運行管理者の試験に独学で合格するためにはテキストが必須です。しかし、テキストはたくさん販売されており、どれを使えばいいのかわかりませんよね?
そこで今回は最新のおすすめテキストと勉強法について解説しています。
これから運行管理者の試験に臨む人、試験勉強を始めようと思っている人にピッタリな内容となっています。ぜひ参考にしていただけると幸いです。
運行管理者の試験について
運行管理者の資格には「旅客」と「貨物」の2種類があります。同じ試験科目の部分がありますが、それぞれ独自の試験科目もあります。それぞれの試験内容や問題数、合格ラインなどを紹介していきましょう。
試験内容
試験はマークシート方式で行われ、答えを選択肢の中から選ぶパターンと〇か×で答えるパターンの2通りあります。
試験の出題分野とそれぞれの問題数は以下の通りです。
旅客
出題分野 | 出題数 |
道路運送法関係 | 8問 |
道路運送車両法関係 | 4問 |
道路交通法関係 | 5問 |
労働基準法関係 | 6問 |
運行管理者として実務上の必要な知識や能力 | 7問 |
貨物
出題分野 | 出題数 |
貨物自動車運送事業法関係 | 8問 |
道路運送車両法関係 | 4問 |
道路交通法関係 | 5問 |
労働基準法関係 | 6問 |
運行管理者として実務上の必要な知識や能力 | 7問 |
合格ライン
問題数はそれぞれ全30問。そのうち60%以上の正答率、つまり正解が18問以上あれば合格とされています。
ただし、それぞれの出題分野で最低1問、運行管理者としての知識や能力を問う分野では2問以上正解しないといけません。
関連記事:運行管理者資格の試験難易度を解説!資格取得の近道とは?
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運行管理者のテキスト試験対策に有効な方法
上記で紹介した通り、試験科目は5項目あります。法律に関する分野が多いため、丸暗記という方法で対策するのはかなり厳しいでしょう。しかし、運行管理者の試験は仕事をしながら受験するのが一般的です。
なるべく時間がかからずに、効率よく勉強するにはどういった試験対策が有効なのか紹介していきましょう。
過去問を解く
一般的な試験対策はまず初めにテキストを読み込むことだと言われています。確かその通りで間違いはありませんが、運行管理者の場合はいきなり過去問を解いてもいいでしょう。
なぜなら運行管理者の試験を受験するということは、少なくとも1年以上の実務経験があるからです。受験資格として運行管理者の実務経験が1年以上あることが必須であるため、ある程度の知識を持ち合わせているはずです。
また、過去問を解くことは実力試しだけではありません。過去問を繰り返し解くことで、毎年出題される問題の傾向がわかるため、この後のテキストを使った学習で活かすことができます。
過去問は運行管理者の試験センターのHP(https://www.unkan.or.jp/)で過去2回分の試験が公表されています。しかし、こちらの過去問は問題と正解が記載されているだけで、解説等がついていませんので、本の購入をおすすめします。
テキストを読み込んだあとは再度過去問を解いていきましょう。今回はただ解くのではなく、自分が苦手だった分野の知識レベルの確認や合格ラインに達しているかの確認を行います。
また、実際の試験と同じ時間(90分)で解くようにし、時間数が足りているのかの確認と問題を解くペース配分を覚えていきましょう。
わからない分野はテキストで勉強する
過去問を少なくとも3回解いた後はテキストを使って勉強していきましょう。過去問を繰り返し解いたことでよく出題される問題の傾向や自分の苦手分野、理解が追いついていない分野などがわかります。
その分野を中心にテキストを読み込んで、知識を植え付けていきましょう。試験の約8割は法律に関する問題です。先に法律を覚えて、そのあと実務に関する分野を覚えていくのがおすすめの勉強法です。
【貨物編】運行管理者試験対策のおすすめテキスト参考書
貨物運行管理者の試験勉強に有効な最新のおすすめ参考書を紹介していきましょう。
【令和4年3月受験版】運行管理者試験:問題と解説【貨物偏】
最新の運行管理者の試験対策としてピッタリなテキストです。テキストと過去問題、解説が1冊にまとまったもので、これ1冊で試験対策ができます。
おすすめポイントは3つあります。
1.テキストと過去問題は1項目ごとに記載している
各出題項目でテキストがわかれているため、勉強が行いやすいです。実際の試験と同じ出題順に収録されているので、最初から勉強すると試験の際に混乱することなく問題を解いていきやすいでしょう。
過去問は平成29年8月〜令和3年度3月までの7回分、合計210問分収録されています。これらを繰り返し解くことで十分な試験対策ができるでしょう。
2.改善基準の問題はテキスト+イラストでわかりやすい
