【2023年版】黙々とできる仕事で高収入を狙えるもの15選

世の中にはさまざまな仕事があり、チームを組んだ上で協力し合いながら働く職種もあれば、1人で黙々と働くような職種もあります。

「話すのが苦手」「自分だけの結果にこだわりたい」といった理由から、1人で働きたいと考える人もいるのではないでしょうか。

黙々と仕事できる職種は少ないと思われがちですが、そのようなことはありません。

さまざまな業界で黙々と仕事に打ち込める職種は存在し、実力を身に付ければ高収入も十分狙えます。

今回は、黙々とできて高収入を目指せる仕事の種類や仕事内容について、詳しく解説していきます。

この記事でわかること ・黙々とできる仕事で高収入になれるのか ・黙々と仕事ができて高収入を目指せる職種15選 ・黙々と仕事をこなし高収入を達成する人の特徴とコツ ・黙々とできる仕事のメリット・デメリット ・黙々とできる仕事を始める上での注意点

黙々とできる仕事で高収入を稼げるのか？

黙々とできる仕事は、1人でこぢんまりと作業するイメージを持たれがちであり「本当に稼げるの？」と、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、黙々と1人でできる仕事で高収入を目指すことは十分可能です。

ここではなぜ、黙々と進める仕事で高収入を目指せるのか、仕事の特徴や収入を上げるために必要なことについて解説していきます。

黙々とできる仕事の特徴

黙々と1人で仕事をこなす職種には、以下のような特徴があります。

・自分でこなした結果が分かりやすい ・仕事範囲が明確である ・仕事上の役割分担が明確である ・仕事量や質を自分で定量化しやすい

周りと協力しながら仕事をこなす場合、必要な業務をその都度振り分けながら進めていきます。

一方で1人で仕事をこなす場合、仕事量や仕事内容は全て自分で決めて進めていくため、自分でこなした結果が明確になります。

自分がどのような役割を担っているかも明確であり、周りに気配りする必要もないため、自由に仕事量などを決めやすい特徴があります。

黙々とできる仕事で高収入は可能

黙々と1人で仕事をこなす場合「成果量が少ないため、高収入は目指せないのでは？」と考える人もいますが、そうでもありません。

確かに成果量は少なくなりますが、その分独り占めできるため、十分高収入を目指せます。

ただし、周りの力に頼って高い成果を出すことはできなくなるため、高いスキルや豊富な経験が必須となります。

黙々と1人で仕事をこなす職種で高収入を目指したいのであれば、その分野で他の人にはないような、高いスキルを身に付けていくことを意識しましょう。

黙々とできる仕事で高収入を稼げそうなもの15選

黙々とできる仕事の種類は数多く、業界や業種もさまざまです。

職種によって求められるスキルはもちろん、仕事内容も異なります。

ここでは黙々とできて、高収入を目指せる仕事を紹介していきます。

Web系

Web系の仕事は、パソコンがあれば仕事を進められて、打ち合わせ等もネット上で完結しやすいことから、1人で黙々と仕事をこなせる業種の代表格と言っても過言ではないでしょう。

一口にWeb系と言っても、具体的な職種は数多くあります。

ここでは5つのWeb系職種について、仕事内容や高収入を目指す上で必要なスキルを解説していきます。

手元にパソコンがない場合はMacBookのレンタルを試すのも検討してみてください。

ITエンジニア

ITエンジニアとはIT技術者の総称であり、コンピューターを動かす上で必要なシステムの設計が主な仕事内容となります。

システム設計の範囲は幅広く、具体的な仕事内容ごとに以下のような職種に分かれます。

・システムエンジニア(SE)
〜クライアントの要求に応じて、システムの構築や設計を行うのが仕事です。

システム設計や実装に関する技術はもちろん、クライアントがどのような悩みを持っているのか、要求を分析できるスキルも求められます。

・プログラマー(PG)
〜システムエンジニアが作成した開発仕様書を基に、プログラムを作成していく仕事です。

ソフトウェアエンジニアともよばれ、プログラムの作成後にはテストを行い、エラーやバグを修正します。

開発案件に必要なプログラミング言語を身に付けるだけでなく、障害管理や品質管理に関する知識も必要です。

この他にも「ネットワークエンジニア(NE)」や「セキュリティエンジニア」など、あらゆるIT技術に特化したITエンジニア職が存在します。

ITエンジニアとして高収入を目指すためには、ITスキルを磨く他にも希少価値の高い、先端技術の習得が重要と言えるでしょう。

専門性の高いスキルがあれば、さまざまな企業から必要とされて仕事単価も上がるため、高収入を目指しやすくなります。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、文字通りWebサイトのデザインを行うのが仕事となります。

