施工管理

施工管理をなぜ辞めたいのか?続かない理由や辞める際の流れを細かく紹介!

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「施工管理を辞めたい」
「施工管理はなぜ続かないの?」
「施工管理を辞める際の流れを知りたい」

こんな悩みや疑問をもっていませんか?
ここはその疑問や悩みを持っている方におすすめの内容となっています。

ここでわかることは以下の通りです。

・施工管理を辞めたいと思う理由
・きつくとも施工管理を続ける理由
・施工管理を辞めたいと思ったときの行動方法
・施工管理のおすすめの転職先

なぜ施工管理は続かないのか?それでも施工管理を続ける人の理由はなにか?など施工管理の仕事に疑問を感じた人にもおすすめの内容となっているので、最後まで読んでいただけると幸いです。

施工管理を辞めたいと思う理由

施工管理は離職率が高く、なかなか長続きする人が少ないと言われています。入社しても一年足らずで転職したいと考える方が多く、大変な職業のイメージがついています。

なぜ施工管理を辞めたいと思ってしまうのか?なぜ施工管理は続かないのか?その理由を紹介していきましょう。

関連記事:施工管理の仕事はおかしい!辞めたくなる理由と解決法を紹介します

長時間労働がキツイ

施工管理を辞めたいと思う理由の中で特に多いとされるのが、毎日の長時間労働です。

施工管理は職人さんよりも朝早く出社し、現場の状況を見て当日のスケジュールを考えます。また、工事終了後に職人さんは退勤しますが、施工管理は事務作業が残っているので、夜まで仕事をしなければいけません。

毎日の残業することが当たり前で、施工管理の残業時間は一般的な職種と比較するとかなり長い傾向にあります。そのため、家では寝るだけの時間で起きては仕事、帰ったらすぐに寝るという生活サイクルが嫌となる人も少なくないでしょう。

毎日の残業で体を壊してしまうかたもいます。体を壊した人を見ていることもあり、自分がそうなる前に施工管理を辞めて、別の企業に転職しようと考えるのでしょう。

人間関係のストレス

人間関係のストレスによって施工管理を辞めたい人は特に若い世代に多い傾向があります。

施工管理は自分よりも年上の職人さんと一緒に働くだけでなく、指示を行わないといけない立場であるため、職人さんと馬が合わずにしんどくなることが少なくありません。

また、職人さんは経験豊富な方が多いため、若い施工管理のいうことをあまり聞かずに自分たちのやりやすい方法を取ることもあるため、うまく仕事が回らずに精神的に辛くなることもあるでしょう。

職人さんの方が知識も経験も豊富なので、自分に足りないものがあると怒られたり、時には手が出ることもあります。物の言い方もキツイため、それで精神的ダメージを受けるのでしょう。

職人さんは昔気質の古い体質の方が多い傾向にあるため、パワハラのような仕打ちをうけることもあります。まだ、そういったものになれていない若いうちは、耐えられずに辞めて転職する人が多くいます。

仕事量が多すぎる

施工管理の仕事は主に4大管理と呼ばれる工程管理、品質管理、安全管理、原価管理です。これらの管理を日中に行うだけでも十分な仕事量ですが、これ以外にも書類作成、関連会社との打ち合わせ、会社の会議参加など膨大な仕事量があります。

また、万事順調といったことはあまりなく、トラブルが起きることは日常茶飯事です。トラブルのせいで万が一、工期が遅れそうになったとしても絶対に遅れてはいけません。他の仕事を後回しにしてもスケジュールを調整しないといけないため、他の仕事のツケがあとになって回ってきます。

そういった仕事量の多さから頭がパンク状態となり、肉体的にも精神的もしんどくなって施工管理を辞めたいと思うのでしょう。

休日回数が少ない

施工管理は一般的な会社のような週休二日制をとることができません。近隣の工事現場を見ていただければわかると思いますが、休日は日曜日のみで土曜日は工事を行っています。施工管理は工事を行っているときは一緒に立ち会うことが基本なので休日は週に1回というのが基本となります。

