「今どれくらい違反点数が溜まっているのか?」
「会社から違反点数の確認したいと言われた」
「就職する際に違反点数の証明書が必要と言われた」
普段違反点数を確認することはありません。しかし、就職する際や最近違反を犯して不安になった際など必要となるケースがあります。
この記事では違反点数の確認方法や違反点数がリセットされる条件などを紹介しているので、最後まで一読してくださいね。
違反点数の計算方法
スピード違反や駐車違反などをしてしまうと点数を引かれると言いますよね。つまりある点数から減点方式で引かれていき、マイナスになるとなんらかの処分を受けるのではと勘違いしている人がいるかもしれません。
しかし、違反点数は減点方式ではなく加算方式を取っています。0点から始まり、これまで免停や免取になってない人は6点以上で免停もしくは免取となります。
その違反点数の確認方法やリセットする方法をこれから紹介していきましょう。
免許の違反点数を確認する方法
今どれくらい違反点数が溜まっているのか、と気になったときにどう確認すればいいのか紹介していきましょう。
ネットでは確認できない
今の時代なんでもネットを使えば調べることができるようになりました。そのため違反点数も調べられると思われるかもしれませんが、現状ではネットで確認することができません。
累積点数等証明書もしくは運転記録証明書で確認しよう
違反点数は累積点数等証明書または運転記録証明書で確認することができます。
累積点数等証明書とは、交通違反や交通事故で取られた点数が今何点なのかを証明するための書類です。この証明書には、行政処分の前歴や累積点数、事故や違反の詳細とそれぞれの点数が記載されています。
運転記録証明書とは、過去3・5年または1年をさかのぼり、交通違反・事故、運転免許の行政処分の記録を証明するための公的な書類です。この証明書には、行政処分の前歴や累積点数、事故や違反の詳細が記載されています。
この2つの証明書の取得方法は、免許センターで申請してする方法とゆうちょ銀行または郵便局で申請し、取得する方法と2通りあります。申請用紙は免許センターまたは警察署、交番などに設置されています。
免許センターでの申請方法
①自分の地域にある免許センターに行き、見本を参考に必要事項を記入します。
②窓口にて手数料を添えて申請します。この時の手数料は1通につき670円となります。
③免許センターに取りに行くか、郵送にて届くのを待ちます。取りに行く場合は5日ほど、郵送であれば1週間ほどかかります。
※本人が直接申請する場合は、運転免許証が必要。代理人を立てて申請する場合は、委任状などの書面が必要となります。
ゆうちょ銀行または郵便局での申請方法
①ゆうちょ銀行・郵便局には申請用紙がないため、あらかじめ準備しておき必要事項を記入します。
②窓口にて払い込みをして申請します。交付手数料670円+郵便局への手数料80〜130円が必要となります。
③免許センターに取りに行くか、郵送にて届くのを待ちます。取りに行く場合は5日ほど、郵送であれば1週間ほどかかります。
※本人が直接申請する場合は、運転免許証が必要。代理人を立てて申請する場合は、委任状などの書面が必要となります。
累積点数等証明書または運転記録証明書が必要になるケース
日常で違反点数の確認を行うことはあまりないかと思います。しかし、特定の職業に就く際などに、この証明書が必要となる場合が2つあります。それぞれ紹介していきましょう。
運送業界に就職する際に必要
トラック、バス、タクシー運転手など人や物を運ぶ職業に就く際にこの証明書が必要となります。この書類でこれまでどのような運転をしてきたのか?事故を起こしていないのか?優良ドライバーであるのかを確認できます。
もし仮に行政処分を受けていた場合、免停になるまでの累積点数が低くなるので、それを確認したいという企業側の意図もあるでしょう。
また個人タクシーを開業したい場合や更新する際にも必要です。過去3年間に道路交通法違反を犯していないことを証明するために必要となります。
SDカードの申請に必要
職業ドライバーとして、無事故無違反の表彰を受ける際やガソリンスタンドや宿泊施設などから優待を受けることができるSDカードの申請をする場合にも必要です。
違反点数がリセットされる条件
交通違反や事故などの点数は累積されていきますが、ある条件を満たせばリセットされます。それぞれ紹介していきましょう。
1年間無事故無違反を達成
過去に一度違反をしてしまっても、そこから1年以上無事故無違反を継続すると点数がリセットされます。また、2年以上無事故無違反の場合は、3点以下の違反を犯してもその後3ヶ月間無事故無違反であればリセットされます。
違反者講習を受講する
違反者講習とは、免停や免許取り消しになった方が受ける講習。この講習を受講し、処分期間を経たのち免許が返還されれば違反点数がリセットされます
これを覚えておこう。行政処分基準点数とは
行政処分基準点数とは、行政処分(免許停止や免許取り消し)となる違反点数の基準となるもの。基本的には6点以上となれば免許停止、15点以上で免許取り消しとなりますが、過去に行政処分を受けているとその点数が低くなります。
わかりやすく表にまとめました。
違反点数/処分回数 | 0回 | 1回 | 2回 | 3回 |
1 | ||||
2 | 免許停止90日 | 免許停止120日 | ||
3 | 免許停止120日 | 免許停止150日 | ||
4 | 免許停止60日 | 免許停止150日 | 免許取り消し1年 | |
5 | 免許停止60日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 | |
6 | 免許停止30日 | 免許停止90日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 |
7 | 免許停止30日 | 免許停止90日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 |
8 | 免許停止30日 | 免許停止120日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 |
9 | 免許停止60日 | 免許停止120日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 |
10・11 | 免許停止60日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し2年 |
12ー14 | 免許停止90日 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し2年 |
15−19 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し1年 | 免許取り消し2年 | 免許取り消し2年 |
表のように行政処分を1回受けてしまうと、免停までの点数が2点低くなります。また、日にちの長さも増えてしまい処分が重くなっているのがわかります。行政処分を2回以上受けてしまうと、たった2点から免許停止以上の処分を受けてしまいます。それだけ行政処分が重いということがわかるかと思います。
まとめ
違反点数の確認には、少し日数が必要となるので、今後必要となることがわかっているのであれば、早めに申請するようにしてくださいね。
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