに、特殊整備士だけでは車全体の整備はできません。

ディーラー独自の整備士資格

ディーラーでは、自社で独自に設けた資格が用意されていることがあります。

・BMW:スキルや経験に合わせて5段階の資格が用意されている

 

・日産自動車:テクニカルスタッフとして5段階のレベルが用意されている。

試験に合格することで、お客様から信頼してもらいやすくなるだけでなく、社内での評価も高まります。

資格手当が支給される可能性もあるため、積極的にチャレンジしてみましょう。

関連記事:無資格でも自動車整備士を目指せる?実務未経験で働く方法・求人の探し方

自動車整備士の資格に関してよくある質問

タイヤ交換の様子

最後は、整備士資格の取得に関する、2つのよくある質問に答えていきます。

・自動車整備士の資格は働きながら取得できますか?
・受験の際に申請に必要なものは何ですか?

整備士資格を取得する際に役立つ内容ですので、参考にしてみてください。

自動車整備士の資格は働きながら取得できますか?

自動車整備士の資格は、働きながらでも取得できます。

資格を取得するには、実務経験が必要ですが未経験者を歓迎している求人はたくさんあるため、無資格の状態で就職できます。

その後、1年間の実務経験を積み試験に合格すれば三級整備士になれます。

ただし、実務経験の内容には指定があるため、就職先を選ぶ際に注意が必要です。

受験の際に申請に必要なものは何ですか?

自動車整備振興会の登録試験を受ける際の申請で、必要なものは以下の通りです。

【申請に必要なもの】
・登録試験受験申請書
・郵便はがき
・横4.5cm、縦6cmの証明写真
・受験資格を証明する卒業証書や実務経験証明書

必要な書類や受験条件は、変更となる可能性がありますので、必ず公式サイトの情報をチェックするようにしましょう。

自動車整備士の資格についてのまとめ

大型車両

自動車整備士になるには、国家試験に合格しなければならず、扱える車種や整備の範囲によって一級・二級・三級に分類されています。

整備学校へ進学し、卒業と同時に試験を受けるのが一般的ですが、学校に通わずに働きながら資格を取得することも可能です。

学歴や専攻科目によって、所定の実務経験が定められているため、経験を積んだうえで資格取得に挑戦しましょう。

近年は、未経験者を歓迎する整備関連の求人も多く、過去に整備関連の仕事経験がない人でも整備業界へ転職可能です。

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