クライアントの要求をヒアリングした上で、デザインの作成後、コーディングやプログラミングまで行います。

インターネットが欠かせない今の時代、Webサイトの制作は、あらゆる業界に必要不可欠であり、今後も将来性の高い職種と言えるでしょう。

主な勤務先には広告代理店やWeb制作会社があり、実力と経験を積めば独立して活躍することも可能です。

Webデザイナーとして高収入を目指すためには、企業で実力を身に付けた上で独立する方法があります。

独立することで仕事量を自分で調整しやすくなり、クライアントとの単価交渉もできるため、会社員よりも稼ぎやすくなります。

クリエイター

クリエイターは自身のスキルや経験を基に、さまざまな発想を具現化するのが仕事です。

主なクリエイティブ系職種には、以下のような仕事があります。

・VR、MR、ARクリエイター ・動画クリエイター(ユーチューバーやCGデザイナー) ・ゲームクリエイター

Web系のクリエイターが注目されていますが、漫画家や小説家もクリエイターの1つとなります。

美的センスや創造力が武器となる仕事であり、ひたすらスキルを磨き世間から評価されるようになれば高収入も十分可能です。

最近ではデジタルコンテンツに資産価値が発生するようにもなり、今後更に将来性が上がると予想されています。

ネットショップ

EC事業の急成長と共に、その数が増えてきているのがネットショップ運営です。

個人のさまざまな趣味を商品として販売できるようになり、評価が上がれば高収入を目指すことも可能です。

販売する商品ジャンルには以下のようなものがあります。

・ファッション ・キッズ ・インテリア ・アウトドア ・カルチャー

最近では誰でも簡単に出店できるサービスも増えてきており、副業として気軽に始める人も増えてきています。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、自身で運営するメディアに広告をつけるなどして、広告がクリックされ商品が売れれば収入が発生する仕組みです。

