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【2024年最新】大手設計事務所へ転職する7つのポイント|売上・年収ランキング

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設計士が話し合う様子

設計事務所で働く場合、企業規模や売上によって年収や働きやすさが異なります。設計技術者としてキャリアアップを目指しており、大手設計事務所への転職を検討している方もいるでしょう。

大手設計事務所は、キャリアアップを目指す設計技術者の転職先として人気であるため、誰でも簡単に転職できるわけではありません。

今回は、大手設計事務所への転職を成功させるためのポイントや、転職後の具体的なキャリアパスについて分かりやすく解説します。

また、国内の大手設計事務所の売上高・平均年収ランキングも紹介します。

大手設計事務所へ転職するための7つのポイント

上司の指示を受ける設計士

大手設計事務所への転職を成功させるためには、即戦力であることをアピールするのはもちろん、自分に合った設計事務所を見つける必要があります。

ここでは、大手設計事務所への転職を成功させるために意識すべき、7つのポイントについて解説します。

建築士や建築施工管理技士の資格を取得する

大手設計事務所への転職を目指すうえで「建築士」や「建築施工管理技士」といった資格の取得は、大きな強みとなります。

多くの大手設計事務所では、プロジェクト全体を通して一貫した管理能力が求められるためです。専門資格を取得することで、専門知識と実務能力を証明できるため、採用担当者に即戦力であることをアピールできます。

特に1級建築士や1級建築施工管理技士は、大規模案件に携われるため、プロジェクトの設計から施工管理まで一貫して対応できる点が評価され、採用担当者から高い評価を得やすいと言えるでしょう。

関連記事:建築士の仕事内容とは?資格の種類や年収事情も
関連記事:1級建築施工管理技士の受験資格と試験内容|合格率と難易度について

CADスキルを習得する

大手設計事務所への転職では、CADスキルの習得が必須と言えます。多くの設計事務所では「AutoCAD」「Revit」「ArchiCAD」などの専用ソフトを用いて、設計図面や3Dモデルの作成、建築プロジェクトの詳細設計を行っているためです。

特に、3DCADスキルやBIM(Building Information Modeling)を活用できると、設計から施行まで一貫して管理でき、図面の修正作業や工程管理を効率化できる点も強みとして認められます。

プロジェクトの効率化や精度の向上に貢献できるため、大手設計事務所でも重宝される存在になれるでしょう。

アピールできるポートフォリオを作成する

専門資格に加えてポートフォリオがあれば、実績やスキルを視覚的に伝えられるため、自分の設計スタイルや専門性をより効果的にアピールできます。

特に、過去に携わったプロジェクトの詳細や、自身が担当した具体的な役割、工夫した点などを明示することで、実務に直結するスキルを示せます。

CAD図面や3Dモデル、完成したプロジェクトの写真などを豊富に盛り込み、視覚的にも分かりやすいポートフォリオを作成しましょう。

大手設計事務所の採用傾向をリサーチする

大手設計事務所への転職を成功させるためには、各社の採用傾向をリサーチすることが重要です。同じ職種でも、設計事務所ごとに重視するポイントや求めるスキルが異なるため、事前にリサーチしたうえで、効果的なアピール方法を考えていきます。

たとえば、企業によってはBIMや環境設計の知識を求めることがあり、特定のスキルを持つ人材が優遇されるケースがあります。

採用傾向は、企業のホームページや採用情報、SNSの公式アカウントを確認し、プロジェクトの特徴や社員のインタビューなどをチェックしてみましょう。また、求人サイトの募集要項や過去の採用事例から、その傾向を読み取ることも可能です。

最新の建築技術やトレンドに知識を深めておく

最新の建築技術や、業界トレンドへの理解を深めておくことも大切です。

多くの設計事務所では、BIMやゼロエネルギービルディング(ZEB)、サステナブル建築など、新しい技術や持続可能な設計を取り入れたプロジェクトが増加傾向にあるためです。