ややこしいため、多くの人が頭をかかえてしまう改善基準の分野はイラストを使って解説しています。文章だけでは理解しづらいところもイラストのおかげでスムーズに頭に入ってくるでしょう。
3.重要ポイントがまとめてある
テキスト内の各章の最後には試験に出やすいポイントを項目にしてまとめています。各項目を勉強したあとに再度この項目を見て復習する、試験直前に再度確認するなどといった方法で活用するといいでしょう。
【令和4年版】ユーキャンの運行管理者【貨物】合格テキスト&問題集
通信教育講座でおなじみのユーキャンが販売しているテキスト。仕事で試験勉強の時間を取りにくいという忙しい方におすすめの1冊として登場しました。
このテキストのおすすめポイントは下記の3つです。
1.テキストがわかりやすい
運行管理者の試験の約8割は法律の問題であるため、法律が苦手な人には勉強がかなり苦しく感じるでしょう。しかし、このテキストはイラストや図表を使って丁寧にわかりやすく解説をしています。
長々とした文章ではなく、試験に重要なポイントを絞って端的に分かりやすく工夫されているので、法律が苦手、難しい漢字や言葉は受け付けないという人でも理解しやすくなっています。
2.1問1答のドリルで復習がしやすい
各項目には繰り返し出題されるポイントを厳選して問題が出題されています。1問ごとに解答と解説が記載されているので勉強を行いやすいです。
また、解説文には付録の赤シートを利用すると穴埋め問題としても活用できます。単に暗記するだけでなく、理解度を深めるには最適です。
3.過去問と予想模試を掲載している
過去問題を収録しているだけでなく、ユーキャンオリジナルの予想問題が掲載されています。テキストや過去問を解いて知識をしっかり植え付けた後は、総仕上げとして予想模試を解くことで実践力が身につきます。
【旅客編】運行管理者試験対策のおすすめ参考書
旅客運行管理者の試験勉強に有効な最新のおすすめ参考書を紹介していきましょう。
【令和4年3月受験版】運行管理者試験:問題と解説【旅客偏】
旅客運行管理者試験の対策としてピッタリな1冊。テキストと過去問、解説が1冊にまとめられているので、この1冊だけで試験対策が可能です。
この参考書のおすすめポイントは3つです。
1.テキストと過去問題は1項目ごとに記載している
各出題項目でテキストがわかれているため、自分の勉強したい分野に特化して学習することが可能です。
過去問(平成29年8月〜令和3年度3月までの7回分)を入れた問題の合計数は236問も収録されています。それぞれ解説もついているため、繰り返し解いていくことで理解度が深まるほか、知識が定着しやすいです。
2.改善基準の問題はテキスト+イラストでわかりやすい
難しいため理解しづらい改善基準や配置基準はイラストを使って解説しています。文章だけでは理解しづらいところもイラストのおかげでスムーズに頭に入ってくるでしょう。
3.重要ポイントがまとめてある
テキスト内の各章の最後には、「覚えておこう」と書かれたページがあります。ここでは試験に出やすいポイントを表などにしてまとめています。各項目を勉強したあとに復習に使ったり、試験直前に再度確認したりといった方法で活用できます。
【令和4年版】いちばんわかりやすい!運行管理者〈旅客〉合格テキスト
最新の試験問題に対応したテキスト。出題傾向に的を絞っているので、効率よく勉強したい方におすすめです。
このテキストのおすすめポイントは下記の3つです。
1.出題されるポイントが解説されている
多くのテキストは丁寧で細かい解説がついているため、不必要な知識までもが掲載されています。しかし、このテキストは試験に出る範囲のみのポイント解説であるため、コンパクトにまとまっています。
ある程度知識のある人や仕事で勉強時間を確保できないといった方には効率よく勉強できるのでピッタリでしょう。
ただコンパクトにまとめてある分、まだ知識が浅いと感じる人には不十分かもしれないので注意しましょう。
2.穴埋め問題を隠す赤シートがついている
テキスト内の重要部分は赤字で書かれており、赤シートを利用すると穴埋め問題になります。テキストを読み込んで、赤シートを活用すると理解度の向上や知識の定着に役立ちます。
3.出題が多かった過去問を掲載されている
各章の終わりにはこれまで出題されることが多かった問題が掲載されています。復習に活用することや出題傾向の多い問題をしっかり抑えておくことで合格に大きく近づきます。
関連記事:運行管理者になるための勉強時間はどれくらい?試験対策や効率的な勉強方法などを紹介
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運行管理者試験のテキスト問題に関するまとめ
運行管理者試験のテキスト問題集にはさまざまな種類があります。運行管理者のテキスト勉強をしている人は、積極的に取り組みましょう。
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