物流業界

テールゲートリフター特別教育をする講師には資格が必要?

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テールゲートリフター特別教育をする講師には資格が必要?

テールゲートリフターとは、荷物の積み降ろしを効率化し、作業者の負担を軽減する重要な装置です。しかし、その操作には特別な注意と技術が必要であり、その教育の重要性がますます高まっています。

こういった背景を踏まえ、テールゲートリフター特別教育の講師の需要も高まっていますが、現実的には社内に講師がいない会社がほとんどです。

本記事では、テールゲートリフター特別教育の講師資格の必要性、テールゲートリフター特別教育の講師育成プログラムなどについて解説します。

テールゲートリフター特別教育をする講師に資格は必要ない

テールゲートリフターの操作や安全対策に関する教育を行う講師には、特定の資格要件が設けられていません。ただし、教育の質を保証するために、講師には実務経験や知識の深さが求められます。

出典:貨物自動車における荷役作業時の墜落・転落防止対策の充実に係る労働安全衛生規則等の一部改正のポイント|厚生労働省

テールゲートリフター特別教育をする講師育成プログラムはある

テールゲートリフター特別教育の講師を務めるのに資格は必要ありませんが、テールゲートリフター特別教育をする講師育成プログラムは存在します。

ここでは、テールゲートリフター特別教育講師の育成プログラムを3つ紹介します。

全国登録教習機関協会

テールゲートリフター特別教育をする講師育成プログラムの1つ目は、全国登録教習機関協会です。

全国登録教習機関協会は、日本国内の運転教育の質の向上と、交通安全意識の普及に向けた活動を行う組織です。

全国登録教習機関協会が提供しているプログラムの内容と費用は、下記の通りです。

研修種類 内容
学科研修
  • テールゲートリフターに関する知識
  • テールゲートリフターによる作業に関する知識
  • 関係法令
実技研修
  • テールゲートリフターの取扱い
  • ロールボックスパレット等の取扱い
区分 受講料金
会員 36,000円
非会員 50,000円

出典:テールゲートリフター業務特別教育・講師養成研修|一般社団法人全国登録教習機関協会

また、2023年度のプログラムは7月に第1回が開催され、最終の第12回は2024年3月7日(木)~8日(金)の日程で開催されます。受講申し込みは、HP内の専用フォームで行います。

詳しい開催日程は、全国登録教習機関協会のHPをご確認ください。

CIC日本建設情報センター

テールゲートリフター特別教育をする講師育成プログラムの2つ目は、CIC日本建設情報センターです。

CIC日本建設情報センターは、主に資格試験の対策講座を提供している企業です。

CIC日本建設情報センターが提供しているプログラムの内容は、下記の通りです。

研修種類 内容
学科研修
  • テールゲートリフターに関する知識
  • テールゲートリフターによる作業に関する知識
  • 関係法令
  • インストラクターの心構え
実技研修 テールゲートリフターの操作の方法

出典:テールゲートリフター特別教育|CIC日本建設情報センター

また、受講費用は44,000円で、2023年度のプログラムは11月時点で、12月1日~25日のプログラムのスケジュールが公開されています。受講申し込みは、HP内の専用フォームで行います。

詳しい開催日程は、CIC日本建設情報センターのHPをご確認ください。

陸災防

テールゲートリフター特別教育をする講師育成プログラムの3つ目は、陸災防です。

陸災防(陸上貨物運送事業労働災害防止協会)は、陸上貨物運送事業を営む企業の自主的な労働災害防止活動の促進を通じて、労働災害の防止を図ることを目的とした団体です。

陸災防が提供しているプログラムの内容と費用は、下記の通りです。

研修種類 内容
学科研修
  • テールゲートリフターに関する知識
  • テールゲートリフターによる作業に関する知識
  • 関係法令
  • インストラクターの心構え
実技研修 実技教育の実施方法

 

 

※実機を用いた研修はなし

区分 受講料金
会員 35,200円
非会員 45,100円

出典:荷役労働災害防止対策|陸災防

また、2023年度のプログラムは7月に第1回が開催され、現時点では12月8日(金)が年内最後の開催となっています。受講申し込みは、申し込み書に記入し、メールまたはFAXで送信します。

詳しい開催日程は、陸災防のHPをご確認ください。

必ずしも社内にテールゲートリフター特別教育の講師がいなくてもいい

テールゲートリフターを扱う場合、テールゲートリフター特別教育の受講が義務付けられていますが、必ず社内にテールゲートリフター特別教育の講師を設置しなければならないわけではありません。

ここでは、必ずしも社内にテールゲートリフター特別教育の講師がいなくてもいい理由について解説します。

外部研修機関で特別教育を受けられる

必ずしも社内にテールゲートリフター特別教育の講師がいなくてもいい理由の1つ目は、外部研修機関で特別教育を受けられるからです。

多くの専門研修機関では、テールゲートリフターの操作方法や安全対策についてのコースを提供しており、これらの機関ではテールゲートリフターに関する豊富な知識と実績を持つ専門家による指導を行っています。

そのため、社内に専門の講師がいなくても、従業員を外部研修に派遣することで適切な教育を受けさせることができ、企業は安全な操作の確保と法令遵守を両立できるのです。

出張講習で特別教育を受けられる

必ずしも社内にテールゲートリフター特別教育の講師がいなくてもいい理由の2つ目は、出張講習で特別教育を受けられるからです。

テールゲートリフター特別教育の出張講習とは、専門の教育機関が企業のもとに直接訪れ、テールゲートリフターの操作方法や安全対策に関する研修を実施するサービスです。

この方法を利用することで、企業は自社の敷地内で従業員に必要な特別教育の提供が可能になり、社内に専門の講師を持つ必要がなくなるため、より効率的かつコスト効果の高い方法で教育を実施することができます。

テールゲートリフター特別教育の講師資格についてのまとめ

今回は、テールゲートリフター特別教育の講師資格について解説しました。

テールゲートリフターの特別教育を社員に受講させようと検討している企業の担当者の方は、本記事を参考にして、ぜひテールゲートリフターの特別教育の実施を検討してみてください。

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