これらの知識を持つことで、他の応募者との差別化を図りやすくなります。また、トレンドを理解しておくと、面接時に技術的な理解度や業界に対する関心をアピールできます。

建築関連の専門誌や業界ニュースをチェックし、セミナーなどに参加して知識をアップデートしておきましょう。

自己分析を行い適性とキャリア目標を明確にしておく

大手設計事務所では、即戦力としての活躍が求められるため、自分の強みやスキルを活かしてどのように貢献できるか理解しておくことが大切です。

自己分析を行う際には、過去の経験から得たスキルや知識、達成した実績を振り返り、自分の得意分野やスタイルを整理してみましょう。

また、将来的なキャリアビジョンも設定しておくと、長期的に成長できる人材であることを採用担当者にアピールできます。

大手設計事務所に強い転職エージェントを活用する

大手設計事務所への転職を目指す際には、業界に特化した転職エージェントを活用することで、効率よく希望条件にあった求人を見つけられます。

転職エージェントには、業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、大手事務所の採用ニーズや求めるスキルを熟知しています。企業が重視するポイントを押さえたアドバイスをもらえるでしょう。

また、エージェント独自の非公開求人を紹介されることもあり、転職活動の選択肢が広がります。さらに、エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策までサポートしてくれるため、転職活動を効率よく進められます。

大手設計事務所へ転職する際には、弊社が運営する「建職キャリア」をご活用ください。

関連記事:建築士のやりがいは?仕事の魅力と苦労するポイント、将来性がある理由

大手設計事務所でのキャリアパスの描き方

設計について話し合う設計士

キャリアアップを目指して大手設計事務所への転職を検討しているものの、入社後のキャリアパスが詳しくイメージできないという方もいるでしょう。

ここでは、大手設計事務所に転職した後のキャリアパスについて解説します。

大規模プロジェクトに関わりスキルを磨く

大手設計事務所へ転職した後は、大規模プロジェクトに携わりながらスキルを磨いていきます。大規模プロジェクトでは、設計だけでなく施工管理や品質管理など多くの工程が含まれており、さまざまなスキルが求められます。

プロジェクトの各段階で求められる専門知識や高度な技術に触れることで、自分のスキルが向上するだけでなく、視野も大きく広がります。

大手設計事務所では、BIMや3DCADといった最新技術が導入されていることが多いため、積極的に活用してスキルを高めていきましょう。

設計から施工管理まで幅広く担当する

大手設計事務所でキャリアアップを目指すためには、設計から施工管理まで幅広い経験が必要です。設計だけでなく、施工段階の管理業務にも関わるようにしましょう。

これにより、建築プロジェクト全体を理解し、円滑に進行させるスキルが身についていきます。また、施工管理では、設計業務とは異なる課題解決力や調整力も身につけられます。

設計から施工管理までを一貫して担当することで、大手設計事務所でのキャリアパスがさらに充実し、管理職や専門職への道が開け、市場価値の高い人材へと成長できるでしょう。

管理職に昇進しチームをマネジメントする

大規模プロジェクトに携わり、さまざまな経験を積んだ後は管理職に昇進し、チームをマネジメントします。管理職の役割は、プロジェクトの進行管理や予算調整、品質確保だけでなく、チームメンバーの指導や成長支援まで含まれます。

マネジメントスキルやリーダーシップが求められ、組織全体に貢献する力を身につけられるでしょう。これにより、次のステップとして経営職や専門分野での活躍が見えてきます。

フリーランスとして独立し専門分野で活躍する

大手設計事務所で管理職として、プロジェクトの計画や運営に携わった後は、更なる昇進を目指します。また、フリーランスとして独立し、専門分野で活躍することも可能です。

たとえば、BIMやサステナブル建築などの技術に特化していれば、専門家としてクライアントから信頼され、安定した案件を得やすくなります。

フリーランスになれば、柔軟な働き方が可能となり、自分のペースで案件を選びワークライフバランスを調整できます。ただし、独立には自己管理能力や営業スキルが必須となり、会社員のような保証もないため、慎重に判断するようにしましょう。