ブログアフィリエイトが一般的ですが、YouTubeの視聴中に流れる動画広告もアフィリエイトの一種となります。

広告のクリック数や商品の販売数は、メディアの視聴数に比例するため、質の高いコンテンツの作成が必須と言えるでしょう。

SEO対策やセールスライティング力も必要ではありますが、注目を集めるようになれば高収入も十分目指せます。

ドライバー系

運送業も1人で黙々と仕事をこなしやすい業種の1つです。

会社員であっても運転中は1人で過ごすことが多く、周りとのコミュニケーションも、他の仕事に比べるとかなり少なめと言えるでしょう。

現在はドライバー不足の深刻化もあり、経験を積めば独立して個人での活躍も可能です。

ここでは、ドライバー職でおすすめする2つの職種を紹介していきます。

タクシードライバー

タクシードライバーは、仕事中のほとんどを1人で過ごすこととなります。

「つけ待ち営業・流し営業」を行いながら、乗客を見つけて目的地まで送り届けるのが仕事となります。

タクシードライバーには最低限のルールはあるものの、営業方法や休憩時間などは自分で自由に決められるのが特徴です。

収入に関しても歩合制が基本であり、個人の頑張りにより結果を残せば、その分高収入を目指せる仕事です。

経験を積んだ上で個人タクシーとして独立する人も多く、最近ではコロナウイルスの影響も限定的になってきたことから、需要も高まってきています。

配送ドライバー

配送ドライバーも運転中は1人で過ごすため、黙々と仕事をこなせる職種の1つとなります。

配送する荷物や運転する車両のサイズはさまざまで、配送距離も異なります。

近年はドライバー不足が深刻化していることもあり、運転免許がなくても依頼できる求人が多く、未経験でも挑戦可能です。

EC事業の急成長により個人向けの荷物が増加してきているため、個人で独立して配送業務を行う人も増えてきています。

収入が高く設定されている、大型トラックのドライバーになれれば、高収入も目指せます。

関連記事：トラック運転手で年収800万稼げる？高年収求人の特徴と注意点

一次産業系

一次産業とは「林業・農業・水産業」といった自然から資源を採取する産業のことであり、中には1人で黙々と仕事をこなせる職種もあります。

具体的にどのような職種と、その仕事内容について解説していきます。

漁業

船に乗って魚を捕まえたり、海で魚や貝などを育てたりして、収穫した海産物を出荷するのが主な仕事内容となります。

海に囲まれた日本ではあらゆる地域で漁業が盛んであり、特にカニやマグロ、カツオといった、遠洋漁業や高級な魚介類を専門とすると高収入を目指しやすくなります。

ただし自然を相手にすることから、最低限の漁獲量が保証されているわけではなく、危険も伴います。

力仕事で体力も必要であるため、向き不向きを確かめた上で挑戦するようにしましょう。

農業

作物や植物の栽培や家畜の飼育などを行う農業も、1人で黙々と仕事をこなす作業が多い職種の1つです。

何を育てるのかによって仕事内容は大きく異なりますが、作物の栽培では「土づくり・種植え・雑草の除去・収穫・出荷」まで、一連の作業を行います。

高値で販売される作物の栽培やさまざまな販路を確立できれば、高収入を目指すことも十分可能です。

自然を相手にする仕事であるため、収入を安定させるのが難しいデメリットもあります。

牧場

牧場では乳牛や食肉用の牛の飼育や、製品の加工・出荷などを行います。

家畜の飼育が主な仕事内容であり、具体的には「エサやり・牛舎の掃除・搾乳・健康状態のチェック」があります。

全てを1人でこなすわけではありませんが、基本的に作業は1人で行うため黙々と仕事をこなしたい方におすすめの職種です。

出荷する製品の品質を高めるのはもちろん、普段の作業効率を上げることにより出費を最小限に抑えられれば、高収入も十分目指せます。
ただし、天候や景気に影響を受けやすい特徴があるため、高収入を維持するのは簡単ではありません。

