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運送会社の給与ランキングTOP5|給与アップの方法も

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運送会社の給与ランキングTOP5|給与アップの方法も

トラック運転手の年収ランキングTOP5を紹介します。

他にも、運送会社の平均給与や、転職時に求人で見るべき項目についても解説します。

トラック運転手への転職を検討中の方は参考にしてください。

この記事のまとめ

・平均年収が高いのは大型トラック運転手
・年収ランキング1位の会社はヤマト
・求人では残業の有無や福利厚生を要チェック

運送会社の平均給与は?

会社は同じでも、仕事内容や業種によって給料は大きく違います。

年収をあげるために給料の高い運送会社に入社するのも一つの方法ですが、業種を変えれば、同じ運送会社で年収をあげることも可能です。

そこでまずはトラックのサイズ別に平均年収を紹介します。

大型トラック運転手

大型トラック運転手の平均年収は、約450~650万円となります。

役職等で年収が高い訳ではなく、25~29歳の運転手であっても、平均年収は408万円ほどあるようです。

トラックのサイズ別の年収ランキングをつけるのであれば1位になります。

仕事では10tトラックを運転することが多いため、「大型免許」や「けん引免許」が必要です。

仕事内容は運送会社により様々で、仕事ごとに配送先が別の場合もあれば、決められたルートで工場に商品を送り届ける「ルートドライバー」の場合もあります。

積み荷も様々で、パレットに梱包されていてフォークリフトで下ろすだけのものもあれば、手積み、手降ろしの場合もあります。

大型トラックの荷台は大きいので、手積み手下ろしの場合はかなりの体力が必要です。

中型トラック運転手

中型トラック運転手の平均年収は、450~550万円となっています。

トラックのサイズ別の年収ランキングでは2位です。

運送会社によりますが、大型トラック運転手に比べ、資格手当等が少ないのもあり、年収は少し低くなるようです。

年齢による水準では、大型トラックのドライバーと同様、20代でも年収400万円前後はあるようです。

仕事内容としては、長距離配送は比較的少く、スーパーやコンビニに商品を届けたり、工場や倉庫へのルート配送が多くなります。

大型トラックドライバーと同様、積み荷に関しては手積み手下ろしの場合とフォークリフトでの積み下ろしの場合があります。

小型トラック運転手

小型トラック運転手の平均年収は約400万円前後となります。

トラックのサイズ別のランキングでは3位です。

大型、中型と同様、年齢による差はそこまでなく、主に仕事量によって平均年収が変化します。

ルート配送などが基本であり、比較的大きな荷物が少なく、積載量も少ないので、体力に自信がない方でも働きやすいです。

また、特別な資格が必要ない為、転職がしやすいことも特徴の一つです。

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関連記事:【必見】トラック運転手の給与明細や形態を詳しく解説

トラック運転手向け運送会社の給与ランキングTOP5

繰り返しになりますが、トラックのサイズによって年収は大きく変わります。

ただし、それと同じくらい年収に影響を与えるのが「どこの会社で働くか」です。

こちらではトラック運転手の方向けに、運送会社の年収ランキングTOP5を紹介するので、参考にしてください。

ランキング5位 郵船ロジスティクス株式会社

ランキング5位は、郵船ロジスティクス株式会社で平均年収は約709万円です。

主な事業内容は貨物輸送事業と旅行事業の2つになります。

近年、アジアや欧州など海外に事業を大きく広げており、業績も安定している会社です。

売上高は日本通運、近鉄エクスプレス、山九に次ぐ国内4位と、大手の会社となります。

年代別の平均年収は以下の通りです。

年代 平均年収 ボーナス
20代前半 300~325万円 約80万円
20代後半 500~550万円 約137万円
30代  536~639万円 約160万円
40代 653~776万円 約194万円