大手設計事務所の働きやすさと労働環境の改善

男性と女性の設計士が話し合う様子

建設業界は、現役技術者の高齢化と若手人材の参入減少により、人手不足が問題となっています。この状況を受けて、多くの建設企業で働きやすさの改善が進められています。

ここでは、大手設計事務所における労働環境の改善内容や、働きやすさの特徴について解説します。

社内の福利厚生を活用できる

大手設計事務所では、豊富な福利厚生が設けられていることが多く、従業員が働きやすい環境が整っています。

たとえば、一般的な健康保険などのほかに、医療費補助や住宅手当、家族手当などが用意されています。また、食事補助や福利厚生クラブの利用、社内フィットネス施設の提供など、健康を意識した支援も受けられるのが特徴です。

さらに、資格取得支援や教育プログラムの補助制度も多く、専門知識やスキルを磨くためのサポートも充実しています。

フレックスタイムやリモートワークで柔軟に働ける

大手設計事務所では、フレックスタイム制度やリモートワークを導入している企業が多く、柔軟な働き方が可能です。

フレックスタイム制度により、コアタイム以外の出勤時間を自由に設定できるため、ライフスタイルに合わせた勤務がしやすくなり、仕事と家庭を両立できます。

また、リモートワークの導入により、在宅での業務も可能となり、通勤時間の削減や作業環境の自由度が向上します。これにより、従業員の負担軽減だけでなく、仕事への集中度を高められるでしょう。

残業時間が削減されている

多くの大手設計事務所では、働き方改革の一環として、残業時間の削減に積極的に取り組んでいます。

業務効率の改善が進められており、プロジェクトの進捗管理や業務の分担が効率化され、無理のないスケジュールが組まれる傾向にあります。

設計業務の特性上、繁忙期には残業が発生することもありますが、過重労働を防ぐ仕組みが整備されているのは、大きなメリットと言えるでしょう。

ワークライフバランスが改善されている

大手設計事務所では、従業員のワークライフバランスの向上を目指した取り組みが積極的に行われています。働き方改革の一環として、フレックスタイムやリモートワーク、残業時間の削減が進められています。

また、定期的なリフレッシュ休暇や有給取得奨励日を設けている企業も多く、長期休暇を取得しやすい体制が整っていることは、大きな魅力と言えるでしょう。

ワークライフバランスが改善されることで、従業員のモチベーション向上や集中力の持続に役立ち、長期的なキャリア形成において大きなメリットとなります。

ダイバーシティが推進されている

大手設計事務所では、多様な人材が活躍できるよう、ダイバーシティの推進が進められています。性別、年齢、国籍、バックグラウンドに関わらず、さまざまな視点や経験を持つ人材が活躍できる環境づくりが行われています。

具体的には、女性やシニア層のキャリア支援、外国人スタッフの受け入れ体制の整備、リモートワークやフレックスタイム制度の充実などがあります。

これらの働きやすさや労働環境の改善は、大手企業ほど積極的に進められている傾向です。

 ICTツールを活用した効率化が進んでいる

大手設計事務所では、ICT(情報通信技術)ツールを活用した業務の効率化が進んでいます。プロジェクト管理や進捗確認、図面の共有には、BIMやクラウドベースの設計ソフト、プロジェクト管理ツールが導入されています。

これにより、チーム全体でリアルタイムに情報を共有できるようになりました。また、コミュニケーションがスムーズになり、作業の重複やミスが減るため、プロジェクトの精度とスピートも向上します。

オンラインミーティングやチャットツールも導入され、リモートワーク環境でも円滑な連携が可能です。

大手設計事務所の売上高・平均収入ランキング

ヘルメットを持つ作業員

大手設計事務所への転職を検討しているものの、具体的な企業までは決まっていない方もいるでしょう。

ここでは、日経アーキテクチャー2023年9月14号のデータを基に大手設計事務所の売上高をランキング形式で紹介します。平均年収や企業の概要も解説していますので、転職先として検討してみてください。

日建設計【平均年収783万円】

日建設計の設計・監理業務売上高は419億3,100万円で、平均年収は783万円です。

日建設計は、日本を代表する大手設計事務所で、国内外で超高層ビルや商業施設、公共インフラの設計をメインに手掛けています。日本で最初の超高層ビルとして建てられた「霞が関ビルディング」も日建設計が手掛けています。