また、天候不良や材料が届かない、機材の故障などで工程に遅れが出るとなれば休日に出勤して遅れを取り戻さないといけないこともあります。工期は遅れると罰金が発生する恐れがあるため、絶対に守らないといけないものです。そのため、休日を返上してでも仕事を行わないといけません。

休日回数が少ないため、プライベートの楽しみがなく、家族がいる方は一緒の時間を過ごせなくなります。せっかく予定を入れたとしても、なくなる恐れがあり、そういったことがストレスとなって施工管理を辞めたいと思うのでしょう。

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関連記事:施工管理をすぐに辞めるのが不安な方へ。辞めるべき理由や辞めても大丈夫な理由を紹介!

きつくても施工管理を続けたい理由

上記で紹介した通り、施工管理の仕事はきつく大変です。毎日の残業、人間関係の面倒くささ、休日返上など肉体的ストレスや精神的ストレスがたまって施工管理を辞めたい、転職したいと思う方は多くいます。

しかし一方で、きつくても施工管理を続けたいと思って頑張っている方もいます。なぜ大変な思いをしてでも続けたいのか、その理由について紹介していきましょう。

形に残るモノを作ることが好きだから

施工管理の仕事は設計図を作るところから携わっています。一枚の図面から始まり、工事となると見る見るうちに形をつくっていき、完成した時には大きな建造物となります。最初は絵だったものが目に見える形となって出来上がる様子を一番間近でみれるのは大きな達成感を感じられるでしょう。

確かに残業時間も多く、精神的なストレスもあるため、しんどいなと感じることがたくさんあるでしょう。しかし、大きな建築物を作る工程を1から参加できる喜びや誇りは施工管理でしか味わえないと思うので、きつくとも辞めずに頑張りたいと思うのでしょう。

人とのつながりでやりがいを感じられる仕事だから

建設現場では職人だけでなく、関連会社や施工主などとたくさんの人と関わって工事を進めていきます。小さな工事でも数十人、大きな工事だと数百人の人と関わることもあります。彼彼女らとコミュニケーションをこまめに取りながら良いチームワークを作り、工事を進めないと良いものはできあがりません。

施工管理はそのチームの代表でもあるため、良いものができるかどうか、いいチームができるかどうかは施工管理次第でもあります。

仕事中は職人さんと意見の食い違いでケンカをしたり、関連会社ともめたり、施工主が理不尽なことをいったりと何かしら問題は起きるかもしれませんが、良い建物ができるとわだかまりも解けて喜びを分かち合えるでしょう。

そういったときのやりがいは苦労を共にしてきたからこそ味わえるもので、一度感じるとまた味わいたくなるのでしょう。

1つの工事で出会った人たちはまた別の工事で会うこともあります。人とのつながりを大事にする人は特に仕事が辛くても一緒に頑張る仲間がいると辞めずに続けたいと思うのでしょう。

安定した給料を手に入れられるから

施工管理の平均年収は約560万円と一般企業の平均年収490万円よりも高い傾向にあります。給料が多いところでは800万円以上、中には1000万円以上もらっている施工管理も少なくありません。

日々の残業や膨大な仕事量をこなすのは肉体的にも精神的にも辛いですが、給料明細をみると頑張っただけの給料が入っているので嬉しくもなるでしょう。給料はモチベーションの1つでもあるので、他の職種と比べて高給料であるのは誇らしさもあって、大きなやりがいとなります。

また家族を養っているものであれば、十分な金額であるため、家族に好きなことがさせてあげれる喜びにもなります。独身であれば自分の好きなことにお金がかけれるため、仕事が大変でも続けたいと思うのでしょう。

施工管理を辞めたいと思ったときの行動方法

いくらやりがいがあってももう限界!となることもあるでしょう。施工管理を辞めたいと思ったときはいきなり上司に相談するのは辞めておいたほうがいいです。では、具体的にどのような行動を起こせばいいのか紹介していきます。