投資系

投資系の仕事も基本的に1人で物事を決断することが多く、1人で黙々と仕事をしたい方におすすめの業種です。

一口に投資系と言っても、投資内容によって仕事内容は異なります。

具体的な職種と仕事内容について、詳しく解説していきます。

個人投資家

個人投資家とは文字通り、自分の資金を自分の判断であらゆるものに投資する人のことを言います。

自分の資金を、保険会社や金融機関に預けて運用する機関投資家もあります。

投資を考えている業界についてのデータ収集や分析、投資先の選定が主な仕事内容です。

中には、億単位の利益を上げている人もいるため、華やかな世界に思われていますが、リーマンショックなど何かをきっかけに資産を一気に失うリスクもあります。

高収入を目指すためには、それなりの資金を準備する必要があります。

デイトレーダー

デイトレーダーとは、株や為替を短期的に取引する人のことで、パソコンで売買を行うため、1人で黙々と作業する時間が多い仕事です。

投資対象に関するあらゆる最新のデータを収集し、値動きをグラフ化したチャートを見ながら売買のタイミングを見極めます。

予想した方向へと値が動けば利益が生まれ、投資額によっては一日で数十万円以上も稼ぐようなデイトレーダーも存在します。

金融やトレードに関する知識を学び、結果を出せるようになれば、かなりの高収入を目指すことが可能です。

一方でトレードに失敗するとマイナスになる可能性もあり、高収入を維持するのは簡単ではありません。

その他

ここまで紹介してきた職種以外にも、1人で黙々と仕事ができる仕事はあります。

最後は最近になって誕生した職種を中心に、3つの職種について解説していきます。

研究開発職

研究開発職とは、所属している企業の商品や機械の技術研究を行い、あたらしい商品やサービスを開発する仕事です。

基本的に研究職と開発職に分かれており、研究職は製品に活かせる知識や技術の探求を行います。

開発職は、顧客のニーズも踏まえながら、新技術等を基に新たな商品を開発していきます。

研究職に就くには専門分野に特化した知識や技術が求められ、誰でもすぐにできる仕事ではありません。

将来性があり需要の高い商品を生み出せれば、高収入を得ることも可能です。

プロゲーマー

eスポーツ市場が急成長すると共に、注目を集めているのがプロゲーマーです。

仕事内容はスポーツ選手と似ており、世界各地で行われる大会での優勝を目指し、日々ゲームの練習を行います。

参加するゲームには個人で戦うものも多く、普段から1人で黙々と練習をこなしていくこととなります。

大会に優勝し有名になれば、さまざまな企業がスポンサーになり、動画配信による広告収入も得ることが可能です。

ただし、優勝して有名になれるのはごく僅かな人だけであり、収入を安定させるのは簡単ではありません。

ドローン操縦士

ドローンの普及により、需要が急激に高まっているのがドローン操縦士の仕事です。

ドローンは空撮やインフラの点検・整備などあらゆる場所で必要とされるようになってきています。

主な仕事内容はドローンの操縦であり、仕事中はもちろん練習も1人で行います。

ドローンの運転スキルを高めた上で、撮影等に関する知識も身に付けられれば需要が高まり、高収入を目指すことも十分可能です。

今後もあらゆるシーンで活躍することが期待されており、将来性の高い職種とも言えるでしょう。

黙々とできる仕事で高収入を得る人の特徴

黙々と作業を進められる仕事は、自分でこなした結果が分かりやすく、役割などが明確になっています。

他の人と協力して結果を出していくわけではないため、結果にこだわり自主性を持って仕事に取り組まなければなりません。

ここでは、黙々とできる仕事で高収入を得ている人の、主な特徴について解説していきます。

営業スキルがある

1人でこなす仕事の場合、自分のスキルを上手くアピールした上で、仕事を受注する必要があります。

特に独立して働く場合には自分で営業しなければならず、積極的なセールスができなければ単価の良い仕事も受注できません。

自分のスキルを簡単にアピールできるポートフォリオの作成や、SNSの活用も営業テクニックの1つとなります。

自己管理ができる

1人で黙々とこなせる仕事の長所であり、短所とも言えるのが「自由に動ける」ことです。

周りを気にせず自分の考えで動ける一方で、自分を律する必要があります。

「そんなの簡単にできる」と思う方もいるかもしれませんが、全てが自由な環境で自分の目標に向かって動き続けるのは予想以上に大変です。

自由な環境下でも計画的に仕事を進め、体調管理や運動も上手にコントロールできる人は仕事で成功しやすいと言えるでしょう。

数字に強い

ただなんとなく働くのではなく、数字やデータにこだわり理論的に分析するのが得意な人は、着実に成果を上げやすいと言えます。
仕事に失敗は付きものですが、何が悪かったのか具体的に理解できれば、同じ失敗を防ぎやすくなるからです。