BIMなどの最新技術の導入や環境に配慮したサステナブルデザインを積極的に採用しており、時代のニーズに応じた先進的な建築が特徴と言えるでしょう。

また、大規模で複雑なプロジェクトの管理にも優れており、設計から施工管理まで一貫して対応できる体制が整っていることも強みと言えます。国際的なプロジェクトも多数手がけており、世界水準のデザイン力と技術力は高い評価を得ています。

参考:株式会社日建設計 採用情報
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社日建設計|エンゲージ

日本設計【平均年収894万円】

日本設計の設計・監理業務売上高は217億1,400万円で、平均年収は894万円です。日本設計は、公共施設や文化施設、商業施設といった都市計画に強みを持っています。

創業以来、環境に配慮したサステナブル建築や地域密着型のデザインを重視しており「横浜ランドマークタワー」や「国立新美術館」など、有名な建築物を数多く手がけてきました。

BIMや環境負荷を抑えるエコデザインを積極的に採用しており、持続可能な社会に貢献する姿勢が業界内外で高く評価されています。

国際的なプロジェクトにも多く携わっており、グローバルな視野で建築に取り組むことで、地域特性や環境を考慮したデザインを提供することが日本設計の特徴と言えるでしょう。

参考:キャリア採用|株式会社日本設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社日本設計|エンゲージ

 NTTファシリティーズ【平均年収582万円】

NTTファシリティーズの設計・監理業務売上高は204億4,600万円で、平均年収は582万円です。通信技術を活用した、先進的なインフラ構築で評価を得ており、ビルや施設のエネルギー効率化や環境対策にも力を入れています。

高い技術力で、データセンターや病院など、安定した電力供給が不可欠な施設の設計を手掛けており、万が一の停電や災害時にも電力供給を確保する技術でも高い評価を得ています。

この他にも、スマートビルディングといった、エネルギー管理の最適化技術に強みを持っており、サステナブルな設計や環境対応型の建築ソリューションを提供しています。

参考:NTTファシリティーズ
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社NTTファシリティーズ|エンゲージ

三菱地所設計【平均年収806万円】

三菱地所設計の設計・監理業務売上高は203億5,000万円で、平均年収は806万円です。三菱地所設計は、都市開発やオフィスビルの設計に強みを持ち、丸の内や大手町などの大規模な街づくりプロジェクトを数多く手がけています。

BIMなどの先端技術を積極的に導入し、効率的で高精度な設計を実現しています。また、都市の景観や環境への配慮を重視したデザインを行っており、持続可能な都市づくりに貢献しています。

参考:キャリア採用情報|株式会社三菱地所設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社三菱地所設計|エンゲージ

梓設計【平均年収550万円】

梓設計の設計・監理業務売上高は123億6,900万円で、平均年収は550万円です。日本設計事務所の中でも、公共施設や交通インフラに強みを持つ企業で、空港や駅舎などの交通施設や学校や病院の設計で豊富な実績があります。

国内外の空港ターミナルの設計にも携わっており、安全性と利便性を重視した設計が特徴です。誰でも安心して施設が利用できるよう、エレベーターやスロープ、点字案内の導入といったバリアフリー設計にも力を入れており、社会全体に貢献する姿勢が評価されています。

参考:採用情報|株式会社梓設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社梓設計|エンゲージ

 JR東日本建築設計【平均年収612万円】

JR東日本建築設計の設計・監理業務売上高は122億5,800万円で、平均年収は612万円です。JR東日本グループの企業として、主に鉄道関連の建築設計を手掛けています。

駅舎や駅ビル、商業施設の設計で豊富な実績があり、鉄道利用者の利便性と安全性を考慮した設計が特徴です。

さらに、災害に強い施設設計やエネルギー効率の高い建築の実現に力を入れており、地域社会や鉄道インフラの持続可能性に貢献しています。

参考:キャリア採用情報|株式会社JR東日本建築設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社JR東日本建築設計|エンゲージ

久米設計【平均年収604万円】

久米設計の設計・監理業務売上高は119億5,300万円で、平均年収は604万円です。公共施設や文化施設に特化した設計に強みを持っており、美術館や図書館、劇場などの設計に多く携わっています。

機能性と美しさを両立した空間設計で高い評価を得ており、地域文化や伝統を尊重したデザインにも力を入れているのが特徴です。

例えば、地方の伝統工芸品や歴史的建築様式を反映した建物の設計を手掛けています。BIMやサステナブルデザインも積極的に採用しており、環境に優しい建築や省エネ性能を高めた設計を提供している企業です。

