かっこいいトラックを運転できる運送社会社の選び方

トラックドライバーにとって、「かっこいいトラックを運転できるかどうか」は、仕事のモチベーションを上げるうえで重要なポイントになると思います。

ですが一般的な運送会社では、トラックの改造を禁止していたり、スタンダードなデザインのトラックしか導入していなかったりと、トラックドライバーの希望が叶えられることは多くありません。

 

そこで、本記事ではかっこいいトラックを運転できるおすすめの運送会社、かっこいいトラックを運転できる運送会社の選び方、かっこいいトラックを運転できるかどうかで運送会社を選ぶメリット・デメリットなどを解説します。

かっこいいトラックがある運送会社の特徴

そもそも、かっこいいトラックがある運送会社にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、かっこいいトラックがある運送会社の特徴を4つ紹介します。

社員のモチベーションが高い

かっこいいトラックがある運送会社の特徴1つ目は、社員のモチベーションが高いことです。

「トラックは走ればなんでもいい」というのが一般的な経営者の考えだと思いますが、そこであえてかっこいいトラックを用意してくれるような経営者は、社員を大切にしてくれる可能性が高いと言えます。

そのような会社であれば、「社長がここまでしてくれるんだったら、頑張ろう！」と、社員のモチベーションも自然と高まります。

加えて、トラックドライバーの中には「純粋にトラックが好き」という方も多いため、「かっこいいトラックに乗るとやる気が出る！」と、かっこいいトラックに乗れるだけでモチベーションが上がることもあります。

整理整頓を徹底している

かっこいいトラックがある運送会社の特徴2つ目は、整理整頓を徹底していることです。

例えば、大好きなアニメキャラクターのフィギュアを購入すると、「汚したくない」という気持ちから毎日フィギュアを磨いたり、傷がつかないように大事に保管したりしますが、これはかっこいいトラックにも当てはまります。

かっこいいトラックを傷つけないために、駐車場には余計なものを置かず、整理整頓をしてこまめに洗車もします。

さらに、このトラックを労わる気持ちは徐々に、事務所の机を整理したり、床に落ちているごみを拾ったりする習慣にもつながり、結果的に社内全体に整理整頓が行き届いた状態になっていくのです。

社長の気合いが入っている

かっこいいトラックがある運送会社の特徴3つ目は、社長の気合いが入っていることです。

トラックはかっこよくなくても運転できれば問題はありません。ですが、あえてかっこいいトラックを導入しているということは、社長本人が会社や業務に対して熱を入れている証拠です。

このような社長は、朝は社員よりも先に出社して事務所のごみや電球などのチェックを行ったり、自ら営業に出向いたり、来社したお客さんの対応も率先して行ったりと、とにかく仕事に対して気合が入っていることが多いのです。

売上が好調

かっこいいトラックがある運送会社の特徴4つ目は、売上が好調であることです。

トラック運送会社は慢性的な人手不足に悩まされていますが、その原因は低賃金と過酷な労働環境にあると言われています。

しかし、かっこいいトラックを導入する会社の経営者は社員を大切にする傾向が強いため、賃金や労働環境をしっかりと整備しています。

そうすることで、離職率を下げながら社員のモチベーションを上げられるため、会社の売り上げも必然的に上向いていくのです。

身だしなみが綺麗

かっこいいトラックがある運送会社の特徴5つ目は、身だしなみが綺麗であることです。

かっこいいトラックを導入している運送会社は社員や社長のモチベーションが高いため、身だしなみにも常に気を遣っています。

耳にピアスを付けていたり、髪の毛の色が派手だったり、眉毛が不自然なほど細かったり、というようなことはほとんどありません。

誰からも「清潔感がある」と感じてもらえるように、常日頃から身だしなみを整えているのです。

点検に手を抜かない

かっこいいトラックがある運送会社の特徴6つ目は、点検に手を抜かないことです。

点検作業はトラックを安全に運転するために必要不可欠な作業ですが、かっこいいトラックのある運送会社は点検作業にも抜かりがありません。

運転席や荷台、ボンネット、フロントガラスといった見た目の部分はもちろん、アクセルやブレーキ、タイヤ、バッテリーの液量、エアやタンクの凝水など、トラックの性能面もこまめに点検し、「安全第一」の考え方が浸透しています。

参考元：全日本トラック協会「トラックドライバーが日常行うべき事項」

関連記事：トラックの日常点検はどんなことが必要？方法や点検項目を徹底解説！

かっこいいトラックがある運送会社の選び方

かっこいいトラックがある運送会社はどのようにして選べばいいのでしょうか。ここでは、かっこいいトラックがある運送会社の選び方を3つ紹介します。

 

 

会社のホームページを確認する

かっこいいトラックがある運送会社の選び方1つ目は、会社のホームページを確認することです。

各運送会社のホームページをチェックしてみるのが、最も手軽な方法です。HPにかっこいいトラックの写真を掲載している、もしくは社長挨拶や会社概要がしっかり書かれている会社は、かっこいいトラックを導入している運送会社である可能性が高いです。