なかなか解決策が出て来ないような課題であっても、数字にして可視化することで些細な変化にも気付きやすくなります。

普段の仕事データを取り数値化して見直す行為は、仕事で成功する上でとても重要と言えます。

行動力がある

どれだけ立派な考えや計画があったとしても、行動しなければ何も進展しません。

行動に移したことで失敗してしまったとしても、次に活かしていけば少しずつ前進できます。

ひたすら行動に移し前進し続けられるような人は、1人で黙々と成長しながら高収入になっていきやすいと言えます。

決断力がある

1人で黙々とこなす仕事は当然ながら自分で決断することが多くあります。

特にフリーランスで働く場合には、仕事の営業先や単価交渉、外注先をどこにするかなど、さまざまな決断を行います。

予算や今後の計画も踏まえた上で、冷静かつ的確な判断ができれば仕事で成功する確率も上がり、高収入になりやすいと言えるでしょう。

黙々とできる仕事で高収入を得るコツ

黙々とできる仕事で、高収入を得る人の特徴について解説してきましたが、当てはまっていないから稼げないわけではありません。

高収入になる人の特徴を意識するだけでも、徐々に成長し収入を上げていきやすくなります。

また、普段の仕事の中でちょっとしたコツを意識するだけでも、収入を上げやすい環境へと変えていくことも可能です。

ここでは、黙々とできる仕事で高収入を得られるようになるコツについて、解説していきます。

安売りをしない

1人で働き始めた頃によくある失敗が「自分を安売りしてしまう」ことです。

「自分を頼ってくれている」と嬉しさのあまり、目標単価より安いのにも関わらず、仕事を受けてしまう人は少なくありません。

初めは安い単価であっても仕事をこなし、信頼を得るのも非常に大切ですが、定期的に単価交渉を行うなど、自分を安売りしすぎないように注意しましょう。

確かなスキルを習得する

「自由に働きたいから」と、スキルや経験のないまま1人で仕事を始めても、成功することはかなり難しいと言えます。

将来的に独立するなどして1人で働きたい考えがある場合、まずは就職して独立後に必要となるスキルを身に付けていくようにしましょう。

作業に関する知識や経験はもちろん、営業スキルなども必須となります。

「自分だったら」と心の中でシミュレーションしながら働くことにより、更に成長しやすくなります。

スクールを活用する

仕事の幅を効率良く広げたいのであれば、通信講座などのスクールを活用するのもおすすめです。

特にIT系のスキルは独学で勉強するのは難しいため、プログラミングスクールに通うなどして技術を身に付けていきましょう。

スキルを身に付けることにより、少しずつ仕事を受けられるようになり、仕事結果を基にしながら更に成長しやすくもなります。

効率的に業務をおこなう

1人で仕事をこなす場合、こなせる仕事量には限界があり、収入を上げ続けるのも難しくなってきます。

そのような場合には外注の検討や、効率良く仕事をこなせるツールの導入など、作業効率の向上を意識するようにしましょう。

時間に余裕ができれば、新しいスキルの習得や事業の拡大にも力を入れられるようになります。

トレンドを活用する

高収入を目指すためには、トレンドを活用することも大切です。

ビジネスは先行者優位であるため、いち早くトレンドに乗れれば仕事を受けやすく、売上を上げやすくなります。

特にWeb業界は移り変わりが早いため、定期的な情報収集がとても大切だと言えるでしょう。

将来性を考慮して仕事を選ぶ

挑戦する仕事の将来性を考慮することも非常に大切です。

仕事に関するスキルや知識を身に付けたとしても、将来的に需要が衰退し、仕事がなくなっては意味がありません。

これから仕事を決めるのであれば、今後発展していくと予想されている職種を選ぶようにしましょう。

ちなみに、今後更に発展が予想されているのは「IT業界・医療関連・クリエイティブ系」と言われています。

黙々とできる仕事のメリット

これまで会社員として周りの人達と協力して働いてきた場合、黙々とできる仕事が自分に合っているのか、分からない方もいるのではないでしょうか。

今後どちらを目指していくべきか迷っている場合には、黙々とできる仕事のメリットを理解しておくことが大切です。

ここでは具体的な3つのメリットについて解説していきます。

人間関係のストレスが少ない

黙々とできる仕事に従事する1つ目のメリットは「人間関係のストレスが少ない」ことです。

クライアントからの指示はありますが、仕事の決断や裁量で上司に口出しされるようなことは一切ありません。

当然、後輩への指示出しもなく、人間関係によるストレスはかなり少ないと言えます。

会社員であったとしても、トラックやタクシーの運転手であれば、1人で過ごす時間が多くストレスが溜まりにくいと言えます。

マイペースに仕事ができる

従事する仕事にもよりますが、1人で黙々と働く仕事は作業のペースや一日の流れを、ある程度自由に決められます。

特にWeb関係の仕事で独立すると、パソコンさえあれば、場所を選ばず好きな時間に仕事を進められます。

出勤時間に合わせて生活する必要もなくなり、自分のペースで仕事を進めることが可能です。

やりたい作業に没頭できる

会社で周りの社員と一緒に働いていると、自分が好きな仕事ばかりが振られてくるわけではありません。

時には苦手な作業を指示されたり、急に部署が移動になり、仕事を覚え直したりすることもあります。

1人で黙々と打ち込める仕事であればこういったことはなくなり、やりたい作業に没頭できるようになるでしょう。

関連記事：トラックドライバーは楽しい？理由と向いている人の特徴を紹介

黙々とできる仕事のデメリット

黙々とできる仕事にはメリットだけではなく、デメリットもあります。

「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、挑戦する前に具体的なデメリットについて理解しておかなければなりません。