参考:キャリア採用|株式会社久米設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社久米設計|エンゲージ

山下設計【平均年収790万円】

山下設計の設計・監理業務売上高は83億1,400万円で、平均年収は790万円です。医療・教育施設やオフィスビルなど、さまざまな施設の設計を手掛けています。災害に強い建築や、省エネ性能を備えた建物の設計に力を入れています。

BIMや環境技術を活用したサステナブルデザインを採用しており、設計段階でのシミュレーションや効率的な資材調達によって、建築プロジェクトの効率化や環境負荷の低減を実現してきました。

参考:キャリア採用情報|株式会社山下設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社山下設計|エンゲージ

日企設計【平均年収640万円】

日企設計の設計・監理業務売上高は78億8,000万円で、平均年収は640万円です。大阪に本社のある企業で、オフィスビルや商業施設の設計に強みを持っています。

都市部の再開発プロジェクトや複合施設の設計で豊富な実績があり、機能性とデザイン性を兼ね備えた建物を設計しています。

参考:採用情報|株式会社日企設計
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:株式会社日企設計|エンゲージ

安井建築設計事務所【平均年収588万円】

安井建築設計事務所の設計・監理業務売上高は74億7,300万円で、平均年収は588万円です。商業施設や教育施設、公共施設といった幅広い分野で豊富な実績を持っています。

具体的には、有形文化財である「大阪ガスビル」や「サントリーホール」「森トラストタワー」などがあり、2024年に創立100年を迎える老舗の設計事務所です。

関連記事:建築士が活躍できる就職先|おすすめの仕事9選と選ぶコツ

参考:キャリア採用|安井建築設計事務所
参考:設計事務所ランキング(設計・監理業務売上高順)日経アーキテクチャー2023-9-14号|日経クロステック
参考:安井建築設計事務所|エンゲージ

大手設計事務所に関するよくある質問

遠くを見つめる設計士

初めて転職する場合、転職活動の進め方や自分に合った企業の選び方で悩み方もいるでしょう。人によっては今の企業でキャリアアップを目指した方が良いケースもあります。

最後は、大手設計事務所に関する7つのよくある質問を紹介します。内容を理解した上で、転職を検討してみましょう。

大手設計事務所に向いている人の特徴

大手設計事務所に向いている人の主な特徴には、以下のような内容があります。

  • ものづくりが好き
  • 責任感が強く最後までやり遂げる意志がある
  • コミュニケーションが得意
  • 流行に敏感である
  • 幅広い知識や雑学を楽しめる

大手設計事務所が扱う大規模なプロジェクトは、プロセスが複雑で多くの人が施工に関わります。途中で問題が発生しても、最後までやり遂げる責任感の強さが必要です。

また、クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションも欠かせないスキルと言えるでしょう。大手事務所では、最新の設計トレンドや技術が取り入れられることが多く、流行に敏感で新しい情報に興味を持ち続けられる人が向いています。

環境や地域文化など、幅広い知識が求められる場面も多く、雑学を楽しむ姿勢は柔軟な発想につながります。これらの特徴がある人は、大手設計事務所でのキャリア形成がスムーズに進めやすいと言えるでしょう。

関連記事:未経験者がものづくりの仕事に転職するコツ|代表的な業界や仕事内容
関連記事:建築士に必要な能力は?向いている人の特徴・求められるスキルも

大手設計事務所に向いていない人の特徴

大手設計事務所へのキャリアチェンジが向いていない人の特徴は、以下の通りです。

  • 自己主張が強すぎてチームプレーが苦手
  • プレッシャーに弱くストレス耐性が低い
  • チームワークが苦手
  • 学ぶ意欲が低い

大手設計事務所では、複数の部署や専門家と連携しながらプロジェクトを進めていくため、チームプレーが不可欠です。自己主張が強く、チームプレーが苦手な人は向いていないと言えるでしょう。

扱うプロジェクトは大規模なものが多く、大きな責任が伴います。プレッシャーに弱く、ストレス耐性に自信がない人は苦痛に感じてしまう可能性があります。

日々の業務では、積極的に最新技術が採用されるため、常に学び続けるのが苦手な人も向いていないと言えるでしょう。

設計事務所の大手5社とは?