ランキング4位 株式会社近鉄エクスプレス

ランキング4位は株式会社近鉄エクスプレスで、平均年収は約750万円です。

国際航空貨物輸送や国際海上貨物輸送がメインで、外国にも事業進出している安定した会社です。

コンテナを取り扱うことが比較的多く、けん引免許等を持っていると有利になる場合があります。

年代別の平均年収は以下の通りです。

年代 平均月給 平均年収 平均ボーナス
20~24歳 21万円 309.2万円~339.2万円 85万円
25~29歳 36万円 529.4万円~579.4万円 145万円
30~34歳 41万円 564.4万円~664.4万円 166万円
35~39歳 43万円 583.5万円~687.5万円 172万円
40~44歳 48万円 651.5万円~772.5万円 193万円
45~49歳 54万円 743.2万円~865.2万円 216万円
50~54歳 58万円 817.0万円~927.0万円 231万円
55~59歳 57万円 809.3万円~919.3万円 229万円
60~65歳 39万円 525.7万円~919.3万円 156万円

ランキング3位 株式会社日立物流

ランキング3位は日立物流で、平均年収は約777万円です。

日立物流は重量貨物やプラント資材など、日立製作所の物流を担っています。
また精密設備機器や事業移転、引っ越しなどの事業なども請け負う国際的な会社です。

年代別の平均年収は以下となります。

年代 平均月給 平均年収 平均ボーナス
20~24歳 20万円 299.6万円~329.6万円 82万円
25~29歳 37万円 550.2万円~600.2万円 150万円
30~34歳 43万円 588.3万円~688.3万円 172万円
35~39歳  44万円 608.3万円~712.3万円 178万円
40~44歳 50万円 679.3万円~800.3万円 200万円
45~49歳 56万円 774.3万円~896.3万円 224万円
50~54歳 60万円 850.4万円~960.4万円 240万円
55~59歳 59万円 842.4万円~952.4万円 238万円
60~65歳 40万円 548.3万円~952.4万円 162万円

ランキング2位 日本郵政

ランキング2位は日本郵政で、平均年収は約780万円です。

元々郵政公社であったのが民営になりました。

日本全国に拠点があり、輸送事業をメインに保険や銀行業も事業展開しているため、業界全体の低迷による影響を受けにくい経営体制と言えます。

残業代の支給など、労働環境がしっかりしているという口コミが多いようです。

年代別の平均年収は以下となります。

年代 平均月給 平均年収 平均ボーナス
20~24歳 21万円 302.8万円~332.8万円 83万円
25~29歳 37万円 543.3万円~593.3万円 148万円
30~34歳 42万円 580.3万円~680.3万円 170万円
35~39歳  44万円 600.0万円~704.0万円 176万円
40~44歳 49万円 670.0万円~791.0万円 197万円
45~49歳 55万円 764.0万円~886.0万円 221万円
50~54歳 59万円 839.2万円~949.2万円 237万円
55~59歳 59万円 831.3万円~941.3万円 235万円
60~65歳 40万円 540.7万円~941.3万円 160万円

ランキング1位 ヤマトホールディングス株式会社

ランキング1位はヤマトホールディングス株式会社で、平均年収は898万円です。

クロネコヤマトでおなじみの会社で、個人向けの荷物配送がメインとなります。

様々な事業を展開しているわけでなく、一つのジャンルに特化しており、利便性の高いサービスを確立できている会社です。

その他の戸別配送会社に比べてスピードが速く、今後も安定した経営状況が続くと予想されています。

年代別の平均年収も、他の会社にかなりの差をつけてランキング一位でした。

年代 平均月給 平均年収 平均ボーナス
20~24歳 21万円 304.4万円~334.4万円 83万円
25~29歳 43万円 643.7万円~693.7万円 173万円
30~34歳 50万円 695.4万円~795.4万円 199万円
35~39歳  51万円 719.2万円~823.2万円 206万円
40~44歳 58万円 803.9万円~924.9万円 231万円
45~49歳 65万円 913.9万円~1,035.9万円 259万円
50~54歳 70万円 999.9万円~1,109.9万円 277万円
55~59歳 69万円 990.7万円~1,100.7万円 275万円
60~65歳 47万円 649.2万円~1,100.7万円 187万円