ここでは、具体的なデメリットの内容と解決策を解説していきます。

責任が増える

仕事を1人でこなす場合、仕事の受注や作業のペース配分など、全ての作業を自分で判断していくことになります。

当然、何かミスがあった場合には、自分で解決しなければなりません。

会社内の仲間が、何かしらのフォローをしてくれるといったことはなくなります。

特にフリーランスになると会社にも所属していないため、損害保険の加入や確定申告なども自分で行う必要があります。

こういった負担をなくすためには、経験を積む段階でフリーランスを想定したシミュレーションを行っておくことが大切です。

さまざまなケースでシミュレーションを積んでいれば、1人で仕事をする際にやるべきことが分かり、精神的な負担も軽減できます。

営業力が必要

会社で働いていると別の人が仕事を取ってきてくれるため、与えられた仕事をこなしていれば問題ありません。

しかしながら、1人で仕事をするようになれば、仕事を受注する必要があり、好きな作業だけしておけばいいわけではありません。

受注する仕事の選定や価格交渉、仕事量などを考慮した営業を行います。

そのため、独立するような場合にはどうやって仕事を受けていくのか、本当に仕事を依頼してもらえるのか、シミュレーションしておく必要があります。

収入が不安定になる

前述した通り1人で仕事を始めると、周りの誰かが助けてくれるわけではありません。

フリーランスの場合には有給休暇といった制度もなく、仮に体調を崩してしまった場合、休んだ分だけ収入が減ります。

年に数回支給される賞与もなく、これまで企業側が半分支払っていた保険等も全て自分で支払うことになります。

結果を出せればその分高収入を目指せる一方で、収入が不安定になる可能性があることも理解しておきましょう。

収入を安定させるためには、仕事の請負先を複数に分けてリスク分散を行うようにしましょう。

また、もしもの時に補償してもらえるような仕事の保険に加入すると、収入の負担を軽減できます。

事務作業が増える

会社員としてではなく、独立して1人で仕事をするようになると、営業の他にも事務作業を行う必要があります。

クライアント別での請求書作成や、毎月の収支管理が必須となります。

また、3月には確定申告も行う必要があり、加入している保険の控除等も自分で計算しなければなりません。

なるべくこのような事務作業を減らしたい場合には、税理士事務所が行っている確定申告関連のプランに加入することをおすすめします。
必要な書類だけ保管しておけば、お金の計算や申告等を代行で進めてもらえます。

黙々とできる仕事に転職する際の注意点

黙々とできる仕事のメリット・デメリットを解説しましたが、従事する上で理解しておくべき注意点もあります。

理解しないまま転職してしまうと「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も、ゼロではありません。