また、会社のHP以外の求人情報サイトをチェックしてみて、労働条件を確認するのもおすすめです。待遇や給料が他の運送会社と比べて低過ぎなければ、かっこいいトラックの運転は期待できます。

 

会社を訪問する

かっこいいトラックがある運送会社の選び方2つ目は、会社を訪問することです。

HPを見るよりは少しハードルが高いですが、実際に会社を訪問すればかっこいいトラックの有無を確認できます。

また、会社を訪問することで、実際に働いている社員の様子を見ることもできるため、かっこいいトラックの有無と併せて確認しておくべきです。

 

研修期間や試用期間の長さに注目する

かっこいいトラックがある運送会社の選び方3つ目は、研修期間や試用期間の長さに注目することです。

かっこいいトラックが実際にあったとしても、研修期間や試用期間があまりにも長ければ、実際に運転するまでにモチベーションが失われていく可能性もあります。

初心者であれば仕方ありませんが、ある程度の経験者であるにも関わらず長期間の座学研修を課されると、早期の退職につながる場合もあります。

そのため、研修期間の長さは入社前にしっかりとチェックしておくべきです。

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関連記事：いい運送会社の選び方とは？大手運送会社やサイズ別トラックドライバーの収入などを紹介

関連記事：大型トラック運転手の職業やドライバーがかっこいい理由を解説

かっこいいトラックがある運送会社ランキング

ここまでは、かっこいいトラックがある運送会社の特徴と選び方を解説しました。しかし、実際にかっこいいトラックを導入している運送会社にはどのような会社があるのでしょうか。

ここでは、かっこいいトラックがある運送会社をランキング形式で3社ご紹介します。

第3位「岡田商運」

かっこいいトラックがある運送会社ランキング第3位は、岡田商運です。

岡田商運は岡山県岡山市に本社を構える運送会社です。車両台数は約250台で、全国に営業所を持っています。

岡田商運のトラックは「OkasyoPRトラック」と呼ばれています。大都市に向かって大海原をトラックが走って行く様子が描かれた斬新なデザインは、パッと見ただけでも強烈なインパクトを与えます。

また、背面には同じ景色の夜景バージョンがデザインされています。

参考元：岡田商運

第2位「西日本ジェット・ライン株式会社」

かっこいいトラックがある運送会社ランキング第2位は、西日本ジェット・ライン株式会社です。

西日本ジェット・ライン株式会社は福岡県糟屋郡に本社を構える運送会社です。計111台のトラックを保有しており、京都にも営業所を持っています。

西日本ジェット・ライン株式会社のトラックの特徴は、消防車と見間違えるほどに真っ赤に染まったボデイです。穢れの無い赤一色のデザインは、乗るだけで気持ちが高まること間違いなしです。

参考元：西日本ジェット・ライン株式会社

第1位「KAWAKITA EXPRESS」

かっこいいトラックがある運送会社ランキング第1位は、KAWAKITA EXPRESSです。

KAWAKITA EXPRESSは三重県亀山市に本社を構え、保有トラックは計21台と少数精鋭の運送会社です。

KAWAKITA EXPRESSのトラックは、赤いボディの車両にシルバーの荷台を乗せた車両と、赤いボディの車両に真っ赤な荷台を乗せた車両の2つに分かれています。

参考元：株式会社 カワキタエクスプレス

かっこいいトラックに乗るなら大企業と中小企業のどちらがいい？

かっこいいトラックは大企業～中小企業まで、様々な規模の運送会社に導入されています。では、かっこいいトラックを運転するためには、大企業と中小企業のどちらに就職するべきなのでしょうか。

ここでは、大手・中小運送会社の特徴をそれぞれ解説します。

大企業の特徴

大手運送会社は労働環境や給料などがしっかりと整備されていますが、その分個人の自由度は少なくなります。

トラックに関する制限も多数設けられており、内装や外装を変えたり自分の好きなようにカスタムしたりすることはほとんどの場合できません。

そのため、かっこいいトラックがある大手運送会社でも、そのトラックを自分好みにアレンジすることは難しいと言えます。

 

中小企業の特徴

中小運送会社は大手よりも自由にできることは多いです。ドライバーが少ない中小企業の場合は、ドライバーごとに自分のトラックが与えられることもあり、自分の好きなようにトラックをカスタムすることも可能です。

しかしその反面、大手よりも給料や労働環境が整っていない可能性が高いのが現実です。

加えて、一応は会社としての体裁もあるため、大々的な装飾を許可している企業はかなり少なくなっています。

そのため、いかに規模が小さいといえども、いわゆる「デコトラ」が会社側から許可される可能性は低いと考えておくべきです。

かっこいいトラックがあるかどうかで会社を選ぶメリット

トラック運送会社に就職する際、「かっこいいトラックがあるかどうか」は人によっては大きな判断基準となると思います。では、「かっこいいトラックがあるかどうか」で運送会社を選ぶメリットとは何でしょうか。