なぜ辞めたいのかを具体的にまとめる

まず最初に行うことは、自分がなぜ辞めたいのかをまとめることです。なぜまとめるのかというと大きく分けると2つの理由があります。

1つ目は自分が本当に辞めたいのか、気持ちに整理をつけるためです。施工管理の仕事は仕事量も多く、人間関係のストレスもあるため、なかなか続かない仕事です。ストレスがたまりにたまって辞めたくなるときもあれば、上司や職人にきつく言われて辞めたくなったという一時の感情による理由もあります。

限界を迎えて辞めたいと思うのは仕方ありませんが、一時の感情やストレスで施工管理を辞めるというのは後々になると後悔することがあります。感情が冷めるまで時間をおいてもいいですし、自分がなぜ辞めたいと思ったのかを書き出してみることも気持ちを整理するための有効な方法です。

2つ目は上司や会社から引き留められにくくなるからです。施工管理のいる建築業界は常に人手不足であるため、誰かが辞めるとなると大きな痛手となります。そのため、上司や会社が引き留めにかかってくるでしょう。

そこで辞めたい理由があいまいだと、つけ入る隙を与えてしまって簡単に辞められなくなってしまいます。自分が辞めたい理由を具体的に伝えられると上司や会社も説得しづらくなるため、きちんと辞めたい理由をまとめたほうがいいのです。

上司に連絡する

辞めたい理由をまとめることができれば上司に連絡しましょう。ここで気を付けておきたいのは、2つあります。

1つ目は相談ではなく伝えたいことがあるという形で上司に話をしに行くことです。相談というと解決の道があるように感じるため、辞めたいという意思よりも現在の問題を直す方向に動く可能性があるので、きっちりと伝えたいことがありますと言ってから退職の意を伝えましょう。

2つ目は連絡する相手は自分の直近の上司にしましょう。時々社長や役員などだいぶ上の人に退職したいという方がいますが、それを行うとトラブルが起きる可能性があります。

一番の問題は上司のメンツをつぶすという点です。会社は組織で成り立っているので、一番身近にいる上司があなたの教育係でもあり、世話役でもあるので、それを飛び越すというのは上司に対しても失礼です。例え嫌な上司であっても最後くらいはきっちり話をしてから辞めるようにしましょう。

転職先を見つける

退職の意を伝えることができれば転職先を探しましょう。退職の意を伝える前に転職先を探すこともいいですが、気持ちよく辞めるには退職の意思を伝えてからのほうがスッキリしやすいです。

転職先を見つける方法は主に3つあります。転職サイト、ハローワーク、知人の紹介です。それぞれメリット、デメリットがあるので解説しましょう。

転職サイト

今一番一般的な方法として、マイナビやデューダなどさまざまな転職サイトを活用して転職先を見つけることです。

転職サイトのいいところは求人件数の多さです。多くの企業は転職サイトを活用しているため、求人件数は転職サイトが一番多いです。

次に条件を絞ることで自分の理想に近い企業を見つけやすいといったメリットがあります。転職サイトでは給料や休日、福利厚生や勤務地、勤務時間など細かく条件を絞ることができます。最低600万円以上の年収が欲しい人や週休2日制が良いという人、会社は近くがいいなど自分の理想にあった会社を探すことができます。

ただし、良い企業というのは人気が高いため、簡単に入社できるとは限らないので、いくつか絞っておくといいでしょう。

また、転職サイトは自分で企業に連絡して面接までのやり取りをおこなわないといけません。いい加減な文章だと面接までに断られたりするため、文章の書き方などはネットなどで調べるようにしましょう。

ハローワーク

ハローワークは相談員という形で職員さんがいるため、その方々に相談しながら転職先を見つけます。ハローワークにも企業からたくさんの求人募集がでていますが、転職サイトと比較すると少ない傾向があります。

しかし、職員がいるため、自分の経歴や所有している資格などから自分にあった企業を紹介してくれることも可能です。自分に合った企業がみつかった場合、職員が連絡してくれるため、面接までがスムーズに行われます。

もし面接が苦手だ、まだ不慣れで不安だというかたは職員と疑似面接ができるため、自分の悪い部分は事前に改善することができます。

ただし、職員をはさむため、自分の好みばかりが言いづらい、断りにくい方だと職員の勧めにそのまま従ってしまうなど100%自分のペースで仕事が見つけることができないといったデメリットがあります。