国内には、多くの設計会社がありますが、その中でも日本を代表する大手設計事務所は以下の通りです。

  • 株式会社日建設計
  • 株式会社三菱地所設計
  • 株式会社久米設計
  • 株式会社日本設計
  • 株式会社NTTファシリティーズ

これらの大手設計事務所は、国内外で多様なプロジェクトを手掛けており、その技術力とデザイン力で高く評価されています。

日本設計や三菱地所設計は、高層ビルや都市開発に強みがあり、例えば、東京ミッドタウンや丸の内の再開発といった具体的プロジェクトを手掛けています。久米設計や日本設計は公共施設での実績が多くあります。NTTファシリティーズはインフラ設計に特化しており、各社とも高度な専門性で業界をリードする企業です。

設計事務所の最大手は?

日経クロステックが行った、建築設計事務所大手5社の知名度調査によると、1位を獲得したのは「三菱地所設計」で、企業名を知っていると回答した人の割合は23.9%でした。

次いで多かったのは、NTTファシリティーズで23.4%、3位は日建設計で14.4%という結果でした。

知名度が高いこれらの企業は、多くの大型プロジェクトを手がけており、国内だけでなく海外でも数多くの設計実績があることから、業界内外での影響力も大きいと言えます。

参考:建築設計の知名度1位は三菱地所設計でも2割強、最大手の日建設計は3位|日経クロステック

日本の3大設計事務所とは?

日本の3大設計事務所として広く知られているのは「日建設計」「三菱地所設計」「日本設計」の3社です。

日建設計は、超高層ビルや都市開発プロジェクトに強みを持ち、国内外の大規模案件に多く関わっています。三菱地所設計は、オフィスビルを中心とした商業施設や都市開発の実績が豊富です。

日本設計は、公共施設や文化設計、サステナブル建築の分野で高い評価を得ています。

 3大ゼネコンとは?

日本の3大ゼネコンとして知られるのは「清水建設」「大成建設」「鹿島建設」の3社です。清水建設は、超高層ビルや病院、商業施設の建設実績が多く、耐震技術や環境配慮の取り組みで評価されています。

大成建設は、都市開発のプロジェクトの実績が多く、特に土木工事や地価工事の分野で優れています。

鹿島建設は、大規模なインフラ整備や海外プロジェクトに積極的に取り組んでおり、港湾や道路といった土木工事で優れた技術を持っていることが特徴です。

年収の高いゼネコンはどこ?

年収の高いゼネコンとしては、スーパーゼネコンと呼ばれる日本の5大ゼネコンがあります。2023年3月末時点における各ゼネコンの平均年収は以下の通りです。

  • 大林組:1,031万6,000円
  • 鹿島建設:1,163万5,000円
  • 竹中工務店:1,009万6,000円
  • 大成建設:992万9,000円
  • 清水建設:971万6,000円

設計士として経験を積み、スーパーゼネコンの管理職や部長職に昇進すれば年収1,000万円以上を目指せます。

出典:EDINET|金融庁

大手設計事務所に転職して大規模プロジェクトに携わり実績を積み上げよう

考え事をする設計士

大手設計事務所への転職を成功させるには、専門資格を取得し自分の強みを強くアピールできるポートフォリオを作成したうえで応募するようにしましょう。

また、自分に合った企業を見つけるための、自己分析や企業リサーチも大切です。大手設計事務所は、資金力が高く経営が安定していることもあり、労働環境の改善が最も進んでいる傾向にあり、柔軟な働き方が可能です。

今回紹介した大手設計事務所を参考に、今後のキャリアプランに合った企業への転職を検討してみてください。

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工業高校・航空専門学校で「電気工事士」「危険物取扱者」「けん引免許」などの資格を取得。学校卒業後は、航空貨物を扱う会社の輸入部署にて、倉庫業や物流業に関する仕事に約8年ほど従事。転職後はカーコーティング会社でマーケティング担当として約5年間勤務。現在は自身の経験をもとに専業Webライターとして活動中。

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