ここでは、具体的な3つの注意点について解説していきます。

孤独である

黙々と1人でこなせる仕事は、一日中誰とも話さないことも珍しくなく、想像している以上に孤独です。

会社員として1人でこなせる仕事に従事する場合は、多少のコミュニケーションが取れますが、独立すると余計に1人で過ごす時間が増えます。

1人で過ごすのが好きな方は問題ありませんが、人と話すのが好きな場合には注意が必要です。

完全に孤立したくないのであれば、SNSなどで同じ職種のコミュニティに参加すれば、イベントへの参加などで意見交換ができます。

高いスキルを求められる

個人で働くようになると周りのフォローが一切なくなり、自分の実力だけでクライアントの要求に答えていくことになります。

独立する場合には関連企業と仕事を奪い合うことになり、少し経験がある程度のスキルでは仕事を任せてもらえません。

また、仕事中に何かしらのトラブルがあった際にも、臨機応変に対応する必要があります。

将来的に個人で仕事をしたいと考えているのであれば、経験を積む段階で幅広く仕事をこなし、他の人にはない魅力を身に付けておくようにしましょう。

情報共有の機会が少ない

普段会社員として周りの人と交流しながら働いていると、仕事に関する情報共有を行うことが頻繁にあります。

周りの失敗談などを聞くことにより、事前の対策も可能となるのですが、1人で仕事をするようになると、情報収集が難しくなります。

トレンドに乗り遅れると収入も上げづらくなるため、同じ職種のコミュニティやセミナーに参加するなどして、定期的に情報収集するようにしましょう。

黙々とできる仕事を探す方法

黙々とできる仕事をこれから見つけていきたい場合、どのように案件を見つけていけばいいのか、分からない方もいるのではないでしょうか。

一般的な転職サイトにも個人でできる仕事が掲載されていますが、あくまでも会社員としてこなす仕事が多いと言えます。

ここでは、自分の技術を活かした仕事を見つける方法について、紹介していきます。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事を受けたい人と仕事を依頼したい人を繋いでくれる、マッチングタイプのサービスです。

国内大手では「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあります。

社員の募集ではなく案件による募集が多く、ライティングや動画編集、Webサイト作成などあらゆる案件を取り扱っています。

個人情報やスキル情報を入力するだけで案件に依頼可能であり、事前に具体的な仕事内容やレベルも知れるため安心です。

スキルシェアサービス

スキルシェアサービスも、クラウドソーシングと同様に案件での募集が多く、より細かい個人のスキルを売り買いできるようになっています。

具体的には以下のようなスキルの案件が多くあります。

・悩み相談 ・イラスト作成 ・占い ・レッスンやアドバイス ・ライティング

個人で活動している人が多く比較的単価が安いため、仕事が忙しくなってきた場合の外注先探しにも役立ちます。

転職エージェントサービス

会社員として黙々とできる職種を探したい場合、転職エージェントサービスがおすすめです。

リモートワーク可能な求人などを数多く扱っており、希望に応じた仕事を見つけられます。

正社員だけでなくパートやアルバイトの求人もあり、副業感覚で仕事を始めたい方に最適と言えます。

フリーランス向けエージェントサービス

自分のスキルがどこまで通用するのか、どのような案件に合っているのか分からない場合、フリーランス向けエージェントサービスがおすすめです。

エージェントとの面談を行うことにより、理想の条件や経験にあった案件を一緒に見つけてくれます。

条件に納得できれば、そのまま企業との面談も可能であり、効率良く案件を見つけられるでしょう。

黙々とできる仕事で高収入を稼げない場合の対処法

黙々と1人で取り組む仕事を始めた人の中には、予想していたよりも稼げていない状態の人もいます。

そのような場合、2つの対処方法を試すことにより、収入を上げられる可能性があります。

諦めて転職する前に、一度試してみるようにしましょう。

適性を再確認する

仕事で成果を思うように上げられていない場合、その仕事が合っていない可能性があります。

好きで始めたものの趣味から本業になり、苦痛に感じるようになるようなケースは珍しくありません。

普段仕事をこなす上で辛いと感じることがあれば、なぜつらいのか冷静に考えてみるようにしましょう。

1人で働いてみた結果、みんなで働く楽しさに気付き、会社員へと戻るのも決して悪いことではありません。

情報収集をする

1人で仕事に向き合いなかなか上手くいかないのであれば、積極的に情報収集をするのもおすすめです。

他の人の作業内容と比べることで、何が悪かったのか明確にできる可能性があります。

また、同じ悩みを共有する仲間ができると、定期的に話す場を設けることによりストレスを溜め込みにくくもなります。

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黙々とできる高収入の仕事についてのまとめ

今回は、黙々とできる高収入の仕事について解説してきました。

1人で黙々と行う仕事は自分の仕事範囲が明確であり、フリーランスになれば仕事量や時間を、自由に決めることも可能です。

その一方で自分で全ての作業をこなさなければならず、仕事を受注するための営業スキルも求められます。

また、会社員と比べて補償も少なく収入が安定しづらいため、しっかりスキルを身に付け経験を積んでおく必要があります。

もちろんメリットも多いため、今回紹介した注意点なども踏まえた上で目指すようにしましょう。

不安だという方は副業からでも挑戦可能です。