知人の紹介

知人の紹介の場合、基本的によほど自分に問題がないかぎり転職がスムーズに進むため、転職活動の時間とお金のコストがかかりません。あらかじめ自分の能力や性格が企業先に伝わっているため、自分に合った部署や営業所に回してもらえる可能性もあります。

また、事前に友人から仕事内容や職場の雰囲気も聞くことができるので、ミスマッチが起きる心配も少ないでしょう。

ただし、知人の紹介で入社すると辞めにくくなります。特に年数が経過していないにも関わらず転職したくなっても辞めるのは難しいでしょう。知人のメンツをつぶしてしまい、今後関わりを持てなくなる可能性があるので、長期で働くという強い意思を持った人でないと紹介は受けないほうがいいかもしれません。

転職しても施工管理として働きたい方におすすめの転職先

施工管理はキツイ職種ですが、やりがい十分にあります。今の会社が嫌になっただけでこれからも施工管理として働きたいと思う人もいるでしょう。そこで転職しても施工管理として働きたい方におすすめの転職先を2つで紹介しましょう。

ディベロッパー

ディベロッパーはゼネコンのように建設工事を管理するものではなく、開発計画を練って全体工事をまとめる仕事を行います。不動産開発会社と呼ぶかたもおり、施工管理の仕事としては人気の職種です。

また、ディベロッパーは自社物件を改修したり、省エネを対応するための設備更新を行ったりすることで入居率を上げることもしています。

こういった改修工事や修繕工事に立ち会うのもディベロッパーの施工管理の仕事です。ディベロッパーのメリットは、給料が高い、福利厚生が整っていることが多い、休日がある(土曜出勤でも振替休日を用意している)です。

仕事量もゼネコンなどと比較してもかなり少ないので、残業時間が減って自由時間が増えるというのも人気の理由です。

ただし、ディベロッパーの場合、新設工事ではなく改修・修繕工事、工事計画の立案などが中心のため、新しく何かを作り上げることがあまりなく、現場での仕事も少なくなるため、ゼネコンよりもやりがいは少なく感じるかもしれません。

派遣社員

派遣会社では施工管理も募集しているため、派遣会社に入社し技術者派遣として働く方法もおすすめです。派遣社員となると所属先が派遣会社となるため、ゼネコンのような仕事量ではなく、残業時間も大きく減るメリットがあります。

派遣社員として働く際は契約方法が3つあります。派遣会社に派遣先を見つけてもらい、契約期間だけ働く(最大3年間の期限付き)一般派遣契約、派遣会社に正社員として雇用してもらい、派遣先企業で働く特定派遣契約、6か月間派遣先企業に働き、自分と派遣先企業の双方合意があれば派遣先企業に正社員として雇用してもらう紹介予定派遣契約。

気軽に派遣社員として働きたいのであれば一般派遣契約がいいのですが、安定した生活や給料が欲しいのであれば、特定派遣契約がおすすめです。

紹介予定派遣契約は、施工管理として企業に勤めたいという覚悟がないとできないのと自分で企業を選定できないので、派遣契約の方法としてはあまりおすすめできません。

どの契約方法を選択しても施工管理として従事できる業務は派遣法で定められており、自由に仕事ができないメリットがあります。詳しくは施工管理、派遣で調べてみると具体的な例が見つかるでしょう。

まとめ

どんな仕事もしんどいといいますが、施工管理の仕事は特に大変な仕事です。その分のやりがいもありますが、やりがいを感じるために肉体や精神を壊してしまっては元も子もありません。

もし本当に施工管理が辛い、続けられないと感じたのであれば体を壊す前に辞めましょう。人手不足などもあって辞めることも大変ですが、自分の代わりとなるものは必ず見つかるので、自分のことを優先にしてくださいね。

関連記事:施工管理の経験を活かした転職先を探したいあなたへ。成功させるためのポイントや異業種へ転職する方法を紹介します

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