トラック運転手が運送会社で給与をアップさせるコツ

ここではトラック運転手が運送会社で給与をアップさせる3つのコツを紹介します。

長距離ドライバーを目指す

トラック運転手として給与をアップさせるには、長距離ドライバーになるのが有利です。長距離ドライバーの平均年収は450万~750万円と、トラックドライバーの中で最も高い水準にあります。

ただし、拘束時間が長くなるというデメリットもあります。短距離ドライバーは自分で荷下ろしをすることが多いですが、長距離ドライバーはその機会が少ないため、業務が楽に感じられることもあるようです。

参考:トラック運転者の年間所得額の推移|厚生労働省

深夜勤務を選ぶ

運送業には深夜や早朝の仕事もあります。深夜手当が加算されるため、日中以外の時間帯に働くことも給与アップのコツです。

深夜の運転は渋滞が少なくスムーズに運送できるメリットもあります。さらに、日中の自由な時間を確保できるため、空いているレジャー施設に行ったり、家族と過ごす時間が増えるのも嬉しいポイントです。

資格を取得する

普通自動車免許だけで働くドライバーもいますが、大型自動車運転免許牽引免許などの資格を持つことで給料が上がります。

特に大型自動車運転免許を取得すると、運転できるトラックの種類が増えるので、需要の高い人材になれるでしょう。

受験資格は「21歳以上で、普通または大型特殊免許を3年以上保持していること」です。会社によっては、就職後に資格を取得することも可能です。

トラック運転手が転職時に確認しておきたい給与以外の項目

運送会社に転職する際にはランキングで紹介した年収とは別に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。

  • 残業の有無

トラック運転手向けの求人には、残業時間の有無や平均残業時間が掲載されていることがあるのでチェックしましょう。

なお、大手企業の場合はコンプライアンスが厳しいため、思うように残業ができないことがあります。

たくさん残業をして稼ぎたい方は注意してください。

  • 休日の取りやすさ

トラック運転手は体力勝負ですので、きちんと休みを取らなければ体調を崩しかねません。

週休何日なのかをしっかりチェックしましょう。

  • 福利厚生

住宅手当や資格給、社員寮など、福利厚生がどのような内容かをチェックしましょう。

入社後に新しい資格の取得を検討している方は、資格取得支援制度がある会社がおすすめです。

「3年以上勤続する」などの一定の要件を満たす方に限り、免許の取得費用を一部負担(または全額負担)してもらえることがあります。

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関連記事:運送会社の給料ランキングTOP10は?職種別・業種別の平均年収も徹底解

給与以外に運送会社に転職するなら押さえておきたい労働環境

運送業界に転職するなら、ランキングで紹介したように年収は大切な選考ポイントです。

ですが、違う業界から運送業界に転職する場合、運送業界特有の労働環境を知っておく必要があります。その1つが待機時間です。

積み込む予定の荷物が、相手先の都合でどうしても積み込めない場合は待機時間が発生します。

こうして待機時間が発生することで、拘束時間が予想以上に長くなる可能性があるのです。

また、未経験の状態から有利に運送会社へ転職したい場合は、できるだけ資格を取得しておきましょう。

大型免許はもちろん、積み下ろしの際に使用するフォークリフトの資格危険物取扱者などの資格を持っていると、他の求職者の人々と差別化をしやすくなります。

関連記事:トラック運転手(運送業)の志望動機を書くコツや例文を紹介

運送会社の給与に関するまとめ

今回はトラック運転手年収ランキングを詳しく紹介しました。

繰り返しになりますが、運送会社の求人をチェックする際は給与にこだわるだけでなく、残業時間の有無や休日のとりやすさなど、トータルで良し悪しを判断しましょう。

今回紹介した大手企業以外にも、好条件でトラック運転手を募集している中小企業は数多くあるので、まずは求人情報を確認してみてください。

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