モチベーションが上がる

かっこいいトラックに乗って運転しているだけで気持ちは高まりますし、普通のトラックに乗っているドライバーに対して優越感に浸ることもできます。

長時間運転が必須となるトラックドライバーの仕事において、自身のモチベーションの有無は重要です。そのモチベーションをかっこいいトラックに乗ることで上げられるのであれば、かっこいいトラックがあるかどうかで会社を選ぶのは十分に合理的な選択と言えます。

「かっこいいトラックがあるかどうか」で会社を選ぶことにはメリットがある一方、もちろんデメリットもあります。

ここでは、かっこいいトラックがあるかどうかで運送会社を選ぶデメリットを3つ紹介します。

 

勤務が長時間にわたる

かっこいいトラックがあるかどうかで運送会社を選ぶデメリット1つ目は、勤務が長時間にわたることです。

労働基準法で、トラックドライバーの拘束時間は1日13時間以内、最長16時間以内と定められています。

そして、かっこいいトラックに乗れる可能性が高いのは中小運送会社ですが、そのような会社の場合、この基準を無視して労働させられるケースも実在します。

そのため、「かっこいいトラックがあるから」という理由だけで労働環境に目を向けずに入社してしまうと、一日中車の中で過ごしたり、休日もほとんどなかったりするような生活を送ることになりかねません。

参考元：厚生労働省労働基準局「トラック運転者の労働時等の改善基準のポイント」

給与が低い可能性がある

かっこいいトラックがあるかどうかで運送会社を選ぶデメリット2つ目は、給与が低い可能性があることです。

かっこいいトラックは中小企業に多いのですが、中小企業は大手企業よりも給与水準は低くなってしまいます。

もちろん、中小でも大手並みの給与を出す企業もありますが、ほとんどの中小企業は給与額では大手に敵いません。

そのため、「かっこいいトラックがあるから」という理由だけで入社すると、入社後の生活に苦しむ可能性もあるのです。

手作業が多い可能性がある

かっこいいトラックがあるかどうかで運送会社を選ぶデメリット3つ目は、手作業が多い可能性があることです。

トラック運転手の仕事には、運転以外に荷物の積み下ろし作業も含まれます。荷物の積み下ろし作業とはその名の通り、トラックに積んでいる荷物を荷台から降ろしたり、新たに積んだりする作業のことです。

この積み下ろし作業は最近ではフォークリフトを利用する機会も多くなりましたが、会社によっては手作業で積み下ろしをさせられることは珍しくありません。積み下ろしを手作業で行うことはかなりの体力消耗に繋がる上に、荷物の重さによっては作業そのものが危険になる場合もあります。

そして、こういった手作業が要求されるのは、かっこいいトラックがあるとされている中小企業が多く、かっこいいトラックがあるかどうかで運送会社を選ぶデメリットとされているのです。

出典元：厚生労働省「運送業における荷役作業災害の防止に向けて 」

関連記事：トラック運転手はかっこいい！特徴とモテる理由

かっこいいトラックに関してよくある質問

ここでは、トラック運送会社に関するよくある質問に回答します。

デコトラを運転できる会社の求人ってある？

前提として、デコトラを運転できる会社はかなり少なくなりましたが、実際にデコトラを運転できる会社はまだ存在します。以下は、デコトラで有名な会社です。

• 大賀商店（熊本県）
• 木村商事（埼玉県）
• RU物流（北海道）
• 押田運送有限会社（福島県）
• 株式会社テクノトランス（千葉県）
• 香川商事（香川県）
• エンタープライズ広島（広島県）
• 椎名急送（千葉県）
• カネショウ松井通商(有)（兵庫県）
• 盛豊商事（埼玉県）
• 成田商事（兵庫県）

デコトラに興味がある方は、これらの会社の求人に応募してみてはいかがでしょうか。

デコトラって違法じゃないの？

結論から言えば、デコトラ自体は違法ではありません。

ただし、国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準」では自動車の不正改造は違法と定められています。そのため、その基準を超えたデコトラは違法となります。

例えば、フロントガラスに指定外のステッカーを貼ったり、デイライトを赤色にしたりすると法律違反となります。

そのため、自身のトラックをデコトラにカスタムする場合は、デコトラに詳しい人に話を聞くか、自分自身で法律を調べてから行うようにしましょう。

参考元：国土交通省「不正改造です!! 」

関連記事：トラック運転手の給料の手取りはいくら？トラックの種類別に紹介

かっこいいトラックについてのまとめ

いかがだったでしょうか。今回は、かっこいいトラックを運転できるおすすめの運送会社について紹介しました。

本記事を参考にして、ぜひかっこいいトラックを運転できる運送会社へ就職してみてください。